能登半島地震から一か月
松尾芭蕉草加市でしんぶん赤旗「潮流」より俳人芭蕉の「おくのほそ道」には歌枕となった主な目的地がありました。当時、松島と並ぶ景勝地といわれた秋田の象潟(きさかた)もその一つ。芭蕉は「松島は笑ふがごとく象潟はうらむがごとし」と例えましたダムで沈んだ八ッ場ダム▼かつては潟湖(せきこ)に「九十九島」が浮かんでいた象潟。しかし1804年の大地震によって湖底が隆起。いまは陸地となり、島々は田園の中に点々と見える松の茂る小丘に変わっています山々▼海底断層が集中する日本海沿岸はその後もたびたび大きな地震に見舞われてきました。近年は沿岸東部で約10年から20年間隔で甚大な被害をともなう地震が相次いでいます。その延長線上で起きたのが、今回の能登半島地震です沖縄の海岸▼石川県珠洲市の日本海に浮かんでいた名物「ゴジラ岩」。地盤の...能登半島地震から一か月
2024/01/31 10:58