読んでいる人は少ない。でも多くの人に読んでもらいたい名作。/ロジェ・マルタン・デュ・ガール著 『チボー家の人々(12)』『チボー家の人々(13)』
ロジェ・マルタン・デュ・ガール著『チボー家の人々(12)エピローグⅠ』『チボー家の人々(13)エピローグⅡ』(山内義雄訳) 『チボー家の人々』第12巻と第13巻「エピローグ」は、第一次世界大戦終結を目前とした1918年5月から始まる。「イペリット・ガス」という名の毒ガスにやられたアントワーヌは南フランスの療養所で過ごしているが、発声障害や呼吸障害が出て容体が思わしくない。そこへ、彼とジャックの育ての親「ヴェーズおばさん」が亡くなったという知らせがくる。葬式に出るため、アントワーヌは久々にパリに向かうのである。 12.エピローグⅠ 13.エピローグⅡ『チボー家の人々』第12巻と第13巻の内容をま…
2020/04/06 12:15