2球で3アウトってどうして?
先日、夏の高校野球の地方予選で、なんとも珍しい記録が起きた。 まず、最初のバッターが1球目をファール。 ところが、キャッチャーミットが当たったということで、打撃妨害で1塁へ。 ところが次のバッターが初球を打ってライナーでランナーが飛び出しダブルプレー。ここまでピッチャーは2球でツーアウト。 続くバッターも初球を打ってショートフライでチェンジ。普通ならば、3球で3アウトなのだが、野球の公式ルールでは、始めのバッターの打撃妨害は投球に数えないので、公式には投球数は2球になるそうです。 そうなんです。打撃妨害はピッチャーが投げようが、投げまいが、打とうが打とまいが、ファールでもフェアーでも、キャッチャーミットがバットに当たった瞬間、打撃妨害が成立するので、その投球の行為自体が無かったことになるからなんです。 従って、打撃妨害が2回続いて、1球でトリプルプレーになれば、理論上は1球でチェンジということもあるのです。そもそもトリプルプレーが滅多に起きないのに、さらにその前に2連続で初球に打撃妨害が発生するのは、ありえないでしょうね~。
2019/06/30 20:53