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  • 江國香織「はるかちゃん」

    ★夏期講座、第1週目が終わった。今年は受講生が少なめなので、例年よりゆとりを感じる。それにしても、この猛暑は手ごわい。★アメリカでは銃撃事件でトランプ氏の大統領就任が有力視されたが、バイデン大統領が選挙戦を降りて、情勢が変わってきた。日本では9月の自民党の総裁選を経て、10月に総選挙の様相。パリでは夏のオリンピックが開幕。前回の東京が変則的だったから、何か変な感じだ。★ウクライナやガザ地区はどうなっているのだろうか。★さて、まとまって本を読めないから、今日は江國香織さんの「すいかの匂い」(新潮文庫)から「はるかちゃん」を読んだ。★何かと病院通いの多い小学2年生の少女が、夏休み団地に住む「はるかちゃん」という同級生と仲良くなった。はるかちゃんは秋には引っ越してしまったので、仲良しの時期は一つの夏休みだけ。★...江國香織「はるかちゃん」

  • 立松和平「白日夢」

    ★トランプ氏暗殺未遂事件。AP通信社の撮ったコブシを上げるトランプ氏の姿が印象的だ。今回の事件、あまりにできすぎているので、陰謀説も飛び交っているとか。★これからの4年間。世界はどう動いていくのやら。★さて京都は祇園祭も終わり、それを契機に、夏が来たようだ。連日35度を超えるような猛暑。スタミナをつけて乗り越えねば。★今日は、立松和平さんの「卵洗い」(講談社文芸文庫)から「白日夢」を読んだ。「卵洗い」は連作短編集。戦後まだ遠くない時期、母親が経営する小さな食料品店に出入りする人々の姿を少年の視線で描いている。★少年の家には良い水が湧く井戸があり、近所の女性が水をもらいに訪れていた。その女性が自ら命を絶った。少年には複雑なことはわからないが、彼女の葬式を巡り、近所の婦人たちが母親と話す姿を描いている。★この...立松和平「白日夢」

  • 吉村昭「夾竹桃」

    ★トランプ大統領銃撃事件には驚いた。背後関係はよくわからないが、この事件が今後どのように尾を引くかが気がかりだ。★映画「ロストクライム閃光」(2010年)を観た。永瀬隼介さんの原作を読んでいたので内容は知っていた。「3億円事件」の真相の新解釈。犯人は単独犯ではなかった。迷宮入りの背後には警察の隠ぺい工作があったという。★原作の方が重厚で、映像化に当たって端折っている場面が多い。それはともかく、奥田瑛二さん演じる老刑事と渡辺大さん演じる若手刑事のやりとりは良かった。★読書は短い作品、吉村昭さんの「遠い幻影」(文春文庫)から「夾竹桃」を読んだ。作家らしき男性の家で家事を手伝っていた房子という女性。彼女は父親の存在を知らない。軍関係の仕事をしていたというが、名前も明らかでないので調べようがない。しかし、彼女は執...吉村昭「夾竹桃」

  • 柚月裕子「蟻の菜園」

    ★1学期も終盤。小中学校では授業を昼までにして、三者面談(中学校)やら懇談会(小学校)が開かれている。限られた時間の中で、保護者と教員が何を話すのか。話を聞くと、様々な思惑が飛び交っている様子。★教員はホンネをオブラートで包んだような型通りの「報告」をし、保護者は教員を鋭く評価する。保護者よりも教員が年下なら、厳しい評価もあるとか。教員の覚悟と専門性が試される場面だ。★さて今日は、柚月裕子さんの「蟻の菜園」(角川文庫)を読み終えた。★ある連続不審死事件。結婚詐欺の嫌疑をかけられた女性にはアリバイがあった。この事件に興味を持ったライターが取材を進めると、そこには数十年にもわたる思いもよらない真実が隠されていた。★事件の背後にある児童虐待の実態。犯行を憎みつつも、犯人の境遇には同情を禁じえない。★警察も行政も...柚月裕子「蟻の菜園」

  • 映画「大統領の理髪師」

    ★昨日、7月10日は近くのお寺「円蔵院」の金毘羅祭り。宇治中心部で行われる「あがた祭り」に比べれば相当小規模なものだが、小中学生たちにとってはちょうどよい規模のお祭り。おかげで、昨夜の授業は開店休業。★空いた時間で、映画「JSA」と「大統領の理髪師」を観た。★「JSA」(2000年)は、イ・ビョンホン、ソン・ガンホとその後の韓国映画界のスターが若い頃の作品。★「大統領の理髪師」(2004年)は、「JSA」にも出演したソン・ガンホが主役。コミカルな面を見せながら、政変に翻弄されるある理髪師の家族を描いていた。★「大統領・・・」といえば、「大統領の執事の涙」を思い起こす。歴代のアメリカ大統領に仕えた執事の物語だった。★そういえば、アメリカ大統領選の行方は如何に。高齢のバイデン氏への風当たりは強く、戦っても戦わ...映画「大統領の理髪師」

  • 映画「陸軍中野学校」

    ★7月2日、5年に1度、運転免許証の更新。以前は伏見区の羽束師にある運転免許試験場での更新だったため、半日は手続きにつぶれたが、京都駅までに更新できるようになって便利になった。★最近はめっきり出不精になってしまったので、およそ1年ぶりの京都駅。海外客の多さにびっくりする。★ここ数日は映画「陸軍中野学校」シリーズを観ている。今までも何度か観たが、日本のスパイものはこのシリーズが面白い。作品の魅力は何といっても市川雷蔵さんだ。「眠狂四郎」と合わせて観てみたい。★韓国映画や中国映画でも言えるが、スパイものが描かれる時代は不幸な時代なのだろう。★さて暑さで読書が進まない。★今読んでいるのは、柚月裕子「蟻の菜園」(角川文庫)、角田光代「方舟を燃やす」(新潮社)、垣根涼介「信長の原理」(角川文庫)、荻原浩「噂」(新潮...映画「陸軍中野学校」

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