「モンテクリスト伯」の映画を作り直せ
先日「モンテクリスト伯」5回目の読破が終わりました。19世紀のフランス、イタリア、地中海を舞台にした壮大なドラマ。復讐が主題の陰鬱な小説とはいえ、そのスケールの大きさ、優雅さに圧倒されます。読み終えた後の、まるで魂を抜き取られた様な虚脱感。私はきっと6回目の読破(愚行?)をやってしまう気がするのです。でも、何かで見たのですが、その本のタイトルは知りませんが、その人はその小説を、20回、あるいは30回以上読破したそうなんです。同じ様な人はやはり居るんですね。素晴らしい文学というのは、その人にとってはかけがえのない唯一無二なんです。この長編小説を、1998年にフランスが総力をかけてテレビドラマにしました。20億円をつぎ込んだ6時間半に及ぶ大作です。しかしこれは世紀の大失敗作だった、私はそう思っています。それは...「モンテクリスト伯」の映画を作り直せ
2024/06/30 06:31