一つの世界に一つの家族
友人の一番下の息子は20代前半だが、重度の自閉症である。ほんの少しの言葉しか話さず、ほとんどの時間自分の世界に閉じこもっている。しかし、適切な処方薬、決まった日課、家族や友人その他の人々からのたくさんの愛、サポート、受け入れ、理解を日々受け取り、この地上で、幸せな生活を送ることができている。ひとつ未だに抱えている問題は、自分の衣服を乱暴に扱い、ズボンの糸を引き裂いたり、シャツを破いたりしてしまうことだ。そのため、友人は古着屋で安い服を探して、それらの服の代わりになるものを探すのに多くの時間を費やすと言う。先日、友人は、古着屋の1つで、息子が破った服の代わりになる青いスウェットシャツを探していた。古着屋の通路を歩いていると、「戻ってきなさい!」という声が聞こえ、そのすぐあとで、くすくす可愛らしい笑い声が聞こ...一つの世界に一つの家族
2024/10/24 08:00