見ておいて損はない名作映画100選の6作目。映画:流れる
「見ておいて損はない名作映画100選」の6作目は日本映画から。 邦画というとどうしても黒澤明や小津安二郎の名が挙げられるが、名画100選の選者(夫のこと)が「日本映画を代表する名監督といえば、黒澤でもなく小津でもなく、まぎれもなく成瀬巳喜男である」と力説するので、お勧めに従って見ることにした。 私はもともと、この映画の原作である幸田文著『流れる』を読んでいた。しかし、原作よりも映画の方が私ははるかに好きだ。今回のレビューは、原作と映画の違いに焦点を当てながら進めたい。 流れる(1956/日本)監督:成瀬巳喜男出演:田中絹代/山田五十鈴/高峰秀子/杉村春子/岡田茉莉子 ざっくりとした内容 *舞台…
2018/02/21 18:28