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早川ゾンビ
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2017/03/13

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  • 人生設計のタイミングミス男…その25

    早川「4年…長いですね。」 ミス男「…早くても、ね。 だからもっと長引くかも…。」 刑務所に入る男との会話みてぇだな。 早川「そしたら、日本に帰ってくる頃には立派なアラフォーになってますね!」 そうなのです。 この時ミス男34ちゃい。 この年齢の結婚するかもしれない独身者をそのスパン海外に送り込むとは、 なかなか酷な会社だな…とこの時は思いましたが。 今考えれば、周りの先輩や同僚は子どもをこさえて家も買っていて、 34まで独身のミス男に白羽の矢が立たないわけがないよなぁ。 出所…あ、いや…帰国の時には立派なアラフォーと指摘されたミス男は苦笑いしていました。 (adsbygoogle = win…

  • 人生設計のタイミングミス男…その24

    Q:いつ結婚するつもりなの? A:1年後、とか…かなぁ? そんなにふんわりとした返しするような奴が婚活市場にやってくんなよ…。 昨今のふんわり文化に毒されすぎだろ… 小麦粉使った甘味だけでいいよ、ふんわりしてていいのは。 いやね、しょうがないとも思うよ。 本当に思いがけないタイミングの転勤だったんでしょう。 しかも国内ならまだしも、国外。 それも日本人が生活するのは過酷そうなところ…。 自分の生活さえ見通しが不透明なのに、その上結婚まで考えられないでしょう。 …じゃぁ、今日こんなとこで早川と会ってんなよって話なんですけどね。 早川「…。 どの程度で戻ってこられるとかおおよそのめどは立ってるんで…

  • 人生設計のタイミングミス男…その23

    「しょんぼりしている」 ように見えたのが、 「怒っている…?」 に変わったのは間違いないでしょう。 いつまでに入籍するつもりなの? という質問をしたわりには、 どんな答えが返ってこようともインドから帰ってくるのを待っているつもりは全くないわけですが。 ミス男「そうだよね…。 転勤多いって話してはいたけど、本当にこのタイミングでまさかムンバイとは思ってなかったから…。」 早川「そりゃ知ってたら婚活パーティーなんか行ってないでしょうね。」 ミス男「うん…。 … …怒ってるよね。」 早川「えぇ…まぁ。 分かった時点で教えるのが筋だと思いますよ。」 ミス男「どうしても、顔を見ながら言いたかったんだ…。…

  • 人生設計のタイミングミス男…その22

    ミス男「でも食事は本当に全部カレーみたいw それはそれで楽しみだけどね!」 へへっとした笑顔。 あーーー… 鬱陶しい。 何か言葉を発する気が更に失せた早川を前に、明るく振舞うミス男…。 ミス男「だけどやっぱり毎日スパイシーな料理はさすがにつらいみたいで… だから日本の調味料とか送ってもいいよってことで会社が送料支給してくれるんだって。 ムンバイから帰ってきた人も、食事が一番きつかったって言ってた!」 早川「…インド行くなら、予防接種受けなきゃですね。」 渡印するに辺り、早川が唯一知っている情報をぽつり、と。 ミス男「そう、もうその予約も全部したよ~。」 その予約してる時間あったら、 早川にライ…

  • 人生設計のタイミングミス男…その21

    早川「インド…。」 早川は特に意味もなくオウム返しするだけのポンコツに成り下がりました。 ミス男「うん…。 でも出発まで会える時はできるだけ早川さんに会いたいと思ってるよ!!」 待っておくれよ。 早川の返事を待たずに盛り上がるじゃん…。 え、もしかして早川が知らないだけで 「インド…。」って言葉って 「Yes」って意味もあったりするの? くっそ。 いくらポンコツでも、愁いを帯びていると都合よく解釈される美しさよォ…。 しかし本人を目の前にして、 「えっ、すみません、 我々の関係は、今日ここでパスポート切れます。」 と言えるはずもなく。 早川「…そっか……。 そうかぁ~~…。」 今出来る最大級の…

  • 人生設計のタイミングミス男…その20

    早川「…えぇ……。」 心底脱力してしまいました。 それを見て、ミス男も力なく笑っていました。 ミス男「でも、年に4回必ず日本に帰ってくるように指示されてて、 日本から向こうに日用品送るのも会社が出してくれるんだ。 逆に言えば、それほどいい対応してくれるくらい過酷なところらしいんだけど…。」 早川「…いつから?」 「場所は?」 と聞かれたいんだろうなぁと思いながらの、この質問。 なぜかというと… 例えば1年後であれば、十分な期間のお付き合いを以て、転勤するより前に入籍するのもありだろうと考えたからです。 …まぁ1年後の転勤の発表なんてないだろうから、 この時点で8割無し判定に傾いていたわけなんで…

  • 人生設計のタイミングミス男…その19

    ミス男「だから、婚活パーティーに行ってみたんだけど… その何日後に、早川さんみたいな綺麗な人とこうしてカフェ巡りしてるなんて思わなかったよw」 早川「いやいや… 私もミス男さんみたいにしっかりお仕事頑張ってらっしゃる方とカップリングできてよかったです!」 お仕事頑張ってる = 稼ぎがいい、な。 「年収が高い人と仲良くなれてよかったですぅ~☆」 って言うよりもいいだろ。 ミス男「あ…あのさ… その、仕事、のことなんだけどね。」 …さっきから若干何かを言い出すきっかけを探しているような雰囲気はありましたが…。 なんだなんだ。 早川「…?なんですか??」 精一杯のキョトンとした顔を作りながら、 内心…

  • 人生設計のタイミングミス男…その18

    パフェとケーキを食べ、 お茶を飲みながらだらだら…。 当時はインスタ映えという文化が確立していない優しい世界でしたが、 連れて行ってくれたお店は所謂それでした。 … 今検索しても全く出てこねんだよなぁ~…。 飲食店の生き残りがいかに大変かということを、こんなことで知るとはあの時思わなかったよね。 その日のテーマはカフェ巡りだったので、 もう一軒近くに好きなカフェがあるというので行くことにしました。 温かい飲み物を飲みながら、 ここにきてミス男の挙動が 少しおかしいような…。 話題は婚活について…。 案内された席が半個室に近い空間だったため、 隣の人の目を気にすることなく話せるな、と思いました。…

  • 人生設計のタイミングミス男…その17

    ミス男「ここはよく来るんだ~。 気になってるお店もあったんだけど… こういう場面はやっぱり慣れたところに行った方が安全かなってw」 うーん、その判断は大正解ですな。 早川という絶世の美人にいいところを見せたいあまり、一流レストランやらに連れていきたがる人いるけど… 慣れていなかったりするのってすぐ分かったりするものです。 まごついてるとこ見ると、こっちもいたたまれない気持ちになる。 早川「私あんまりカフェとか行かないので今日楽しみでした~!」 ミス男「意外! お洒落なカフェ飯食べてそうな感じするw」 うっかり一人でカフェの窓際とか座ろうもんなら糞みたいな男に声かけられたりするからね。 カフェ飯…

  • 人生設計のタイミングミス男…その16

    ミス男「この間会った時、普段はユニクロよく着るって言っても早川さんひいてる感じなかったから… そう言ってもらえてよかった~… 自信がないからマネキンが着てたコーデそのまま試着して店員さんにも確認したよ…w」 この時、早川が思ったのは。 あの時「ユニクロ!?いい年して!?」と言わなくてよかったなぁ~ってこと… ではなく。 マネキン買い!?この日の為に!?ということ… でもなく。 ユニクロの店員さん… ナイスですねぇ~ いいですねぇ~~ もうね、ユニクロに店員さんに全てを託して間違いないよ。 ユニクロの店員さんと結婚して、 無印の家具家電に囲まれて、 #お洒落カジュアル みたいな生活してぇよ。 思…

  • 人生設計のタイミングミス男…その15

    渋谷TSUTAYA前にて待ち合わせ。 休日の渋谷にスーツで現れたらどうしよう… めちゃくちゃ美人な早川がスーツを着た男と昼間からお洒落なカフェ… 訳アリ感が半端ない。 そんなくだらないことを想像していると、電話がかかってきました。 ミス男「もしもし~? ごめん人混みで今スクランブルなんだけど… 今、どの辺… ………あっ!分かった、待ってて!!」 ブツン、 ティロリン …↑LINE通話切る時の音ね。 そういや、 ブツンッ ツーツー… じゃなかったな、って思って。 確か、ティロリンって感じだったなって。 こうやって現代風にしていかないとね、何事も。 一方的に早川のことを目視、認識した状態でやってこ…

  • 人生設計のタイミングミス男…その14

    都内で一人暮らしで、車持ちかぁ。 と思って返信するとミス男から、 驚きの返信が…。 ミス男:ううん、俺の車じゃないよw 会社の車! GPSついてるけど…多分大丈夫でしょw えぇ…それは… どう考えてもよろしくないっしょ… 大丈夫かな、この人…。 早川:えっそれはまずいでしょ~… それはやめておきましょ! 驚きの発言ではありましたが… これ以外に非常識な発言があったわけではなかったので2回目も会ってみることにしました。 今は車がなくても いつかは都内に家を建てる財力に変わるはずだから… I believe… (↑この英語使い方あってる?) (adsbygoogle = window.adsbyg…

  • 人生設計のタイミングミス男…その13

    ミス男は表参道の歩道橋の真ん中で立ち止まったかと思うと、 早川と向き合いました。 ミス男「あの…!!! 俺!!早川さんのこと絶対っ…絶対に幸せにするから…!! だから…!結婚を前提に付き合ってください!!」 表参道のけやき並木のイルミネーションが2人を包むように輝きーーー…。 なんてな!! おいでませ早川脳内劇場。 は?どこから??ってな。 今日の記事冒頭からだよ!!! 立ち止まって早川の方向き合うところどころか、 歩道橋すら渡ってねぇわ!! イルミネーションなんてやってねぇ時期の話だわ!! 今日の記事全部嘘だわ!!! (adsbygoogle = window.adsbygoogle …

  • 人生設計のタイミングミス男…その12

    お互い仕事終わりということで、仕事の話を少々しつつ…。 ミス男「男ばっかりの職場だからお洒落なお店も詳しくないし、 表参道なんて滅多に来ないから浮いてないか心配だよー…。」 今回の食事で分かったことは…。 服などに興味はなく、ユニクロを愛用。 男職場で、同僚と旅行やBBQなどアクティブな遊びをしていた。 「していた。」と過去形なのは、 その同僚たちが続々と結婚していき、ここのところは休日の付き合いはあまりない…らしい。 なるほど、それで寂しくなって婚活してやろうと一心発起したわけですな。 早川「そうか~… それで男性ばっかりの会社じゃ出会いってないですよねぇ~…。」 ここまでの話で、隣の席のサ…

  • 人生設計のタイミングミス男…その11

    いい期待を持たせたミス男。 早川もまんざらではありません。 ミス男が予約してくれた店は、和食のお店でした。 テーブル席間が狭くて、隣のグループの会話が聞こえてきます。 うん…個室、とまでは言わないけど…さ…。 ミス男「前に取引先の人にここのランチに連れて行ってもらったことがあって… すごく美味しかったから夜も来てみたいな~って思って。」 続々とサラリーマンのグループが入店してきます。 繁盛っぷりを見るにいいお店には違いないのでしょうが…。 ただでさえ美しすぎて目立つ早川が婚活トークしてたら、 ゲラゲラと盛り上がるサラリーマンたちの酒の肴…。 (adsbygoogle = window.adsb…

  • 人生設計のタイミングミス男…その10

    単身赴任万々歳! 私は東京を一人謳歌するから~☆ なんて言えるわけもなく。 早川「そうなんですね…。 でもお子さん沢山いたらみんなで動くのも大変ですよね…。」 ミス男「早川さん的には、転勤が多い人は…難しいですかね…。」 いや、全然難しくねぇっす。 むしろウェルカムっす。 思わずすしざんまいのポーズしそうになっちまった。 早川「いえ!全然問題ないです! 子どもがいたりしたら同じように単身赴任になっちゃうかと思いますが…。 旦那さんはお仕事頑張って出世してくれたらすごく嬉しいな~って思いますよ。 なので転勤が沢山あっても応援します!」 ミス男は安堵の表情を浮かべていました。 (adsbygoog…

  • 人生設計のタイミングミス男…その9

    私のご飯も美味しそうに食べてくれそうーーー…。 ↓ 私の作ったご飯、食・べ・て? と脳内変換したのかなんなのか分かりませんが、 ミス男はなんだかはにかんだ笑顔をしておりました。 こりゃいいわ、 このままついでに料理できますアピールもしておこう。 早川「私、実家暮らしですけど、夕食作りは私が担当なのでそれなりにお料理出来ますよ! …なんて、婚活らしくアピールしてみたりして…w」 ミス男「実家暮らしだったんだね。それで料理するなんて偉いね! さっきも軽く話ししたけど、早川さんは専業主婦希望なの?」 早川「そうです! お家のことしっかり守って、旦那さんを支えたいなぁって思ってます!」 ミス男「家に帰…

  • 人生設計のタイミングミス男…その8

    早川は小腹が空いていた程度だったので、ケーキセットにしました。 ミス男「サンドイッチ、あれば食べますよね?」 早川「うーん、ひとかけなら食べられるかもです…。」 そんなわけでケーキとパスタとサンドイッチと飲み物を注文。 セットではなく、パスタとサンドイッチは単品。 人の心は糞ほど無駄に弄ぶくせに、食べ物を無駄にはしない早川。 この人、食べきれるのか…? と一抹の不安を抱きました。 ミス男「早川さん、すごくモテてましたねw」 早川「ミス男さんも言ってましたけど、みなさん積極的でびっくりしましたぁ〜…」 こういうさ、ウブな感じって大事よ。 雰囲気文字にするとすれば、 (汗 みたいなね。 漫画の擬音…

  • 人生設計のタイミングミス男…その7

    他の参加者女性がごそごそと帰り支度をしているのを横目に、さっと退出した早川。 出口で受け取った封筒をエレベーターの中で確認すると… 当然のことながら、ミス男とのカップリングを知らせる紙が入っていました。 あとは、その他の糞男達全員からの連絡先カードがざらざらと。 完全なる燃えるゴミ。 STOP、温暖化。 一階に降りると、ミス男はすぐ見つけられる場所で早川のことを待ってくれていました。 ミス男以外の糞男達数匹も柱の陰に息をひそめて佇んでいました。 カップリングできずに、待ち伏せ作戦を遂行しているようです。 なんていうか、一生そうして日の目を見ないで生きて欲しい。 そんな気持ちを抱きつつ、 糞男達…

  • 人生設計のタイミングミス男…その6

    けた外れの美人のいる空間の、異様な空気感。 そこにいる全員が早川の動向を伺っているのが分かります。 女性は、気になる男(ミス男)の所へいくのか…という不安。 男性は、早川に声を掛けたいけれど話しかけんじゃねぇオーラに気負いしています。 ミス男は、というと。 飲み物を紙コップに入れていました。 早川「…あっ」 ここで働かせてください!! ミス男「あっ、早川さん…これ、よかったら…。」 紙コップを差し出しました。 ミス男「2人で話しませんか?」 早川「ありがとうございます! 私も話したかったんです~!」 空いている椅子に隣り合って座りました。 ミス男「初めてであんまりよくわかんなくて… みなさん結…

  • 人生設計のタイミングミス男…その5

    司会「それではお時間ですので、お話し相手を変えてくださーい。」 じりじりとミス男に近づきながら、 ミス男は早川のもとへ来るだろ。 と思っていました。 が、しかし。 早川が再び糞達に捕まり、 ミス男も他の女性に声をかけられました。 こういう時って大体男側が振り切って早川のところへやってきてくれるのですが… ミス男はそのままその女性とサシで話し始めました。 なんと… どうしたものでしょうか。 次、ミス男に話しかけられなければ、何も得るものがなくフリータイムを無駄にしてしまいます。 糞達が必死に早川に何か語り掛けていましたが、それを聞いてる暇なんてありません。 上の空の美人に必死になることができるな…

  • 人生設計のタイミングミス男…その4

    専業主婦でOKということが聞き出せたところでタイミングよく席替え。 そのパーティーではミス男以上の男はいないと確信したのであとの糞男達とは流れ作業。 糞「綺麗ですね~ 若いですね~」 早川「よく言われます。」 糞「なんでこんなところに来たんですか? 普通にいくらでも恋愛できるでしょ?」 早川「無論。 でもお金持ちと結婚したいので。」 糞「そうですか~ どのくらいあればいいとかあるんですか?」 早川(あれ…この余裕感…もしかして高収入なのかしら…?) プロフィールの年収の欄チラッ 年収:400万円 おめぇは本当に糞だなぁ! なんで金に余裕がねぇくせに余裕感の演出ができんだよ。 ちったぁ 「あっ……

  • 人生設計のタイミングミス男…その3

    せっかくの貴重ないい物件。 しかも築浅。 …あ、婚活始めたばかりってことね。 で す が 早川が求める 最大の条件 を満たしていないことには話にならないわけで。 早川「そんなに忙しいんじゃ家事とか週末にまとめて…とかですか?」 ミス男「そうですね~ ごはんも外食とかコンビニとかに頼っちゃってますし、 炊飯器どれくらい使ってないかな…って感じです…w」 早川「そうですよねぇ~… それでお嫁さんがお家にいてくれたら嬉しいのにな… って感じですか?」 ミス男「そうですそうです…。 一人で洗濯物干してる時とか本当に切なくてつらい…。」 いや、そこは一人で堂々とやれよ…。 どんだけ繊細だよ…。 早川「そ…

  • 人生設計のタイミングミス男…その2

    ミス男「…こんにちは。 …ごめんなさい、美人で緊張してます…!」 早川「こんにちは~! あはは、みなさんに言ってるんじゃないんですか~?w」 にっこりと話しやすい空気を出す早川。 どうでもいい糞みたいな男には、 「はぁどうも。よく言われます。」 みたいなことスンッとした顔で平気で言いますよ。 真顔怖い系美人だから怯むかなって思って。 大体怯まないから、 糞って本当に糞だなって思うばっかりなんだけどね。 婚活パーティーに参加しても、 1人も1mmもあり判定に触れず、 ほぼ毎回カップリングシートを無記入で提出する中…。 久しぶりに大当たりな物件に出会った早川のやる気。 ミス男「いやいや! 実はこう…

  • 人生設計のタイミングミス男…その1

    度々話しているように、 結婚って、タイミングなんだよなぁって話。 ただ、そのタイミングも本人のやる気次第でわりとどうにかなったりするわけで。 今回はそんなことを絡めた出会いの話です。 婚活パーティーで出会いました。 初めましてで早川のところにやってきた彼(以下ミス男)を見て、 久しぶりにアリな顔面の人来たなー!と思ったのを覚えています。 容姿かなり良好です。 …言ってもイケメン!ってわけではなく、 普通であっさりした顔立ちでした。 多分早川、塩顔が好きなんだな。 フツメンでも濃い顔だと見た瞬間無理って思う。 薄い顔ならやや不細工でも全然ありに転ぶことが多かったな。 しかし、大事なのはお金。 お…

  • 40過ぎの男…最終回

    電話にはもちろん出ませんでした。 呼び出しが切れたタイミングで慌ててラインをブロック。 チキン野郎の早川、ビビリちらかして震えます。 こういう目に合わない為の相談所ちゃうんか…。 震えながら寝ると、翌朝SMSにメッセージが。 しかも、大量に。 以下、40男からのメッセージ。 そして早川の心の声。 というより合いの手? 先ほど、相談所の方からゾンビちゃんから交際終了の連絡があったことを伝えられました。 とても驚いてしまい、信じられない気持ちというか受け入れられなくて… 連絡はしないよう言われたのですが、こうしてメッセージを送ることをどうかお許しください。 一回り以上年下の女に、 「お許しください…

  • 40過ぎの男…その34

    はぁ… 一応…一応、ね。 鎌倉から帰ってから、記憶をたどって家の大体の位置調べたり、 ベンツの車種のランク?を調べたりしましたよ 。 家はほぼ特定しました。 最初に相談所からアピールされたように、高級住宅街のど真ん中でした。 三軒の内のどれかかな、といったところだったのですが、すべて立派な門でしたとも。 ストリートビューでは門が立派すぎて肝心の家が見れなかったので、航空写真で確認しましたとも。 好きじゃないのにストーカーしてるってどうかしてる。 そんなことしてる暇あったら、他の男に申し込みしとけよって今なら思う。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle [])…

  • 40過ぎの男…その33

    40男は早川の笑みを見て、 ほっとしたような顔をしました。 そりゃね、 デート中一度でもダークサイドに堕ちたペッパー状態になられたら、心配にもなるわな。 車を降り、えっさほいさと紙袋を抱えて帰宅。 途中に浮浪者タウンがあったら緊急炊き出しフェア開催してたと思う。 ちなみに以前、タクシーで公園の横を通った時に炊き出しをしていて、 それを見た姉が、 「ホームレス餌付けしてる!!!」 って発言したのは後世に語り継ぎたいと思っている。 帰宅して、さっさとお風呂に入りリビングに行くと、 両親がテリーヌやらローストビーフやら食べてました。 ほう…随分お洒落な飲食店を経営してるんだな…。 勝手に軽い和食出す…

  • 40過ぎの男…その32

    この人って全然読めないな… 急に冷たくなったり、 優しくなったり…。 全然その気がなかったのに… なんだか考えちゃうよ…。 …こ…これが…恋…!? なんてな!!!! 婚活は結婚まで一直線で行きてぇ奴らの集まりだ!! そんな駆け引きしてくる馬鹿相手してる暇ねぇんだわ!! 早川「結構ずっしり…ですね。 急だったのでびっくりしちゃいました… じゃあお言葉に甘えて最寄りの駅まで送っていただいてもいいですか?」 ヒールだっつってるのによぉ… でもお断りしたい相手なので家を知られることだけは避けたい。 最後の車中は、イライラピリピリとした感じもなく。 なんなら、 「今日一日楽しかったねぇ~」 みたいなテン…

  • 40過ぎの男…その31

    40男「ちょっとここに止めるね。」 そういうと、早川の返事を待たず駐車場に入って駐車。 「ちょっと待ってて!」 というとこれまた早川を置いてどこかに去って行きました。 早川の脳内で繰り広げられるサプライズ劇場。 ーーーー ヴゥン… 早川のスマホが震える。 画面には… 「40男」の表示。 さっきまで一緒にいたのに…なぜ? 早川「…もしもし?」 40男「あ…ちょっと、車から出てきてもらってもいい?」 早川「?…はい。」 40男「近くの〇〇ってお店まで来てもらっていい?」 駐車場の外を見回すと、すぐに看板を見つけました。 さっきお腹いっぱいって言ったのに、わざわざ呼び出してなんだろう? おずおずと店…

  • 40過ぎの男…その30

    「急に無口になったりするのは運転に集中してるからですか?」 この問いを、 穏やかに… 文字にすると、ほわわ~んって感じに聞くのと、 機械的に… ダークサイドに堕ちたペッパーのように聞くのとじゃ全然印象が違いますね。 たまに全然話聞いてくれないやる気ないペッパーいるけど、ペッパーとして生まれてきたならちゃんとしろよって思う。 もちろん冒頭の問いは、後者の問い方でした。 ダークサイド早川。 40男「え…」 しばらくの沈黙。 40男「あっ、ごめん、いやちょっと…。」 沈黙。 早川から何かを突き詰めるのはやめました。 あぁ、多分40男からしたら早川はなし判定だったのだな、と。 本人に言うのは野暮だから…

  • 40過ぎの男…その29

    うーん。 残念だけど…早川の中で、 人間性というのは生涯変わらない という定説がありまして。 性格は変わらないよ。 変わったように見えるのは、我慢の賜物であって、本質ではない。 だから、早川がその性格怖い、やめてって言ったらその場は収まると思います。 早川が若くて美人な期間はね。 その期間に綻びが生じてきた時、それすなわち今後の人生の大半。 その我慢が続くものとは思えません。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle []).push({}); なんて、ちょっと自分のことを蔑んだように書いてますが。 長々と書いた割に、これらはこの時考えていた一割にも満たず。 残…

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