神に心を動かされた者
エズラ記1章5節「そこで、ユダとベニヤミンの家長、祭司、レビ人、つまり神に心を動かされた者は皆、エルサレムの主の神殿を建てるために上って行こうとした」(新共同訳)。1節「ペルシアの王キュロスの第一年のことである。主はかつてエレミヤの口によって約束されたことを成就するため、ペルシアの王キュロスの心を動かされた。キュロスは文書にも記して、国中に次のような布告を行き渡らせた」。小見出し「ペルシアの王キュロスの布告」。1~3節は歴代誌下36章22~23節と全く同じである。これは歴代誌上下とエズラ記、そして次のネヘミヤ記の四巻が一連の文書であることを示している(祭司文書と呼ばれる)。その内容はダビデの家系を中心に南ユダの観点に立っている文書で、北イスラエルの歴史は殆ど出ない。紀元前538年キュロスが登場し、補囚の民に解放...神に心を動かされた者
2018/11/17 10:06