オキザリス スプリングチャームオレンジは、カタバミ科カタバミ属の球根植物で、南アメリカ原産です。 花径4~5㎝のオキザリスとしては大きな花で、花色はオレンジ、中心が黄色です。 花は天気が良いと開き、雨や曇りの日には閉じています。 開花期は10~4月です。 草丈は10~20㎝で、葉はクローバーにそっくりの形をしています。 暑さ、寒さに強いです。 日当たりと、水はけの良い場所を好みます。 5~8月にかけて地上部は枯れて、休眠します。
オキザリス スプリングチャームオレンジは、カタバミ科カタバミ属の球根植物で、南アメリカ原産です。 花径4~5㎝のオキザリスとしては大きな花で、花色はオレンジ、中心が黄色です。 花は天気が良いと開き、雨や曇りの日には閉じています。 開花期は10~4月です。 草丈は10~20㎝で、葉はクローバーにそっくりの形をしています。 暑さ、寒さに強いです。 日当たりと、水はけの良い場所を好みます。 5~8月にかけて地上部は枯れて、休眠します。
トリフォニウム イエローリボンは、マメ科トリフォニウム属の一・二年草で、原産地はヨーロッパです。 クローバーの仲間で、トリフォニウムの名称は、小葉が3枚あることに由来します。 身近なものには、シロツメグサがあります。 イエローリボンは小ぶりの黄緑色の葉で、ふんわりとした柔らかな感じの葉や茎が、可愛らしい品種です。 花は黄色のポンポン咲きで、開花期は4~6月、9~10月です。 草丈は20~50㎝です。 暑さ、寒さに強いです。 日当たりと、水はけ、風通しの良い場所を好みます。 多湿は苦手です。 こぼれ種で良く増えます。
セダムは世界中に分布し、形態は多様で、ロゼット状に葉を広げるものや、ぷっくらとした葉を持つもの、小さな葉で群生するものなど、様々なバリエーションがあります。 小さな葉が密生するものは、草丈が低く、地面を這う様に広がって行くので、グランドカバーに適しています。 暑さ、寒さ、乾燥に強く、丈夫で育て易いです。 日当たりと、風通しの良い場所を好みます。 生育型は春秋型です。 寒い時期には紅葉します。 アクレ そよ風の天使 パープルヘイズ ヒレブランディ ファロフォーム フクリン万年草 黄金万年草 新玉つづり 虹の玉
ペラルゴニウムは、南アフリカ原産のグランディフロルムやククラタムなどを交配し、改良した品種です。 花色は赤、オレンジ、白、ピンク、紫、複色と豊富で、株いっぱいに花が咲き、華やかな雰囲気があります。 また、葉の臭いも漢方薬のような香りで、ゼラニウムの魚臭のような臭さはありません。 草丈は20~80㎝で、こんもりと茂ります。 挿し芽で簡単に増えるので、どんどん増やし、庭が鉢だらけになったことがあります。 ただ、数年で株は老化し枯れてしまうのと、多肉植物に比重が移ったこともあり、今はペラルゴニウムの鉢は少なくなりました。
プリムラ シャルムは、サクラソウ科プリムラ属の多年草です。 ジュリアンのバラ咲き品種で、エレガントな雰囲気の花です。 花色は赤、黄、白、ピンク、青、紫などで、色幅があり、花によって濃淡に違いがでます。 開花時期は11~4月です。 草丈は8~15㎝で、背丈は高くなりません。 暑さは苦手です。 寒さには比較的強く、霜に当たらなければ、屋外で冬越し可能です。 日当たりと、風通しの良い場所を好みます。 水切れに弱いので、土の表面が乾ききらないうちに、水やりをする必要がありますが、多湿になり過ぎると、根腐れの原因になります。
ミニガーベラの花が、咲き始めました。 ミニガーベラは、ガーベラの矮性品種でコンパクトな姿形です。 花色は赤、オレンジ、黄、白、ピンク、紫、複色と豊富で、一重咲きの他に、半八重咲きのセミダブル、八重咲きのフルダブル、ボールのような形のポンポン咲き、花弁が細いスパイダー咲きなどがあります。 開花時期は4~10月で、真夏の暑い時期は一休みします。
クラッスラ トランスバールの小さな白い花が、咲き始めました。 トランスバールは、ベンケイソウ科クラッスラ属の多肉植物で、南アフリカ原産です。 細かい葉をぎっしりと茂らせ、モコモコとした感じで、葉には産毛が生えています。 生育型は春秋型です。 高温多湿には弱いです。 寒さには比較的強く、霜の降る前は屋外栽培が可能です。 冬の寒さに当たると赤く紅葉します。 風通しの良い半日陰を好みます。 トランスバール クラッスラ デービッドは、南アフリカ原産の多肉植物です。 小さな丸いシルバーグリーンの葉には、産毛が生えています。 初夏に白い花が咲きます。 暑さ、寒さに強く、日当たりと風通しの良い場所を好みます…
サンストーンは斜長石の中に、ヘマタイトや銅などを内包して、アベンチュレッセンスを示すもので、赤みがかったオレンジ色に、金属的なキラメキがあります。 アベンチュレッセンスとは、小さな金属片などのインクルージョンが、光を反射してキラキラと輝く効果のことです。 斜長石の化学組成は(Na,Ca)(Al,Si)AlSi₂O₈、結晶系は三斜晶、モース硬度は6~6.5、色は無、白、淡黄、オレンジ、緑、茶などです。 原石 ルース 表面を拡大したもの ムーンストーンは、ハリ長石の乳白色の表面に、青白い光が浮き上がって見えるもので、これは、ナトリウムの多い層とカリウムの多い層が、数ミクロンの厚さで規則的に積み重な…
桂華はキク科ペリカリス属の多年草で、サイネリアを選別、交配を繰り返して作られた園芸品種です。 花色はピンク、空色、青、紫などで、開花期間は12~6月と長いです。 花持ちがとても良く、1つの花が1~2ヶ月も咲き続けます。 また、1つの株の花数が100~200と多いです。 草丈は40~90㎝です。 耐寒温度は-3℃と、寒さに強いです。 高温多湿は苦手です。 サイネリアと比べると、葉や花は小さめですが、背丈は高いです。 開花期間が、サイネリアの12~4月より長いです。 サイネリアは夏越しが難しく、一年草の扱いですが、桂華は多年草です。 サイネリアより、寒さに強いです。 桂華 サイネリア
パフィオは、ラン科パフィオペディラム属の常緑多年草で、中国南部から東南アジア、ニューギニアなど広い地域の熱帯、亜熱帯地帯に分布しています。 袋状の唇弁が特徴的な花です。 花色は黄、茶、赤、白、緑などで、落ち着いた色あいですが、存在感のある花です。 春から秋にかけて生長し、秋に花芽ができて、12~3月に開花します。 地上に根を下ろす地生蘭や半着生蘭で、バブルという肥大した茎を持っていません。 草丈は15~50㎝です。 暑さには強いです。 半日陰を好み、直射日光は葉焼けの原因になります。 寒さには弱く、冬でも10℃以上にする必要があります。
バイカオウレンの小さな白い花が、咲き始めました。 春先に咲き、春の訪れを知らせてくれる可憐な花です。 バイカオウレンは、キンポウゲ科オウレン属の常緑多年草です。 日本固有種で、本州の東北南部から近畿、中国、四国の山地の湿った雑木林に自生しています。 草丈は5~10㎝で、匍匐して広がります。 2~3月に、5~15㎝ほど花茎を伸ばし、1輪ずつ白い花を咲かせます。 花びらに見えるのはがく片で、花弁は花の中心にある小さな黄緑色の部分で退化しています。 半日陰の湿った場所を好みます。 花が梅の花に似ていることからバイカ(梅花)、根が黄色いのでオウレン(黄連)と名付けられたとのことです。
ヒョウモン(レデボウリア ソシアリス)は、キジカクシ科レデボウリア属の球根型多肉植物で、原産地は南アフリカです。 以前はユリ科に属していましたが、現在はキジカクシ科に変更されています。 葉は長楕円形、長さ10㎝ほどで、肉厚です。 葉の模様が特徴的で、葉表には、濃緑と白色のまだら模様が入っています。 葉裏は紫色です。 4~6月に小さな白い花を、多数、穂状に付けます。 生育型は夏型です。 暑さや乾燥に強く、日当たりを好みます。 寒さにも割と強く、真冬以外は屋外管理が可能です。 冬になると落葉し、休眠します。
板チタン石(ブルッカイト)、鋭錐石(アナテーズ)、金紅石(ルチル)
板チタン石(ブルッカイト)、鋭錐石(アナテーズ)、金紅石(ルチル)は、チタンの酸化鉱物です。 3種とも化学組成がTiO₂で、同質異像関係にあります。 金紅石は、高温条件ででき、最も安定した構造です。 鋭錐石と板チタン石は、低温条件ででき、共に少量しか産出しません。 チタンは、鉄より軽く、強度や耐熱性、耐食性に優れ、航空機や宇宙船、原子力発電所などの様々な部品に使用されています。 また、生体親和性が高く、拒絶反応や金属アレルギーを起こしにくく、人工関節や歯科インプラントに使われています。 光触媒としても利用されています。 板チタン石 結晶系 斜方晶 板状結晶 モース硬度 5.5~6 色は淡褐、褐…
チャロアイトは、ロシア サハ共和国のチャロ川で発見され、1978年に新鉱物と認定されています。 名称は発見場所に因んで、名付けられています。 サハ共和国のムルン山塊でのみ、産出される希少な鉱物です。 化学組成はK(Ca,Na)₂Si₄O₁₀(OH,F)・nH₂Oで、結晶系は単斜晶、モース硬度は5~6です。 色は紫で、白や黒のマーブル模様が入ります。 紫色は微量のマンガンによります。 マーブル模様は、チャロアイトとエジリンやマイクロクリン、ティクナクサイトなどの鉱物が混ざり合うことでできています。 ラリマー、スギライトと並び、世界三大ヒーリングストーンの1つとされています。
グランディディエライトは、ホウ酸ケイ酸塩鉱物で、1902年にマダガスカルで発見されました。 ただ、インクルージョンの混入が多く、透明度の低いものでしたが、透明度の高い宝石質の結晶は、2003年にスリランカで発見されています。 グランディディエライトの名称は、フランスの博物学者 アルフレッド グランディディエに因んでいます。 化学組成 (Mg,Fe)Al₃(BO₃)(SiO₄)O₂ 結晶系 斜方晶 モース硬度 7.5 色は青緑、青で、鉄分が多いほど青く見えます。 多色性を示し、見る角度により、青、青緑、無色と色が変わります。 試しに、いろいろと向きを変えて見ましたが、青色の濃淡に変化がある程度で…
銀は硫黄と化合しやすい金属で、硫化銀として産出することが多いです。 まれに、自然銀として産し、樹枝状や髭状の形をしています。 自然銀は硫化銀や酸化銀、塩化銀などへ変化しやすく、金とは異なり、砂銀となることはありません。 銀は酸化しやすく、放って置くと空気中の硫化化合物と反応して、黒くなってしまいます。 自然銀 化学組成 Ag 結晶系 立方晶 モース硬度 2.5~3 色は銀白、酸化すると黒 銀は普通は、輝銀鉱や濃紅銀鉱、淡紅銀鉱など硫化鉱物や硫酸塩鉱物として産します。 銀黒は、銀の主要な鉱石で、石英中に暗黒色で縞状の筋として入っている、微細な銀鉱物の集合体です。 銀黒 輝銀鉱 銀の硫化鉱物 化学…
金は自然金が濃集した金鉱脈や、砂金として産出します。 岩石中の金は、肉眼で確認できる程の大きさのものは少なく、鉱石の中に混じっています。 自然金は、銀と相性が良く、自然銀と固溶体を形成しているので、純金では無く、少し銀を含んでいます。 金の化学組成はAuで、結晶系は立方晶、モース硬度は2.5~3です。 結晶はほとんど無く、樹枝状や粒状、塊状で産出します。 石英中の自然金 ホセ鉱中の自然金 菱刈鉱山の金銀鉱 鹿児島県の菱刈鉱山は、世界トップクラスの高品位の鉱山として知られています。 砂金 金箔の入った小瓶 これは、以前、駅前にゲームセンターがあり、バスの待ち時間に時間つぶしに、クレーンゲームをし…
曹灰長石(ラブラドライト)は、曹長石と灰長石の中間的な組成を持つ斜長石です。 化学組成は(Ca,Na)Al(Al,Si)Si₂O₈で、結晶系は三斜晶、モース硬度は6~6.5です。 色は灰、橙、黄、無、緑、青、紫、黒で、ガラス光沢があります。 カルシウムとナトリウムの数ミクロンほどの薄い層が、交互に積層したラメラ構造を持ち、光の干渉により虹色の光彩効果を起こします。 この効果をラブラドレッセンスと呼びます。 カナダのラブラドル沿岸のセントポール島で発見され、ラブラドライトの名称は発見場所に由来しています。 原石 ルース
長石の中で、カリウムを含むものを、カリ長石と呼んでいます。 カリ長石は生成する際の温度によって、ケイ素とアルミニウムの配列が変わり、ハリ長石、正長石、微斜長石に分類されます。 高温で形成された場合にはハリ長石に、中低温で形成された場合には正長石、微斜長石になります。 ハリ長石 ナトリウムをやや多く含んでいます。 化学組成 (K,Na)AlSi₃O₈ 結晶系 単斜晶 単柱状結晶 モース硬度 6 色は無色、白、クリーム、ピンク、灰色で、ガラス光沢 ハリ長石の中で、青白い色が揺らめいているように見えるものを、月長石(ムーンストーン)と呼んでいます。 ムーンストーンのルース 正長石 化学組成 KAlS…
長石はケイ酸塩鉱物の一種で、地殻上に最も多くある鉱物です。 長石には、カリウムを主とするカリ長石や、ナトリウム、カルシウムを主とする斜長石などがあります。 斜長石は、ナトリウムーカルシウムの量比により、ナトリウムが多いものを曹長石、カルシウムが多いものを灰長石と呼んでいます。 曹長石と灰長石の間には、連続固溶体を形成しています。 曹長石の化学組成は、NaAlSi₃O₈で、結晶系は三斜晶、短柱状や葉片状結晶を作り、モース硬度は6~6.5です。 色は無色、白、淡黄、ピンク、緑などです。 英名のalbiteは、「白い」を意味するラテン語のalbusに由来しています。 曹長石
寒いこの時期は、畑には野菜を収穫に行くぐらいで、あまり作業をしていないので、雑草が目立つようになっています。 冬もの野菜は、もう、ずいぶん収穫しました。 白菜は残り2個になり、そのうちの1個を収穫しました。 寒さのため、外側の葉は枯れて、皮を被ったようになっています。 しかし、数枚、外葉を外すと、中は瑞々しい状態です。 収穫した白菜 外側の葉を外すと、中はきれいです。 キャベツ、紫キャベツも収穫しました。 ブロッコリーは、大球の収穫後に、新芽が伸びて、次々と小さな球ができています。 ビーツや大根も大きく成長しています。 ビーツ 大根はスが入る前に、収穫を終えないとと思っています。 菜花は花が満…
鉱物の中には、カドミウムや水銀、鉛、ヒ素など有害な元素を含むものがあり、毒性の強いものもあります。 整理をしていると、有毒な鉱物が出てくることがあり、取り扱いには注意しています。 触るとポロポロと崩れて、粉が散るものもあり、吸い込まないようにマスクをしています。 また、直接、素手で触らないように、ビニール手袋をしています。 作業後は、下に敷いたシートは、まとめてごみ袋に捨てています。 鉱物はビニール袋に入れたり、プラスティックケースに入れて、保管しています。 輝安鉱 アンチモンの硫化鉱物で、毒性が強い。 化学組成 Sb₂S₃ 結晶系 斜方晶 長柱状結晶 モース硬度 2 色は鉛灰、銀灰 アンチモ…
ジルコンとジルコニアは、共に屈折率が高く、ダイヤモンドに近い輝きを持つ宝石として、ダイヤモンドの代わりに使われています。 ジルコンは、ジルコニウムのケイ酸塩鉱物で、天然に産します。 色は無色、橙、褐色、青などですが、褐色のものが多いです。 ジルコニアは、二酸化ジルコニウムを合成したもので、宝飾品として用いられる他、セラミック素材としても利用されています。 金属元素の添加で、様々な色のものが作られています。 ジルコニアは、ダイヤモンドと比べると、暗い場所では輝きが弱くなります。 ジルコン 化学組成 ZrSiO₄ 結晶系 正方晶 モース硬度 7~7.5 屈折率 1.93~1.98 分散度 0.03…
異極鉱(ヘミモルファイト)は、亜鉛のケイ酸塩鉱物で、化学組成はZn₄(Si₂O₇)(OH)₂・H₂Oです。 結晶系は斜方晶で、モース硬度は4.5~5です。 板状の五角形の結晶や葡萄状、粒状、塊状、繊維状集合体になります。 色は無色、白、淡黄、淡緑、淡青などで、銅を含むと青色になります。 縦長の五角形の結晶の両端の形が異なることから、異極鉱と命名されたとのことです。 また、ヘミモルファイトの名称は、ギリシャ語のhemi(半分)とmomr(形)を合わせたものとのことです。
透輝石(ダイオプサイド)は、カルシウムとマグネシウムを含むケイ酸塩鉱物です。 化学組成はCaMgSi₂O₆で、結晶系は単斜晶、モース硬度は5.5~6.5です。 結晶は柱状で、柱面に平行な劈開が見られます。 色は無色、黄、緑、褐色、灰色、黒などで、マグネシウムを置換した鉄の含有量が多くなるにつれて、色が深まり黒っぽくなります。 クロムを含むものは、エメラルドのような鮮緑色になります。 また、ブラックスターダイオプサイドは、マグネサイトの針状結晶により、光を当てると黒や黒緑色の中に4条のスターが現れます。 透輝石は複屈折が大きく、文字が書いてある紙の上に石を置き、見ると二重に見えるダブリングがあり…
水晶の中で、紫色のものをアメジスト、黄色いものをシトリンと呼びます。 アメジストは、ケイ素の一部が鉄イオンに置き換わり、長い年月をかけて自然放射線により、紫色に発色したものです。 シトリンは、ケイ素の一部が鉄イオンに置き換わったものや、アメジストが加熱され、黄色に変化したものです。 アメジストは2月の誕生石で、シトリンは11月の誕生石です。 不純物を含まない無色透明のものは、ロッククリスタルと呼ばれていて、4月の誕生石になっています。 アメジスト シトリン ロッククリスタル スモーキークォーツ 水晶中に微量に含まれるアルミニウムが、自然放射線により茶色く発色したもの。 ストロベリークォーツ レ…
亜鉛は、硫黄と化合した閃亜鉛鉱として産出することが多く、閃亜鉛鉱は主要な鉱石となっています。 ウルツ鉱は、閃亜鉛鉱の同質異像です。 他に亜鉛を含む鉱物には、異極鉱、菱亜鉛鉱などがあります。 亜鉛を鉄板にメッキしたものがトタンで、亜鉛は鉄鋼の防食に欠くことのできない金属です。 銅との合金は真鍮で、五円硬貨に使われています。 閃亜鉛鉱 亜鉛の硫化物 化学組成 (Zn,Fe)S 結晶系 立方晶 四面体結晶を作る。 モース硬度 3.5~4 色は黄褐色、橙、黒 鉄の含有量が少ないと透明感のある黄褐色になり、べっ甲亜鉛鉱と呼ばれる。 鉄の含有量が多いと、黒っぽくなり、鉄閃亜鉛鉱と呼ばれる。 異極鉱 亜鉛の…
楔石(チタナイト)は、チタンのケイ酸塩鉱物で、化学組成はCaTiSiO₅です。 結晶系は単斜晶で、モース硬度は5~5.5です。 色は黄、緑、無色、褐色、黒などで、微量に含まれるクロムにより、黄緑色をしているものが多く、クロムの含有量が増えると緑色になります。 結晶の形が、三角形の楔に似ていることから、ギリシャ語のクサビを意味するスフェノスsphenosを語源として、名付けられたとのことです。 光の分散が強く、ダイヤモンド以上に輝きます。 宝石として価値のあるものを、スフェーンと呼び、7月の誕生石になっています。 太陽光に曝されると退色し易いです。 衝撃に弱く、欠けやすいので注意が必要です。 原…
鉱物の整理をしていると、放射性鉱物のような有害な鉱物や、有毒な鉱物も出てきます。 そこで、強放射性鉱物や毒性の強い鉱物を取り扱う際には、直接、手に触れないよう、ビニール手袋をしています。 また、粉塵を吸わないようマスクをして、眼鏡をかけて作業しています。 強放射性鉱物の保管は、アクリルケースに入れたものを、さらに金属ケースに入れてから、保存箱に収めています。 強放射性鉱物でも、10㎝離れれば、人体に影響ないレベルの放射線になり、1m離れれば、自然放射線レベルになるそうですが、人が近づかない場所に置いています。 トール石 トリウムのネソケイ酸塩鉱物 強放射性鉱物 化学組成は(Th,U)SiO₄ …
赤鉄鉱(ヘマタイト)は酸化鉄鉱物で、化学組成はFe₂O₃です。 世界中に広く分布し、鉄の含有率が約70%と高く、重要な鉄鉱石として利用されています。 結晶系は三方晶で、六角形や柱状の結晶、腎臓状、繊維状など様々な形状があります。 モース硬度は、5~6.5です。 色は鉄黒色、褐色、赤、赤褐色、黒などで、塊状の結晶が赤色をしていることから、赤鉄鉱と名付けられました。 英名のヘマタイト(hematite)は、ギリシャ語の血を意味するhaimaに由来しているとのことです。 板状結晶が、バラの花のように集合したものは、アイアンローズと呼ばれています。 鏡のような強い金属光沢を持つ結晶は、鏡鉄鉱と呼ばれて…
自宅から北西方向に行くと、古生代二畳紀の石灰岩の地層があり、紡錘虫や貝類などの化石が採れます。 子どもの頃に何回か、化石採集に出かけたきりで、現在はどうなっているか分かりませんが、当時は、石灰工場の石切り場がいくつもあり、石灰岩の採掘が行われていました。 この地層の最も年代の古い下部層は灰白色の石灰岩で、小型の紡錘虫やウミユリなどの化石が採れました。 中部層は黒色の石灰岩で、小型の紡錘虫が見られますが、あまり化石の種類は多くなかったです。 上部層は暗灰色泥質の石灰岩で、最も化石の種類が多く、大粒の紡錘虫やサンゴ、石灰藻、貝類などの化石が採れました。 この地層の石灰岩は脆く、化石を取り出すのが、…
黄玉(トパーズ)は、アルミニウムのケイ酸塩鉱物で、化学組成はAl₂SiO₄(F,OH)₂です。 結晶系は斜方晶で、ガラス光沢があります。 柱状結晶で、菱形の断面を持ち、柱面には縦の条線が現れます。 モース硬度は8で、石英より硬いです。 透明な黄金色の石が代表的で、黄玉という名が付いていますが、無色からオレンジ、黄、褐色、ピンク、緑、青、紫など、いろいろな色のものがあります。 Fタイプのトパーズには、ブルートパーズがあり、色は無色、青、褐色などです。 ブルートパーズは、淡い色のスカイブルートパーズ、ビビットなスイスブルートパーズ、深い色合いのロンドントパーズがあります。 ブルートパーズは、無色の…
虎目石や鷹目石は、角閃石の仲間であるリーベック閃石の繊維状集合体に、シリカが浸み込み硬化したものです。 平行な繊維状組織により、シャトヤンシー効果が生じ、光の帯が条線となって浮かび上がります。 リーベック閃石の繊維状集合体は、青石綿(クロシドライト)でできていて、アスベストの中でも有害性の高いものですが、シリカ成分により石英として固まっているので、アスベストが飛散することはなく安全です。 クロシドライトの中に含まれる鉄分の酸化により、色が変化わり、酸化されていない状態では灰青色ですが、酸化されるにつれて、黄から赤褐色に変化します。 黄褐色のものを虎目石(タイガーアイ)、灰青色のものを鷹目石(ホ…
ベスブ石(ベスビアナイト)は、ソロケイ酸塩鉱物の一種で、2個のSiO₄の四面体が、1個の酸素を共有して(Si₂O₇)⁶⁻の構造を作っている鉱物です。 ソロケイ酸塩鉱物には、ベスブ石の他に、緑簾石や異極鉱、斧石などがあります。 ベスブ石の化学組成は、Ca₁₀Mg₂Al₄(SiO₄)(Si₂O₇)₂(OH)₄です。 結晶系は正方晶で、正方四角錐面を持る短柱状結晶や両錐形の結晶が多いですが、針状結晶や等粒状の集合体もあります。 モース硬度は6.5です。 色は褐色、緑、黄、白、赤、青、紫など多彩ですが、褐色や暗緑色のものが多いです。 ベスビアナイトの名称は、イタリアのベスビオ火山で発見されたため、名付…
モノチスは、中生代三畳紀後期に栄えた海生の二枚貝です。 二枚貝の形をしていますが、2枚の殻は対称ではなく、左殻が凸、右殻が平らになっています。 だ円状の貝殻で、大きさは5~10㎝、殻は0.5㎜程でとても薄く、放射状の筋と同心円状の成長線が見られます。 絶滅種で、現生種に似た種はいません。 広く大量に産出するため、三畳紀後期の示準化石になっています。 示準化石とは、地層のできた地質年代を決定する指標となる化石のことです。
アレキサンドライトは、クリソベリルの変種で、太陽の下では緑に、蛍光灯下では青、白熱灯下では赤く見えます。 この現象は変色効果(カラーチェンジ)と呼ばれ、クロムが含まれることで、光の波長の一部が吸収されたり、反射されることで生じるものです。 変色効果は、他の鉱物にも見られますが、アレキサンドライトほど、色の変化を示すものはありません。 1830年代に、ロシアのウラル山脈で発見され、昼中は緑色をしていることから、発見当初はエメラルドと思われていましたが、夜の人工照明下では赤く変化するため、新種の宝石であると分かりました。 現在、ロシア産のものは枯渇し、ブラジルやスリランカ、アフリカ地域のものが主に…
自然の中で、鉱物が長期間圧縮されることで、針状の微細なインクルージョンができることがあります。 このインクルージョンに、平行になるように、カボションカットを施してから光を当てると、乳白色の光が帯状になって反射し、猫の目のように見えます。 これをキャッツアイ効果(シャトヤンシー効果)と言います。 キャッツアイと言えば、基本的には、クリソベリルキャッツアイを指しますが、他にもキャッツアイ効果を持つ石はあります。 また、複数の光の帯が交差して、星のように見える現象をスター効果と言い、スターの現れる石を、スターストーンと呼んでいます。 クリソベリル タイガーアイ トルマリン ネフライト スターサファイ…
金緑石(クリソベリル)は、ベリリウムとアルミニウムの酸化物で、化学組成はBeAl₂O₄です。 モース硬度は8.5で、ダイヤモンドとコランダムに次いで硬いです。 結晶系は斜方晶で、色は黄、緑、褐色などです。 黄色は微量の鉄によるもので、鉄の含有量が増えると、オレンジ色や褐色になります。 クロムが微量に含まれると、黄緑色になります。 バナジウムを含むと、ミントグリーンになり、パロットクリソベリルと呼ばれています。 クロムの含有量が増え、バナジウムが含まれると青紫色になり、アレキサンドライトと呼ばれています。 クリソベリルは、猫の目のような模様を作ることがあり、これをキャッツアイ効果と言います。 ア…
タンザナイトは、灰簾石(ゾイサイト)の中で、青色を呈する石です。 灰簾石は、灰色や褐色のものが多く、宝石にはなりにくい色あいですが、1967年にタンザニアで青紫色のものが発見されて、タンザナイトと名付けられ、人気のある宝石の1つになっています。 タンザナイトは、タンザニアのメレラニでしか採掘されていない希少な石です。 タンザナイトの青紫色は、成分中のアルミニウムが、微量のバナジウムで置換されることで、発色すると考えられています。 タンザナイトの結晶は、見る角度により青色や紫色、灰色に、色調が変化する多色性を示します。 化学組成 Ca₂Al₃(SiO₄)(Si₂O₇)O(OH) 結晶系 斜方晶 …
藍晶石(カイヤナイト)は、アルミニウムのケイ酸塩鉱物で、化学組成はAl₂SiO₅です。 モース硬度は4.5~7で、結晶が伸びる方向では柔らかく、直角の方向では硬いといった硬度の異方性が大きく、ニ硬石とも呼ばれています。 結晶系は三斜晶で、板状や柱状、繊維状など様々な形になります。 結晶表面はガラス光沢で、藍色を帯びています。 緑色や白、黄、ピンク、黒などの色のものもあります。 カイヤナイトの名称は、ギリシャ語で青色を意味するkyanosに由来するとのことです。 カイヤナイト オレンジカイヤナイト グリーンカイヤナイト ルース
橄欖石(オリビン)は、マントルを構成する主要な鉱物です。 鉄やマグネシウムを含むケイ酸塩鉱物で、鉄とマグネシウムの固溶体を形成しています。 鉄によるものを鉄橄欖石、マグネシウムによるものを苦土橄欖石と呼んでいます。 苦土橄欖石は、純粋な場合は無色透明ですが、わずかに鉄を含むことで、緑色になります。 さらに、鉄の割合が増えると茶色から黒になります。 英名のolivineは、ラテン語のoliveからきていて、オリーブ色をしていることから名付けられています。 化学組成 (Mg,Fe)₂SiO₄ 結晶系 斜方晶、短柱状結晶を作る。 モース硬度 6~7 橄欖石の結晶 苦土橄欖石の中で、緑色が美しく、宝石…
この辺りには竹林が多くあり、毎年、春になるとタケノコが出回ります。 孟宗竹は、3月下旬から出始めますが、今年は2月上旬なのに、もう見かけました。 こんなに早く、タケノコを見かけたのは初めてです。 温暖化の影響なのでしょうか。 まだ、小さいタケノコですが、初物と、早速手に入れ、タケノコご飯にしました。 具材には、タケノコの他に、アブラゲ、ギンナン、シイタケ、ニンジン、マイタケを加えました。 できあがったご飯のタケノコは、香り高く、食感も良く、美味しく頂きました。 孟宗竹のタケノコ タケノコご飯
鉛の最も重要な鉱物は方鉛鉱で、鉛とイオウからなる硫化鉱物です。 方鉛鉱は、鉱床の酸化帯で大気中の酸素や二酸化炭素と反応して、白鉛鉱や硫酸鉛鉱に変わります。 また、ヒ素やリン、バナジウムなどを伴う鉱床の酸化帯では、これらの元素と鉛が反応して、二次鉱物を作ることがあります。 褐鉛鉱(バナジン鉛鉱) 化学組成 Pb₅(VO₄)₃Cl 結晶系 六方晶 モース硬度 2.5~3 色は赤褐色 紅鉛鉱 化学組成 PbCrO₄ 結晶系 単斜晶 モース硬度 2.5~3 色は橙紅色 水鉛鉛鉱(モリブデン鉛鉱) 化学組成 PbMoO₄ 結晶系 正方晶 モース硬度 3 色は黄、オレンジ色 青鉛鉱 化学組成 PbCu(S…
立春を過ぎて、暦の上では春ですが、まだまだ、寒い日が続いています。 外に出ると、風は頬を刺すように冷たく、手もかじかんでしまいますが、晴れた日には、日差しが暖かく感じられるようになりました。 庭の日本水仙の花が咲き始め、涼やかな香りがしています。 また、近所から、沈丁花の甘い香りが漂ってきます。 ロウバイの花は満開です。 梅の花も咲き始めました。 春らしいきれいな花も、見かけるようになりました。 サイネリア プリムラ オブコニカ 少しずつ、春の訪れが、感じられるようになってきました。
トルコ石(ターコイズ)は、鮮やかな青色が美しい宝石です。 宝石の中でも、最も古くから愛されてきたものの1つで、エジプトやメソポタミア、アステカなど古代文明の遺跡から装飾品などが発掘されています。 青色の発色は銅によるもので、鉄分が混ざると緑色になります。 また、褐鉄鉱や砂岩から産出するものは、褐色や黒色の線模様が入り、スパイダーウェブターコイズと呼ばれています。 ターコイズの名称は、ペルシャ産の石がトルコを経由して、ヨーロッパにもたらされたため、ターコイズと呼ばれるようになったとのことです。 化学組成 CuAl₆(PO₄)₄(OH)₈・4H₂O 結晶系 三斜晶 モース硬度 5~6 色は青、青緑…
紫石(パープライト)は、その名のとおり、紫色が美しい石です。 リン酸マンガン鉱物で、化学組成はMnPO₄、結晶系は斜方晶、モース硬度は4~5、色は紫や赤紫、黒褐色です。 リチオフィライト(LiMnPO₄)が酸化してできる二次鉱物です。 断面に触れると、指先に色が移るほど、脆い石です。 パープライトの学名purpuriteは、ラテン語のpurpura(赤紫)からきています。 鮮やかな紫色は、マンガンによります。 マンガンが鉄に置き換わると、黒褐色のヘテロサイト(FePO₄)になります。
ジルコンは、ジルコニウムのケイ酸塩鉱物です。 高い屈折率と強い光の分散により、ダイヤモンドに似た輝きがあります。 ダイヤモンドとの見分け方は、単屈折のダイヤモンドは、カット面の稜線が1本に見えるのに対し、ジルコンは二重屈折で2本に見えます。 ウランやトリウムなど放射性元素を、不純物として含むことがあり、放射線により、長い年月の間に結晶構造が破壊され、非晶質になっているものがあります。 化学組成 ZrSiO₄ 結晶系 正方晶、八面体の結晶を作ります。 モース硬度 7~7.5 色は赤褐、オレンジ、黄、無、緑、青
緑簾石は、ソロケイ酸塩鉱物の一種です。 ソロケイ酸塩とは、1個のケイ素の周りを、4個の酸素が配位した四面体2個が、1個の酸素を共有して、(Si₂O₇)⁶⁻の構造単位をつくっているグループのことです。 結晶の長軸方向に平行な条線が、簾に似た形であることから、緑簾石と名付けられています。 緑簾石の仲間には、他に褐簾石、紅簾石、斜灰簾石、灰簾石があります。 緑簾石 化学組成 Ca₂Al₂Fe(SiO₄)(Si₂O₇)O(OH) 結晶系 単斜晶 モース硬度 6~7 色は黄、緑、緑黒、黒、灰 褐簾石 化学組成 Ca(Ce,Y)Al₂Fe(SiO₄)(Si₂O₇)O(OH) 結晶系 単斜晶 モース硬度 5…
この10日間ほどの間に、家族が次々と、新型コロナに感染していまいました。 5人家族で、4人までが発熱し、医院で診てもらったところ、コロナ陽性でした。 私1人だけが元気で、家族の看病と家事をこなしています。 家事は日ごろは分担していますが、全てやることになりました。 食事の準備から片づけ、掃除、洗濯、買い物、ごみ捨て、鳥の世話と毎日が慌ただしく過ぎています。 幸い、皆、症状は軽く、発熱も1~2日ほどで治まっているので、直に平常に戻るでしょう。
珪線石、紅柱石、藍晶石は、Alのケイ酸塩鉱物で、化学組成は皆同じAl₂SO₅ですが、どの石になるかは温度と圧力によって決まります。 珪線石は高温高圧で、紅柱石は高温低圧で、藍晶石は低温高圧で安定しています。 珪線石 結晶系 斜方晶 モース硬度 6.5~7.5 色は黒、白、淡緑、黄 結晶は柱状や針状、細長い繊維状になることもある。 紅柱石 結晶系 斜方晶 モース硬度 6.5~7 色は赤褐、白、黄灰、褐色 Alの一部がMnやFeに置き換わって、紅色の柱状結晶を作ることから紅柱石と名付けられた。 藍晶石 結晶系 三斜晶 モース硬度 4~7 色は青、灰、白 藍色が特徴的で、透明度の高いものは宝石として…
柱石(スキャポライト)は、Naを含む曹柱石(マリアライト)とCaを含む灰柱石(メイオナイト)の固溶体です。 化学組成は、曹柱石Na₄Al₃Si₉O₂₄Cl、灰柱石Ca₄Al₆Si₆O₂₄CO₃で、結晶系は正方晶、モース硬度は5~6です。 角柱状の結晶で産出することから、柱石と名付けられています。 色は無色、白、黄、灰色、褐色、ピンク、紫などです。 古くから人気のある石ですが、以前はシトリンやアメジストに似ているため、混同されていました。 カナダ ケベック州産の柱石は、蛍光性があり、ウェルネル石と呼ばれています。 スキャポライト スキャポライト ルース マリアライト ウェルネル石
孔雀石(マラカイト)は、緑色で断面の縞模様がきれいな石です。 銅を含む二次鉱物で、一次鉱床の銅鉱石が雨水に溶け、空気中の二酸化炭素と反応してできる微細な結晶が、不純物を含みながら層状に集合したものです。 化学組成はCu₂CO₃(OH)₂で、銅にできるサビの緑青と同じ成分です。 結晶系は単斜晶、モース硬度は3.5~4で、塊状や腎臓状などで産出します。 孔雀石の名称は、同心円状の模様が、クジャクの羽の眼状紋に似ていることから、名付けられたとのことです。 古くから知られていて、古代エジプトのクレオパトラは、アイシャドウに孔雀石を使っていたという逸話があります。
化石や鉱物の整理をしていたら、化石でも鉱物でも無いような、変わった石が出てきました。 雷管石(フルグライト)は、落雷により、砂が高温に熱せられることで、溶けてできた天然ガラスで、雷の経路に沿った形で、管状や樹枝状をしていて、雷の化石とも呼ばれています。 内部の空洞は、高圧電流が流れた跡で、内面は滑らかで、外面は砂粒で覆われています。 色は元の砂の成分により、茶色や白、緑、黒などです。 雷管石の生成には、約6億ボルトの電圧を持った雷が必要とされるとのことです。 雷管石 アフリカ リビア砂漠 ローマングラスは、紀元前2世紀から紀元3~4世紀のもので、ローマからアフガニスタン周辺までのローマ帝国の領…
自然硫黄は、火山国である日本ではよく見られ、火山帯で岩などに付着して黄色くなっていたり、温泉の沈殿物として産出します。 化学組成はS、結晶系は斜方晶、モース硬度は1.5~2.5です。 自然硫黄の結晶 粉状のもの 硫黄と結合した硫化鉱物は多くありますが、ヒ素と結合した鶏冠石や石黄は有毒な鉱物です。 写真を撮る際には、ビニール手袋とマスクをして、眼鏡をかけ、直接触れないようにして写しました。 鶏冠石は鮮やかな赤色の硫化鉱物です。 柱状結晶で産する他、粉状や塊状などで産出します。 日光に長時間曝されると、バラ鶏冠石や石黄に変化します。 石黄は濃黄色で、柱状結晶や塊状、皮膜状などで産出します。 共に化…
寒い日が続くなか、畑の野菜も外側の葉が、茶色く枯れてきたりしています。 しかし、寒さにあたることで、野菜に含まれる糖分が増し、甘みのある野菜になります。 キャベツや白菜は、外側の葉は枯れていても、数枚めくると、中は瑞々しい状態です。 また、寒さに強いエンドウは、ずいぶん成長しています。 菜花も花が満開です。 カブとカリフラワー、キャベツ、ブロッコリー、白菜を収穫してきました。 カブ カリフラワー キャベツ ブロッコリー 白菜 エンドウ 菜花
プリムラ アコーリスは、ヨーロッパ原産のブルガリス種の改良品種で、草丈は10~15㎝と矮性で、花茎がなく、株の中心から束生して花を咲かせます。 学名のacaulisは、「茎のない」とか、「丈の低い」という意味です。 花はジュリアンより1回り大きく、花色は赤、黄、白、ピンク、青、紫など豊富です。 開花期は2~4月で、プリムラの中では短く、一斉に咲いて終わるといったタイプです。 はじけるピーチは、完熟した桃をイメージしたという明るい感じの花です。 赤と黄のバイカラーで、花弁にフリルが入る八重咲きの品種です。 花色は環境などにより、微妙に変化します。 丈夫で、株分けで増やせます。
ハオルチアは、白い小さなユリのような形の花を咲かせます。 花茎を伸ばし、交互に花を付け、下から順に開花していきます。 春咲きのハオルチアには、オブツーサやコンプトニアナ、シンビフォルミス、ピグマエア、ピクタ、ベイエリ、レツーサなどがあります。 春咲きの中でも、ピクタの仲間は早く、早春に花を咲かせます。 1月に入り、花茎が伸び始め、花が開花し始めました。 また、レティキュラータ ヘイリンギーも早春咲きで、1月に入り、花茎が伸び始めました。 チョコバー×銀麗 ピクタ スピオ ピクタ ドリーム×ガラスコンプト ピクタ×ホワイトウルフ ピクタ×歌舞伎 レティキュラータ ヘイリンギー
トパーズの結晶の表面に、小さなツブツブの鉱物が付着しています。 これは玉滴石(ハイアライト)といい、オパールの1種です。 玉滴石は、熱水に含まれるシリカが、岩石片や鉱物片の周りに付着してできた、直径1~2㎜の小さくて、透明感のある球体の集合したものです。 粒状やブドウ状で産出します。 ブラックライト照射で、蛍光を発するものもあります。 化学組成はSiO₂・nH₂O、非晶質で、モース硬度は5.5~6.5、ガラス光沢をしています。 トパーズ上の玉滴石
アクアオーラクオーツは、透き通った涼しげな青色で、幻想的な美しさを持つ水晶です。 天然の水晶では無く、ブラジル コリント産の透明水晶を、アメリカで加工したものです。 真空中で、水晶を2000℃に加熱し、24Kを蒸着しています。 通常のコーティング加工と異なり、色落ちなく、日光で色があせることも無いとのことです。 アクアオーラクオーツ
プリムラ ジュリアンは、サクラソウ科サクラソウ属の多年草です。 初恋シリーズは、花弁に白色の縁取りが入る可愛らしい花です。 花色は、ローズ、ピンク、ブルー、パープルで、開花期は、11~4月です。 草丈は、10~15㎝です。 初恋プレミアムは、黄色の縁取りが入る花です。 暑さにはやや弱く、夏は半日陰の風通しの良い場所に置き、秋以降は日向に置くのが望ましいです。 寒さには強く、霜に当たらなければ、屋外で冬越し可能です。 初恋ローザ 初恋ピンク 初恋パープル 初恋プレミアム
寒い日が続いています。 近所の緑道から公園に至る道には、メタセコイアの大樹が並んでいます。 すでに葉は落ちて、むき出しになった枝と太い幹が荒々しく、何本も空に向かって、そびえ立っています。 雄大な風景です。 しばらく歩いて公園に着くと、また、メタセコイアの木があります。 並木道のメタセコイアと異なり、枝打ちされていないので、枝が横に大きく広がって、自然な雰囲気があります。 メタセコイアの並木道 公園のメタセコイア
実家から持ってきた化石や鉱物の整理を続けています。 私が子どもの頃、採集したものは、大体見当がつきますが、父や弟が集めたものも多く、初めて見るものもあります。 思いがけないお宝が出てきたりするので、期待をしながら進めています。 先日も、古い茶封筒に入っていたものを開いて見ると、琥珀が出てきました。 原石の状態で、大量に入っています。 大きなものからカケラまで、無造作に袋の中に詰め込んであります。 取り出して、プラケースに入れたところ、3ケースにもなりました。 ラベルも残っていて、虫入り琥珀、マダガスカル産、ヤングアンバー100万年前となっていましたが、虫の入っているものは見当たりませんでした。…
アズロマラカイトとエイラットストーンは、共にいくつかの銅の二次鉱物が混ざりあった石で、青色や緑色が美しいです。 アズロマラカイトは、藍色のアズライトと緑色のマラカイトが混在した石です。 アズライトの和名は藍銅鉱で、マラカイトは孔雀石です。 アズライトは、空気中の水分を吸収して、マラカイトへ変化する性質があり、アズロマラカイトも次第にマラカイトに変わっていきます。 硬度は低く、衝撃に弱いです。 アズロマラカイト エイラットストーンは、アズライト、クリソコラ、ダイオプテーズ、ターコイズ、テノライト、マラカイトなどが混ざりあっています。 クリソコラの和名は珪孔雀石、ダイオプテーズは翠銅鉱、ターコイズ…
ストロマトライトは、シアノバクテリアのコロニーが作った構造体のことです。 シアノバクテリアは、日中は光合成を行い活動します。 そして、シアノバクテリアの粘液により、泥が取り込まれ、海水中の炭酸カルシウムと共に沈着します。 夜は休み、一日経つと再び、活動を始めます。 この繰り返しにより、何層にも重なった層状構造ができます。 その成長は、年に0.4㎜程ととてもゆっくりです。 このストロマトライトの化石が、27億年前の地層から見つかっています。 シアノバクテリアは、遥か太古の昔に出現し、大繁栄し、光合成を行うことで、大量に酸素の放出を行いました。 酸素は海水中の鉄分と結合して酸化鉄となり沈殿して、大…
カバンシ石(カバンサイト)は、インドのプネー地方でのみ産出される、希少で鮮やかな美しい青色のケイ酸塩鉱物です。 化学組成はCa(VO)Si₄O₁₀・4H₂Oで、成分のCa、V、Siの頭文字を繋げたのが名前の由来になっています。 青い色は、V(バナジウム)によるものです。 結晶系は斜方晶系で、針状結晶が放射状に伸び、金平糖のような形をしています。 モース硬度は3.0~4.0と低く、加工が難しいため、原石で流通しています。 日光や水に弱いです。 半透明な結晶は束沸石
センダンの大きな木に、実がいっぱい付いています。 直径1.5~2㎝の割と大きな実が、枝先に鈴なりになっています。 センダンは、センダン科センダン属の落葉高木で、原産地はヒマラヤ山麓や中国南部、台湾、朝鮮南部、日本の伊豆以南などで、熱帯から温帯にかけての地域に分布しています。 樹高は10~20mです。 5~6月に、薄紫の小さな花を咲かせます。 花後、実ができて、晩秋に黄褐色に熟します。 ヒヨドリやムクドリ、カラスなどが果実を食べに訪れますが、あまり美味しくないようで、ずっと残っています。 人や犬には有毒で、誤食すると食中毒を起こす恐れがあります。 一方で、生薬として用いられ、黄色く熟した果実を苦…
乾燥地帯に生息するユーフォルビアは、茎が肥大化して、サボテンのような形をしたものが多いです。 主に南アフリカに生息していますが、マハラジャはインド原産です。 マハラジャは、とても個性的で、サンゴのような形状をしています。 これは、綴化と呼ばれる突然変異によるものです。 単独で育てることは難しく、キリン角に接ぎ木されます。 和名は夕焼け珊瑚です。 背丈は25~30㎝です。 成長はとてもゆっくりです。 暑さには強い方ですが、真夏の直射日光は葉焼けの原因になります。 耐寒温度は8℃ほどで、寒さには弱いです。 マハラジャ 光彩キリンは、柱サボテンのような姿をしていて、棘が赤や黄色です。 原産地は南アフ…
アンモナイトの殻の断面を見ると、内部は隔壁で仕切られています。 そして、殻の構造は、隔壁で仕切られた多数の気室と、それを貫く1本の連室細管からなっているとのことです。 これは、現生のオウム貝と同様な構造です。 らせん状に巻いた巻貝と外観は似ていますが、巻貝には隔壁は無く、内部の構造は全く異なっています。 気室は、ガスと体液で満たされていて、新しい気室を作る時に、連室細管を通して体液を排出することで浮力を増し、海水と同じ密度になるように調整していたとのことです。 これにより、海中を浮遊して移動できたようです。 ペルム紀のアンモナイト ジュラ紀のアンモナイト 白亜紀のアンモナイト
臥眉山という品種を見つけました。 人気の高い峨眉山とまったく同じ形をしています。 名称も漢字1字が異なるだけで、呼び方は同じです。 どうやら同じ品種のようです。 峨眉山は、日本で育成された園芸品種です。 臥眉山 また、背丈の高いものや、細長いものも見つけました。 ホリダは、全身棘だらけです。 原産地は、南アフリカ東ケープ州で、現地では、乾燥した丘の岩場に自生しています。 horridaは、ラテン語で棘だらけという意味です。 和名は、怪偉玉、恐針キリンです。 ホリダ クンチーは、鋭い棘と長い枝を持っていて、ムチのように枝を伸ばします。 原産地は、南アフリカのクワズールナタール州やモザンビークなど…
アンモライトは、アンモナイト化石の殻が虹色に輝き、とても美しく、以前から手に入れたいと思っていました。 ただ、貝そのものは、とても高価で手が出ないので、切片をいくつか手に入れました。 小さなかけらですが、とてもきれいで、気に入っています。 アンモライトは、カナダ アルバータ州の中生代白亜紀の地層から産するアンモナイト化石で、貝殻が虹色の輝きを放っています。 貝殻は霰石から成り、層状構造を持っていますが、長い年月の間に、霰石の構造が変化して、遊色効果を持つようになったものです。 貝殻の層が厚いと赤色や緑色がよく見られ、薄いと青色や紫色になります。 地中での圧力によりひび割れ、ドラゴンスキンと呼ば…
冬のこの時期には、畑の作業は、野菜を収穫に行くぐらいで、庭の方も庭木の剪定は終わり、多肉植物は室内に取り込んだので、やることが無く、手が空いています。 そこで、実家から持ってきた、化石や鉱物の整理を再開しました。 化石や鉱物類は、ポリエチレンの袋に入れたり、紙製標本箱やアクリルケースなどに入れています。 それをポリプロピレンのコンテナボックスに入れて、保管しています。 コンテナボックスは、丈夫なスティール製の棚に収納しています。 棚に入りきらなかったり、整理途中のコンテナボックスは、床に積み上げています。 未整理のものは、名札を付けて、袋やケースに入れていきます。 2年前から整理し始め、やっと…
エケベリアは、ベンケイソウ科エケベリア属の多肉植物で、メキシコを中心に中米に分布しています。 大きさは直径3~30㎝ほどです。 ロゼッタ状の葉で、バラの花のような形をしています。 春から夏にかけて花茎を伸ばし、花を咲かせます。 人気が高く、数多くの園芸品種が作られています。 生育型は春秋型です。 乾燥には強いですが、多湿は苦手です。 寒さには比較的強いです。 日当たり、風通しの良い場所を好みますが、真夏の直射日光は苦手です。 カンテ デビ― トップシータービー ピンクプリティ ピンクルビー ブラックプリンス モノケロティス錦 ラヴリンゼ 七福神 花うらら 星影 桃太郎 大和錦
新年早々、能登地方で震度7の大地震とは、2024年は大変な幕開けです。 大きな被害が出ているようで、被災者の皆様には、心よりお見舞い申し上げます。 こちらの地方でも震度4と、大きな揺れを感じました。 さて、2日は予定通り、実家に新年の挨拶に出かけました。 実家の近くに、古い小さな神社があり、毎年、初詣に行っています。 混み合うこともなく、参拝できるので、気に入っています。 今年の運勢はどうかと家族全員で、おみくじを引きました。 大吉が多かったのですが、私は末吉でした。 まあ、気持ちの問題で、終わり良ければ全て良しとなれば幸いかなといった感じです。
明けましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いします。 ハナキリンは、花が可愛らしくて、よく知られていますが、ユーフォルビアの仲間には、他にも、姫キリンや紅キリンといったキリンの名を持つものがあります。 どれも生育型は夏型で、春から秋に成長します。 暑さや乾燥には強く、寒さにはやや弱いです。 ハナキリンは多肉化が進んでいない品種ですが、姫キリンや紅キリンは多肉化が進んでいて、サボテンのような姿です。 ハナキリン 原産地 マダガスカル 花色 赤、白、ピンク 開花期 5~11月、環境が良ければ、年中、咲きます。 背丈 20㎝~1m 鋭い棘があります。 姫キリン 原産地 南アフリカ 交雑種と…
シクラメンは、冬の時期を彩る代表的な花の1つです。 花色や花姿も豊富で、毎年、新しい品種が出てきます。 花色は、赤、白、ピンク、紅、紫などで、ここ数年、紫色の品種の人気が高かったですが、今年はあまり見かけません。 赤やピンクの花が目立ちます。 黄色や空色の品種もあるようですが、まだ、見たことはありません。 一重咲きの他に、八重咲きもあり、花姿も多様です。 花弁にフリルが入ったものや、カールしたもの、ガク片が強調されたものなど、個性豊かな品種があります。 また、シクラメンは普通、下向きか横向きに咲くのですが、上向きで花弁が垂れ下がっているものを見かけました。 シクラメンは好きな花で、以前は、何鉢…
カスミソウ ムラリス ジプシーの花が、時季外れな感じで、咲いていました。 通常は、春から初夏にかけて咲く花で、初夏の花というイメージが強いのですが、うまく夏越しできれば、秋から冬にかけて再び咲きます。 ムラリス ジプシーは、ナデシコ科ジプソフィラ属の秋蒔き一年草で、原産地は中央アジアやヨーロッパです。 花色はローズ、白、ピンクで、一重咲きの他、八重咲きもあります。 草丈は20~30㎝で、カーペット状に横に広がります。 茎がよく分枝し、枝先に小さな花をたくさんつけます。 暑さには弱いですが、寒さには強いです。 学名のGypsophilaは、ギリシャ語でgypsos「石灰」とphylos「好む」の…
白雪爪蓮華の花が咲いています。 白雪爪蓮華は、ベンケイソウ科オロスタキス属の多肉植物です。 日本原産種で、近畿から瀬戸内海地方にかけて分布しています。 ふっくらとした細い葉が放射状に広がり、葉色が白っぽいのが特徴です。 草丈は5㎝ほどです。 8月頃から、円筒形の花茎を伸ばし、10~12月に、白い小さな花を下から順に、密に咲かせます。 花茎は10~20㎝になります。 親株の周囲に、子株ができやすいです。 花が咲くと、親株は枯れてしまいます。 暑さには強い方ですが、多湿に弱く、梅雨の時期には雨に当たらないようにします。 寒さには強いです。 生育型は春秋型で、冬は休眠します。 日当たりや、風通しの良…
ミニ水仙 ティタティタは、早咲きで、コンパクトな草姿です。 芳香があり、可愛らしい黄色い花は、小さな妖精のようです。 開花期は1~5月です。 草丈は15~20㎝です。 ティタティタは、フランス語「tete a tete」で、ナイショ話のことです。 とても寒さに強く、庭に植えれば、毎年、花を咲かせてくれます。 日当たりと、風通しの良い場所を好みます。 花が終わり、葉が枯れ始める7月頃から、休眠に入ります。 数年は、植え替え無しで良く、混みあってきたら、球根を掘り上げます。 球根は、日陰の風通しの良い場所で、保存します。 植付けは9~12月です。
凜々花は、花弁の数がとても多く、大輪でゴージャスな花です。 完全な八重咲きで、日本で育成された品種です。 花色は赤、白、ピンク、緑、青、紫などで、開花期は1~5月です。 花径8~10㎝で、1株にいくつも花が付きます。 草丈は20~40㎝です。 梅雨頃には、葉が枯れてきます。 高温多湿は苦手で、夏の間は休眠します。 葉が枯れたら、球根を掘り上げ、日陰で乾燥させ保存します。 秋に涼しくなったら、球根を植えます。 植える際には、球根を湿らせ、乾燥状態から戻します。 寒さには強く、寒さに当てないと花芽ができません。 日当たりから半日陰で、水はけの良い場所を好みます。
珍しい緑花のラナンキュラスを見つけました。 グリーンという品種で、正に名前の通り緑です。 花色が、葉と全く同じ色合いの緑だったので、よく見ないと花が咲いていると気付かないです。 花びらの重なりが多く、シックな感じの花ですが、葉がまとまって開いているようで、花っぽくないです。 主張し過ぎない花なので、他の花と寄せ植えにすると、合わせやすい感じがします。 開花期は12~4月です。 草丈は20~30㎝です。 高温多湿は苦手です。 寒さには強いです。 日当たり、風通し、水はけの良い場所を好みます。
ラナンキュラス 綾リッチは、次々と花を咲かせる花付きの良い品種で、12~4月の間、休まず咲き続けます。 花色は赤、オレンジ、黄、白、ピンクなど豊富です。 花びらは幾重にも重なる八重咲きで、ゴージャスな雰囲気のある花です。 冬の間、花を咲かせ、4月下旬になると花は終わります。 梅雨の頃には地上部は枯れ、休眠します。 高温多湿に弱く、球根を土に埋めた状態だと、腐ってしまう恐れがあるので、掘り上げて、風通しの良い日陰で保存します。 秋になり、涼しくなったら、植付けします。 寒さには強いですが、霜に当たると弱ってしまうので、霜に当たらないようにする必要があります。 日当たり、風通し、水はけの良い場所を…
9月初めに、種を蒔いた菜花は成長が早く、10月から間引きを兼ねて、収穫を始めました。 11月下旬には花芽ができて、12月に入り、花が咲き始めました。 育てているのは、寒咲きの花で、ツボミを食用とする品種で、早春から花芽を収穫できるとのことですが、早くも花が咲いています。 摘み取った花芽は、お浸しにして食べています。 少し辛みがあり、さっぱりとした味わいです。 9月中旬 発芽しました。 10月中旬 本葉が大きくなってきました。 10月下旬 本葉が広がり、密になってきました。 11月下旬 花芽ができてきました。 12月上旬 花が咲き始めました。
プリムラ ゼブラブルーは、サクラソウ科サクラソウ属の多年草で、青色のゼブラ模様が特徴的な花です。 花径4~5㎝の大きめの花で、花脈に沿って青色の絞りが入り、ゼブラ模様になっていて、中心が黄色です。 色の濃淡や模様の入り方は、株により個体差があります。 開花期は1~5月です。 花には、繊細な香りがあります。 草丈は10~25㎝です。 株はロゼッタ状で、株元から葉が放射状に広がります。 高温多湿は苦手です。 寒さには強いです。 弱酸性の土壌を好みます。
オキザリスには、春咲きの品種と秋咲きの品種があり、名月のめぐみは秋咲きです。 秋に芽を出し、晩秋から春にかけて、花を咲かせます。 夏の間は休眠します。 花は花径2~3㎝の黄色で、花茎を長く伸ばし、先端に1輪ずつ咲かせます。 日が当たると花は開き、日が当たらないと閉じます。 葉は3枚の複葉で、表が緑、裏が赤で、コントラストが美しいです。 草丈は15~20㎝です。 多湿を嫌い、乾燥気味な環境を好みます。 寒さに比較的強く、霜があたらなければ、屋外で冬越し可能です。
9月に植えた野菜苗は、順調に育っています。 キャベツや白菜、チンゲン菜は、大きくなったものから収穫しています。 カリフラワーやブロッコリーも、収穫を始めました。 収穫したカリフラワーとブロッコリー、チンゲン菜に、エビとホタテ、マッシュルームを加えオイスターソース炒めを作りました。 これから、しばらくは、畑で採れた野菜の料理が続きそうです。 カリフラワー キャベツ ブロッコリー チンゲン菜 オイスターソース炒め
昨日は急に冷え込んで、昼間から雪が降り出しました。 初雪です。 週間天気予報で、雪だるまのマークが並んでいたので、雪が降る前にと、野菜と多肉植物の防寒対策をしました。 11月に種を蒔いたエンドウは、芽が出て成長を始めたところです。 エンドウは寒さに強く、特に幼苗は強く、氷点下にも耐えます。 ただ、北風が吹きつけたり、霜柱で根が浮き上がったりすると、枯れてしまう恐れがあるので、苗の北側を中心に、わらを敷きました。 庭の多肉植物は、室内に取り込みました。 前日までは、穏やかな天気だったのに、急変しましたが、事前に対策して置いたので、良かったです。 これから、しばらく、厳しい寒さが続きそうです。
公園の樹木は、紅葉の時期を過ぎて、落葉が増えてきました。 木の葉が、残り少なくなった木もあります。 ネムノキは、もう、葉が全て落ちて、白い莢が目立つようになりました。 木の枝に、いっぱい付いています。 小鳥が来て、実を啄んでいます。 莢は、長さ10~15㎝ほどの大きさで、中に何個か種子が入っています。 地面に落ちた鞘を開けて、中の種子を見ました。 5㎜~8㎜ほどの黒い小さな種子です。
ギョリュウバイの花が、咲き始めました。 ギョリュウバイは、オセアニア地域を原産とする常緑低木で、ニュージーランドの国花にもなっています。 花色は、赤、白、ピンクで、一重咲きの他、八重咲きもあります。 開花期は11~5月です。 葉の形が、御柳という樹木の葉に似ていることと、花が梅の花に似ていることから、ギョリュウバイ(御柳梅)と名付けられたということですが、一重咲きの淡いピンクの花は、桜の花のようで、サクラギョリュウバイと呼ばれています。 夏の暑さと乾燥には弱いです。 寒さには比較的強く、関東以西では地植えも可能です。 弱酸性の土壌を好みます。 サクラギョリュウバイ 一重咲きのギョリュウバイ 八…
小輪系品種のミニシクラメンは、コンパクトで可愛らしい花を咲かせます。 カールは、花弁がくるっとカールした、個性的な花姿をしています。 突然変異から生まれた園芸品種です。 花色は、赤、白、ピンク、紅、紫で、開花期は11~3月です。 草丈は10~20㎝です。 高温多湿は苦手で、夏は直射日光を避け、半日陰の風通しの良い場所に置くのが望ましいです。 夏の間は休眠します。 寒さにもやや弱く、霜に当たらないようにする必要があります。 水はけの良い土壌を好みます。
カーネーションは、ナデシコ科ナデシコ属の多年草で、原産地は南ヨーロッパ、西アジアです。 カーネーション 天の羽衣は、芳香性ナデシコとカーネーションを交配して作り出された園芸品種です。 花は、花径4㎝ほどの八重咲きで、ピンクの濃淡が入ります。 四季咲性で、4月から12月まで、長く咲き続けます。 草丈は20㎝から25㎝です。 強い芳香があります。 暑さ、寒さに強く、寒くなるとロゼット状で冬越しし、積雪にも耐えます。 日当たりと水はけの良い場所を好みます。
スイセンは、ヒガンバナ科スイセン属の球根植物です。 原種スイセンは、50種ほど知られていて、ヨーロッパ南西部から北アフリカにかけて分布し、日当たりの良い草原や岩場に生息しています。 秋に葉を伸ばし、冬に花を咲かせます。 夏には地上部は枯れ、休眠します。 草丈は10~20㎝です。 暑さ、寒さに強い方ですが、夏の多湿は苦手です。 カンタブリクス フォリオスス 原産地 スペイン、モロッコ 花 色 白いペチコート花 開花期 12~1月 細く繊細な葉、小型でスリムな花 ブルボコディウム コンスピキュアス 原産地 スペイン、ポルトガル 花 色 黄色いペチコート花 開花期 2~4月 細く繊細な葉、スリムな花
今年は、11月下旬になっても紅葉が進まず、モミジも茶色っぽく、このまま落葉してしまうのではと思えました。 しかし、12月に入り、朝晩の冷え込みが厳しくなってから、日に日に、赤く色づいてきました。 12月も中旬になり、綺麗な紅葉を見ることができました。 黄色い葉も少しありますが、いっせいに真っ赤になった感じです。
ミカンの収穫時期を迎え、温州ミカンがたくさん出回っています。 庭にも、宮川早生と石地の2品種が植えてあり、宮川早生は11月に、石地は12月初めに収穫を終えました。 温州ミカンの他にも、いろいろな種類のミカンが出回っています。 中には、一回り小さなミカンもあります。 小ミカンと呼ばれ、直径が4~5㎝と小型ですが、香りも甘みも良く、ジューシーです。 1口サイズで、いくつも食べられます。 小ミカンの収穫時期は12月下旬です。 温州ミカンが普及する前は、代表的な品種だったそうです。 お正月の鏡餅の飾りとしても使われます。 小ミカン 温州ミカン 小ミカンと温州ミカン
フェイジョアは、フトモモ科アッカ属の常緑低木で、原産地は中南米ですが、ニュージーランドやオーストラリアで、品種改良が進められ、広く栽培されています。 果実として栽培される他、庭木や生垣にも用いられています。 5~6月に、薄桃色の花が咲きます。 雄しべは赤く、多くあり、ブラシ状になっています。 花も食べることができます。 実は11~12月に熟し、パイナップルやバナナに似た香りがして、果肉は柔らかく、甘みがあります。 生食の他、ジュースやジャム、果実酒などに利用されます。 樹高は1.5~3mです。 暑さに強く、寒さにも熱帯果樹としては強い方です。 10月 実が膨らんできました。 12月 収穫したフ…
この辺りは果実の生産地で、果樹園が広がっています。 主な生産物は、桃、ブドウ、柿、梨、ミカンですが、他にもいろいろな果実が作られていて、パパイヤを育てている所もあります。 そこで、青パパイヤをいくつか分けてもらいました。 完熟のパパイヤは、黄色く柔らかい果実で、独特の臭いと強い甘みがありますが、青パパイヤは、未熟なパパイヤのことで、野菜としてサラダや炒め物などに使われます。 青パパイヤに、シイタケ、ニンジン、赤ピーマン、豚肉を加え、ニンニク炒めを作ってみました。 まず、半分に切って皮を剥き、種を取り除いたら、薄切りにします。 アクが強いので、酢水に浸けてアク抜きします。 他の食材と一緒に炒めた…
ムベは、アケビ科ムベ属の常緑つる性植物で、日本の東北以南から台湾、中国にかけて分布しています。 4~5月に花が咲き、秋に実が熟します。 果皮は赤紫色で、中にはゼリー状の果肉と黒い種が詰まっています。 ゼリー状の部分は、上品な甘みでおいしいのですが、黒い種と分離するのが難しいです。 アケビに似ていますが、アケビは熟すと実が割れ、中の果肉が顔を出します。 ムベは熟しても、実が割れることはありません。 また、アケビは落葉性ですが、ムベは常緑性です。 ムベは、七五三の木とか、無病息災の木と言われ、縁起が良いとされています。 ムベの葉は掌状複葉で、成長するにつれ、3枚、5枚、7枚と増えます。 ムベの名の…
獅子柚子が、出回る季節になりました。 直径が20~25㎝と大きな実で、とても存在感があります。 柚子の名が付いていますが、柚子では無く、文旦の仲間です。 原産地は中国で、日本へは奈良時代に渡来しています。 酸味が強く、生食には向かず、マーマレードやピールにして食べられますが、食用というよりは観賞用に使われます。 獅子が邪念を祓うとか、実が大きく実入りが良いなどと言われ、魔除けや縁起物として飾られます。 正月飾りに玄関に置くところもあるそうです。 香りは強くはありませんが、玄関に置くと、玄関先が優しい香りに包まれます。 寒さには、やや弱いですが、関東以西で栽培可能です。 柚子の仲間の花柚子と比べ…
アガペ 笹の雪は、キジカクシ科リュウゼツラン属の多肉植物で、原産地はメキシコ北部です。 学名のvictoriae-reginae「ビクトリア レジーナ」は、ビクトリア女王に由来するとのことです。 小型種で、成長すると草丈は30㎝、株の直径は30~60㎝になります。 葉の縁の白線が特徴で、葉先の棘は硬く尖っているため、注意が必要です。 日本で人気のある種で、交配により、さかんに品種改良され、矮性種や斑入り、葉の幅広いもの、細いものなど、バラエティに富んでいます。 10数年に一度、花を咲かせ、株は枯れてしまいます。 成長はとてもゆっくりです。 子株ができやすいので、株分けで増やせます。 暑さには強…
ハオルチオプシスは、ツルボラン科の多肉植物で、原産地は南アフリカです。 以前は、ハオルチア属に分類されていましたが、今は分離独立して、ハオルチオプシス属になっています。 プシスとは形態のことで、ハオルチアのような形という意味です。 ただ、流通名では、今でもハオルチアの名称が、よく使われていて、葉が硬いため、硬葉系ハオルチアと呼ばれ、ハオルチオプシスという名称は、あまり普及していません。 アテヌアータ グリーン ウボンボエンシス エノン ペンタゴン リミフォリア
紅葉の中で、桜の花が咲いているのを見かけました。 十月桜で、夏の暑い時期を除いて、ポツンポツンと花が咲き続けます。 半八重咲きで、花弁は細く、淡いピンク色が優しい感じです。 満開といった咲き方はしませんが、長い間、少しづつ咲いています。
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オキザリス スプリングチャームオレンジは、カタバミ科カタバミ属の球根植物で、南アメリカ原産です。 花径4~5㎝のオキザリスとしては大きな花で、花色はオレンジ、中心が黄色です。 花は天気が良いと開き、雨や曇りの日には閉じています。 開花期は10~4月です。 草丈は10~20㎝で、葉はクローバーにそっくりの形をしています。 暑さ、寒さに強いです。 日当たりと、水はけの良い場所を好みます。 5~8月にかけて地上部は枯れて、休眠します。
トリフォニウム イエローリボンは、マメ科トリフォニウム属の一・二年草で、原産地はヨーロッパです。 クローバーの仲間で、トリフォニウムの名称は、小葉が3枚あることに由来します。 身近なものには、シロツメグサがあります。 イエローリボンは小ぶりの黄緑色の葉で、ふんわりとした柔らかな感じの葉や茎が、可愛らしい品種です。 花は黄色のポンポン咲きで、開花期は4~6月、9~10月です。 草丈は20~50㎝です。 暑さ、寒さに強いです。 日当たりと、水はけ、風通しの良い場所を好みます。 多湿は苦手です。 こぼれ種で良く増えます。
セダムは世界中に分布し、形態は多様で、ロゼット状に葉を広げるものや、ぷっくらとした葉を持つもの、小さな葉で群生するものなど、様々なバリエーションがあります。 小さな葉が密生するものは、草丈が低く、地面を這う様に広がって行くので、グランドカバーに適しています。 暑さ、寒さ、乾燥に強く、丈夫で育て易いです。 日当たりと、風通しの良い場所を好みます。 生育型は春秋型です。 寒い時期には紅葉します。 アクレ そよ風の天使 パープルヘイズ ヒレブランディ ファロフォーム フクリン万年草 黄金万年草 新玉つづり 虹の玉
ペラルゴニウムは、南アフリカ原産のグランディフロルムやククラタムなどを交配し、改良した品種です。 花色は赤、オレンジ、白、ピンク、紫、複色と豊富で、株いっぱいに花が咲き、華やかな雰囲気があります。 また、葉の臭いも漢方薬のような香りで、ゼラニウムの魚臭のような臭さはありません。 草丈は20~80㎝で、こんもりと茂ります。 挿し芽で簡単に増えるので、どんどん増やし、庭が鉢だらけになったことがあります。 ただ、数年で株は老化し枯れてしまうのと、多肉植物に比重が移ったこともあり、今はペラルゴニウムの鉢は少なくなりました。
プリムラ シャルムは、サクラソウ科プリムラ属の多年草です。 ジュリアンのバラ咲き品種で、エレガントな雰囲気の花です。 花色は赤、黄、白、ピンク、青、紫などで、色幅があり、花によって濃淡に違いがでます。 開花時期は11~4月です。 草丈は8~15㎝で、背丈は高くなりません。 暑さは苦手です。 寒さには比較的強く、霜に当たらなければ、屋外で冬越し可能です。 日当たりと、風通しの良い場所を好みます。 水切れに弱いので、土の表面が乾ききらないうちに、水やりをする必要がありますが、多湿になり過ぎると、根腐れの原因になります。
ミニガーベラの花が、咲き始めました。 ミニガーベラは、ガーベラの矮性品種でコンパクトな姿形です。 花色は赤、オレンジ、黄、白、ピンク、紫、複色と豊富で、一重咲きの他に、半八重咲きのセミダブル、八重咲きのフルダブル、ボールのような形のポンポン咲き、花弁が細いスパイダー咲きなどがあります。 開花時期は4~10月で、真夏の暑い時期は一休みします。
クラッスラ トランスバールの小さな白い花が、咲き始めました。 トランスバールは、ベンケイソウ科クラッスラ属の多肉植物で、南アフリカ原産です。 細かい葉をぎっしりと茂らせ、モコモコとした感じで、葉には産毛が生えています。 生育型は春秋型です。 高温多湿には弱いです。 寒さには比較的強く、霜の降る前は屋外栽培が可能です。 冬の寒さに当たると赤く紅葉します。 風通しの良い半日陰を好みます。 トランスバール クラッスラ デービッドは、南アフリカ原産の多肉植物です。 小さな丸いシルバーグリーンの葉には、産毛が生えています。 初夏に白い花が咲きます。 暑さ、寒さに強く、日当たりと風通しの良い場所を好みます…
サンストーンは斜長石の中に、ヘマタイトや銅などを内包して、アベンチュレッセンスを示すもので、赤みがかったオレンジ色に、金属的なキラメキがあります。 アベンチュレッセンスとは、小さな金属片などのインクルージョンが、光を反射してキラキラと輝く効果のことです。 斜長石の化学組成は(Na,Ca)(Al,Si)AlSi₂O₈、結晶系は三斜晶、モース硬度は6~6.5、色は無、白、淡黄、オレンジ、緑、茶などです。 原石 ルース 表面を拡大したもの ムーンストーンは、ハリ長石の乳白色の表面に、青白い光が浮き上がって見えるもので、これは、ナトリウムの多い層とカリウムの多い層が、数ミクロンの厚さで規則的に積み重な…
桂華はキク科ペリカリス属の多年草で、サイネリアを選別、交配を繰り返して作られた園芸品種です。 花色はピンク、空色、青、紫などで、開花期間は12~6月と長いです。 花持ちがとても良く、1つの花が1~2ヶ月も咲き続けます。 また、1つの株の花数が100~200と多いです。 草丈は40~90㎝です。 耐寒温度は-3℃と、寒さに強いです。 高温多湿は苦手です。 サイネリアと比べると、葉や花は小さめですが、背丈は高いです。 開花期間が、サイネリアの12~4月より長いです。 サイネリアは夏越しが難しく、一年草の扱いですが、桂華は多年草です。 サイネリアより、寒さに強いです。 桂華 サイネリア
パフィオは、ラン科パフィオペディラム属の常緑多年草で、中国南部から東南アジア、ニューギニアなど広い地域の熱帯、亜熱帯地帯に分布しています。 袋状の唇弁が特徴的な花です。 花色は黄、茶、赤、白、緑などで、落ち着いた色あいですが、存在感のある花です。 春から秋にかけて生長し、秋に花芽ができて、12~3月に開花します。 地上に根を下ろす地生蘭や半着生蘭で、バブルという肥大した茎を持っていません。 草丈は15~50㎝です。 暑さには強いです。 半日陰を好み、直射日光は葉焼けの原因になります。 寒さには弱く、冬でも10℃以上にする必要があります。
バイカオウレンの小さな白い花が、咲き始めました。 春先に咲き、春の訪れを知らせてくれる可憐な花です。 バイカオウレンは、キンポウゲ科オウレン属の常緑多年草です。 日本固有種で、本州の東北南部から近畿、中国、四国の山地の湿った雑木林に自生しています。 草丈は5~10㎝で、匍匐して広がります。 2~3月に、5~15㎝ほど花茎を伸ばし、1輪ずつ白い花を咲かせます。 花びらに見えるのはがく片で、花弁は花の中心にある小さな黄緑色の部分で退化しています。 半日陰の湿った場所を好みます。 花が梅の花に似ていることからバイカ(梅花)、根が黄色いのでオウレン(黄連)と名付けられたとのことです。
ヒョウモン(レデボウリア ソシアリス)は、キジカクシ科レデボウリア属の球根型多肉植物で、原産地は南アフリカです。 以前はユリ科に属していましたが、現在はキジカクシ科に変更されています。 葉は長楕円形、長さ10㎝ほどで、肉厚です。 葉の模様が特徴的で、葉表には、濃緑と白色のまだら模様が入っています。 葉裏は紫色です。 4~6月に小さな白い花を、多数、穂状に付けます。 生育型は夏型です。 暑さや乾燥に強く、日当たりを好みます。 寒さにも割と強く、真冬以外は屋外管理が可能です。 冬になると落葉し、休眠します。
板チタン石(ブルッカイト)、鋭錐石(アナテーズ)、金紅石(ルチル)は、チタンの酸化鉱物です。 3種とも化学組成がTiO₂で、同質異像関係にあります。 金紅石は、高温条件ででき、最も安定した構造です。 鋭錐石と板チタン石は、低温条件ででき、共に少量しか産出しません。 チタンは、鉄より軽く、強度や耐熱性、耐食性に優れ、航空機や宇宙船、原子力発電所などの様々な部品に使用されています。 また、生体親和性が高く、拒絶反応や金属アレルギーを起こしにくく、人工関節や歯科インプラントに使われています。 光触媒としても利用されています。 板チタン石 結晶系 斜方晶 板状結晶 モース硬度 5.5~6 色は淡褐、褐…
チャロアイトは、ロシア サハ共和国のチャロ川で発見され、1978年に新鉱物と認定されています。 名称は発見場所に因んで、名付けられています。 サハ共和国のムルン山塊でのみ、産出される希少な鉱物です。 化学組成はK(Ca,Na)₂Si₄O₁₀(OH,F)・nH₂Oで、結晶系は単斜晶、モース硬度は5~6です。 色は紫で、白や黒のマーブル模様が入ります。 紫色は微量のマンガンによります。 マーブル模様は、チャロアイトとエジリンやマイクロクリン、ティクナクサイトなどの鉱物が混ざり合うことでできています。 ラリマー、スギライトと並び、世界三大ヒーリングストーンの1つとされています。
グランディディエライトは、ホウ酸ケイ酸塩鉱物で、1902年にマダガスカルで発見されました。 ただ、インクルージョンの混入が多く、透明度の低いものでしたが、透明度の高い宝石質の結晶は、2003年にスリランカで発見されています。 グランディディエライトの名称は、フランスの博物学者 アルフレッド グランディディエに因んでいます。 化学組成 (Mg,Fe)Al₃(BO₃)(SiO₄)O₂ 結晶系 斜方晶 モース硬度 7.5 色は青緑、青で、鉄分が多いほど青く見えます。 多色性を示し、見る角度により、青、青緑、無色と色が変わります。 試しに、いろいろと向きを変えて見ましたが、青色の濃淡に変化がある程度で…
銀は硫黄と化合しやすい金属で、硫化銀として産出することが多いです。 まれに、自然銀として産し、樹枝状や髭状の形をしています。 自然銀は硫化銀や酸化銀、塩化銀などへ変化しやすく、金とは異なり、砂銀となることはありません。 銀は酸化しやすく、放って置くと空気中の硫化化合物と反応して、黒くなってしまいます。 自然銀 化学組成 Ag 結晶系 立方晶 モース硬度 2.5~3 色は銀白、酸化すると黒 銀は普通は、輝銀鉱や濃紅銀鉱、淡紅銀鉱など硫化鉱物や硫酸塩鉱物として産します。 銀黒は、銀の主要な鉱石で、石英中に暗黒色で縞状の筋として入っている、微細な銀鉱物の集合体です。 銀黒 輝銀鉱 銀の硫化鉱物 化学…
金は自然金が濃集した金鉱脈や、砂金として産出します。 岩石中の金は、肉眼で確認できる程の大きさのものは少なく、鉱石の中に混じっています。 自然金は、銀と相性が良く、自然銀と固溶体を形成しているので、純金では無く、少し銀を含んでいます。 金の化学組成はAuで、結晶系は立方晶、モース硬度は2.5~3です。 結晶はほとんど無く、樹枝状や粒状、塊状で産出します。 石英中の自然金 ホセ鉱中の自然金 菱刈鉱山の金銀鉱 鹿児島県の菱刈鉱山は、世界トップクラスの高品位の鉱山として知られています。 砂金 金箔の入った小瓶 これは、以前、駅前にゲームセンターがあり、バスの待ち時間に時間つぶしに、クレーンゲームをし…
曹灰長石(ラブラドライト)は、曹長石と灰長石の中間的な組成を持つ斜長石です。 化学組成は(Ca,Na)Al(Al,Si)Si₂O₈で、結晶系は三斜晶、モース硬度は6~6.5です。 色は灰、橙、黄、無、緑、青、紫、黒で、ガラス光沢があります。 カルシウムとナトリウムの数ミクロンほどの薄い層が、交互に積層したラメラ構造を持ち、光の干渉により虹色の光彩効果を起こします。 この効果をラブラドレッセンスと呼びます。 カナダのラブラドル沿岸のセントポール島で発見され、ラブラドライトの名称は発見場所に由来しています。 原石 ルース
長石の中で、カリウムを含むものを、カリ長石と呼んでいます。 カリ長石は生成する際の温度によって、ケイ素とアルミニウムの配列が変わり、ハリ長石、正長石、微斜長石に分類されます。 高温で形成された場合にはハリ長石に、中低温で形成された場合には正長石、微斜長石になります。 ハリ長石 ナトリウムをやや多く含んでいます。 化学組成 (K,Na)AlSi₃O₈ 結晶系 単斜晶 単柱状結晶 モース硬度 6 色は無色、白、クリーム、ピンク、灰色で、ガラス光沢 ハリ長石の中で、青白い色が揺らめいているように見えるものを、月長石(ムーンストーン)と呼んでいます。 ムーンストーンのルース 正長石 化学組成 KAlS…
長石はケイ酸塩鉱物の一種で、地殻上に最も多くある鉱物です。 長石には、カリウムを主とするカリ長石や、ナトリウム、カルシウムを主とする斜長石などがあります。 斜長石は、ナトリウムーカルシウムの量比により、ナトリウムが多いものを曹長石、カルシウムが多いものを灰長石と呼んでいます。 曹長石と灰長石の間には、連続固溶体を形成しています。 曹長石の化学組成は、NaAlSi₃O₈で、結晶系は三斜晶、短柱状や葉片状結晶を作り、モース硬度は6~6.5です。 色は無色、白、淡黄、ピンク、緑などです。 英名のalbiteは、「白い」を意味するラテン語のalbusに由来しています。 曹長石
28日は、きれいに晴れ渡りました。 雲1つ無い青空です。 桜の花びらも日差しがあたり、キラキラと輝いています。 公園には桜の他に、いろいろな草木が植えられていて、四季折々の花を楽しむことができます。 春は花の数も多く、色とりどりの花が咲き誇り、最も華やかな季節と感じます。 花壇には芝桜、菜花、ネモフィラ、ノースポールが植えられていました。 木の下には、水仙やハナニラが咲き乱れています。 公園の生垣のヒュウガミズキやユキヤナギもきれいです。 レンギョウや山ツツジの花もありました。 また、ツクシが顔を出していました。
この地域の桜の開花日は、3月17日と観測史上、最も早い開花となりました。 満開日も3月28日と令和30年3月27日に次ぎ、2番目に早いとのことです。 26、27日は雨だったので、花が散ってしまうのではと、少し気がかりでしたが、28日には雨が止んだので、花見に行きました。 平日だから人出は少ないかと思っていましたが、沢山の人が見に来ていました。 ソメイヨシノは満開で、見頃でした。 ただ、薄曇りの天気で、空の色と桜の色が同化してしまう感じで、写真映りはあまり良くありませんでした。 しだれ桜は、まだ、満開ではありませんでしたが、ピンク色が空に映えていました。
ビバーナム ティヌスは、スイカズラ科ガマズミ属の常緑低木で、原産地は地中海沿岸です。 3~4月にかけて、白い小さな花をたくさん咲かせ、花には甘い香りがあります。 ツボミは、濃いピンク色です。 秋には、ブルーベリーに似た紫色の実を付けます。 樹高は1~3mで、葉の表面は光沢があります。 暑さ、寒さに強く、強健です。 日当たりの良い場所を好みますが、半日陰でも良く育ちます。 乾燥気味を好みます。 ビバーナム ティヌスのツボミ ビバーナム ティヌスの花
ポピー ブラックマジックの花が咲きました。 シックな黒い光沢のある花です。 ポピー ブラックマジックは、ケシ科ケシ属の一年草で、トルコ原産です。 ツボミは、うなだれたように下を向いていますが、開花間際になると起き上がり、太陽の方を向きます。 花は数日しか持ちませんが、次々と咲きます。 草丈は30~50㎝で、茎は細長く、風が吹くと花はふわふわと揺れます。 高温多湿は苦手です。 寒さにはとても強いです。 日当たりから半日陰の風通しの良い場所を好みます。 ブラックマジックの花 ブラックマジックのツボミ すぐ近くには、真白の水仙とスノーフレークが咲いていて、対照的でした。
桜(ソメイヨシノ)の開花は、この地域では3月17日と発表されました。 統計開始以来、最も早い開花だそうです。 それから、1週間経ったので、見頃になっているのではと、公園に花見に行きました。 しかし、ソメイヨシノは、まだ2~3分咲きで、見頃はしばらく先になりそうです。 早咲きの桜は満開でした。 モクレンやハクモクレンもきれいに咲いています。 オトメツバキが満開で、白いツバキもまだまだ、咲き続けています。 ボケの花がありました。
キャベツやカブ、大根、白菜などの冬もの野菜は、ほぼ、収穫を終えました。 最後に残った白菜も収穫しました。 収穫した後の株元からは、芽が出て伸びてきました。 キャベツは新芽が成長し、巻き始めています。 白くてきれいな玉です。 白菜は花芽ができて、黄色い花が咲き始めました。 取り残したカリフラワーは、花芽になってしまいました。 3月初めにネットを張ったエンドウは、ずいぶん成長し、ツルがネットに巻き付いてきました。 ネットを張った時 3月下旬 イチゴも花が咲き始めました。 菜花は寒い頃から花が咲きています。
ディアスキア ダーラは、ゴマノハグサ科ディアスキア属の常緑多年草で、原産地は南アフリカです。 アップルブロッサムは、桜のような淡いピンク色の可愛い花です。 ふんわりとした蝶のような形の小さな花で、株一面にいっぱい咲きます。 開花期は、3~5月、10~12月です。 草丈は、25~35㎝です。 日当たりで、水はけの良い場所を好みます。 高温多湿には弱く、夏は半日陰の風通しの良い場所に移動するのが望ましいです。 寒さには比較的強く、軽い霜なら大丈夫です。 アップルブロッサムの花
電気石は、SiO₄四面体が環状に連続した、サイクロケイ酸塩鉱物です。 主要元素として、Bを含んでいます。 鉄電気石(ショール)は、Feを含有する電気石です。 化学組成 NaFe₃Al₆(BO₃)₃Si₆O₁₈(OH)₄ 結晶系 三方晶 モース硬度 7.5 色は黒で、ガラス光沢 苦土電気石(ドラバイト)は、Mgを含有する電気石です。 化学組成 NaMg₃Al₆(BO₃)₃Si₆O₁₈(OH)₄ 結晶系 三方晶 モース硬度 7~7.5 色は茶、黒で、ガラス光沢 リシア電気石(エルバイト)は、Liを含有する電気石です。 化学組成 Na(Li,Al)₃Al₆(BO₃)₃Si₆O₁₈(OH)₄ 結晶系 …
三葉虫は、古生代に生息した節足動物です。 カンブリア紀に誕生し、繁栄しました。 その後、オルドビス紀とデボン紀の大絶滅は生き延びたものの、ペルム紀の大絶滅で、絶滅してしまいました。 三葉虫は、初めて眼を持った動物の1つではと言われています。 カンブリア紀は、生物の多様化が爆発的に進んだ時代で、弱肉強食の関係を生み出しました。 眼を持ったことで、三葉虫は敵に早く気づき、行動できたでしょう。 眼は複眼で、高機能だったようです。 通常、眼は化石として残りにくいですが、三葉虫の眼はカルサイトでできていて、形がきれいに残った化石が見つかっています。 三葉虫は硬い外骨格で覆われいましたが、捕食者の強大化に…
春到来です。 日増しに暖かくなり、見かける花の種類や数が、増えてきました。 公園の花壇や緑道、庭に春の花が咲き、周りが華やかになってきました。 アレナリア オステオスペルマム クリサンセマム シレネ セイヨウオダマキ チロリアンデージー ビデンス ブルーデージー マーガレット ラナンキュラス ローゼンセマム
ムラサキナズナは、アブラナ科オーブリエチア属の常緑多年草で、原産地は南ヨーロッパから西アジアにかけての地中海沿岸地域です。 花色は紫、赤紫、薄紫で、開花期は3~5月です。 花径1.5㎝程の小さな花で、1つの花茎から4~6個の花を咲かせます。 草丈は5~15㎝と低く、矮性で、マット状に広がります。 ムラサキナズナの名称は、花色が紫で、ナズナのような十字の花を咲かせることから、名付けられたとのことです。 高温多湿に弱く、日本では夏越しが難しいため、一年草の扱いになっています。 寒さには強い方ですが、霜には注意が必要です。 風通しの良い、明るい日陰を好みます。 挿し芽や株分け、秋の播種で増やすことが…
水晶は結晶化する時の環境に影響され、いろいろな形状のものが作られます。 また、水晶の内部や表面に、筋や模様の付いたものもあります。 皆、異なった表情を持っていて、それぞれに味わいがあります。 エレスチャルクオーツ 結晶内部に空洞ができ、骨格が見えているように凹状の形になった水晶 骸骨水晶とも呼ばれている。 貫入水晶 結晶内部に別の水晶が貫入し、刺さったように見える水晶 クラッククオーツ 水晶の内部が、圧力により破裂し、その後、再結晶したもの 爆裂水晶とも呼ばれている。 人工的にヒビを入れたものが多い。 ゲートウェイクオーツ 水晶の柱面に三角形や六角形の凹形が見られるもの 高温水晶 1気圧時、5…
花ほたるは、キク科コツラ属の常緑多年草で、原産地は南アフリカです。 ポンポン咲きの可愛らしい黄色い花で、3~7月にかけて咲きます。 花付きが良く、ホタルが舞い飛ぶような姿から、花ほたると名付けられたとのことです。 草丈は10~30㎝です。 夏の暑さには弱く、日本では夏越しが難しいため、一年草の扱いになっています。 寒さには強いです。 日当たりで風通しの良い、水はけの良い場所を好みます。 花ほたるの花
コモンオパールは、遊色効果を示さないオパールのことで、遊色効果とは光の干渉により、虹色が現れる効果のことを言います。 オパールに興味を持ったのは、子どもの頃、化石採集に行って、オパールで置換された巻貝の化石を見つけてからで、ガラスのような透明感のある姿に惹かれました。 その採集場所では、白色のコモンオパールも見つけることができました。 化学組成 SiO₂・nH₂O 結晶系 非晶質 モース硬度 5.5~6.5 色は白、オレンジ、黄、ピンク、緑、青、褐色などで、ガラス光沢があります。 コモンオパールは、パワーストーンとしてアクセサリーや彫細工に使われています。 オパール化した巻貝の化石 白色のコモ…
マンガン鉱物は、Mnを主成分とする鉱物で、とても多くの種類があります。 Mnは天然には単体として存在せず、多種の化合物として存在しています。 黒っぽいものが多い中で、バラ輝石や菱マンガン鉱のように、ピンク色できれいなものもあります。 軟マンガン鉱 パイロルーサイト 最も一般的なマンガン鉱物で、バラ輝石や菱マンガン鉱などのマンガン鉱物が、酸化してできたもの 化学組成 MnO₂ 結晶系 立方晶 モース硬度 2~6 色は黒や鋼灰色で、金属光沢がある。 パイクロスマンガン石 バラ輝石と同じ準輝石で、良く似ていている。 化学組成 (Mn,Fe)₇Si₇O₂₁ 結晶系 三斜晶 モース硬度 5.5~6 色は…
ディネマ ポリブルボンは、ラン科ディネマ属の多年草で、メキシコから中米にかけてのジャングルに生息していて、樹幹や岩肌に着生しています。 以前は、エピデンドラム属に属していましたが、分かれて独立した属になった、1属1種のランです。 極小サイズのランで、草丈は5㎝ほどで、バルブに小さな2枚の葉をつけ、その間から小さな花を咲かせます。 花色は黄色にオレンジが入り、舌弁は白で、開花期は1月から3月です。 花には甘い香りがあります。 暑さに強く、寒さにも比較的強いですが、冬は室内の明るい窓辺に置くのが、望ましいです。 日当たりの良い場所を好み、乾燥を嫌います。 ポリブルボンの花
今年はグランドペチカ、シャドークイーンの2種類のジャガイモを植えました。 大きなイモは、半分に切って、切り口をよく乾かして、切った面を下向きにして植えました。 グランドペチカ 表皮 赤い地色に赤褐色の斑 果肉 濃黄 形 丸みのある楕円形 やや粉質で、ホクホクしている。 煮物、揚げ物、焼き物に適している。 シャドークイーン 表皮 クロっぽい紫 果肉 鮮やかな紫 形 楕円形 アントシアニンを多く含む。 サツマイモのような食感 ポテトチップ、スープに適している。 深さは10㎝ほどで、35㎝間隔で植えました。
カブは、紫と白の2色のものと黄色のもの、2品種を1畝に2列、大根は、青首大根とおでん大根の2品種を1畝に2列、種蒔きして育ててきました。 冬に入り、成長したカブや大根を、少しずつ収穫してきましたが、まだいくつか残っていて、ジャガイモの植付けの畝を作るため、残らず採ってしまいました。 カブや大根は、酢の物や汁物、煮物にと、よく使いました。 紫と白の2色のカブ 大きなカブ 白いものもあります。 黄色のカブ 青首大根とおでん大根 二股になったおでん大根 家で食べるので、形は悪くても問題ありません。
毎年、エンドウを育てていますが、今回、種を蒔いたのは、ツタンカーメンという紫エンドウで、豆を食べる品種です。 マメ科植物は連作を嫌う性質があるため、蒔く場所を変えています。 エンドウは、寒さに強く、幼苗期には氷点下でも耐えるので、晩秋に種を蒔いて、幼苗で冬越します。 ただ、北風や霜対策に、敷きわらをしています。 11月下旬に種を蒔き、12月上旬には芽が出始めました。 12月中旬には本葉も出てきました。 寒くなってきたので、周りに敷きわらをしました。 1月上旬 順調に成長しています。 本葉の枚数も増えました。 2月上旬 寒さに負けないよう、敷きわらを増やしました。 3月上旬 ツルが伸び始めてきた…
石膏は、ごく普通に見られる硫酸塩鉱物で、広く分布しています。 子どもの頃、石膏の結晶が採れる場所があると聞き、探しに行ったことがあります。 崖の断面の高い所に、白い層が平行に走っていて、直ぐに見つけることができましたが、手が届きません。 ただ、足元に転げ落ちたものが、いくつかあったので、拾って持ち帰りました。 透明感のある石膏の束が、重なっています。 子ども頃に採集した石膏 石膏の化学組成は、CaSO₄・2H₂Oです。 結晶系は単斜晶、色は無色透明や白がほとんどで、微量の不純物により、黄や褐色のものもあります。 ガラス光沢や真珠光沢を持ち、硬度は2です。 石膏は結晶しやすく、平行四辺形や板状、…