早期発見が難しい肝臓がん
「沈黙の臓器」と呼ばれる肝臓にできる肝臓がん、肝炎ウイルスに感染すると、肝炎、肝硬変、そして肝臓がん、という経過をたどっていきます。 しかし近年は、肝炎ウイルスの感染者が減り、一方で肝炎ウイルスを除去する治療が飛躍的に進歩し、特にC型肝炎ではウイルスをほとんど駆除できるようになったことから、肝臓がんで亡くなる人も減ってきています。 ウイルス性肝炎が減る一方で、脂肪肝を原因とする、新しいタイプの肝臓がんが増えています。 肝臓がんの主な初期症状は、腹痛や全身倦怠、お腹の張り、食欲不振などがあげられます。 しかし、これらの症状は、他の疾患でも現われるものであり、また、症状があまり強くでないケースもあ…
2022/11/30 15:26