心を打ち砕かれている真っ只中にあるとき、 順調に進めていけるだろうという予想が裏切られて 立ち行かない現状を目の前にして どうしようもない絶望感に包まれているとき、 自分で自分を責めてしまうものです。 どうしてこっちを選んでしまったのだろう。 あっちを選択していたら、こうならずに済んだのに。 こんなことになってしまったのは自分のせいだ。 自分の判断ミスのせいでこのような事態を招いてしまい 大切なひとを苦しませ悲しませてしまい申し訳ない… どうにか目の前に立ち塞がる問題を切り抜け すこしでも安らかな方向を模索して動き続けながらも、 心のなかでは鉛のような自責の念が重たさを増したままでいるのです。…
「救急車の音が聞こえたら、 親指をかくさないといけない。」 と、友だちから教えられたのは 小学生時代に集団登校をしていたのときのこと。 田舎の言い伝えなのかわからないけれど、 何か不吉なことが我が身に起きることを 防ぐために親指を隠す必要があるのだという。 みんなが知っていたその話を はじめて聞いた私はとても衝撃を受けた。 以来、なんとなくピーポーと聞こえたら ポケットのなかでぎゅっと拳をにぎりしめて 親指を隠すようになった。 高校生になり、 仏教校でなにかを感じとったのかもしれない私は なんとなく… 救急車の音に対して親指を隠すという反応をする、というのは 「ちがうな。」と思うようになった。…
ちゃんと勉強しているのに、悲しいくらい 思うような結果がでないとき。 もっと勉強したいのに、どうしたって 状況がそれを許さないとき。 それでも、なんとかしなくちゃ、 なんとかしたい、という想いは膨らみ 焦りだけが日々増していくとき。 本心は、 もどかしくて、悔しくて、辛すぎるのでしょうか。 自分の気持ちをぎゅっと閉じて 平気なふりをして淡々と日々暮らしています。 我ながら、悩みや苦しみを周りに見せずに なかなかうまくやっていると思います。 それでもやはり人間ですから、 ときどきこっそり心の窓を開けて 空気を入れ替えたくなる日もあります。 スマホは勉強とは相性が悪いと良く耳にするので、 試験勉強…
『続けていくこと』 『日々積み重ねていくこと』 簡単にできるときもあれば、 すごく難しいときもある。 そのちがいはどこからくるのか。 これまでを振り返り考えてみた。 たどり着いたのはここだった。 《自分が想いを注いでいる対象から 自分もまたエネルギーを受け取ることができている状態》 にあるか否か、である。 自分の場合、 家族の生活を支える家事や こどもを育むことは、この状態にあてはまる。 毎日、まいにち… およげたいやき君の嘆きのごとくおなじことが繰り返され、 夜中に部屋を片付けては、 ボタンを押し間違えたのか 突然始まる元気100倍アンパンマンの自己紹介に腰を抜かし、 レゴブロックによる足裏…
こども自身が必ずもつ《育つ力》を信頼して 自分の役目としては、育つ様子をそばで見守り 必要とあらば、あらよっと、 こどもの邪魔にならないように気をつけて、 ちょろちょろ水を注ぐ。 といった感じで、こどもを育んできた。 なので、あまり自分からこどもに対して 「こうするべし!」という方向で力を加える 言動をしたことがない。 もちろん。 命や健康に関わること、 自他の心に傷を与える危険があること、に関しては、 とくに幼少期、その越えてはならない線に こどもが触れぬよう徹底して伝え続けてはきたけれど、 それ以外の物事に関しては、こども自身が そのちいさな身体のなかから どんな選択や判断を生み出すのか、…
お母さんって『挫折』したことある? 塾のテキストに漢字を書き込みながら話す 小学生の娘に問われて、天井を見上げ考える。 これまで自分が歩んできた人生のなかで、 いや、しかし辛かったなぁ…くぅぅっ! と思うのは、 すべてを我慢して勉強一筋でやってきたのに、ずっと目指してきた京大には行けなくて 別の大学に進学してからの3年間と、 法律とは一切関わらない人生をこれからは生きていこうと決めて、 結婚してからの5年間、だ。 よくよく考えると、私の場合 『挫折』というのは 瞬間ではなく状態をあらわすもののようだ。 あなたは京大生になれませんよ、ざんねん! を受け入れた時点、 わたしゃ法曹にはなりませんよ、…
お久しぶりです。 お変わりなくお過ごしでしょうか。 私は、良くも悪くも…変わりなく 司法試験を遠くにながめながら 佇む日々を送っております。 基礎を固める心持ちでいる状況が 思いの外、長く続きすぎたからでしょうか。 微動だにせず定点で足踏みを重ねた結果、 足元の地盤が一段と深みを増し もはや埋まりに埋まっております。 基礎って固まる前に、めり込むのね。 数ヶ月の間、いや、一年以上の間… 自分の周りも、そのまた周りも なんやかんやありまして。 今もなお、なんやかんやの真っ只中におりますが、 いつか司法試験に受かるんだぞう!という 大きな心の支えに包まれて 折れた茎の先についた顔を なんとか持ち上…
司法試験、予備試験の試験日が延期となりました。 今年出願をしていない身ではありますが、 勝手ながら仲間と思っている受験生の方々のことを案じていたら、勉強が手につかなくなってしまいました。それなら寝よう、と寝転んでみましたが、眠れなかったので、机に戻ってきました。 ここに想いを記し、自分も前に進みたいと思います。 わたしが住んでいる場所は緊急事態宣言の対象地域となりました。 ですが、ほんの数日前までは 幼稚園、学校が 予定通り再開される決定がなされていたため、 自治体の決定に従いわが子を登園、登校させて安全なのか、 やはり今は自主的に休ませるべきなのか、 どちらにするか、できる限り多くの情報を集…
「このごろ気持ちが落ち込んでいるんだよね… そろそろ志村けんさんの番組、テレビでやらないかなぁ…」 数週間前、娘に何気なくそう話していた翌日、 テレビをつけると 志村けんさんがいました。 なんとまあ! 娘と顔を見合わせて 度重なるうれしい偶然を喜びあいました。 2020年3月4日。志村けんのだいじょぶだぁ。 録画をしながら、こどもたちと楽しく観ました。 天国のおじいちゃん(私の父)が亡くなったとき。 ロースクールで円形脱毛症になりながら歯を食いしばって勉強していたとき。 結婚して環境の変化に息苦しさと辛さを感じていたとき。 妊娠出産で長期的に体調がすぐれず心も身体もひどく落ち込んでいたとき。 …
困っています。 (当ブログでお伝えし忘れていました。申し訳なく存じます。 2020年の予備試験の受験は家庭の諸事情で受験が叶わないことがほぼ確定しました。 年末そのことで気持ちが路頭に迷い、えらく落ち込んでいましたが、 2021年受験に向けて気持ちを立て直して今に至ります。) あらためまして… 困っています。 いま使用している教材は民法改正前のもので いままさに整理して頭に入れている知識も 改正前のものです。 とりあえず、改正前のテキストや知識を正確に習得してから、 次の段階として、改正された部分だけ 知識に修正を加えてインプットし直していけばいいや…と、ぼんやり考えてきました。 だかしかしで…
《一寸先は闇》 いいえ。 暗い、悪い、というわけではないと思っています。 ただ… 未来のことは、すこし先のことでもまったく分からないものだなぁ…としみじみ感じ入っております。 自分自身のキャリアプランとしては、 こどもたちが小学生にはいったら まぁなんとか ほどよく手も離れて法律の試験勉強にもその後の仕事にも 自分の時間をわりと注ぐことができるだろう、 との考えがありました。 長女を小中高一貫校に入学させたのも 中学受験や高校受験などの時間的・精神的起伏なく安定した状態で学校生活を送らせてあげたいと考えた、というのと、 自分自身も親としてこどものサポートを時間的にも精神的にも起伏なく比較的単調…
「肩書き」がほしいなぁ、と思ったのは これまで生きてきてはじめてのような気がします。 「肩書き」がほしい、と強く思いました。 いまの自分に合った肩書きが。 自己紹介をします。私は主婦です。いちにちの大半の時間は家事育児をしています。⬅︎ その合間に、主に自宅でできる仕事を引き受けて行っています。 そしてなにより…司法試験受験生です。 家族以外の いまの私の周りにいる方々は、 上記の2行目(⬅︎印)までしか、私のことを知りません。私が話していないのですから当然のことです。 わが身に起きる出来事は自分の選択の結果ですから、どんなことも ちゃんと受け止めていくつもりでいるのですが、 このごろ 「実際…
仕事のあいまにふと目にした文章に 涙がぽろぽろでてきて、たまらなくなり… いまの想いを記しておきたいと思います。 神戸市立小でいじめ被害に遭った男性教諭が代理人弁護士を通じて公表したメッセージは以下の通り。(原文のまま掲載) 子供達へ 急に先生が変わってびっくりしたね。ごめんね。 私は3年連続して同じ子供達を担任してきた。初めは2年生から上がってきた小さい小さい子供達。それが最後は6年生に向かう大きくなった子供達。とても素直な児童で、行事にはまっすぐ一生懸命、学年の仲が良くみんな前向きな児童であった。 「そんな子達が大好きですよ」学級通信を通じて子供のいいところを発信していたが、ほんとに毎日が…
基本書をたくさん買いました。 自分のために使おうと思える時間もお金も 学生のときと比べてかなり減っているのが現状です。 できるかぎり何も買わずに勉強を進めたいと考えてきました。 ただ、どうしても…今このタイミングで 基本書を通読してみたいという気持ちに目を背けることができなくなり、とうとう…思い切って購入しました。 手元にある基本書といえば、 ロースクールの授業で使用したもののなかで 思い出として数冊残しておいたものだけでした。 そして、そのほとんどが「授業で使用する指定基本書だから」という理由で無理に買わされたものばかりでした。 (ロースクール授業の講師指定の基本書が わかりにくく自分好みで…
わが家の夏休みが突然、期間延長となりました。 次女の幼稚園が耐震基準の検査にひっかかり地震で倒壊する危険性が極めて高いことが8月末に「急に」判明したとのこと。とりあえず、9月は休園。なんてこったい。 きょうまで58日間。朝から晩まで、ひとりきりになる時間がまったく持てない状態が続いています。家族のことがいちばん大切。こどもと過ごすことができる限りある時間を全力で向き合う。わかってる。わかっているけれど、さすがにだんだん焦ってきました。夏休み期間中は覚悟して臨みましたし仕方がないのですが、ここまで見通しがたたない期間延長があるとは聞いていません…聞いてないYO! 当然のことながら、まったく勉強が…
長女を転校させました。 父を予期せぬ時期に突然無くし大変辛かったときに、高校や浪人時代の友人に精神的に支えてもらった自分自身の経験から、 長女(ゆくゆくは次女も)には家庭以外にも心の拠り所を早くから持てるように、と長く深い人間関係を構築できるであろう小中高の一貫校を選び入学させました。 入学から数年足らずで、それは間違いであったと気づくことになりました。 長女の学校教育において、 「おや?」と違和感を覚える場面を数多く積み重ねてきたなかで、決定的となった出来事は 長女のクラスメイトがいじめを受けている最中、長女とほんのひと握りの児童を除いては、皆「見て見ぬ振り」または いじめに加勢していたこと…
『試験に受かること』は、 予想問題が当たったかどうかで左右されるような薄っぺらな評価をクリアしたからではなく、 さまざまな境遇や想いを携えながら、 個々人それぞれの目の前に伸びる合格までの道のりを 泣いたり喜んだり悩んだり乗り越えたりしながら 試行錯誤を繰り返して歩み続けることでようやく身につけることのできた経験、感性、知識を その人の資質として高く評価された結果であると思う。 AIを使った予想問題が的中したことにより"低くなった"『試験に受かること』の壁を楽にまたぎ 、 "まずは"実務のスタートラインに立とうものなら、 そのような合格の仕方をした 本来その試験が要求している最低限必要な資質を…
ここのところ 夜ほとんど眠れていません。 用事が立て込んでいる時期であるうえに 在宅の仕事を引き受けたため、 日中はまったく仕事ができず、夜な夜な仕事をしております。 思うように進んでいないにもかかわらず、 時間厳守の締め切り日までになんとか仕上げなければなりません。 こんな状況のとき、決まって私は泣いてきました。 「やばいよ やばいよ…間に合わないよ どうしよう…」と気が動転して、自分で自分を精神的に追い詰めて最終的に泣くのです。 涙の理由は『間に合わないことへの恐怖』に加えてもうふたつ。 『ちゃんと眠れないと翌日の自分の勉強や仕事の質が劇落ちして何か大変なことをやらかしてしまうのではないか…
試験本番という日を ちゃんとお迎えになられたことを 心から尊敬いたします。 ここに辿り着くまでの日々は、 ただ単にひたすら机に向かい 膨大な知識を正確に頭に入れ、それらを適切に組み立てて答案用紙に書き出す能力を習得すればよいだけ、 では決してなかったことと存じます。 試験勉強をすればするほどに否応なく自分のなかに生じ付きまとう 不安、焦り、孤独、挫折。 自分の人生において大変重要な試験に向かう道の真っ只中にいると言うのに そんなことは御構い無しに我が身にふりかかる 絶望的な別れ、悲しみ、災難、そして体調不良。 さらには自分が積み重ねてきた時間と努力に比例して どんどん膨らんでいくプレッシャー。…
西野亮廣さんに偶然お会いした。 お会いした、は言い過ぎな気がする。 お見かけした、のほうが正確だ。 いまから10年くらいまえのこと。 西野さんは当時30歳までと期限を決めてブログを書いていらっしゃった。画面いっぱいに詰め込まれた想いの込められた力強い文章をいついかなるときも毎日必ず更新していらっしゃった。 そんな西野さんのブログを毎日まいにち… 法曹を目指していくのかどうか曖昧で定まりきらない気持ちを携えながらも とりあえず受講していた司法試験予備校の答練に向かうバスに揺られながら、自分はいつも拝読していた。 西野さんの中に揺るぎなく存在する 『前に進む強い力』のようなものを どうすればいまの…
小学生だった頃。 習い事に向かう車で 窓のそとをみながら 流れてくるラジオをぼんやり聴いていた。 話者が最近読んだ本の内容と感想を紹介する番組だった。 そのときは『裁判官のプリズム』とかいう題名の本を紹介していた。(Amazonで検索してみたけれど該当なしでした…ざんねんなことに正確な題名が不明です。) 普通にみていたら一筋の透明な光なのだけれど、 裁判官というひとは、その心にプリズム (※プリズム・・・太陽の光をガラスのプリズムに当てると、虹のような光の帯が現れる。これを太陽光のスペクトルとよぶ。白く見える太陽の光は、実はさまざまな色の光が混ざっていて、プリズムに通すことでそれが分けられる仕…
あぁ…やってしまったなぁ…と おでこに 手のひらぺちんと当てた。 外出先だったこともあったけれど わからないことがあったときに、 信頼できるテキストや書籍ではなく Googleやヤフー知恵袋で ちゃちゃっと検索して 疑問を解決しようとする傾向が自分にはある。 ロースクールの入学前ガイダンスで 「法律用語辞典を常に持ち歩き わからない用語を逐一調べなさい。」なんて言われたけれど、 今の時代 スマホがあればそんなのいらないよねぇ…と思うことすらあった。 いま刑法の短答式過去問演習をしていて、 毎度毎度、理解があいまいで止まってしまう箇所がある。 錯誤のところである。 具体的符合説、法定的符合説、抽…
長女が茶道を習い始めた。 自分もこどもたちと一緒に 先生がお茶を点てる一連の手順を 見させていただく機会に恵まれた。 先生の指先に視線を集中させて ひとつ、ひとつの動作に見惚れているうちに、 『型』というものの存在が先生の所作から 浮かび上がってくるのを感じた。 先生は、「次はこれをして、それから…」と頭で考えずとも、 手順という『型』はもう そこに確実に置いてあるなかで、 そこよりも一段、二段 深いところに意識を置いて お茶を点てられているようにみえた。 民法、憲法、そして今 刑法と アガルートの重要問題習得テキストで学習を進めるうちに、 科目固有の『型』のようなものと 科目をまたいで共通の…
このところ ぼわっとした『焦り』を抱えて過ごしていた。 具体的に目に見えて迫ってくるものがあるわけでは 今の段階ではまだないのだけれど… 原因はおそらく、 先日はじめて行った コワーキングスペースでの自習だと思う。 休日は 自宅でもカフェでも 非効率な取り組み具合でしか勉強ができない。 せっかく家族が与えてくれた貴重な勉強時間を 最大限効果的に使いたかったので、 思い切って 前々から気になっていた コワーキングスペースで勉強してみることにしたのだった。 コワーキングスペースのなかには、 個々人で仕事をしている方同士を結びつける場、であるとか 仕事の広がりを求める方々が集まる場、であることを 主…
『思い立ったらすぐ行動。』 自分の性質を伝えるのに、よく使う表現である。 ある物事に直面して、それに対して心が動いたとたん… 居ても立っても居られなくなり とにかく行動へと 自分のなかに膨らむ想いを結びつけようと必死になる習性がある。 これまでの経験を振り返ってみると、 それが良い結果をもたらしたこともあったし 空回りに終わり落ち込み反省することも多々あった。 空回りが続き、自分の行動が相手にとって プラスに作用するどころか負担にすらなって しまうばかりなのではないか、と落ち込み、 もういっそのこと 自分の想いに蓋をして 行動に移さないほうが 自他共に平和なのだ、と 思うようにしていた時期もあ…
刑法の論文式問題演習をしているのだけれど、 しばしば「自分の感覚ってちょっとずれているのかなぁ…。」と思う場面にでくわす。 今回は、盗みに入ったお家に たまたまいたご老人を殴って動かなくしてから 強盗をして立ち去ったのだけれど、 しばらくして我にかえり ご老人の命だけは助けたいと思って、 匿名で救急車を呼よび、その結果ご老人は助かった、という話であった。 この「匿名で救急車を呼んだ」行為により、 犯人に責任の減少が認められるのではないか、 という話になるのだけれど、そこでは 「結果不発生に向けた真摯な努力」が必要なのだそうだ。 自分としては、 ご老人の命だけは助けたいと思い救急車を呼んだのだか…
ロースクールにいた頃は、 自分の時間をすべて勉強に使う事ができた。 いまは、 自分の時間の大半を勉強以外に使うことが責任として課せられている。 けれども不思議と、勉強後の達成感は 圧倒的に勉強時間の少ない いまの方が ロースクールにいた頃より 強くある。 到達目標が建築物を完成させることだとすると、 ロースクールにいた頃の自分の勉強は、 さらさらの砂でなんども形作っては崩れて…を 膨大な時間を費やして繰り返し なんとか目指す建築物を建てようと 闇雲に汗を流していたようであったけれど、 いまの自分の勉強は、 レンガをひとつ、限られた少ない時間のなかでぽつり ぽつり…と積み上げて いつか目指す建築…
あぁ…まだまだ だなぁ。としみじみ思う。 自分という人間は、 一定 足場がある場所から 「ただ単に 向上していく」ことには わりと自信があるのだけれど、 あると思っていた足場があれまぁ無かったり 恐れた通りにくしゃりと壊れてしまったりした場所から、 「立て直す」ことには めっぽう弱い。 決して投げやりな気持ちを抱いているわけではないのに、 それを抱いたのと同じような心境がとたんに我が身を包むのである。 「ああ…もうだめかもしれない。 いやもう、だめだ。」 そういえば、自分にとって大きな意味を持つ これまでの数々の試験の最中にも これと同じ心境が両手を伸ばし 我が頭と手と心の身動きを封じてきた気…
最初は集中していても、 時間の経過とともに疲れてきて 同じ箇所を何度も読んでいるときがある。 自分がそうなっていることに気づいたら すぐに気合いを入れ直すか、 それでもうまく切り替えられないときは 声に出して読んでみると 集中状態にうまく戻ることができる。 それでも どうにもならないほど疲れてきたら 解いた範囲の該当箇所の知識をテキストで 探して読んで頭の速度を少し遅くして休めるようにしている。 それにしても…あぁ。つかれた。 にほんブログ村 にほんブログ村
次女の体調が万全になり幼稚園に登園後 久しぶりに ひとり集中して勉強をする時間を もつことができた。 きょうからしばらくは アガルートの重問刑法に取り組み、 並行して残りの憲法の短答式過去問を解きすすめることになると思う。
ロースクールには社会人の方もいらっしゃり 自分はどちらかというと 同世代の学生よりも 社会人の方とのほうが 居心地よくお話させていただけていた気がする。 大企業をお辞めになり ロースクールに入学された方も多くいらっしゃり、 その方々のお話には学ぶところがたくさんあった。 そのなかのひとつが、 《環境を変えるタイミングは、 「ああ…もうこんな場所にはいたくない。」と思っているときではなく、 「よし!ずっとこの場所で頑張っていけるぞ。」と思っているときがベスト。》 というアドバイスであった。 その方自身、大企業でのお仕事が順調に進み 絶好調のときに退職され、 ロースクール入試の準備を始められたとの…
ロースクールを卒業して法律から離れて もういちど 司法試験の方向をむくまでの間、 何回か… 『もし いますぐ司法試験の合格通知が 自分の手元に届いたら どうする?』 と ふいに想像することがあった。 なぜだろう… 『やった!』とも『うれしい!』とも 思えない自分がそこにはいた。 あれ? ロースクールにいた頃の自分は 空から司法試験の合格が自分のところに まぐれでいいから コツンと落っこちて当たってくれないかしら…と 窓の外をぼんやりながめていた気がするのだけれど… 『そんなの要らない。』と心が言う。 結婚式の日。 自分のとなりには 当たり前に父がいて 父と腕を組み 神父さまに向かい一歩いっぽ …
そろそろかなぁと思う。 これまでなんとか自分の容量めいいっぱいに 家族と勉強と仕事をつめこんで 日々を暮らして きたけれど、 2020年の予備試験に照準をあわせることに決めたことで 自分に与えられた時間の長さを強く意識するようになり これまでどおりの時間の配分で果たしてよいのか… いまここで考え直したいとおもうようになった。 昨年からずっと考え悩んできたことだけれど やはり仕事を減らし、 そこに 勉強をいれていく必要があると 再認識する。 できることなら… これまでどおり何も変えずに進めていきたかったけれど、 いちどきちんと整理をして 自分の容量をあけなければならないときがきたのかなぁ、とも思…
学生のころは、何を置いても『勉強』をすることができたけれど、 『責任』や『守りたいもの』がだんだんと積みかさなるうちに、 そうはいかなくなっている自分にはたと気づくときがある。 『考えすぎる』ことも年々 積みかさなって前を塞ぐ。 思い立ったらすぐ行動。 とりあえず動いてから考えていた かつての自分を すこしずつ取り戻していけたらいいなと思う。 『責任』や『守りたいもの』は しっかり左手で にぎって離さないままで。 にほんブログ村 にほんブログ村
次女が昨晩より発熱してしまい… 今朝もつらそうにしていて高熱だったため やむなく休日診療にタクシーで向かう。 診療所の建物の外まで順番待ちで 並んでいる方がたくさんいらっしゃり 思わず後ずさりする。 40人待ち…とのこと。 少々の発熱では 受診せず自宅で安静にして 回復を待つことが多い自分には、 あまり考えが及ばずにいて ほとんど認識していなかった現実を目の当たりにする。 《日々の暮らしのなかの 自分の知らないところで、 いつも どこかで 辛い想いをしている方が こうして必ず いるものなのだな…》 と、深く心に刻むように受け止めた。 父が闘病していたときにも、 自分自身が産前産後に長期間 日常…
アガルートの重問(論文式演習) 憲法をひととおり終えた。 あとは、憲法の短答式の問題演習ののこり (わりと多くのこっている…)を終えたら、 次の科目の問題演習に進みたいと考えている。 論文式の問題演習をした学習範囲と重なる部分を同日中に 短答式の問題演習でも取り組む方法を 最近 行うようになった。 この方法による進め方が、 今の自分にとっては とても効率が良く 理解と知識の定着がスムーズに行えているようで 気に入っている。 にほんブログ村 にほんブログ村
いちにちの過ごし方を タイムスケジュールとして 記してみようと考えたのですが、 百聞は一見にしかず かしら… と思い 作成してみました。 とてもむずかしく 思うようにいかないところも 多々のこっておりますが、 さいしょの一歩ということで目をつぶり 載せさせていただきます。 にほんブログ村 にほんブログ村
北に喧嘩や訴訟があれば つまらないからやめろといい あぁ…ほんとうに そのとおりだね、 と心の奥から ため息とともに 言葉がこぼれる。 長女の学校では 入学してからずっと 毎日欠かさず〔音読〕が宿題として出されている。 音読の内容は、学校の教科書掲載の文章、 有名な物語文、百人一首や漢文、 長く読み継がれてきた名文など、 親自身も聞いていて 学びとることのあるものも 多い。 宮沢賢治の名文も たびたび読み上げられる文章のひとつで、 昨日も 長女が音読するのを じっと聴きいっていた。 「雨にも負けず… 風にも負けず…」 気づけば意識は、 先日の自分がとった姿勢について 考える場所で 立ち止まって…
夫は たまにサバを読む。 それも若い方向にではなく 年齢を重ねる方向に。 実年齢がわからない… と ときどき真剣に 自分の年齢を数えている夫の姿に お腹を抱え笑いながら、 同い年の自分には 夫の気持ちが すこしだけ わかる気がしていた。 自分が認識する『自分自身』とそれに見合う扱い、 というものを 他者から受けることができていないな… と感じることが度々ある。 自分のことをよく知る他者からは そのような扱いは 決して受けないため、 あまり自分を知らない または 知りたいとも思っていない他者から そのような自己認識から大きくズレた扱いを受けるたびに、 ちいさく驚き 深く傷ついてきた。 学校でも、…
専門書籍は とても高額である。 分厚いから仕方ないのだろうけれど、それでも高い。 そんな高い問題集を よくよく考えて 慎重に選んで やっと購入した。 もうその一冊とどこまでも一緒に歩んでいく心持ちである。 一冊買うたびに 清水の舞台から飛び降りる気持ちで お財布の紐をほどいてきた。 こうして短答式試験の問題集はひととおりそろい、 ある程度 問題演習にも取り組んだ。 これはいまから一年くらい前のはなしである。 それから… 基礎講座を受講し、論文式試験の勉強を経て、 そろそろ短答式試験の勉強を再開しようと 一年前の自分が添い遂げる決意をした あの 短答式試験の問題集を手に取った。 当時は、たいそう…
どうやら自分は 『受験生』というものと関わりの深い人生を 歩んでいるようである。 まさにいま自分自身もそれであるし、 仕事でも『受験生』とは 長い間関わりを持つことになった。 『受験生』が たくさんの時間と労力を費やして これまで積み重ねてきた努力と想いを ひとつに集約させて臨む 試験本場が近づくと、 決まって 自分のもとに 巡りかえってくる言葉がある。 それは 優しく強い音楽に乗って ふいに やってくる。 心配ないからね 。 君の想いが 誰かにとどく 明日がきっとある。 どんなに困難でくじけそうでも 信じることを決してやめないで。 そして。 繰り返し こう伝えてくれる。 どんなに困難でくじけ…
昨日は勉強をしていると ぐらっと視界がゆれて あれ?っと思ったら 頭をあげていられなくなった。 目眩である。ひさしぶりだなぁ。まいったなぁ。 「体調不良」と「気合いでなんとかなる」 の境界線のうえを目をつぶって歩いていたことを、 ここに至って ようやくはっきりと自覚し反省した。 ごめんね自分。 ベビーカーを杖代わりにして えっこらえっこら 次女を迎えにいき、少し横になり お友達と別れてひとりになる場所まで長女を迎えにいき、少し横になり。 夕食作り、掃除、お風呂…ひととおり一日の仕事を終えたころ、 ちょうど帰宅した夫に 「わたしゃもうだめた…」と事情を端的に伝えて 早々に寝た。 朝、目を覚ました…
ロースクール時代、 エクスターンでお世話になった弁護士の先生は 人格的にとてもすばらしい方だった。 ロースクールに入ってから さまざまな弁護士の方の人間性にふれるたび なんだか思ってたんとちがうなぁ…と 期待を裏切られた気持ちになっていた自分に、 弁護士にもこのような素晴らしい方がいるのなら やはり法曹を目指してみようと思わせてくださった方であった。 その弁護士の先生は 依頼人の話を丁寧に聞いたうえで、 当事者間の話し合いで解決できるのならば できる限り そちらを優先させていらっしゃるように見えた。 とくに家族関係をはじめ、 依頼人の人間関係に密に関わる争い事については その姿勢が強かったよう…
二か月に一度くらいの頻度で 《どうしようもなく 眠たい日》 というのがやってくる。 ''夜は1時すぎにベットに入り 朝は5時55分に目覚ましが鳴る" というのがいつもの睡眠状況で、すこし 寝不足な感じはあるけれど 気合いでなんとか いちにちを乗り切り 暮らすことができている。 けれども ときどき思い出したように訪れる 《どうしようもなく 眠たい日》には なにをもっても太刀打ちできなくなる。 とくに冬はその具合がつよくなる。 冬…眠い…あ! 早速Googleで検索である。 『にんげん 冬眠』と打ち込んで クリック。 すると、 『ヒトはあたたかいアフリカで進化をしてきたため 冬眠をする習性を持たな…
今朝もひとり早起きをした。 同じポーズをして眠る3つの寝顔に 「いってきます。」の挨拶をして、ドトールに向かった。 仕事までの時間、朝一番に家を出て勉強をする習慣が こうして 自分にとって毎週の楽しみになるとは ほんのすこしまえまで 考えもしなかったことである。 いや…もしかしたら何度も思いついてはいたけれど、 行動にうつすことができていなかっただけなのかもしれない。 『想いが行動を変える』と どこかで聞いたことがあるけれど… 『行動が想いを変える』ことだってあるものだ。 こんなふうに。 プロの専業主婦になろう、と決めて邁進して数年が経った頃、 家事を効率よくできるようになったり こどもたちが…
邦画がすきである。 なかでもすぐそこにある日常を ゆるやかな時間のながれをそのままに映しだす やさしい雰囲気をまとったものがすきである。 たいていは 映画監督さんや、ものがたりの内容で 観る邦画をえらぶのだけれど、 出演なさっている役者さんでえらぶこともある。 樹木希林さんは自分にとっては すきな映画の目印となる役者さんである。 何年か前に観た樹木希林さん出演の邦画で 深くこころに刻まれている作品がある。 《あん》である。 この作品を観た当時、自分は これから先 自分が思い描くような形では もう 社会や世の中の方々と関わり合いをもつことが 叶わないくらい遠い場所まで 離れてきてしまったような …
手が痛い…痛い、と思いつつも 論文式の問題演習をする上で『書く』ことは必須であり、 なんとか書いてきたのだけれど いよいよ 自分の書いた字が 自分でも読めないくらいに 手が思うように動かなくなってきた。 困った。 万年筆を試してみたのだけれど、 ペン先の細さとか 硬さをうまく選ぶことが できなかったからなのか、 紙にペン先が引っかかったり インクがかすれたりで 手への負担にも書きやすさにも改善があまりみられなかったため、 ひとつめの万年筆は1か月もたたないうちに 使わなくなってしまった。 そんなわけで一旦 ボールペンに戻ったのだけれど 今度は 手だけでなく手首までも痛むようになってしまい、 い…
お店から商品をこっそりとってしまったひとの 話をテレビで放送していて、 そのひとは そうせざるを得ないくらい 心身ともに かなり追い詰められた状況であったことが 再現VTRで説明されているのを偶然観た長女が、 「なんでこのひとだけが悪いの? ここまで追い詰めたひとも同じくらい悪いよね?」 と問うてきた。 そのときはもう 夜もおそく 眠る時間をとうに過ぎていたため、 「そのとおりだね… でも、そこまでの状況に追い込まれてしまったとしても そのひとは お店から物をとらない選択もできたわけだから。 やっぱり、そっちの良くないほうを選択して 実行に移してしまった以上、 すべては そのひとの責任だ、 と…
「学校に行きたくない。」 そう はじめて長女が言ったのは 小学一年生の夏休み明けだった。 長い間 のんびりと家族と過ごした夏休みから 規律を守り 友達にも気を使いながら 気を張って過ごさなければならない 学校生活へと 気持ちを切り替えることは、 幼くちいさな心にはたいそう負荷がかかるものなのだろうなぁ… 仕方のないことだなぁ…と 長女の言葉を受け止めた。 その言葉を聞いた翌日から、 毎朝 10キロ以上ある3歳の次女を抱っこ紐で抱きかかえながら、 学校の正門前まで 長女と一緒に登校を続けた。 はじめの頃は 一週間くらいかなぁ…と気楽に考えていたけれど、 それが 半月、一ヶ月、二カ月…となり とう…
知らないほうがよかったな… と思うことが ときどきある。 しみじみそう思ったこととして いちばんに思い出されることは「仕事」について、である。 母は、幼い頃からの夢が叶って 晴れて憧れの仕事に就くことができたらしいのだけれど、 その内実は表側から見えているような 華やかて楽しいばかりではなく、 裏側では なかなか厳しく辛い状況を 多く経験せざるを得なかったようである。 その内実のほうを こどもの頃から かなり詳しく聞いて 知ってしまっていたため、 母が就いていた仕事に対しては 憧れを抱くどころか 避けるべき職種であるとの印象を 持つようになっていた。 大学三回生になり… いざ就職しますかどうし…
「このままではだめだ!」 「もっと頑張らなくちゃ!」 「まだまだ 努力が足りない!」 を自分に対してずっと続けていると いつかどこかで ぷすっと… こころにちいさな穴が空く。 そうなってしまうと、もう いくらがむしゃらになって自分を奮い立たせ こころに空気を送り込んでも 一向に満たされず ついには本領発揮が叶わなくなる。 それでも望んだ結果を得ることは可能だけれど できることなら もうすこし自分に優しい方法を 探してみたいと思うのである。 とは言え… 「もう頑張るのはやめた。」とか 「自分は これから ゆるく生きていく。」とか 自己を律することすら投げ出すような心持ちとは、 疲れきった心がちゃ…
お正月に親戚の子が ニンテンドースイッチを持ってきていて、 一緒に楽しく遊んだ長女が 「欲しい」と 言い出した。ついでに夫も。 ゲームがあると楽しい時間を過ごすことができるし 持っていても悪くないと思っている。 けれども一方で 持たなくてもいいものだとも思っている。 テレビゲームってなんのためにあるのだろう…と 家族で話し合ううちに、 誰かが作ったゲームで遊ぶことより 自分が作ったゲームで遊ぶことのほうが 楽しいかもしれない、という話になり、 「実はずっとゲームを作ってみたいと思っていたの!」 と長女が言うので、 プログラミングの教材やアプリを探したら すぐに良いものが見つかった。 子供向けプ…
帰省先から自宅にもどり、荷ほどきをして 洗濯機を3回まわして 干して… 部屋を整えて きょうも朝いちばん ひとり早起きをして 近くのカフェに向かう支度をする。 夫に昨晩 うっかり伝え忘れていたことを 急いで置き手紙に書いて、 朝の透き通った空気に包まれたバスに乗る。 朝日がまっすぐ 車窓から眼の中にさしこむ。 眩しいはずなのに じっと見つめ返していた。 おなじ道のりを進んでいるのに 勉強に向かうときの心の様子は、 仕事に向かうときのそれとは ずいぶんと ちがうものだなぁ…と感じながら。 いつか このふたつの心の様子が ぴたっと 重なる日が来るといいな、と思う。 きょうは、ドトールもミスドも9時…
みんな いいひとばかり。 重い腰と心をよいこらせと持ち上げ あちらこちらへと 移動して 日常にない方々と 日常にない時間を ご一緒するたびに思う。 それなのに。 お正月などの非日常を自分でもおかしいくらい 楽しめないのはなぜかしらと窓のそとを 眺めながら考えていた。 『自分の意思で動くことができないから。』 きっと答えはこうなのかなと思う。 なにをするにも、 その場の雰囲気、そこにいる方々の状況に 自分のちいさな選択が 逐一縛られてしまい 何一つ自分だけの意思で決定できないことに とてもおおきなストレスを感じるようである。 《どちらか迷ったら しんどそうな方を選びなさい。》 学生時代にどなたか…
朝7時。 こっそり目覚ましをかけて身支度を整える。 駅前のドトールの営業時間のところには 「年中無休」と書いてあるのは確認済みだ。 昨晩、ちょいと夜更かしをした こどもたちは きっとお昼まえまで寝ているだろう。ついでに夫も。 大人になってから、毎年 お正月がすこし憂鬱で 早くすぎてほしいなぁと願ってきた。 いつもの『日常』が恋しくてしかたない。 けれども… 今年の自分はちょっとちがうぞ、と策を練る。 こどもの頃、陸上の選手をしていて、 1000m走では県大会で新記録保持者になったこともあった。(翌年すぐに記録はやぶられたけれども。) 勝つ秘訣は 凄まじいほどのスタートダッシュである。 1000…
憲法の問題演習で 選挙制度の話になると 途端に進まなくなる。 選挙制度そのものの知識や理解が不確かなため 憲法の論点以前のところで立ち止まってしまうのである。 『サル🐒でもわかる選挙制度のしくみ』 というような 初歩的な解説を見つけたので読んでみる。 そのなかで、カニ🦀がしてくれる説明が さっぱりわからない。何をいっているのカニ。 最終的に自治体が選挙の具体的な投票方法 (政党名を書いてください。とか、候補者の名前でも政党名でもどちらでもいいですよ。とか。) を説明している記載を見つけてようやく理解する。 結局のところ… 「実務」というか 「具体的なイメージ」 が頭のなかで描けるかどうかが、 …
いつもとちがったことは 風邪をひいて 熱がすこし出たくらい。そんな日だった。 けれども、 自分の日々の暮らしが どこかにいる、どなたかの懸命な働きによって 常に守られていることを 初めて実感をもって 思い知り、 観ているあいだ、心がぎゅぅっと縮む感じがした。 自分たちのために 命をかけて 日々 そのような働きをしてくださっている方々に対し、 感謝の念を持つことはおろか、 彼らの働きの存在自体を意識せずに いや目を向けようとしてこずに これまで暮らしてきたことを自覚したとたん、 深く考え込んでしまい 動けなくなった。 自分が思い込んでいた世界と 実際に生じている出来事との乖離具合を 目の当たりに…
2020年5月〜10月の予備試験に合格、 2021年5月の司法試験に合格、 というのが、 現時点で考え得る家族の状況や 自分の学力の状況を総合考慮して 自分のなかで決めている予定である。 2019年5月の予備試験は いまの自分が抱える いろいろ問題に目をつぶって考えてみても、 やはり今の自分の状況から判断する限りでは 『とりあえず受験』という位置付けになってしまうと思われる。 試験本番に自分の学力のヤマを持っていくことなしに、 「うまくいけば、なんとかなるかも。」よりも更に下の段階の、 「まったく勉強が足りていないけど、 出願してしまったし、とりあえず受験しとこう。」 という自覚をはっきり持ち…
図書館から借りた本を 郵便ポスト📮に投函してしまった。がびーん。 近くにある図書館の本の返却ポストに入れているつもりだった。 このごろ夕方になると頭がぼぉ…として まったく働かなくなる。 いちにちのあいだずっと こどもたちとお話したり、家事をしたり、しながら その合間にちょこちょこ勉強をしようとするため、 頭を切り替えなければならない回数が多くて 切り替えの負荷だけで頭がクタクタになってしまう。 その割にあまり勉強は進んでいないという悲しさ… 理想はほんの1、2時間でいいから 中断せずに集中して机に向かうことが、 こどもたちの心に負担をかけずに できることなら楽しんでくれる形で実現することであ…
今日は次女が通う幼稚園の教会で クリスマスミサがあった。 夫も自分も青春時代は それぞれ通っていた仏教校で過ごしてきたため キリスト教のことはよく知らずに育ってきたのだけれど、 どういうわけか ご縁をいただき 自分たちの こどもは キリスト教に基づいた心の教育を受させていただいており、 親として関わるなかで はじめてキリスト教にふれる機会を得ることとなった。 クリスマスミサでは参加者全員が 赤いろうそくを一本ずつ持ち、 灯をともしながら 歌を歌ったり 聖書の一節の朗読をきいたり した。 手もとで、 ゆらゆら揺れる ろうそくのやわらかい光を じっと見つめていたら、 なんだかとても 懐かしい気持ち…
手が痛い。とりわけ右手のおにいさん指が痛い。 数ヶ月前から 講義を聴くことから 問題演習をすることに勉強の軸が移り、 『書く』時間が増えるにつれ だんだん手に痛みを感じるようになってきた。 しばらく気づかないふりをしてきたけれど、 痛い。やっぱり痛い… 「試験用 筆記用具」とGoogle先生に相談してみると、 やはり万年筆は手にかかる負担が少なく たくさん書く場合には適している、 多くの受験生が使用している、とのことだった。へぇ… 万年筆は重たくて 手が疲れやすいと 思い込んでいたけれど、違うのかしら。 司法試験受験生が論文試験用に万年筆を使うと よく耳にはしてきたけれど、 これまではボールペ…
自宅のお手洗いに 立てこもったことがある。 ぷりぷり憤慨しながら、 どうしようもない悔しさと向き合っていた。 大学三回生のときのこと。 ロースクール入試に向けて日々勉強を重ねていた。 大学の准教授かなにかをしている方の 個別指導を受講するほど真剣に取り組んでいた。 自分が在籍していたのが経済学部だったため 周りの友達は 次々と企業から内定をもらい 将来進む道が確定していくなかで、 自分は適性試験で良い結果を出さないと 就職せざるを得ない、または浪人、 というプレッシャーを抱えて過ごしていた。 そんなある日。 当時彼氏であった夫と ゲーム感覚で ロースクールの適性試験の問題を どっちが早くとける…
「そうだ!弁護士になろう!」 と、 自分の心からの想いとして はじめて出てきたのは 高校生のとき 帰りの電車の中でだった。 乗り換えなしで 1時間近く電車に乗り続けなければならないほどの遠い距離を 毎日 電車に揺られて通学していた。 家から学校までのあいだ 幾つもある停車駅のなかに、 新幹線に乗り換えるための駅もあった。 受験が迫っていたある日、 塾の帰りに乗った夜の電車で座っていた 2人がけの隣の席に 50代くらいの男性がいらっしゃった。 英単語を必死に覚えていると その男性が 「受験生? 勉強 頑張ってね。」 と言ってくださった。 「はい。ありがとうございます。」と答えると、 「あなたの未…
通っていた地元の公立中学校で 人生ではじめての 『仲間はずれ 』に合った。 入学当初から一緒にいた6人グループのなかのリーダー格のひとりが 突然、 「明日からあの子を無視しよう。」と言いだしたのだ。 あの子…とは この自分のことではなく、 小学生の頃から毎朝一緒に学校に通っていた 自分とは長い付き合いの子のことだった。 「それは できないわ。そういうの やめよう。」 と言ったら、翌日から自分がみんなに無視され始めた。 自分とは長い付き合いだった「あの子」までも、無視をしてきた。 自分としては彼女をかばったつもりでいたので 彼女の態度には驚いた。 あららー!そうきたかー!と 思った。 しばらく辛…
冬休みがはじまった。 いちにちのうちに ほんの数時間でも まるっきり ひとりになって 勉強することができた きょうまでの日常から、 ずっと 誰かといながら 常に 何かをしながら 机に向かう日々に切り替わる。 日によっては 机に向かうことすら 叶わないこともある。 あぁ。思いっきり 勉強したいなぁ… ひとりで勉強しているときに だんだん集中が加速していって、 まるで たまご🥚のなかにいるような感覚になることがある。 自習室では その状態によくなっていた。 そこに友達が来て 肩をぽんっ!とするものだから、 たまごの殻が割れたのと同じくらいの衝撃で うほっ!と飛び跳ねて驚いてしまい、 その様子に肩ぽ…
仕事でも、勉強でも。 身体いっぱい やる気に満ちているときがあったかと思うと、 あぁ…なんだかやる気になれない…というときがくる。 あんなに前向きに取り組む気持ちが確かに 自分のなかに存在していたはずなのに、 あれは一体どこにいってしまったのだろう。 と、考えていた。 そう。只今、やる気が家出中。おーい…どこにいった。 これまでいろいろな仕事(アルバイトを含む)を 経験してきたけれど、 自分のやる気の上昇や減退には ひとつ法則があったのではないかと思い至る。 《対象に対して、 時間を忘れて取り組むことのできる状態になっているかどうか》 この点に自分のやる気は左右されている気がするのである。 「…
授業で なにを話しているのか、まったく わからない。 わかるようになるために どこから手をつけたらいいのかすら、わからない。 という絶望的な経験をはじめて (2度目は大学の経済学の授業。3度目はロースクールの民法の授業。毎度まいど いと辛し…) したのは、高校一年生の数学の授業でだった。 通っていた高校では、 一学期の数学の成績を受けて 二学期以降は アルファ(基礎)、ベータ(応用)、ガンマ(発展)の 3つのレベル別にクラス分けされることになっていた。 この高校の素晴らしいところは、 一学期の数学の成績順に生徒を並べて レベルが上の生徒から順に 発展、応用、基礎クラス、と学校側が決めるのではな…
物事を習慣として身につけるには 60日は継続しなければならない。 らしい。 「いまの自分にはない物事を、どうしたら《習慣化》できるか」 という問いは、 ずっと前から自分のなかに横たわっていて 気まぐれに ツンツンと関心を持っては すぐにそこから離れる、を繰り返してきた。 いまから約2ヶ月前。 いろいろと切羽詰まっていて 自分の現在と今後を真剣に考えざるを得なくなった。 そして、 とにかく現状から何かを変えていかなければ! との想いに駆られた。 「いまの自分のなかに存在していないことを 60日間続けてみたら、 ほんとうに自分のなかで習慣化するか試してみよう。」と考えた。 勉強は細々とだけれど習慣…
たい焼きをたべながら 日頃 気になったことをメモしている [なんでもノート]を読み返していたら、 「考える」気体 「話す」は 液体 「書く」は 固体 と書いてあった。 どこで目にした言葉かわからないのだけれど、 いつかの自分が気になり書き留めたらしい。 過去の自分が なにを考えつつ この言葉を目に止めたのかは もう すっかり忘れてしまった。ただ、 これを見つけた今の自分は、 あぁ…なるほどねぇ。 とすっきり腑に落ちた感じがしたのであった。 基礎講座のテキストをひととおり終えてからは 重問で問題演習ばかりしているのだけれど、 「書く」ことをするようになってから、 理解の深まり方や記憶の残り方が …
たい焼きをたべながら 日頃 気になったことをメモしている [なんでもノート]を読み返していたら、 「考える」気体 「話す」は 液体 「書く」は 固体 と書いてあった。 どこで目にした言葉かわからないのだけれど、 いつかの自分が気になり書き留めたらしい。 過去の自分が なにを考えつつ この言葉を目に止めたのかは もう すっかり忘れてしまった。ただ、 これを見つけた今の自分は、 あぁ…なるほどねぇ。 とすっきり腑に落ちた感じがしたのであった。 基礎講座のテキストをひととおり終えてからは 重問で問題演習ばかりしているのだけれど、 「書く」ことをするようになってから、 理解の深まり方や記憶の残り方が …
「負けず嫌い」だった。 子どもの頃から、ずっと。 自分が置かれた環境、その先々で 早々にライバルを見つけては、 心のなかで一方的に 対抗心を膨らませ 自分が優位になるための努力を必死に続けた。 大学受験の現役生の頃なんかは、 自分と同じ志望校を受ける可能性のある 全学生がライバルだと心底思っていた。 ごはんを食べているわずかな時間すら 「このあいだにライバルたちに遅れをとってしまったらどうしよう…」と、 深刻に真剣に心配していた。 たしかに。 ライバルたちに「負けたくない!」気持ちから 必死で努力することを迫られるため 自分の能力の一部分は確実に向上すると思う。 自分自身も 他者へのライバル心…
「負けず嫌い」だった。 子どもの頃から、ずっと。 自分が置かれた環境、その先々で 早々にライバルを見つけては、 心のなかで一方的に 対抗心を膨らませ 自分が優位になるための努力を必死に続けた。 大学受験の現役生の頃なんかは、 自分と同じ志望校を受ける可能性のある 全学生がライバルだと心底思っていた。 ごはんを食べているわずかな時間すら 「このあいだにライバルたちに遅れをとってしまったらどうしよう…」と、 深刻に真剣に心配していた。 たしかに。 ライバルたちに「負けたくない!」気持ちから 必死で努力することを迫られるため 自分の能力の一部分は確実に向上すると思う。 自分自身も 他者へのライバル心…
この前 ふと気づいたことがある。それは、 ノートには 2種類あるのではないか… ということである。 ①インプットを目的として作られたノート。 と ②アウトプットを目的として作られたノート。 の、2種類である。 省ける時間があるなら可能な限り省きたい。 そう思っている自分が考える理想の形は ①は自分では作らずに済ませて、 ②だけは自分の手を動かして作ることである。 このような考えに至るまでには以下の経緯があった。 自分と相性のよい基本書や参考書と出会えていなかった時期(ロースクール時代)は、 仕方なく①のインプット用のノートを作っていた。 自分の思考過程との相性が良い そのまま読んで頭におさめる…
この前 ふと気づいたことがある。それは、 ノートには 2種類あるのではないか… ということである。 ①インプットを目的として作られたノート。 と ②アウトプットを目的として作られたノート。 の、2種類である。 省ける時間があるなら可能な限り省きたい。 そう思っている自分が考える理想の形は ①は自分では作らずに済ませて、 ②だけは自分の手を動かして作ることである。 このような考えに至るまでには以下の経緯があった。 自分と相性のよい基本書や参考書と出会えていなかった時期(ロースクール時代)は、 仕方なく①のインプット用のノートを作っていた。 自分の思考過程との相性が良い そのまま読んで頭におさめる…
平日は在宅の仕事しか引き受けないことに しているのだけれど、 今週だけ 勤め先が緊急の様子だったため こどもたちが学校と幼稚園に行っている時間帯だけなら、という条件で、 出勤をしなければならない仕事を引き受けた。 それが、いまから約2週間前のこと。 平日の仕事の依頼を受けて、電話を切るなり みるみる心が曇っていった。 「もし仕事の日にこどもたちが体調をくずしたらどうしよう… 学校に幼稚園に こどもたちが 無事に行き、 その間に職場に行けるとは限らないではないの。 仕事の日の朝に、急に熱を出したらどうしよう。 お腹をこわしてぐったりしたらどうしよう。 安易に とんでもない依頼を引き受けてしまった…
平日は在宅の仕事しか引き受けないことに しているのだけれど、 今週だけ 勤め先が緊急の様子だったため こどもたちが学校と幼稚園に行っている時間帯だけなら、という条件で、 出勤をしなければならない仕事を引き受けた。 それが、いまから約2週間前のこと。 平日の仕事の依頼を受けて、電話を切るなり みるみる心が曇っていった。 「もし仕事の日にこどもたちが体調をくずしたらどうしよう… 学校に幼稚園に こどもたちが 無事に行き、 その間に職場に行けるとは限らないではないの。 仕事の日の朝に、急に熱を出したらどうしよう。 お腹をこわしてぐったりしたらどうしよう。 安易に とんでもない依頼を引き受けてしまった…
体調をくずすと、 たちまち勉強が進まなくなる。 それでも無理して机に向かっても、 やはり元気なときの効率と比べると劣ってしまう。 日々、時間と心を切り詰めて 積み重ねてきたものが ぐらっと揺らぐ。 体調が回復してから もとの場所に戻ることにも なかなかの労力がいる。 心身ともに 良き状態を保つことは、 勉強を頑張ることと同じくらい重要なことなのに… そのことを、 体調をくずしてから いつも思い知るのである。 去年は38度〜39度の高熱がずっとでていたのに 気合いでなんとかなる気がして、 いつもどおりに日常生活を ひいひい言いながら 1週間すごしていたら、たいそう悪化した。 なぜいまごろ病院に……
体調をくずすと、 たちまち勉強が進まなくなる。 それでも無理して机に向かっても、 やはり元気なときの効率と比べると劣ってしまう。 日々、時間と心を切り詰めて 積み重ねてきたものが ぐらっと揺らぐ。 体調が回復してから もとの場所に戻ることにも なかなかの労力がいる。 心身ともに 良き状態を保つことは、 勉強を頑張ることと同じくらい重要なことなのに… そのことを、 体調をくずしてから いつも思い知るのである。 去年は38度〜39度の高熱がずっとでていたのに 気合いでなんとかなる気がして、 いつもどおりに日常生活を ひいひい言いながら 1週間すごしていたら、たいそう悪化した。 なぜいまごろ病院に……
記述式の問題演習をしていると かならず、 はぁぁぁ…つかれたぁ…。 と、ペンをぽいっと投げて、天井を見つめて 椅子をくるくる。干されたイカ🦑みたくなる 脱力ポイントがある。 自分の場合は いつもここ。 事案の概要を整理して、使う条文を定めて、 論ずべきことを明らかにして、 さて、これらを踏まえて 答案の内容を組み立てましょうか、という段階で、 いつも 立ち止まってしまう。 理由はおそらく次の2つ。 ひとつめは、 「いよいよ 答案の骨子を書く段階だ。 できるだけ 丁寧かつ正確に書かなくちゃ。」という 自分に過度に求めすぎてしまうことにより生じる 気の重たさ。と 「だいたい事案の概要も、論ずべき事…
記述式の問題演習をしていると かならず、 はぁぁぁ…つかれたぁ…。 と、ペンをぽいっと投げて、天井を見つめて 椅子をくるくる。干されたイカ🦑みたくなる 脱力ポイントがある。 自分の場合は いつもここ。 事案の概要を整理して、使う条文を定めて、 論ずべきことを明らかにして、 さて、これらを踏まえて 答案の内容を組み立てましょうか、という段階で、 いつも 立ち止まってしまう。 理由はおそらく次の2つ。 ひとつめは、 「いよいよ 答案の骨子を書く段階だ。 できるだけ 丁寧かつ正確に書かなくちゃ。」という 自分に過度に求めすぎてしまうことにより生じる 気の重たさ。と 「だいたい事案の概要も、論ずべき事…
記述式の採点の仕事(法律系ではないです。)をすると、 答案に記載されている内容のなかから、 「間違っている部分」を探し出して どんどん減点していきましょう。 という視点ではなく、 「的確に書けている部分」を見つけ出して できる限り加点してあげましょう。 という視点で、 自分が採点をしていることを たびたび実感する。 予備試験や司法試験の記述式試験が どんな基準で採点されているのかよく知らないけれど、 自分の書いた答案を読むことになる 採点者の方が 加点をしやすい形で書けているかを意識して答案を書くことは、 きっと大切なことなのではないかなぁ…と 思っている。 文章の書き方の形式が守られているこ…
記述式の採点の仕事(法律系ではないです。)をすると、 答案に記載されている内容のなかから、 「間違っている部分」を探し出して どんどん減点していきましょう。 という視点ではなく、 「的確に書けている部分」を見つけ出して できる限り加点してあげましょう。 という視点で、 自分が採点をしていることを たびたび実感する。 予備試験や司法試験の記述式試験が どんな基準で採点されているのかよく知らないけれど、 自分の書いた答案を読むことになる 採点者の方が 加点をしやすい形で書けているかを意識して答案を書くことは、 きっと大切なことなのではないかなぁ…と 思っている。 文章の書き方の形式が守られているこ…
「このテキストだけでは不十分。」だとか、 「その問題集だけ繰り返しても合格には足りない。」だとか。 ロースクールの自習室の近くの廊下で 習熟度の高い学生さんたちが そのような会話をしているのをよく耳にした。 その頃、 自分はすべての法律科目を一から学習し始めている習熟度の低い学生だったので、 度々聞くその類の話も なんのこっちゃだった。 それから… ひととおり司法試験の法律科目の基礎を知り 演習問題にも取り組むようになって、 今一度 あのときの学生さんたちの議論に想いを 馳せることとなった。 《ひとつのテキストや問題集を繰り返し学習すること》 自分は、この勉強方法がやっぱり効率的で 良いんでな…
「このテキストだけでは不十分。」だとか、 「その問題集だけ繰り返しても合格には足りない。」だとか。 ロースクールの自習室の近くの廊下で 習熟度の高い学生さんたちが そのような会話をしているのをよく耳にした。 その頃、 自分はすべての法律科目を一から学習し始めている習熟度の低い学生だったので、 度々聞くその類の話も なんのこっちゃだった。 それから… ひととおり司法試験の法律科目の基礎を知り 演習問題にも取り組むようになって、 今一度 あのときの学生さんたちの議論に想いを 馳せることとなった。 《ひとつのテキストや問題集を繰り返し学習すること》 自分は、この勉強方法がやっぱり効率的で 良いんでな…
昔から試験本番に弱い。 本番になると、 客観的に自分の実力を見積もっても [これくらいは確実にできるだろう]という ところの6、7割しか自分本来の力を発揮できない。 ひどい時はそれ以下のときもある。 大学受験のセンター試験のときもそうだったし 法科大学院の適性試験(いまはもうなくなったとか…もうすぐなくなるとか…)もそうだった。 私の平常時の成績を知る先生やチューターさん、周りのひとたちはみな、 私の試験本番の点数をみるとかならず 「あれ?どした?」と気の毒そうに私をみる。 「なんでこうなるのっ!」と毎回自分を責めてきた。 そんな私だが、ただ単に緊張しい というわけではない。 多くの人前で話を…
昔から試験本番に弱い。 本番になると、 客観的に自分の実力を見積もっても [これくらいは確実にできるだろう]という ところの6、7割しか自分本来の力を発揮できない。 ひどい時はそれ以下のときもある。 大学受験のセンター試験のときもそうだったし 法科大学院の適性試験(いまはもうなくなったとか…もうすぐなくなるとか…)もそうだった。 私の平常時の成績を知る先生やチューターさん、周りのひとたちはみな、 私の試験本番の点数をみるとかならず 「あれ?どした?」と気の毒そうに私をみる。 「なんでこうなるのっ!」と毎回自分を責めてきた。 そんな私だが、ただ単に緊張しい というわけではない。 多くの人前で話を…
はじめて自分のブログに 星マーク⭐️(下のほうにあるいいね!ボタンみたいなもの。)を付けていただいた。 ありがとうございます。 とてもうれしかったです。 私は、いまこのブログとご縁があり 目にしてくださっている方々のことを、 誠に勝手ながら《仲間》だと想っております。 そして… きっと自分よりも先に 法曹界に進んでいかれる方々だとも思っております。 私はロースクールがあまり…(ほんとうはすごく) 好きではありませんでした。 閉鎖的で過密な人間関係や、 人生をかけて司法試験に挑む方々の切迫した 殺伐とした空気に日々晒されて、 強いストレスを感じていました。 とにかく早くここから去りたいとばかり願…
はじめて自分のブログに 星マーク⭐️(下のほうにあるいいね!ボタンみたいなもの。)を付けていただいた。 ありがとうございます。 とてもうれしかったです。 私は、いまこのブログとご縁があり 目にしてくださっている方々のことを、 誠に勝手ながら《仲間》だと想っております。 そして… きっと自分よりも先に 法曹界に進んでいかれる方々だとも思っております。 私はロースクールがあまり…(ほんとうはすごく) 好きではありませんでした。 閉鎖的で過密な人間関係や、 人生をかけて司法試験に挑む方々の切迫した 殺伐とした空気に日々晒されて、 強いストレスを感じていました。 とにかく早くここから去りたいとばかり願…
こどもに勉強を教えるときに 細心の注意を払って取り組むようにしているのは その子がその分野を「はじめて」学習する場面において、である。 「はじめて」のときに その分野や問題を どんなに時間がかかったとしても焦らず 丁寧に確実に 根っこのほうから 理解させてあげておくと、 その根は、 あとは自然に降ってくる知識の雨に委ねておけばぐんぐん伸びて 土にしっかりと根ざし揺るがなくなる。 反対に、切り花の茎を土に直接差し込んで 手っ取り早く見栄えのよいお花畑を作り出すような、 「わかったつもり」の「理解の不十分な知識」を増やしてしまうと、 一時は優秀で素晴らしいと讃えられるし、 よい気分も味わえるが、根…
こどもに勉強を教えるときに 細心の注意を払って取り組むようにしているのは その子がその分野を「はじめて」学習する場面において、である。 「はじめて」のときに その分野や問題を どんなに時間がかかったとしても焦らず 丁寧に確実に 根っこのほうから 理解させてあげておくと、 その根は、 あとは自然に降ってくる知識の雨に委ねておけばぐんぐん伸びて 土にしっかりと根ざし揺るがなくなる。 反対に、切り花の茎を土に直接差し込んで 手っ取り早く見栄えのよいお花畑を作り出すような、 「わかったつもり」の「理解の不十分な知識」を増やしてしまうと、 一時は優秀で素晴らしいと讃えられるし、 よい気分も味わえるが、根…
問題演習をする際に書いた 自分の思考過程を記したメモ (答案構成というほど立派なものではないけれど…)は、 これまで ずっと広告の裏に書いては 正解を確認して見直しを終えたら捨てていたけれど、 次回以降 再び同じ問題にあたるときまでに、 この自分の答案構成シートを あまり集中できない時などに ぼーっと眺めておくと、 思いのほか 何にもしないときよりは 遥かによく 記憶にのこってくれるようになったと感じたので、 ここで共有できたら、と思う。 使うのはA4サイズの用紙で、 うえから順に… ①Title(テキスト名、問題番号、過去問の年度) ②Topics(事案を整理する。関係図をかく。問われている…
問題演習をする際に書いた 自分の思考過程を記したメモ (答案構成というほど立派なものではないけれど…)は、 これまで ずっと広告の裏に書いては 正解を確認して見直しを終えたら捨てていたけれど、 次回以降 再び同じ問題にあたるときまでに、 この自分の答案構成シートを あまり集中できない時などに ぼーっと眺めておくと、 思いのほか 何にもしないときよりは 遥かによく 記憶にのこってくれるようになったと感じたので、 ここで共有できたら、と思う。 使うのはA4サイズの用紙で、 うえから順に… ①Title(テキスト名、問題番号、過去問の年度) ②Topics(事案を整理する。関係図をかく。問われている…
現役時代は法学部一択だったけれど、 浪人して初めて自分がちいさな箱のなかで暮らしてきたことを知り、 これまで自分がいい子で収まっていた箱から いっぽ 出ることにした。 そして、大学は経済学部に入学した。 自分が法曹になりたいのかどうかは このときあまりよくわからなくなっていた。 それが自分から出てきた目標なのか、 母から与えられた義務なのか、 もう見分けもつかなかったからだ。 それに、 ほんとうに法律を学びたければ、 その場所にいつか帰ってくるだろう、と ぼんやり信じていた。 ミクロ経済かマクロ経済か忘れたけれど、 大学一回生のはじめ一週間の授業を受けたとき 「だめだこりゃ。」 と教室の真ん中…
現役時代は法学部一択だったけれど、 浪人して初めて自分がちいさな箱のなかで暮らしてきたことを知り、 これまで自分がいい子で収まっていた箱から いっぽ 出ることにした。 そして、大学は経済学部に入学した。 自分が法曹になりたいのかどうかは このときあまりよくわからなくなっていた。 それが自分から出てきた目標なのか、 母から与えられた義務なのか、 もう見分けもつかなかったからだ。 それに、 ほんとうに法律を学びたければ、 その場所にいつか帰ってくるだろう、と ぼんやり信じていた。 ミクロ経済かマクロ経済か忘れたけれど、 大学一回生のはじめ一週間の授業を受けたとき 「だめだこりゃ。」 と教室の真ん中…
「必ずやらなければならない。」 「いますぐ取り掛かるべきである。」 と、 とてもよくわかっているのに それらの事物に なかなか気持ちが向かないときがある。 「なんで自分はいつもこうなのだろう…」との想いを、 理想どおりに行動できない自己嫌悪感とともに抱えてきた。 差し迫った場面では 気合いで自分をそっちに向ける場合もあるけれど、 割と心に負担がかかる。 無理をした反動で次のときに、 もっとやりたくない気持ちが増してしまうことすらある。 どうしたら、 自分のすべき事物ともうすこし優しく積極的に付き合っていけるのかしら、 とずっと考えていた。 先日、 長女がスイミングの進級テストに合格して また級…
「必ずやらなければならない。」 「いますぐ取り掛かるべきである。」 と、 とてもよくわかっているのに それらの事物に なかなか気持ちが向かないときがある。 「なんで自分はいつもこうなのだろう…」との想いを、 理想どおりに行動できない自己嫌悪感とともに抱えてきた。 差し迫った場面では 気合いで自分をそっちに向ける場合もあるけれど、割と心に負担がかかる。 無理をした反動で次のときに、 もっとやりたくない気持ちが増してしまうことすらある。 どうしたら、 自分のすべき事物ともうすこし優しく積極的に付き合っていけるのかしら、 とずっと考えていた。 先日、 長女がスイミングの進級テストに合格して また級が…
いちにちのはじまり。勉強机に向かい腰をかけたら、 まず、この 一枚のシートだけを体の正面に置き しずかに自分に問いかける。 きょうの体調は? 寝不足ならすこしお昼寝休憩の時間をとろうか。気分は落ち込んでいない? 気になることがあるなら、先に片付ける時間を確保しておこうか。きょうはバスに乗る? それなら、10分を2回、 ポータブルプレーヤーで講義が聴けるかも。まとまった時間がすこしは取れそう? では、過去問をちょっと時間をはかって解いてみようか。 それともあと少しで聴き終わる講義を パソコンで聴いてしまおうか…こんなふうに。 そして、目の前に向き合っているシートに 今朝の自分の答えを ひとつずつ…
いちにちのはじまり。勉強机に向かい腰をかけたら、 まず、この 一枚のシートだけを体の正面に置き しずかに自分に問いかける。 きょうの体調は? 寝不足ならすこしお昼寝休憩の時間をとろうか。気分は落ち込んでいない? 気になることがあるなら、先に片付ける時間を確保しておこうか。きょうはバスに乗る? それなら、10分を2回、 ポータブルプレーヤーで講義が聴けるかも。まとまった時間がすこしは取れそう? では、過去問をちょっと時間をはかって解いてみようか。 それともあと少しで聴き終わる講義を パソコンで聴いてしまおうか…こんなふうに。 そして、目の前に向き合っているシートに 今朝の自分の答えを ひとつずつ…
こどもの頃。 兄と弟は よくゲームをしてした。 わたしも 兄がコントローラーをにぎりしめ 楽しそうに熱中している横に腰を下ろし どれどれ…と ゲーム画面をながめてみるのだけれど、 どうしてなのか、10分も気持ちが持たない。 城下町から出たり入ったり、あっちこっちをウロウロしたり、なにを、ちんたら ちんたら しているのかしら。 と 果てしなく遠いゴールにたどり着くまでの 道のりのあまりの長さに心が耐えられなくなってしまうのである。 このとき兄がしていたゲームは「ドラクエ」である。 私が好んで参加していたのは、 「マリオカート」と「パラッパラッパー」(キック、パンチ、そーれろまいん)である。 つま…
こどもの頃。 兄と弟は よくゲームをしてした。 わたしも 兄がコントローラーをにぎりしめ 楽しそうに熱中している横に腰を下ろし どれどれ…と ゲーム画面をながめてみるのだけれど、 どうしてなのか、10分も気持ちが持たない。 城下町から出たり入ったり、あっちこっちをウロウロしたり、なにを、ちんたら ちんたら しているのかしら。 と 果てしなく遠いゴールにたどり着くまでの 道のりのあまりの長さに心が耐えられなくなってしまうのである。 このとき兄がしていたゲームは「ドラクエ」である。 私が好んで参加していたのは、 「マリオカート」と「パラッパラッパー」(キック、パンチ、そーれろまいん)である。 つま…
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