三月の自選五行詩(その1)
樹々たちの常に切らさぬ集中に年ごと区切る年輪作り鉄路の科学のひいた幸せと別の行く道古道と残り高く飛ぶカラスの一羽夕焼けの西に向かって黒点に消え生きようと励む意欲のリビドーが生きもの全て生へ駆り立て変化したおのれはあの時自覚してダラダラならぬ人の変身見え方の深く広くに生き方の深まる程に連れ添い変わり脱ぎつつに登頂目指す道行の至って見れば全望開け煩いの善事にまとう花に風月には雲の魔の多さかな目を一つ追加に進化人間も日々の暮らしに永遠を見て景色とて両目を広く離すなら常の景色の遠近は消え三月の自選五行詩(その1)
2019/03/31 14:16