「…第二年の第一の月、その月の一日に、幕屋が建てられた。 モーセは、まず、台座を置き、壁板を立て、横木を渡し、柱を 立てて、幕屋を組み立てた。次に、幕屋の上に天幕を広げ、 更にその上に天幕の覆いを掛けた。主がモーセに命じられた とおりであっ...
「モーセがシナイ山を下ったとき、その手には二枚の掟の板があった。 モーセは、山から下ったとき、自分が神と語っている間に、自分の顔の 肌が光を放っているのを知らなかった。アロンとイスラエルの人々が すべてモーセを見ると、なんと、彼の顔の肌は光...
「主は言われた。『見よ、わたしは契約を結ぶ。わたしはあなたの 民すべての前で驚くべき業を行う。それは全地のいかなる民にも いまだかつてなされたことのない業である。 あなたと共にいるこの民は皆、主の業を見るであろう。わたしが あなたと共にあっ...
「主はモーセに言われた。『前と同じ石の板を二枚切りなさい。わた しは、 あなたが砕いた、前の板に記そう。・・・山のどこにも 人の姿が あっては ならず、山のふもとで羊や牛の放牧もしてはならない。』 モーセは前と同じ石の板を二枚切り、朝早く起...
「主はモーセに仰せになった。『さあ、あなたも、あなたがエジプト の国から導き上った民も、ここをたって、わたしがアブラハム、イ サク、ヤコブに誓って、「あなたの子孫にそれを与える」と言った 土地に上りなさい。わたしは、使いをあなたに先立って遣...
「主はモーセに仰せになった。『直ちに下山せよ。あなたがエジプトの 国から導き上った民は堕落し、早くもわたしが命じた道からそれて、 若い雄牛の鋳像を造り、それにひれ伏し、いけにえをささげて、 「イスラエルよ、これこそあなたをエジプトの国から導...
「モーセが山からなかなか下りて来ないのを見て、民がアロンのもとに 集まって来て、『さあ、我々に先立って進む神々を造ってください。エジ プトの国から我々を導き上った人、あのモーセがどうなってしまったの か分からなないからです』と言うと、アロン...
「主はモーセに言われた。あなたは、イスラエルの人々に告げてこう 言いなさい。あなたたちは、わたしの安息日を守らなければならない。 それは、代々にわたってわたしとあなたたちとの間のしるしであり、 わたしがあなたたちを聖別する主であることを知る...
「わたしに仕える祭司として、彼らを聖別するためにすべき儀式は、 次のとおりである。若い雄牛一頭と傷のない雄の子羊二匹を取る。 ・・・酵母を入れないパン、・・・それをみな一つの籠に入れ、・・・ 聖別の油を取り、彼の頭に注ぎかけて、聖別する。・...
「次に、祭司としてわたしに仕えさせるために、イスラエルの人々の 中から、兄弟アロンとその子ら・・・をアロンと共にあなたの近くに置 きなさい。あなたの兄弟アロンに威厳と美しさを添える聖なる祭服を 作らねばならない。・・・彼らが作るべき衣類は、...
「アカシヤ材で祭壇を造りなさい。・・・祭壇の四隅にそれぞれ角を 作り、祭壇から生えているように作り、・・・灰を取る壺、十能、鉢、 肉刺し、火皿・・・祭壇を担ぐためにアカシヤ材の棒を作り、・・・ ・・・次に、幕屋を囲む庭を造りなさい。・・・オ...
「次に青、紫、緋色の毛糸、および亜麻のより糸を使って、 意匠家の描いた ケルビムの模様の垂れ幕を作り、金箔で 覆ったアカシヤ材の四本の柱の鉤(掛け金)に掛けなさい。 鉤は金、四本の柱の台座は銀で作る。その垂れ幕は留め 金 の下に掛け、その垂...
「幕屋を覆う十枚の幕を織りなさい。・・・一枚の幕は長さ二十八 アンマ 幅四アンマで、すべての幕を同じ寸法にする。五枚の幕を つづり合わせ、他の五枚も同じようにする。・・・そこに、五十の金 の留め金を作り、両方の幕をそれらで留め合わせる。こう...
「アカシヤ材で 机 を作りなさい。・・・アカシヤ材で棒を作って金で覆い、 机を担ぐ棒とする。皿、柄杓、小瓶、水差しを作り、ぶどう酒の献げ物 をっささげるのに用いる。これらは純金で作る。この机に供えのパンを、 絶えずわたしの前に供えなさい。純...
「次に、贖いの座を純金で作りなさい。寸法は縦二・五アンマ、 横一・五アンマとする。打ち出し作りで一対のケルビムを作り、 贖いの座の両端、すなわち、一つを一方の端に、もう一つを 他の端に付けなさい。一対のケルビムを贖いの座の一つとし て その...
「アカシヤ材で箱を作りなさい。寸法は縦二・五アンマ、横一・五 アンマ、高さ一・五アンマ。純金で内側も外側も覆い、周囲に金 の飾り縁を作る。四つの金環を鋳造し、それを箱の四隅の脚に、 すなわち箱の両側に二つずつ付ける。箱を担ぐために、アカシヤ...
「主はモーセに仰せになった。イスラエルの人々に命じて、 わたしの もとに献納物を持って来させなさい。あなたたちは、 彼らがおのおの 進んで心からささげるわたしへの 献納物を受け取りなさい。 彼らから受け取るべき献納物は 以下のとおりである。...
「主が、『わたしのもとに登りなさい。山に来て、そこにいなさい。 わたしは、彼らを教えるために、教えと戒めを記した石の板を あなたに授ける』とモーセに言われると、モーセは従者ヨシュアと 共に立ち上がった。モーセは、神の山へ登って行くとき、長老...
「あなたは六年の間、自分の土地に種を蒔き、産物を取り入れ なさい。 しかし、七年目には、それを休ませて、休閑地としなけ ればならない。 あなたの民の乏しい者が食べ、残りを野の獣に 食べさせるが よい。 ぶどう畑、オリーブ畑の場合も同じように...
「あなたは根拠のないうわさを流してはならない。悪人に 加 し て、不法を引き起こす証人となってはならない。あなたは 多数者 に追従して証言し、判決を曲げてはならない。 また、弱い人を訴訟において曲げてかばってはならない。 ・・・・ あなたは...
「人がまだ婚約していない処女を誘惑し、彼女と寝たならば、 必ず結納金を払って、自分の妻としなければならない。もし、 彼女の父が彼に与えることを強く拒む場合は、彼は処女のた めの結納金に相当するものを銀で支払わねばならない。 女呪術師を生かし...
「・・・もし、その他の損傷があるならば、命には命、目には目、 歯 には歯、手には手、足には足、やけどにはやけど、生傷 には生傷、 打ち傷には打ち傷をもって償わねばならない。 人が自分の男奴隷あるいは女奴隷の目を打って、目がつぶ れた 場合、...
「人を打って死なせた者は必ず死刑に処せられる。 ただし、 故意にではなく、偶然、彼の手に神が渡され た場合は、わ たしはあなたのために一つの場所を定める。 彼はそこに 逃れることができる 。しかし、人が故意に隣人を 殺そうとして暴力を振るう...
「主はモーセに言われた。イスラエルの人々にこう言いなさい。 あなたたちは、わたしが天からあなたたちと語るのを見た。 あなたたちはわたしについて、何も造ってはならない。 銀の 神々も金の神々も造ってはならない。 あなたは、わたしのために土の祭...
「(民は)モーセに言った。『あなたがわたしたちに語ってください。 わたし たちは聞きます。神がわたしたちにお語りにならない ように してく ださい。そうでないと、わたしたちは死んでしまいます。』 モーセは民に答えた。『恐れることはない。神が...
「『あなたの父母を敬え。そうすればあなたは、あなたの神、 主が与えられる土地に長く生きることができる。 殺しては ならない。 姦淫してはならない。 盗んではならない。 隣人に関して偽証してはならない。 隣人の家を欲しては ならない 。隣人の...
「神はこれらすべての言葉を告げられた。『わたしは主、あなたの神、 あなたをエジプトの国、奴隷の家から導き出した神である。あなたに は、 わたしを おいてほかに神があってはならない。 あなたはいかなる像も造ってはならない。上は天にあり、下は地...
「・・・三日目の朝になると、雷鳴と稲妻と厚い雲が山に臨み、 角笛の音が鋭く鳴り響いたので、宿営にいた民は皆、震えた。 しかし、モーセが民を神に会わせるために 宿営から連れ出したので、彼らは山のふもとに立った。シナイ 山は全山煙に包まれた。主...
「モーセは・・・主が命じられた言葉をすべて彼らの前で語った。 民は皆、一斉に答えて、『わたしたちは、主が語られたことをす べて 行います』と言った。 モーセが民の言葉を主に取り次ぐと、 主はモーセに言われた。 『見よ、 わたしは濃い雲の中に...
「イスラエルの人々は、エジプトの国を出て三月目のその日に、 シナイの荒れ野に到着した。彼らはレフィディムを出発して、 シナイの荒れ野に着き、荒れ野に天幕を張った。 イスラエルは、 そこで、山に向かって宿営した。 モーセが神のもとに登って行く...
「翌日になって、モーセは座に着いて民を裁いたが、民は朝から 晩までモーセの裁きを待って並んでいた。モーセのしゅうとは、 彼が民のために行っているすべてのことを見て、 『あなたが民のためにしているこのやり方はどうしたことか。なぜ、 あなた一人...
「モーセのしゅうとで、ミディアンの祭司であるエトロは、 神がモーセとその民イスラエルのためになされたすべ てのこと、すなわち、主がイスラエルをエジプトから 導き出されたことを聞いた。・・・エトロは、モーセが先に 帰していた妻のツィポラと、二...
「主はモーセに言われた。『イスラエルの長老数名を伴い、 民の前を進め。また、ナイル川を打った杖を持って行くが よい。見よ、わたしはホレブの岩の上であなたの前に立つ。 あなたはその岩を打て。そこから水が出て、民は飲むことが できる。』モーセは...
「・・・主の命令により、イスラエルの人々の共同体全体は、 シンの荒れ野を出発し、旅程に従って進み、レフィディムに 宿営したが、そこには民の飲み水がなかった。 民はモーセと争い、『我々に飲み水を与えよ』と言うと、 モーセは言った。『なぜ、わた...
「モーセは彼らに言った。『これは、主が仰せられたことである。 明日は休息の日、主の聖なる安息日である。焼くものは焼き、 煮るものは煮て、余った分は明日の朝まで蓄えておきなさい。』 彼らはモーセの命じたとおり、朝までのこしておいたが、臭くな ...
「イスラエルの人々はそのとおりにした。ある者は多く集め、 ある者は少なく集めた。しかし、オメル升で量ってみると、 多く集めた者も余ることなく、少なく集めた者も余ることなく、 それぞれが必要な分を集めた。モーセは彼らに、『だれも それを、翌朝...
「モーセがアロンに、『あなたはイスラエルの人々の共同体全体に 向かって、主があなたたちの不平を聞かれたから、主の前に集ま れ と命じなさい』と言うと、アロンはイスラエルの人々の共同体 全体に そのことを命じた。彼らが荒れ野の方を見ると、見よ...
「モーセとアロンはすべてのイスラエルの人々に向かって言った。 『夕暮れに、あなたたちは、主があなたたちをエジプトの国から 導き出されたことを知り、朝に、主の栄光を見る。 あなたたちが、主に向かって不平を述べるのを主が聞かれたか らだ。我々が...
「・・・共同体全体はエリムを出発し、エリムとシナイとの間にある シンの荒れ野に向かった。・・・荒れ野に入ると、イスラエルの人々 はモーセとアロンに向かって不平を述べ立てた。 『・・・あなたたちは我々をこの荒れ野に連れ出し、この全会衆を 飢 ...
「モーセは主に向かって叫ぶと、主は彼に一本の木を示された。 その木を水に投げ込むと、水は甘くなった。その所で主は彼に 掟と法とを与えられ、またその所で彼を試みて、言われた。 『もしあなたが、あなたの神、主の声に必ず聞き従い、彼の目に かなう...
「ファラオの馬が、戦車、騎兵もろとも海に入ったとき、主は海の水を彼らの 上に返された。しかし、イスラエルの人々は海の中の乾いた所を進んだ。 アロンの姉である女預言者ミリアムが小太鼓を手に取ると、他の女たちも 小太鼓を手に持ち、踊りながら彼女...
「主はモーセに言われた。『なぜ、わたしに向かって叫ぶのか。イスラエルの 人々に命じて出発させなさい。杖を高く上げ、手を海に向かって差し伸べて、 海を二つに分けなさい。そうすれば、イスラエルの民は海の中の乾いた所を 通ることができる。しかし、...
「イスラエルの人々は、意気揚々と出て行ったが、エジプト軍は 彼らの 後を追い、ファラオの馬と戦車、騎兵と歩兵は、ピ・ハヒロトの 傍らで、 バアル・ツェフォンの前の海辺に宿営している彼らに追いついた。 ・・・エジプト軍は既に背後に襲いかかろう...
「主はモーセに仰せになった。『イスラエルの人々に、引き返して、 ・・・バアル・ツェフォンの前に、それに面して、海辺に宿営するのだ。 するとファラオは、イスラエルの人々が慌ててあの地方で道に迷い、 荒れ野が彼らの行く手をふさいだと思うであろう...
「・・・神は彼らをぺリシテ街道には導かれなかた。それは近道であったが、 民が戦わねばならぬことを知って後悔し、エジプトに帰ろうとするかもしれ ない、と思われたからである。神は民を、葦の海に通じる荒れ野の道に 迂回させられた。イスラエルの人々...
「イスラエルの人々はラメセスからスコトに向けて出発した。 一行は、妻子を別にして、壮年男子だけでおよそ六十万人で あった。そのほか、種々雑多な人もこれに加わった。 羊、牛など家畜もおびただしい数であった。・・・彼らがエジプト から追放された...
「真夜中になって、主はエジプトの国ですべての初子を撃たれた。 王座に 坐しているファラオの初子から牢屋につながれている捕虜 の初子まで、 また家畜の初子もことごとく撃たれたので、 ファラオと家臣、またすべての エジプト人は夜中に起き上がった...
「エジプトの国で、主はモーセとアロンに言われた。『この月をあなたたちの 正月とし、年の初めの月としなさい。イスラエルの共同体全体に次のように 告げなさい。「今月の十日、人はそれぞれ父の家ごとに、 すなわち家族ごとに 子羊を一匹用意しなければ...
「主はモーセに言われた。『わたしは、なおもう一つの災いをファラオと エジプトにくだす。その後。王はあなたたちをここから去らせる。いや、 そのときには、あなたたちを一人残らずここから追い出す。 あなたは、民に告げ、男も女もそれぞれ隣人から金銀...
「主はモーセに言われた。『手を天に向かって差し伸べ、エジプトの地に 闇を臨ませ、人がそれを手に感じるほどにしなさい。』モーセが手を天に 向かって差し伸べると、三日間エジプト全土に暗闇が臨んだ。 ・・・人々は・・・立ち上がることもできなかった...
「・・・ヘブライ人の神、主はこう言われた。『いつまで、あなたはわたしの 前に身を低くするのを拒むのか。わたしの民を去らせ、わたしに仕えさせ なさい。もし、あなたがわたしの民を去らせることを拒み続けるならば、 明日わたしはあなたの領土にいなご...
「主はモーセに言われた。『明朝早く起き、ファラオの前に立って、彼に 言いなさい。ヘブライ人の神、主はこう言われた。「わたしの民を去らせ、 わたしに仕えさせよ。今度こそ、わたしはあなた自身とあなたの家臣と あなたの民に、あらゆる災害ををくだす...
「主はモーセとアロンに言われた。『かまどのすすを両手にいっぱい 取って、モーセはそれをファラオの前で天に向かってまき散らすが よい。・・・それはエジプト全土の人と家畜に降りかかり、膿の出る はれ物となるであろう。二人はかまどのすすを取ってフ...
「『わたしの民を去らせ、わたしに仕えさせよ』・・・拒み、なおも彼らを とどめて おくならば、見よ、主の手が甚だ恐ろしい疫病を野にいるあ なたの家畜、馬、 ろば、らくだ、牛、羊に臨ませる。 しかし主は、・・・ イスラエルの人々の家畜は 一頭た...
「主はモーセに言われた。『アロンに言いなさい。[杖を差し伸べて 土の塵を打ち、 ぶよ (蚊より小さい血を吸う害虫)にさせてエジプト 全土に及ぼせ]と。』 彼らは言われたとおりにし、アロンが杖を持った手を差し伸べ土の 塵を打つと、土の塵はすべ...
「主がナイル川を打たれてから七日たつと、主はモーセに言われた。 『ファラオのもとに行って、彼に言いなさい。主はこう言われた。「わた しの民を去らせ、わたしに仕えさせよ。もしあなたが去らせることを 拒むならば、わたしはあなたの領土全体に蛙の災...
「主はモーセに言われた。『ファラオの 心は頑迷 で、民を去らせない。 明朝、ファラオのところへ行きなさい。・・・あの杖を手に持ち、・・・ ナイ ル川の岸部に立って、彼(ファラオ)を待ち受け、彼に言いなさい。 ・・・「わたしの民を去らせ、荒れ...
「主はモーセとアロンに言われた。『もし、ファラオがあなたたちに向かって、 「奇跡を行って見よ」と求めるならば、あなたはアロンに、「杖を取って、ファ ラオの前に投げよ」と言うと、杖は蛇になる。』 モーセとアロンはファラオのもとに行き、主の命じ...
「…主はモーセに言われた。『見よ、わたしはあなたをファラオに 対しては 神の代わりとし、あなたの兄アロンはあなたの預言者となる。わたしが命 じるすべてのことをあなたが語れば、あなたの兄アロンが、 イスラエルの人々を国から去らせるよう、ファラ...
「・・・『わが主よ。あなたはなぜ、この民に災いをくだされるのですか。 わたしを遣わされたのは、一体なぜですか。わたしがあなた御名に よって語るため、ファラオのもとへ行ってから、彼はますますこの民を 苦しめています。それなのに、あなたは御自分...
「モーセとアロンはファラオ(エジプト王)のもとに出かけて行き、 言った。 『イスラエルの神、主がこう言われました。「わたしの 民を去らせて、荒れ 野でわたしのために祭りを行わせなさい』 と。』 ファラオは、『主とは一体何者なのか。どうして、...
「いのち」について投稿しようとしたら、出エジプト記にはいのちの キーワードが少ないので、いのちにはこだわらずに、モーセの働き を順を追って書いていきたい。 「・・・主はアロンに向かって、『さあ、荒れ野へ行って、モーセに会いなさい。』 と命じ...
「いのち」をキーワードにして旧約・創世記から投稿してきましたが、 前回で終わり、今回より「出エジプト記」から投稿します。 「・・・主はミディアンでモーセに言われた。 『さあ、エジプトに帰るがよい、 あなたの 命 をねらっていた者は皆、 死ん...
「『あなたがたはわたしに悪をたくらみましたが、神はそれを善に変え、 多くの民の 命 を救うために、今日のようにしてくださったのです。どうか 恐れないでください。このわたしが、あなたたちとあなたたちの子供を 養いましょう。』ヨセフはこのように...
「ルベンよ、お前はわたしの長子 わたしの勢い 命 の力の初穂 気位が高く、力も強い。 お前は水のように奔放で 長子の誉れを失う。 お前は父の寝台に上った。あのとき、わたしの寝台に上り それを汚した。」 (創世記 49章3.4より) ヨ...
「あなたさまはわたしどもの 命 の恩人です。御主君の御好意によって、 わたしどもはファラオの奴隷にさせていただきます。」 (創世記 47章25より) 命をキーワードにすると、また物語がここまで飛んでくる。飢饉により、 ヨセフの父ヤコブ(イ...
「・・・わたしはあなたたちがエジプトへ売った弟のヨセフです。 しかし、今は、わたしをここへ売ったことを悔やんだり、責め合 ったりする必要はありません。 命 を救うために、神がわたしを あなたたちより先にお遣わしになったのです。」 (創世記...
「・・・お前たちを試すことにする。ファラオの 命 にかけて言う。 いちばん末の弟を、ここに来させよ。・・・お前たちを監禁し、 お前たちの言うことが本当かどうか試す。・・・回し者だ。」 (創世記 42章15.16より) 「いのち」をキーワー...
「・・・ルベンはこれを聞いて、ヨセフを彼らの手から助け出そうとして、 言った。『 命 まで取るのはよそう。』ルベンは続けて言った。『血を流し てはならない。荒れ野のこの穴に投げ入れよう。 手を下してはならない。 ルベンは、ヨセフを彼らの手か...
「・・・神は夢の中でアビメレクに言われた。・・・『彼は預言者だから、 あなたの ために祈り、 命 を救ってくれるだろう。 しかし、もし返さなけ れ ば、 あなたも あなたの家来も皆、必ず死ぬことを 覚悟せねばなら ない。』」 (創世...
「ロトは言った。『主よ、できません。あなたは僕に目を留め、慈しみを 豊かに示し、 命 を救おうとしてくださいます。しかし、わたしは山まで逃 げ延びることはできません。恐らく、災害に巻き込まれて、死んでしまう でしょう。御覧ください、あの町を...
「アブラム(後のアブラハム)が・・・妻サライ(後のサラ)に言った。 『あなたが美しいのを、わたしはよく知っている。エジプト人が あなたを見たら、「この女はあの男の妻だ」と言って、 わたしを殺し、 あなたを生かしておくにちがいない。どうか、わ...
「神はノアと彼の息子たちを祝福して言われた。『産めよ、増えよ、地に 満ちよ。地のすべての獣と空のすべての鳥は、地を這うすべてのものと 海のすべての魚と共に、あなたたちの前に恐れおののき、 あなたたちの手にゆだねられる。動いている 命 あるも...
「・・・彼ら(ノア一族8人)と共にそれぞれの家畜、それぞれの地を這うもの。 それぞれの鳥、小鳥や翼のあるものすべて、 命 の霊をもつ肉なるものは、 二つずつノアのもとに来て箱舟に入った。・・・洪水は四十日間地上を覆った。 水は次第に増して箱...
「わたしはあなたと契約を立てる。あなたは妻子や嫁たちと共に箱舟に 入りなさい。また、すべて 命 あるもの、すべて肉なるものから、二つずつ 箱舟につれて入り、・・・雄と雌でなければならない。・・・更に、食べられ る物はすべてあなたのところに集...
「見よ、わたしは地上に洪水をもたらし、 命 の霊をもつ、すべて肉なるものを 天の下から滅ぼす。地上のすべてのものは息絶える。」 (創世記 6章17より) 命をキーワードにしていると、話はいきなりノアの洪水物語に進む。 それまでのアダムと...
「アダムは女をエバ(命)と名付けた。彼女がすべて命あるものの 母となった からである。主なる神は、アダムと女に皮の衣を作って 着せられた。」 (創世記 3章:20,21より) 3章の初めには、蛇の誘惑(園の中央に生えている木の果実だけは...
「主なる神は、土(アダマ)の塵で人(アダム)を形づくり、その鼻に 命 の息を吹き入れられた。人はこうして生きる者となった。」 (創世記 2章7より) ここを読んで、なんだ「人は土の塵で造られた」と複雑な気持ちに なるかもしれない。被造物で...
今回から、聖書より引用した言葉「命(いのち)」を キーワードにして、ブログを綴っていきます。 コメントをお待ちしています。 「地の獣、空の鳥、地を這うものなど、すべて 命 あるものには あらゆる青草を食べさせよう。」 (創世記1章:30よ...
「・・・ある者はパウロの言うことを受け入れたが、他の者は 信じようとはしなかった。彼らが互いに意見が一致しないまま、 立ち去ろうとしたとき、パウロはひと言次のように言った。 『聖霊は、預言者イザヤを通して、正しくあなたがたの先祖に、 こう語...
「・・・ユダヤ人たちは言った。『私どもは、あなたのことについてユダヤ から何の書面も受け取ってはおりません。・・・あなたについて何か悪い ことをも・・・、話したこともありませんでした。・・・直接お聞きしたいたい。』 そこで、ユダヤ人たちは日...
「三日の後、パウロはおもだったユダヤ人たちを招いた。 彼らが集まって来たとき、こう言った。『兄弟たち、わたしは、 民に対しても先祖の慣習に対しても、背くようなことは何一つ していないのに、エルサレムで囚人としてローマ人の手に引き 渡されてし...
「三か月後、わたしたちは、この島で冬を越していたアレクサンドリアの 船に乗って出航した。ディオスクロイ(ギリシヤ神話の人物)を船印とする 船であった。わたしたちは、シラクスに寄港して三日間そこに滞在し、 ・・・二日でプテオリに入港した。わた...
「…助かった、この島がマルタ島と呼ばれていることが分かった。 島の住民は大変親切に・・・ たき火をたいて、わたしたち 一同を もてなしてくれた。 パウロが一束の枯れ枝を集めて火にくべると、 一匹の蝮が・・・ 絡み ついた。・・・住民は・・・...
「朝になって、どこの陸地であるか分からなかったが、砂浜の 入り江を 見つけ、・・・船を乗り入れようと、・・・船首の帆を上げ て、砂浜に向か って進んだ。・・・浅瀬にぶつかって船を乗り上げてしまい・・・ 兵士たちは、 囚人たちが泳いで逃げない...
「十四日目の夜になたとき、・・・真夜中ごろ船員たちは、どこかの 陸地に近づいているように感じた。・・・水の深さを測ってみると、・・・ 十五オルギィア(約18M)であった。・・・錨を四つ投げ込み、夜の 明けるのを待ちわびた。・・・船員たちは船...
「・・・ついに助かる望みは全く消えうせようとしていた。 ・・・ パウロは彼らの中に立って言った。『皆さん、わたしの 言った とおりに、クレタ島から船出してしていなければ、 こんな危険や 損失を避けられたにちがいありません。しかし今、 あなた...
「ときに、南風が静かに吹いて来たので、人々は望みどおりに 事が運ぶと考えて錨を上げ、クレタ島の岸に沿って進んだ。 しかし、間もなく、エウラキロンと呼ばれる暴風が、島の方から 吹き降ろして来た。船はそれに巻き込まれ、風に逆らって進む ことがで...
「・・・幾日もの間、船足ははかどらず、・・・風に行く手を阻まれたので、 ・・・ようやく(クレタ島)『良い港』と呼ばれる所に着いた。・・・航海はもう 危険であった。それで、パウロは人々に忠告した。『皆さん、わたしの 見る ところでは、この航海...
「・・・イタリアへ向かって船出することに決まったとき、 パウロと他の数名の囚人は、皇帝直属部隊の百人 隊長ユリウスという者に引き渡された。(出港後) 翌日 シドンにに着いたが、ユリウスはパウロを親切に扱い、 友人たちのところへ行ってもてなし...
「・・・そこで、王は立ち上がり、総督もベルニケや陪席の者も 立ち上がった。彼らは退場してから、『あの男は、死刑や投獄 に当たるようなことは何もしていない』と話し合った。 アグリッパ王はフェストゥスに、『あの男は皇帝に上訴させして いなければ...
「・・・パウロは言った。『私は、皇帝の法廷に出頭しているのですから、 ここで裁判を受けるのが当然です。よくご存知のとおり、私はユダヤ人 に対して何も悪いことをしていません。・・・しかし、この人たちの訴えが 事実無根なら、だれも私を彼らに引き...
「・・・自分を全く取るに足りない者と思い、涙を流しながら、また、 ユダヤ人の数々の陰謀に遭いながらも、主にお仕えしてきました。 役に立つことは一つ残らず、公衆の面前でも方々の家でも、あな たがたに伝え、また教えてきました。・・・・・ このよ...
「週の初めの日、わたしたちがパンを裂くために集まっていると、 パウロは翌日出発する予定で人々に話をしたが、その話は夜中 まで続いた。・・・エウティコという青年が、窓に腰を掛けていたが、 パウロの話が長々と続いたので、ひどく眠気を催し、眠りこ...
「・・・悪霊は彼らに言い返した。『イエスのことは知っている。 パウロのこともよく知っている。だが、いったいお前たちは何 者だ。』・・・この祈祷師たちに飛びかかって・・・傷つけられて、 この家から逃げ出した。このことがエフェソに住むユダヤ人や...
「・・・パウロは会堂に入って、三か月間、神の国のことに ついて大胆に論じ、人々を説得しようとした。しかしある者 たちが、かたくなで信じようとせず、会衆の前でこの道を 非難したので、パウロは彼らから離れ、弟子たちをも退かせ、 ティラノという人...
「パウロはアテネを去ってコリントへ行った。ここで、 アキラという ユダヤ人とその妻プリスキラに出会った。 ・・・パウロは安息日ご とに会堂で論じ、ユダヤ人や ギリシア人の説得に努めていた。 ・・・コリントの多くの人々も、パウロの言葉を聞いて...
「・・・パウロは、アレオパゴスの真ん中に立って言った。 『アテネの皆さん、あらゆる点においてあなたがたが信仰 のあつい方であることを、わたしは認めます。・・・ 世界とその中の万物とを造られた神が、その方です。この 神は天地の主ですから、手で...
「・・・それで、彼らのうちのある者は信じて、パウロとシラスに 従った。神をあがめる多くのギリシヤ人や、かなりの数のおも だった婦人たちも同じように二人に従った。 しかし、ユダヤ人たちはそれをねたみ、・・・ならず者を何人か 抱き込んで暴動を起...
「・・・パウロは下役たちに言った。『高官たちに、ローマ帝国の 市民権を 持つわたしたちを、裁判にもかけずに公衆の面前で鞭打ってから投獄 したのに、今ひそかに釈放しようとするのか。いやそれはいけない。 高官たちが自分でここへ来て、わたしたちを...
「ブログリーダー」を活用して、myさんをフォローしませんか?