『あんぱん』考(5)土佐弁の完了形と進行形 & 青春していた母
日本語の標準語の「〜している」。これには「完了形」(動作がもう終わってしまっている)と「進行形」(今まさに〜しているところ)の区別がない、というのはよく言われるところ。一方土佐弁にはその区別がしっかり存在します。①「完了」(〜している、〜してしまっている;have+p.p.)は、「〜しちゅう」、②「進行」(今〜しているところ;be+〜ing)は、「〜しゆう」。これが、西部の幡多弁ではまた、①′「〜しちょう」②′「〜しよう」(標準語の「〜しましょう」の「〜しよう」とは発音が違って、最後の「う」を割とハッキリ発音。)となり、ある程度年配の人の言い方では、東西共通で、①″「〜しちょる」②″「〜しよる」になるのですが、オレンジのところは話が複雑になるので置いておいて、上の赤いところだけの話にします。〜❇︎〜❇︎〜...『あんぱん』考(5)土佐弁の完了形と進行形&青春していた母
2025/04/30 13:09