EPISODE-13 入院4日目
カテチンが解除され 点滴が解除され 無課金ノーマル状態へと近づいていく私。 残すは腕付近の血管から繋がれている 血抜きドレーンと呼ばれる物のみだった。 4日目の朝。 朝食を終え もう一眠りしようとした時だった。 ゴゴゴゴ… カーテン越しに感じるただならぬ戦闘力。 シャーッ 後光ピカーッ 「どうも ニコッ」 やはり 院長だった。 実は私の担当医は院長であり 手術を薦めてくれたのも他ならぬ院長だった。 院長自らが血抜きドレーンを抜きに来て下さったのだ。 「痛かったら遠慮なく叫んで下さいね ニコッ」 また痛いのか… 「では…フンッ!」 ッッ! 「おや?声が出ませんねぇ ガッカリ」 フフフ…
2021/10/31 15:58