当事者研究のための理論
当事者研究のための理論 和泉敏之 序論 第1章 言語 第2章 意味 第3章 ダブルバインド再考 第4章 コミュニケーション・モデル 第5章 リフレクション 結章 序章 当事者研究については熊谷・綾屋ほか(2019)などで整理されている。だが、その土台となるコミュニケーション理論に関しては記述が詳細ではない。 今回、コミュニケーションについて様々な視点による考察を行う。1つの理論のみに依拠するよりも、親和性の高い領域を結合させていることに本小論の意義がある。ここでは理論の接合を試みながら、新たなコミュニケーション理論の構築を目指す。それは後述するようにモデルの形式で表出することとする。これにより…
2022/10/16 03:02