【舞臺「ジャンヌ・ダルク」雜感】
【舞臺「ジャンヌ・ダルク」雜感】主演の清原果耶さん始め、女優陣、俳優陣は熱演でした。清原さんと云へば、「透明なゆりかご」や「おかえりモネ」のやうな靜かな演戲の印象が強いと云ふ人達が多いでせうし、ドラマや映畫に於けるクローズアップにて、涙の演戲が生きるとも云へます。今囘は初舞臺での初主演との事で、ドラマや映畫とは表現の手段が異なります。然し、聲もよく出てゐたし、よく動けてゐました。殺陣と云ふ觀點では、時代劇ドラマ「螢草」での清原果耶さんを思ひ出す事も出來ました。戲曲に關しては、之は勿論、女優さんのせゐではないのですが、大略(と云ふのも臺詞をメモしてゐない爲)、「之も私のエゴなのか。私の役目も戴冠式迄なのか」と云ふやうなジャンヌの臺詞があり、之は如何にも説明的過ぎます。之がB・ショーの戲曲であれば、ジャンヌに...【舞臺「ジャンヌ・ダルク」雜感】
2023/11/29 10:04