戊辰・会津戦争25 戸ノ口原の戦い1
戸ノ口原の戦い1会津古城研究会長石田明夫1868年8月22日『薩軍出軍戦状』によると、西軍の薩摩藩は母成峠を出発し、猪苗代町の木地小屋で休息し、各隊は十六橋を越え戸ノ口まで進軍しています。城下では『史談会速記録』によると、22日の朝5時には、母成峠の敗戦の知らせが城内に届き、直ちに戸ノ口へ佐川官兵衛と白虎隊、奇正(勝)隊、回天隊、誠忠隊らを派遣、大寺口へは萱野権兵衛と桑名藩を派遣、背炙り峠東には西郷頼母と水戸兵を派遣することを決定します。その決定は、融通寺町にいた桑名藩兵にもすぐに伝えられました。それでも兵力が足りないことから臨時招集された敢死隊(かんしたい)がいて『懐旧談』によると、その兵力は町人農民が多く、百石で召抱えるとの約束で戦いに参加し、訓練や戦いの経験も無く、槍を持って行ったのです。城下では『若松記...戊辰・会津戦争25戸ノ口原の戦い1
2018/05/27 07:59