chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
アートにつぶやく https://artwriter.hateblo.jp/

美術館が大好きです。夭折した画家に惹かれます。観てきた展覧会、アートについてのつぶやきを綴ります。

尊敬する芸術家:ピカソ 愛する画家:関根正二 好きな評論家:洲之内徹 好きな美術館:三菱一号館美術館 家に一枚飾るとしたら:クリムト「接吻」

浮舟りつ
フォロー
住所
藤沢市
出身
未設定
ブログ村参加

2017/06/11

arrow_drop_down
  • ピエール・ボナール展@国立新美術館

    ボナールの絵が好きだと思ってたけれど、惹かれる絵はその中で限られてたというのがわかって、自分でもちょっとびっくり。あんまりグッと来た絵が少なくて、(以前見たものが結構あったせいかもしれないけれど)実はそんなに好きじゃなかったのかも。 ナビ派の魅力は、不穏な空気感。幸せな光景の中にある漠然とした不安定さとか悪意とか。幸せそうにしているけれど、裏では不倫してるでしょとか、そんな感じの。めちゃくちゃ裏がありそうなヴァロットンの方がらしいのかな。そういう意味では、麗しい浴室の裸婦たちの裏に三角関係の果てに自殺した女性の影がある、というのは怖くてナビらしくて、興味深いな。明るくきれいなボナールの風景画は…

  • 開館15周年 特別展 ジョルジュ・ルオー 聖なる芸術とモデルニテ@パナソニック汐留ミュージアム

    厚塗りルオーの宗教画の数々。明るい色彩と石膏のようにも感じるマチエール。受難のキリストにも温かさと優しさを感じる。 冒頭のモノクロームの版画にすらルオーの質感が感じられるのが凄い。「生きるとはつらい業…」「でも愛することができたなら、なんと楽しいことだろう」とは深いタイトル。 監修された後藤新治先生に質問する機会を得たが、ルオーの支持体の多くが紙であるのは、当初は経済的理由だったとのこと。その後余裕ができてもその支持体を捨てなかったのは、塗っては削ってまた塗っていく制作方法には紙がやりやすかったのではないかとご教授いただいた。裏は布が貼ってあるので、どんな紙質を使ったかは、修復を経ないとわから…

  • 藤田嗣治展@東京都美術館

    フジタについては、これほど国内で賛否両論ある画家もいないのではないか。とある重鎮のキュレーターの方にギャラリートークの上達法をお聞きする機会があったのだけれど、「対象を好きになること。だから僕はフジタに関しては語れない。」とのこと。いわずもがな。総じて男性は否定的、女性は肯定的に思えるのだけれど、そこは戦争画→国籍変更をどう捉えるかの違いだと思う。著作権の地雷がある作家のベスト(ワースト?)3とも言われるらしいフジタの回顧展はこれまで開かれにくかった。今回の回顧展は天晴!と言ってもいいのではないか。女性のスタッフが中心となって進めたという本展は、グッズを含めフジタ愛を感じる。中心となったキュレ…

  • モネ それからの100年展@横浜美術館

    モネの睡蓮、風景画の展示とその影響を受けたと思われる作家、あるいはオマージュ作品。現代アートがかなりあり、モネがその後の絵画史に大きな影響を与えたことがよくわかる。 色と形の変革。このころの絵画史は先人を乗り越えようとイズムを刷新し続けたわかりやすい時代。それに比べて現代アートは自己の探求に進むから、他者にはわかりにくいのかも。 モネから現代アートの飛躍が大き過ぎて、モネ目当てで来ると戸惑われるのでは?せっかくワクワクする現代アートの名品に素通りの方が多く、展示の難しさを感じた。 横浜美術館はコレクション展と企画展のリンクがいつもうまい!目立たないけど写真の展示がモネと同時代ですごく楽しめる。…

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、浮舟りつさんをフォローしませんか?

ハンドル名
浮舟りつさん
ブログタイトル
アートにつぶやく
フォロー
アートにつぶやく

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用