『黒い罠』 穏当になった表現と深まった内容
監督:オーソン・ウェルズ 1958年 アメリカ 40年代のウェルズ作品に比べるとかなりオーソドックスな作りになっている。撮影への執着だけは相変わらず濃密だが、シナリオ、演出、編集などはどこを取っても彼特有の鮮烈さ、過剰さが希薄だ。サスペンス映画を何本も撮って少し慣れ、もしくは飽きが生じてきたのだろうか。しかし、オーソドックスとは言ってもあくまでオーソン・ウェルズにしては、という意味であって、作品にとって...
2022/04/30 09:42
2022年4月 (1件〜100件)
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