エビは秋から冬に始めましょう
やっと、朝晩が涼しくなり、秋の気配を感じるようになりました。 春から夏にかけて気温がドンドン上がってくると、さわやかに涼し気な熱帯魚や金魚が欲しくなります。ただ、この時オススメしないのがエビと水草水槽。 どうして、この2つを夏に向けて始めてはならないかと言うと、高温に弱いからです。そして、春に始めると大体3~4か月ぐらいで、飽きてきて水替えやトリミングがおろそかになってくるのです。そうです、ちょうど真夏の猛暑のタイミングと飽きてくるタイミングが一致するのです。水草水槽はジャングルになり、イメージと全く違い、結局すぐにやめてしまいます。エビはバタバタ死んでいき、ちょっと外出して家を空けた日など、高温になってしまい全滅します。 水草水槽はある程度経験を積んだ人がどっぷりハマるので、いきなりの初心者が始めることは少ないのですが、エビは単価も安くかわいらしいので、気軽に始めることが出来ます。 初心者の方がせっかくエビを始めたのに、繁殖の楽しみを味わう前に「エビは難しいからやめた」となってしまうのです。 一度、全滅させて「今後は水槽用クーラーを買って本格的にやろう」となれば良いのですが、始めたばかりの人はそこまでならないのが現実です。地域によっては水槽用の扇風機でも良いかもしれません。そのあたりの見極めは、始めたばかりでは分からないのです。 せっかく始めるのあれば、繁殖を味わってもらいたいので、秋からスタートをお勧めします。逆に冬はどんなに寒くてもヒーターで水温は安定しますので、生育・繁殖にはピッタリなんです。条件さえそろえば、季節関係なくどんどん増えていきます。 もう一つ、エビを始める前にポイントは、ある程度初めから「自分が本当に欲しい」と思えるものを買いましょう。ビーシュリンプなどは、模様の薄かったり、乱れたB級品が安く売っていますが、すぐに繁殖するので、B級品の繁殖では処分に困ります。バンドがクッキリしたものや白が多い物などを買うと、その子供もきれいな子供は生まれるので、楽しみは増えます。 さらに自分でお気に入りを選別すれば、どんどん好みの模様になります。 導入時の水合わせと餌のやりすぎだけに注意すれば、簡単に増えますので、ぜひこの秋はエビにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
2018/08/24 05:00