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ここは小さな高校です https://blog.goo.ne.jp/5381naninani

英語の授業を通して、田舎の小さな高校で学ぶ素敵な生徒たちを紹介しています。

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2017/05/01

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  • 愛は線香花火

    愛は線香花火授業中のエピソード(平成時代の高校で)私:「考えてみれば、永遠なんてものは存在しない。『Neverforever.』なんだなあ」「せんせい、愛は永遠です」と茜が言った。「そうかなあ、愛だって線香花火のようなものだと思うけどなあ。暗闇にぽっと燃えて、火花が弾けて、すぐに散ってしまう。大切に、大切にしていたものだって、いつかは無くなる。儚いなあ。無常だなあ」茜:「今日のせんせいはちょっと変ですよ。どうしたの?奥さんと喧嘩ですか?」「えっ?う~ん。というよりも、あの『3.11』(東日本大震災)以来、オレの価値観が崩れちゃってさ、人間不信というより、自分不信状態なんだよ。でも、線香花火って好きだなあ。闇夜を密やかに点してくれて、ぱっ、ぱっ、と美しく弾けて、もう少し待ってくれと思っている間に消えてしまう...愛は線香花火

  • はだかのケン

    はだかンのケン平成19年9月6日のお話です。残暑が猛暑となってしまった木曜日の昼休み。三年生の男子が二人、廊下の向こうから横並びになって、肩を怒らせて迫って来る。内側の男子は上半身を露わにしているではないか。すれ違いざまに、声をかけた。「おい、健(けん)くん、上半身が丸見えだぞ!」すると、間髪を入れずに、隣の晃(あきら)が反応した。「せんせい、コイツ、『はだかのケン』って言われているんです」晃の素早いユーモアに、私は大感激。もうすぐ、就職試験がやってくる。それまでに、茶髪で裸のケン君は、『黒髪で真面目のケン』に変わっているだろう。・・・晃も健も、この夏にテレビ放映された『はだしのゲン』をちゃんと観ていたんだね。(校舎3階の廊下から、西に見える北陸新幹線と妙高の山)ーよく見ると、上りの新幹線が写っていますーはだかのケン

  • 自民総裁選まで1週間

    進次郎さんの名言今朝(9月21日)のヤフーニュースで「自民党総裁選挙の終盤情勢」という見出しの投稿欄をみていたところ、nehさんが『進次郎さんの名言』なるものを列挙しておられたので紹介します。「レジ袋は石油だ」「火事は火災だ」「解雇は次の雇用を生む」「火事は火災だ」は面白い駄洒落と受け取れるが、「レジ袋は石油」には腹がたちます。零細なレジ袋を槍玉にあげて、平気で国民に不便を強制しいる無神経な人間が首相になったなら日本はお終いだと思う。ご訪問ありがとうございました。(ゆ~)自民総裁選まで1週間

  • わたしアセっちゃう

    わたしアセっちゃう(再掲)平成時代の高校での受業で。1学期末試験が終わって答案を返した。2年生の教室にはエアコンなどない。30度近い教室内。生徒は下敷きやうちわ、扇子などを使っている。返却した試験問題の解説をしたが、時間が余った。授業をする気になれずに、「扇子を使うなんてナンセンスだ。自分の答案を見て冷や汗かけば、エアコンなしでクールダウン。『答案を見てかくものは恥と汗』。今日はアセらずにやろう」と親父ギャグを連発していると、「先生、早く授業してよ~」と祐佳莉が言った。「おお、ゆかりは、やる気満々だね」と皮肉っぽく反応すると、「違うってばあ。せんせいの寒~いギャグ聞いてると、わたし汗っちゃうよ~」ご訪問、ありがとうございました。(ゆ~)わたしアセっちゃう

  • 猫じゃらし

    猫じゃらし(再掲)吹く風に季節を揺する猫じゃらしまだまだ残暑。夏の疲れか、退屈な授業のせいか、瑠里が居眠りしている。半袖の白いブラウスから日焼けした肉付きのよい二の腕まで見せて、まるでトンボのような格好で机に伏せっている。私はそっと近づいて行って、オニヤンマが水面に卵を産み付けるように、ツン、ツン、ツンと肘のあたりをつついてやった。ぴくりともしないので、今度は中指と人差し指の背で、お団子のような、とっても愛らしい瑠里の鼻をヒョイとつまんだ。「あっ、るりちゃん、早く起きて!ゆ~せんせいにセクハラされちゃうよ」と隣席の香奈が言った。「セクハラなんかじゃないよ。愛の目覚まし時計だよ。瑠里はどう思った?」「う~ん、うちんちの子猫がじゃれていたんだよ~お」…そう、窓の外はすっかり『ねこじゃらし』の季節になっていた。...猫じゃらし

  • 爺の三角関係

    爺の三角関係古き、よき平成時代の高校でのお話です1学期の最初の授業で:「私が教える教科は『英語G』です。私が受け持つからジイなのではなくて、GはGrammar、文章の法則、即ち文法と言う意味です。だから、私の風貌から連想して私のことを『ジイ先生』と呼んではいけません。ゆ~先生と呼ぶように。また、『爺さん』と呼んだら減点します」2学期が始まったある日の授業で:私が板書している最中に、『おジイ』という声が聞こえた。「今、オレのことを『ジイ』と言ったのは誰だ!その声は、きっと咲来(さくら)だな!」咲来:「ハイ、すみません。うちのおじいちゃんの話をしていたんです」私:「そうか、さくらはオレの孫だと思っていたのに、本当のお爺さんがいたのか。残念だなあ」咲来:「あら、ゆ~先生は嫉妬してるんですか?」私:「そうさ。『さ...爺の三角関係

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