店長の川田さんと駅で別れてから正幸はスマホに、この間久しぶりの兄の晃博(あきひろ)からのからかうようなラインが沢山来ていたのに気づいた! どうやら大雨の被害の事とか知ったみたい!いくつか流し読みをして、最後の「おい…返信しろ、生きてるか〜!」の文章でうんざりしてしまった正幸...
趣味で小説やイラストを投稿させていきます。
初めまして。ブログ初心者です。皆様、これから、よろしくお願いいたします。<(_ _)>
店長の川田さんと駅で別れてから正幸はスマホに、この間久しぶりの兄の晃博(あきひろ)からのからかうようなラインが沢山来ていたのに気づいた! どうやら大雨の被害の事とか知ったみたい!いくつか流し読みをして、最後の「おい…返信しろ、生きてるか〜!」の文章でうんざりしてしまった正幸...
そのまま、今日で最終日でもあり、午後の3時頃には勤務が終わり鍵を閉めると正幸は店長と一緒に汗だくで最寄りの電車の駅に店長を見送りにと向かう坂道を歩いていた。捨てる事務用品の中にまだ使えそうな小型の扇風機があり記念に貰ったのだが乾電池製じゃなくコンセント製だと気づき電気代の事...
暖炉の老人に襲われかけてから、正幸は精神もさらにまいってしまって、台所にはほとんどよりつけなくなり家では2階に引き込もる生活になった。魔力にかかったように、誰にも素直に相談できず、さすがに貯金が少なく簡単に、家から逃げられない自分を悔やんだ!(>_<) そして、バイト先はあ...
正幸が異臭と老人のそれにしばらく見入っていると、老人はやがて身体や性器をふいていた大ふきを流し台にもどしそのままゆっくりと、暖炉の中に入っていく。 ガサガサと中で物音がしていたがやがて出て行ったのか静かになった。 正幸はじっとりと身体にはりつく汗を身体に感じながら数分たって...
正幸はぐだぐた考えながらも身体が疲れている事もあり最後はしぶしぶ玄関から家の中に入る事にした。朝、家から逃げるように出てきたにも関わらずきちんと鍵をかって出て行った事を今になって冷静に思いだしながらため息をつき鍵を開けて家に入るとあの強烈な異臭が正幸の鼻をつくように襲いかか...
その日は結局まる一日停電のままコンビニの食料品は缶詰を含めてほぼ完売してしまい、残りの雑貨用品や未ふうの漫画誌等は仕入れた本社に返品する事がだいたい決まって3日以内には店を閉める事になりそうだ。蒸し暑い店内の衛生面を考えるとそれがベストかもしれない。もちろん僕も多少の飲料水...
しばらく歩いてバイトの店に近づいた時すでに外でモップの掃除をしている店長の川田さんの姿が…! そして正幸が自転車を押しながら近づくといつもの陽気な笑顔で先にあいさつをしてきた汗まみれの店長から衝撃な出来事が! 川田「おはよ〜!こっちの方すごかったみたいだね!だいぶ電車おくれ...
なんとか理性は無事に保てたのかわからないが、異臭の充満する家の中でまる2日間を無事、とうげを超える事が出来た正幸はすっかり真夏ばれに晴れた3日目の月曜日、早足で着がえてリュック1つに玄関の土間にある自転車を引き出して死に顔を見せるように出ていった。なんかもう、いろいろと玄関...
泰蔵の身体の上に踏みつけるように、のしかかって強制に接吻を強いてくる少年! 連続で光り落ちて来る雷の音を遠くに、暗い車内、唇をふさがれされるがままうめき声しか出せないでいたが、とうとう堪忍袋がきれ、こんの~!と泰蔵は力任せに少年をひっぱたいて、引き剥がそうと必死に抵抗した。...
後部座席の奥の着替えのカバンに手を伸ばした瞬間、いきなり少年が押し当ててきた唇に泰蔵はふいをつかれバランスを崩して変な体制で座席に座り込んでしまう! 一瞬、思考が飛んだように言葉が出なくなったがすぐ理性が戻り、少年から離れようともがきだした! 泰蔵「なっ・んん・・!?(は、...
おそるおそる泰蔵が一瞬だけ、ルームミラーをチラ見すると、少年のすごく冷酷な視線が暗闇にうかんだように自分を見つめてるのがわかった。 さすがに、動揺しかけたが、泰蔵はそんな様子をばれたくなく何か会話をふろうと言葉を探すがあせってすぐに出てこず、てこずってしまう・・・ナイフとか...
それからも、雨の激しい勢いで押し寄せてくる水の流れはしだいに斜め坂の下に向かって、川から独流のように強くなっていった。すでに、周りは真っ暗で人通りもない! しかも後輪が脱輪したようで、ハンドル操作も出来ずに、さすがの泰蔵もあせったのか、手に汗を握っていた。 ドアを開けて後ろ...
少年が、手を上げてこちらに合図しているのを見たらやはり職業ドライバーとしての性がのある泰蔵は止めないのもどうかと迷い少年の前までくると、しぶしぶ後ろのドアを開けた! 泰蔵(まあ、このまま無視して、会社に戻ってもよかったがな、今日はほとんど客もつかなかったから見納めにはちょう...
車を走らせて気分も穏やかにおさまりはじめていた時、突然一本の電話の着信が!泰蔵はスピードをおとしながら周りを確認する! 泰蔵「はい!( ̄o ̄)」 そして、すずしげな顔で携帯スマホに出ると、少したじたじした様子の男性事務員の声が・・・。 事務員「ああ、熊沢さん!鷲見タクシー事...
泰蔵が店内からどすどすと踏みしめるように、暴れ出てくると、空は、すっかり灰色よりもどす黒い雲が覆っていた。 まだ梅雨開け前。7月初めの、じめじめした蒸し暑い空気! 時よりちかちかと稲光もして、今にも、大粒の雨がふってきそうな様子に怒りまっくすの泰蔵はまだぶつぶつとお構いなし...
葬儀場を離れてしばらくもやもやしていた泰蔵はちょっと時間オーバーしてしまったが、昼の休憩に入る事にした。だいぶ離れた所まできて近くにちょうど良い定食屋がないかと探していると、開店祝いとおおきな垂れ幕がかかった大きな建物がみえてきた。こんな所でオープンしたのか! 今は一人暮ら...
朝からすっきりしない雲の下で、乗客を待ってるとふいに後ろに小さな人だかりが出てくるのに、気づいた。梅雨明け前には、むさ苦しい黒い服装の群れに、泰蔵(たいぞう59)は見なれた葬式であることがすぐわかる。 タクシーの基本ポジションが駅前の葬儀会場とゆうのがなんともいえない! タ...
元旦に久しぶりに書いていた「不法侵入!」の正幸と晃博兄の兄弟ですが色塗りにだいぶ遅れてしまいましたね!((+_+))この作品、夏が舞台だからこれから、銭湯とかはだかのシーンが増えそうな予感!てか正幸、お兄ちゃんの前だと瞳が結構、幼くなってる気が・・・!(-_-) いくつか小...
それからも、まる一日ラジオから流れる避難指示命令がおさまらず何回も激しい、落雷や滝のようにぼろい長屋を叩きつける雨音が、家から出られない正幸の体力と精神をきゅうちに追い込み、振り回していた。台所のスペースは白髪の老人に占領されてるから近寄りがたく正幸は最終的に階段下の玄関側...
突然の激しい雨と雷の音で2階の部屋で無力にもおろおろする事しか出来なくなってしたまった正幸! 1階に侵入している白髪のホームレスと間近に鳴り響く雷に恐怖したまま結局一睡も出来ず朝を迎えた。だが、朝になっても強い雨だけは中々上がらず、途方にくれていると、正幸はリュックの中にず...
そんな事を思っている時、ちょうどそいつが、流しの戸に手をつけてゆっくりと揺らめくように立ち上がり暗がりの中で辺りを見渡しはじめた。 動作はゆっくりなのに何故か独特な威圧感のオーラを放っているそいつに、すっかりびびってしまい、老人男がこっちに向きはじめたのと同時に正幸はいそい...
1階のジメっとした湿度とこの人の体の異臭で頭が真っ白になりながら、正幸は状況をうまくのみこめずも、のんきにこの老人とすれ違ってた日の出来事を脳裏にフラッシュバックしていた。暑い炎天下の急な坂道でたまの休みにサイクリングしようと蝉の鳴き声を聞きながら汗をかいて降りているとき下...
下からの怪しげな物音にビクッとしてしまった正幸は暗闇の部屋の中、何とか体重を背中に持たれたまま立ち上がると少しためらったが決心していやいやながら壁をつたいドアを開け暗闇の細いきしんだ木造の階段を降り始めた。 たぶん、ネコか何かだよね!林とか多いけど流石にクマとかはありえない...
電気なしの生活も今日で3日目だ。相変わらず部屋の嫌な異臭は消えなくてまいってる。部屋はほぼ真っ暗! スマホの充電は店長の川田さんに事情を話したらすんなりオッケーしてくれた! 流石に給料の前借りまでは、図々しくて言えなかった。水道とガスはいつ止まるかわからないけどどうせなら月...
この状態じゃ、時期に水道やガスも使えなくなるだろうな!かけ持ちで働くのも微妙な感じで今は中々考えられなくて!今日もだいぶへとへとに働いたせいか考える気力がうせてるせいかな! 店長の川田さん、根は良い人なんだけどちゃっかり地味にこき使ってきたりするからね!(-_-) 今日も店...
正幸が働いているコンビニは駅からちょっと離れている小さなお店で目立たないせいか日常的にあまりお客の出入りはすごく少ない。つまりバタバタする様子はほとんどなく、暇なときは眼鏡のおおらかな4,50代後半くらいの男の店長から、座って雑誌でも読んでて良いよと言われるくらい楽なのだ。...
長屋に住みだして数週間バイトと行き来していたが日によってその部屋の違和感が不快なものに増していった。 正幸「なんなんだよ、これ!Σ(`~´)」 最初はあまり気にしていなかったけど、その日、正幸(まさあき)が日暮れ近くに、疲れて家に入った時、ふいに何かが居るような気配が!そし...
通信大学を卒業した青年、正幸(まさあき)は、特にやりたいことが見つからず就職先も決まらず卒業してしまったため2年ぐらいだらだらと25まで実家で過ごしていて、しびれをきらした両親に強引に自立させる感じに追い出されてしまう。近所に恥ずかしいからと少し離れた地域でコンビニバイトを...
そのまま修羅場になりもつれ合ってるうちに折りたたみベッドが倒れ、ふざけてのっかり暴れる太一! 学もだいぶしびれをきらし取っ組み合いのような感じになってしまい、お互い団地の外にもれるくらいの汚い暴言の、ののしりあいオンパレードです!(-_-) 学「お前ほんといい加減にしろって...
学の部屋に走ってきた太一は、散らかってる服の上をなおも、お構いなしに踏み歩いて、そして、はしによけて立てていた母が使ってる、マット式の青い折りたたみベッドをいたずらに、引っ張り出しそのまま開こうとした。 もちろん、あわてて太一を追いかけてきた、学は太一をやめさせようと必死だ...
学「ああ、もお〜!うっざい!ヽ(`Д´#)ノ」 堪忍袋の尾がきれかかった学が台所に向うと開いていた小窓からジャンプしながら覗いている太一と皮肉にも目があってしまった。 太一、学を見つけるとさらに大声でからかいはじめた。 太一「おっ、引きこもり来やがった!いつまで寝とんだてお...
翌朝、学の顔に朝日のぬくもりが差し込む頃、忙しく鳴らされるインタホンに叩き起こされた。 学「ええ?なんだよ!Σ(゚Д゚)お父さんは?(◎_◎;)」 飛び起きるように、身体を起こした学! 後ろの時計をみると既に8時半をまわっていて、とっくに、出勤している時刻だった。ピンポン、...
引きこもりの種類は、大体、大きく分けると3つある! 押し入れ型、室内型、アウトドア派型。 まず、押入れ型は、ひと目をさけ押し入れなどの狭い空間をこのんで、人によっては、誰かに命を狙われているとか、被害妄想にちかい行動にでる者もいる。その場合被害妄想型とも呼ばれ、1番重症的な...
不快な気分のまま横になってからすっかりうたた寝してしまった、学! それからさらに、時間が立ち外もほぼ真っ暗になったころ玄関からのかすかな物音が…。どうやら父親の勝義(まさよし59)が帰ってきたようだ。 しばらくがさごして、学のいる奥の部屋のふすまが開けられて…! 勝義「なん...
急いで、部屋に飛び込んでしばらくすると、学はすっかり死神に魂を抜かれたようにぐったりしてしまった。 太一とはちあわせして無駄なエネルギーを使ったのが原因か、台所にこもった空気の入れ替えで窓を開けて、椅子にこしかけてから上の空で動く気力も奪われていた。 学「あいつのせいでせっ...
清掃業の父親の収入だけじゃたりないのかな?あれこれ回らない頭で考えていたら、すぐにエレベーターが降りてきて、すごすご太一と一緒に乗り込んだ。扉が閉まり密室になると汗臭いというか独特な体臭が太一から匂ってきた。お風呂にはちゃんと入っているのか太一のそばにいるといつもこの香りが...
夕風の余韻に浸って自分の住んでいる8棟に入って細い廊下を歩いていたら、正面の方の入り口の方からも誰か入ってきて、学は眉をひそめた。人見知りもあったし出来れば棟内でも人と触れあうのは好きじゃなかった。でも入ってきた子柄のやつは、学がもっとも会いたくない、中1の太一だった。太一...
不快な気分のまま横になってからすっかりうたた寝してしまった、学! それからさらに、時間が立ち外もほぼ真っ暗になったころ玄関からのかすかな物音が…。どうやら父親の勝義(まさよし59)が帰ってきたようだ。 しばらくがさごして、学のいる奥の部屋のふすまが開けられて…! 勝義「なん...
茜色に染まる時刻!背の高い沢山の団地が並ぶ、すき間から優しい光りと共に吹いてくる心地よい風が好きだ!空気にのって何処かの部屋でご飯を炊く温かい香りが1日に降り積もった疲れを癒やしてくれる。そのまま疲れを風にのせて、何処か遠くの空のかなたまで運んで、くちどけのよいあたたかいオ...
麻斗がトイレが我慢できずつい川辺でおしっこをしようとしたタイミング悪く、会いたくなかった学生の不良が麻斗に声をかけ、近づいてきた。血相かえて迫ってくる不良はすごく日焼けして威圧感があり、麻斗はすぐに恐怖を感じてしまった。 麻斗「い、いや…あのすいません!」 不良「はあ?お前...
頑張ってとった魚はほとんどバケツから飛び出て全滅してしまいやり場のない恨みと落ち込みで愕然としていた麻斗。大きく立ち直れないほどのため息が漏れてしまった。 だけど炎天下の下、虚ろな目で川辺に目を向けた時、なぜか沢山の魚がこちらに押し寄せているのがみえた。 麻斗はしばらく状況...
心地よい風が麻斗を包み込んでくれてしばらく浸っていたが、やがて決心したように腰を上げて川原に戻る事にした。再び木々を抜け草の堤防既に来るとやはりうんざりするくらいのゆだるくらいの日差しが待っていた!既に川辺では釣り糸をたらしたさっきの学生たちが座り込んでいた。麻斗がばけつを...
邪魔者って、僕の事?予想外に聞こえてきた学生の言葉にフリーズしかけた麻斗だったけど、脱水寸前でフラフラの今の麻斗の状況から冷静に判断する能力が出来なかった。それでも嫌悪感を感じるだけの理性は少なからず、残っていたのか冷やかしてきた学生を避けるように、浅い川を渡ると、情けなく...
魚とりを始めてから、2時間近く過ぎたころ!流石に水中を長い時間走り回っていると、一気にバテるのか、麻斗もへとへとで砂利道に上がって息を荒げて座り込んだ!おまけにこの炎天下。だいぶ体力が消費しているはずだ。 カエルやオタマジャクシ、モロコなど小さな生き物が水草のしげみあたりを...
自転車を適当に停めて小走りに堤防を降りてきた麻斗。お父さんと車でよく来るお気に入りの場所!両手にたもとバケツは忘れずに浅めの水に足をいれるとめっちゃぬるま湯だった!おまけに太陽に照りつける日がしばらく続いたせいか、水底のじゃりの石に藻がはっていて、ズルッとぞうりがすべって転...
7月の後半、夏休みが始まると麻斗は、午前中に宿題を適当にすませ、魚取り用のたもにバケツを自転車に待たがり午後は河原に行く日課に決めていたのだ。勉強嫌いで両親に何かと理由をつけて塾に行っていないので、夏休みはほとんど暇のかたまりのようなものだった。20分かけて河原の橋を自転車...
ちょっと人見知り気質のある麻斗(あさと)は魚取りが大好き!今年5年生に進級したこともあり、普段は父と車で来ていた河原にひとり立ちしてみたいと思ってか、夏休みに入ると、ひとりで自転車に乗って川にいくようになる!
7月の第4、土曜、日曜毎年行われるお祭りです! なぜか、突然高2で自主退学をしてしまった少年、陽介がイタチの相棒、ウイスキーと一緒に電車で津島の天王川公園にやってきました!ウイスキーとゆう名前は陽介の父がお酒が好きで、たまたま買ってきた細長居ウイスキーのガラスびんがこのイタ...
夕暮れ時の公園!公衆トイレの壁に描かれた落書き!俺の汚れた日常とまどろむように心が汚物のように染まっていく!
哀しい瞳の奥に沈む、魔性の企み! ちょっと大人びた中学1年になるいじめっ子のハーフの少年の物語! シリーズで描くにはエッチの内容面が強くなってしまいそうで抵抗が出てきそうですが、チャレンジしたいテーマでもあります。イラスト小説風ではなくて、イラスト集の紙芝居のように描いてい...
龍太「てな感じで、その後救急車が来るわ、他の先生やみんなに攻められるわ、俺がめっちゃ可愛そうだったわけよ!」 小百合、苛立ちのまま、呆れ果てて! 小百合「どこがよ!あんたが主犯で乗り気だったんなら、攻められて当然でしょうが!( ⊳Д⊲#)バケツ水入れたまま頭にぶち当てるなん...
なんだかんだ小百合にぶちぶち嫌味を言われながら耐えるように自宅の長屋に一緒に帰ってきた龍太だったがここでもまだアクシデントが続いてしまう! 家にはまだお母さんは帰って来ていなかった。 小百合 「ちょっとお母さん、まだ帰ってきてないの?ポストに鍵も入れといてくれてないし入れな...
神社から臨時収入?を得た龍太はその足で日暮れの坂道を駆け上ると商店街の端の角にある小さな本屋に向かった。 龍太 「一度新品で買って見たかったんだあ~!」 龍太は何だか感動気味に週刊誌の一冊少年ゾンビを手に取り、レジのおっとりとしたおじさんにお金を払うとすぐに店を出てきた。が...
カラスとのハプニングで物置小屋の上から飛びおとされるように地面に尻もちをついた龍太!なんとかお尻に激痛を感じながらも大事には至らなかった! 龍太 「くっそー、まじでいってえなあ〜!(# ゚Д゚)バカカラスめ!獣の分際で人間様に歯向かってんじゃねえぞボケナスが!今度来たらぜっ...
今朝、俺のクラスの担任が救急車で運ばれた! 人生ついてねえ日ってほんとついてねんだなあ〜! 昼下がりの神社の物置の上でくつろぎぼやいている龍太!龍太の憩いの場だ!不機嫌な顔してブツブツいっている彼ね様子を雀たちがちらちらと木々から伺っている。 龍太 「なんでだろうな!あれ、...
なんだか急にいつも暗い話しや絵ばかりだったから思いっきり家族のドタバタコメディを描いてみたくなりました!なんとなく描いたけどこんな感じのキャラクターが浮かびました!高校1年生の小百合(さゆり)と小学3年生の悪ガキの龍太(りょうた)の姉弟です。 龍太 俺の家は年の離れた姉ちゃ...
それからもずっと善治からこぼしたビールを目の敵にするみたいにひかるがすることなすことかまってきた! いつもの事だと相手してたら疲れるとわかっていたひかるは床に散らばったもやしをすばやく手づかみで処理すると、流しにある皿をささっと洗ってこの場を去ろうとした! だが、善治はお酒...
すっかりビールで出来上がった顔をしてふらふらと立ち上がりこちらに詰め寄ってきた善治。 ひかるはばつが悪そうに目をそらそうとすると! 正善「おまえも子供だからって大人の付き合いぐらい出来なあかんぞ〜!ひねくれた座敷わらしみたいな顔しやがって!ひっく!」 嫌味たらしく正善の目が...
つばめ近所であんまりみなくなったなあ〜!なんだかつばめってとびうおに似てる気がする!(*^_^*)
桜の花びら、好きだね〜!(*^_^*)
4月はやっぱり桜の背景がイメージ強いかな!
こういうのってショタに入るのかな! 中学になると部活の上下(先輩)関係が難しくなるみたいですね!そうじゃない学校もあるみたいだけど!小柄の智賢(とものり)は要領が悪くて野球部でパシリで球拾いばかりしていたけど、誰か気にかけてくれた先生がいたのか、アドバイスで部活を替わったら...
川の中におちてしまったボールまで拾わされてしまっています。先輩たちからパシリにされてる様子!4月でもまだ肌寒い夕方!少し発達障害のある小柄な男の子です!
言いたい放題言われながらも、なんとかひかるはフライパンで肉やもやしを炒めおわると、流しにある適当な皿に無造作に盛り付けた! 正義「ちゃちゃっとやれ!せっかくのもんが冷めるだろ〜!(# ゚Д゚)」 正義の嫌味はつづく! そしてさり気なくそのままひかるから皿を奪い取るように持っ...
スポーツ苦手だけどユニフォームとか好きなんだよね!
義理父の善治に仕事から帰ってくるなり晩飯をつくるよう強要された、ひかる!だか冷蔵庫にはほとんど食べる物か見当たらなく、善治がシャワーを浴びてるすきにと目に入った、台所の机に置いてあった財布で急いて近くに買い物に行こうかと考えた! けど5分もたたないうちに善治は風呂場から出て...
ひかる(義理の父の善治(よしはる)は機械の部品等の梱包仕事の工場勤めをしています。今年で49才。それまで疲れた顔なんてほとんど見た事がなかった父だったけど、お母さんと離婚したせいか何かとビールやお酒をやたらと買うようになり、いつも不満げに帰ってくる!だけど疲れの原因はたぶん...
つり目の男の子!なんだか、児童虐待に近い内容の話しや絵が僕の書いてるものに多い気がする!病んでるのかな!(-_-) 「とげのある華!」 ひかる(小3に上がってすぐのころ、お母さんとお父さんが離婚した。突然の事で頭が真っ白だったけど理由は僕がお父さんの子じゃなくて知らない誰か...
こう太も久しぶりです! こう太「ここの橋、友達を待つには、あまり適さない場所だな…!嫌な視線、感じる!」
結局女子たちが出るまで我慢出来ず30分近くで、ギブアップで、お風呂に別の誰かが入ってきたすきをみて上がってふらふら!意識がもうろうとしてタオルで前を隠すのに精いっぱいで恥ずかしいとかの感情はとっくに薄れていた。 どさくさに素早くサウナ室から湯気のごとく着替え室に走り身体を洗...
小4の夏休みがはじまって、久しぶりに母ちゃんと一緒に銭湯に来たら、流れで女風呂に入ってしまい、学校の(小4)同級生がきて慌ててサウナ室に逃げ込んだのはいいけどなかなか出れなくなってしまった。背が低いからかまわず入ったのが間違いだった!恥ずかしい~!なんかの修行してるみたいじ...
久しぶりなのにソアラは今、花粉症真っ最中みたいです! 直樹「花粉症だとやっぱりつらいよね〜!せっかく散歩に出てきたけど、おうち帰ろうか!」 ソアラ「なあ〜〜〜!くしゅん…!。゚(゚´Д`゚)゚。」
アーモンドの瞳ってシンプルな感じする。人の目ってだいたいこの形だよね!
なんだか月が近過ぎるかな!二重まぶたの人や学ランの制服ってなんだか好きなんだよね!
父の相手の女にいきなり足をヒールのかかとで踏まれて一瞬激痛を感じていた絵理香!返す言葉も失いエレベーターの鏡にうつった2人の後ろ姿が視界に入るとさらに唖然と声さえ出せなくなった。力が抜けたように振り向いて背後の壁にドンと寄りかかるとさっき止まっていた、セミが驚いたように、ジ...
学校がはじまってから疲れると、絵理香は夏休みの修了式の日にあった出来事がフラッシュバックするように何度もよみがえってくる。父が家から出ていった最後にみた日。母からの離婚届けの書類を取りに来たのだと思う。若い香水がきつい女性と仲良さげに腕を組んでエレベーターから降りてきた父に...
それからも毎日、学校から家に帰ったら双子のめんどうの日々、クラスの友達だった子たちは中学受験とか塾通いが多くて授業中居眠りの絵理香は孤立気味になってきていた。6年生の二学期にはいっても塾にも行く暇もなくこのまま公立の中学でいいやと開き直って先生やみんなから心配されても笑顔で...
オリジナル小説「ソアラの瞳は何色ですか!」の表紙絵ように描いたものです。 朝からはしゃぎすぎたピクニック。 気づけばいつのまにか日が沈んでいるけど自然に囲まれて、ふたりは気分上昇。初めて新鮮な森林の空気に触れたソアラは喜びを隠せない様子です。直樹も初めて友達になったソアラと...
オリジナル小説「ソアラの瞳は何色ですか!」の表紙絵ように描いたものです。 コアラのお父さんと白い犬のお母さんの間に生まれたソアラ。 離婚した父の職場の研究室から不登校の息子の直樹へプレゼントとして送られてきた、珍獣ソアラ。 新しい家族としてソアラが家に来てから表情がだいぶ明...
オリジナル小説「ソアラの瞳は何色ですか!?」の表紙絵ように描いたものです。 ソアラがステッキで帽子をたたくとポンと背景が帽子柄の星空に・・・。 ハロウィンも終わり千秋楽で三段カボチャ。 ソアラの頭に現れた振り子のお花が左右に揺れてお花のおめめの三つめのかぼちゃの出来上がりで...
オリジナル小説「ソアラの瞳は何色ですか!?」の表紙絵ように描いたものです。 久しぶりにソアラです。 かぼちゃの中にはお菓子がいっぱい詰まっています! ソアラ「なあ~~~!(*^▽^*)」(喜びの雄叫びです。)
どんなに喚き散らしてもベッドの中で最後には2人とも泣き疲れてどろのように眠ってしまう。双子は同時に泣いて同時に眠って夢をみると聞いた事あるけどこの子たちはバラバラな事が多いみたいだから夢も別々かな?泣いて鼻詰まりのせいか2人とも寝息だけはズズーって一緒だった。そんな風に想像...
絵理香 「はいはい、あんたもおしま〜い!双子ってほんとミルク半分づつで楽だわ〜!」 山太 「ああ〜!あああ〜〜〜ん!(ノД`)シクシク」 山太も海斗も満足にミルクがもらえなかった事にそろって激しくジダンダを踏むように、わめき散らした。からの哺乳瓶をふりながら、どさくさに海斗...
海斗が哺乳瓶を夢中で吸ってる間、絵理香は横でわめいている山太を抱き上げ横の机においてズボンをまくって、オムツ確認をした。 「あんま、汚れてないな〜!」と独り言をつぶやくとそのまま上げ直し、タイミングよくちょうど真ん中ぐらいまで飲みほしていた、海斗の哺乳瓶を「はい、あんたはそ...
30分以上立ちだいぶミルクも冷めてきたころ絵理香は宿題途中で面倒くさそうな顔でやってきた。 絵理香「ほら冷めたよ。あんたら、ほんときたない顔でなくよね〜!」 泣き疲れて捕まり立ちしていた海斗のほうに絵理香は床の上にあった哺乳瓶を拾い上げて渡してやった。海斗は両手ですぐにつか...
はいはいするようになってから双子はさらにはしゃぎ声とミルクのおねだりの行動がひどくなってきた。動くとお腹をすかせるから絵理香はなるべく双子をベッドから出さないようにしていた。母は家では仕事で疲れて寝ている事が多いので昼過ぎに学校から帰ってきてから夏休みのえんちょうのように双...
10月も間近になってきたこの頃、絵理香は身体にどっと疲れがおしよせてきた。ずっと双子の夜泣きで不眠も合わせて食欲もほとんどなかったため、2キロくらい体重がおちてきた感覚を母から指摘されて最近ようやくきづいた。夏の暑さがへってきて少し肩の荷がおりた感じもしたが、それでも成長し...
9月もなかばになり双子の6ヶ月近くになった赤ちゃんの表情もしっかりとしてきた。保育園のバザーで安売りで買った上下お揃いのパジャマの色から今まで育児で疲れて名前を考えていなかったことに気づいた絵理香はみどりとブルーのパジャマを着せた時に山太(さんた)と海斗(かいと)と何気につ...
なんとか夏休みも終わり絵理香は昼間は学校に行きはじめたから家で双子の面倒はしばらくおわずけ、と言う訳にもいかず夜勤疲れで眠っている母とバトンタッチな感じで引き続き家に帰ると双子のお世話をするはめになる。台所のテーブルの椅子に腰掛けて眠っていた母の楓(かえで)を絵理香は優しく...
明け方はいつも窓を開けると心地良い風が入ってくるんだけど双子の汚れたパジャマ洗いのせいでか朝っぱらから蒸し暑かった。双子のパジャマの余分な買い物はしてなくていつも乾くまでタオルを服がわりにくるんでいた。午前中は毎日クーラーも一度止めて空気の入れ換えだけどさすがに何かをした後...
タライが小さくて2人ともまとめて放り込めなかったから先に終わったこの子はベランダの窓辺に放置っと!(*´ڡ`●) 残ったタライの水で双子の服を石鹸で洗い終わる頃はもう夜明けで空が白みはじめる。青よりも濃い青が暗闇に浮かび上がってお月さまが巨大にみえた。泣きさけぶ赤ん坊を見な...
絵理香「あんたたちほんとうざすぎ!(# ゚Д゚)」そのまま頭に来た絵理香は双子を明け方そうそう風呂場のタライに放り込むと泣き叫ぶ赤ん坊に容赦なく冷水シャワーをふきかけた!オギャアー!赤ん坊の悲鳴は虚しくも水音と共に排水口の穴のほうにと吸い込まれていった。
深夜の3時半まわる頃、絵理香は流石に眠気がピークに差し掛かり双子のオムツ確認だけ素早く済ませようと一人の紙おむつに手をかけた。だが時既に遅くオムツはおろか、ベビー服までびしょびしょだった。しかもうんちまでしっかりしみこんでいて、鼻につく匂いも独特だった。押入れの中がよっぽど...
絵理香 それに今日は水曜日でお隣さんが居るらしくさっきからこの子らの泣き声でしきりに壁ドンしてくる。いつもはお婆ちゃんがひとりで暮らしてるみたいで耳も遠いのか何も言われる事はなかったから安心してたんだけど…寮暮らしで働いている息子さんが週に一度帰って来るらしいの。廊下ですれ...
絵理香 泣いてばかりいる子はミルクおわづけだよ〜!深夜じゃうるさいから押入れね!赤ちゃん霊感強いってほんとかな〜!あんたたちと毎日いるとわたしサイコパスになりそうだわ!
恵梨香 双子が来てから私はほとんど毎日家で1日過ごす日が多くなった気がする。私が怒らないのをいい事にこの子たちはわがままにわめき放題!昼間はお母さんいるけど夜勤疲れで眠ってる。私は常に笑ってるだけの人形になってしまったみたい!
そして母が夜勤のある曜日はほとんど、双子の夜泣きに叩き起こされる絵理香はまるでモンスターにでも取り憑かれたような、荒々しい精神が心の奥で目がかっと開くように育って行く気配をしみじみ感じていた。
絵理香が双子の子育てで疲れて行くたびに毎晩夢の中では間逆にゴージャスな世界に浸って行く自分を感じる。裕福なお洋服に身を包んで笑顔が絶えないような優しい世界。そして安堵な安らかな笑みを浮かべる瞬間、赤子たちの泣き声に現実へと引き戻されるのです。(-_-)
絵理香 「母たちが離婚してからいろいろあったけどベビーベッドとかは母が以前結婚前働いていた保育園に事情を話して運良く使っていない古いベッドを譲ってもらえる事になった。双子にはちょっと小さい気がしたから、この子たち別にダンボールでもよかったんじゃない?と泣きさけぶ双子を横目に...
近所に住んでいるワンちゃんのサブレは絵理香の仲良し!この日は飼い主の人が用事で1日家(住宅)で預かる事に!無駄吠えをあまりしないからいつも家にあげても周りの住民からは誰にも気づかれないんだ。内緒で部屋に入れると怖がりの双子たちがパニクる様子がいたずら心に絵理香はいつも楽しん...
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そのまま、今日で最終日でもあり、午後の3時頃には勤務が終わり鍵を閉めると正幸は店長と一緒に汗だくで最寄りの電車の駅に店長を見送りにと向かう坂道を歩いていた。捨てる事務用品の中にまだ使えそうな小型の扇風機があり記念に貰ったのだが乾電池製じゃなくコンセント製だと気づき電気代の事...
暖炉の老人に襲われかけてから、正幸は精神もさらにまいってしまって、台所にはほとんどよりつけなくなり家では2階に引き込もる生活になった。魔力にかかったように、誰にも素直に相談できず、さすがに貯金が少なく簡単に、家から逃げられない自分を悔やんだ!(>_<) そして、バイト先はあ...
正幸が異臭と老人のそれにしばらく見入っていると、老人はやがて身体や性器をふいていた大ふきを流し台にもどしそのままゆっくりと、暖炉の中に入っていく。 ガサガサと中で物音がしていたがやがて出て行ったのか静かになった。 正幸はじっとりと身体にはりつく汗を身体に感じながら数分たって...
正幸はぐだぐた考えながらも身体が疲れている事もあり最後はしぶしぶ玄関から家の中に入る事にした。朝、家から逃げるように出てきたにも関わらずきちんと鍵をかって出て行った事を今になって冷静に思いだしながらため息をつき鍵を開けて家に入るとあの強烈な異臭が正幸の鼻をつくように襲いかか...
その日は結局まる一日停電のままコンビニの食料品は缶詰を含めてほぼ完売してしまい、残りの雑貨用品や未ふうの漫画誌等は仕入れた本社に返品する事がだいたい決まって3日以内には店を閉める事になりそうだ。蒸し暑い店内の衛生面を考えるとそれがベストかもしれない。もちろん僕も多少の飲料水...
しばらく歩いてバイトの店に近づいた時すでに外でモップの掃除をしている店長の川田さんの姿が…! そして正幸が自転車を押しながら近づくといつもの陽気な笑顔で先にあいさつをしてきた汗まみれの店長から衝撃な出来事が! 川田「おはよ〜!こっちの方すごかったみたいだね!だいぶ電車おくれ...
なんとか理性は無事に保てたのかわからないが、異臭の充満する家の中でまる2日間を無事、とうげを超える事が出来た正幸はすっかり真夏ばれに晴れた3日目の月曜日、早足で着がえてリュック1つに玄関の土間にある自転車を引き出して死に顔を見せるように出ていった。なんかもう、いろいろと玄関...
泰蔵の身体の上に踏みつけるように、のしかかって強制に接吻を強いてくる少年! 連続で光り落ちて来る雷の音を遠くに、暗い車内、唇をふさがれされるがままうめき声しか出せないでいたが、とうとう堪忍袋がきれ、こんの~!と泰蔵は力任せに少年をひっぱたいて、引き剥がそうと必死に抵抗した。...
後部座席の奥の着替えのカバンに手を伸ばした瞬間、いきなり少年が押し当ててきた唇に泰蔵はふいをつかれバランスを崩して変な体制で座席に座り込んでしまう! 一瞬、思考が飛んだように言葉が出なくなったがすぐ理性が戻り、少年から離れようともがきだした! 泰蔵「なっ・んん・・!?(は、...
おそるおそる泰蔵が一瞬だけ、ルームミラーをチラ見すると、少年のすごく冷酷な視線が暗闇にうかんだように自分を見つめてるのがわかった。 さすがに、動揺しかけたが、泰蔵はそんな様子をばれたくなく何か会話をふろうと言葉を探すがあせってすぐに出てこず、てこずってしまう・・・ナイフとか...
それからも、雨の激しい勢いで押し寄せてくる水の流れはしだいに斜め坂の下に向かって、川から独流のように強くなっていった。すでに、周りは真っ暗で人通りもない! しかも後輪が脱輪したようで、ハンドル操作も出来ずに、さすがの泰蔵もあせったのか、手に汗を握っていた。 ドアを開けて後ろ...
少年が、手を上げてこちらに合図しているのを見たらやはり職業ドライバーとしての性がのある泰蔵は止めないのもどうかと迷い少年の前までくると、しぶしぶ後ろのドアを開けた! 泰蔵(まあ、このまま無視して、会社に戻ってもよかったがな、今日はほとんど客もつかなかったから見納めにはちょう...
車を走らせて気分も穏やかにおさまりはじめていた時、突然一本の電話の着信が!泰蔵はスピードをおとしながら周りを確認する! 泰蔵「はい!( ̄o ̄)」 そして、すずしげな顔で携帯スマホに出ると、少したじたじした様子の男性事務員の声が・・・。 事務員「ああ、熊沢さん!鷲見タクシー事...
泰蔵が店内からどすどすと踏みしめるように、暴れ出てくると、空は、すっかり灰色よりもどす黒い雲が覆っていた。 まだ梅雨開け前。7月初めの、じめじめした蒸し暑い空気! 時よりちかちかと稲光もして、今にも、大粒の雨がふってきそうな様子に怒りまっくすの泰蔵はまだぶつぶつとお構いなし...
葬儀場を離れてしばらくもやもやしていた泰蔵はちょっと時間オーバーしてしまったが、昼の休憩に入る事にした。だいぶ離れた所まできて近くにちょうど良い定食屋がないかと探していると、開店祝いとおおきな垂れ幕がかかった大きな建物がみえてきた。こんな所でオープンしたのか! 今は一人暮ら...
朝からすっきりしない雲の下で、乗客を待ってるとふいに後ろに小さな人だかりが出てくるのに、気づいた。梅雨明け前には、むさ苦しい黒い服装の群れに、泰蔵(たいぞう59)は見なれた葬式であることがすぐわかる。 タクシーの基本ポジションが駅前の葬儀会場とゆうのがなんともいえない! タ...
元旦に久しぶりに書いていた「不法侵入!」の正幸と晃博兄の兄弟ですが色塗りにだいぶ遅れてしまいましたね!((+_+))この作品、夏が舞台だからこれから、銭湯とかはだかのシーンが増えそうな予感!てか正幸、お兄ちゃんの前だと瞳が結構、幼くなってる気が・・・!(-_-) いくつか小...
それからも、まる一日ラジオから流れる避難指示命令がおさまらず何回も激しい、落雷や滝のようにぼろい長屋を叩きつける雨音が、家から出られない正幸の体力と精神をきゅうちに追い込み、振り回していた。台所のスペースは白髪の老人に占領されてるから近寄りがたく正幸は最終的に階段下の玄関側...
突然の激しい雨と雷の音で2階の部屋で無力にもおろおろする事しか出来なくなってしたまった正幸! 1階に侵入している白髪のホームレスと間近に鳴り響く雷に恐怖したまま結局一睡も出来ず朝を迎えた。だが、朝になっても強い雨だけは中々上がらず、途方にくれていると、正幸はリュックの中にず...
正幸はぐだぐた考えながらも身体が疲れている事もあり最後はしぶしぶ玄関から家の中に入る事にした。朝、家から逃げるように出てきたにも関わらずきちんと鍵をかって出て行った事を今になって冷静に思いだしながらため息をつき鍵を開けて家に入るとあの強烈な異臭が正幸の鼻をつくように襲いかか...
その日は結局まる一日停電のままコンビニの食料品は缶詰を含めてほぼ完売してしまい、残りの雑貨用品や未ふうの漫画誌等は仕入れた本社に返品する事がだいたい決まって3日以内には店を閉める事になりそうだ。蒸し暑い店内の衛生面を考えるとそれがベストかもしれない。もちろん僕も多少の飲料水...
しばらく歩いてバイトの店に近づいた時すでに外でモップの掃除をしている店長の川田さんの姿が…! そして正幸が自転車を押しながら近づくといつもの陽気な笑顔で先にあいさつをしてきた汗まみれの店長から衝撃な出来事が! 川田「おはよ〜!こっちの方すごかったみたいだね!だいぶ電車おくれ...
なんとか理性は無事に保てたのかわからないが、異臭の充満する家の中でまる2日間を無事、とうげを超える事が出来た正幸はすっかり真夏ばれに晴れた3日目の月曜日、早足で着がえてリュック1つに玄関の土間にある自転車を引き出して死に顔を見せるように出ていった。なんかもう、いろいろと玄関...
泰蔵の身体の上に踏みつけるように、のしかかって強制に接吻を強いてくる少年! 連続で光り落ちて来る雷の音を遠くに、暗い車内、唇をふさがれされるがままうめき声しか出せないでいたが、とうとう堪忍袋がきれ、こんの~!と泰蔵は力任せに少年をひっぱたいて、引き剥がそうと必死に抵抗した。...
後部座席の奥の着替えのカバンに手を伸ばした瞬間、いきなり少年が押し当ててきた唇に泰蔵はふいをつかれバランスを崩して変な体制で座席に座り込んでしまう! 一瞬、思考が飛んだように言葉が出なくなったがすぐ理性が戻り、少年から離れようともがきだした! 泰蔵「なっ・んん・・!?(は、...
おそるおそる泰蔵が一瞬だけ、ルームミラーをチラ見すると、少年のすごく冷酷な視線が暗闇にうかんだように自分を見つめてるのがわかった。 さすがに、動揺しかけたが、泰蔵はそんな様子をばれたくなく何か会話をふろうと言葉を探すがあせってすぐに出てこず、てこずってしまう・・・ナイフとか...