気もちは五つ星どころか六つ星。今。自分。8ページの折本漫画のフォーマットをたのしんでて。前半のあまりにもな個人的タイムリーさにびっくり。あのレシートのような4コマ漫画用紙って手づくりなんだろうか。もしあれが量産されてて普通に文房具として束で百均でもうられている世界。4コマ漫画のほ...
気もちは五つ星どころか六つ星。今。自分。8ページの折本漫画のフォーマットをたのしんでて。前半のあまりにもな個人的タイムリーさにびっくり。あのレシートのような4コマ漫画用紙って手づくりなんだろうか。もしあれが量産されてて普通に文房具として束で百均でもうられている世界。4コマ漫画のほ...
怪獣映画。侵略映画。青春映画。スモールタウン映画。感染症映画。いろんなとり方ができるが。つよく印象にのこるの。やはりあのキッチンシンクの排水口にひきこまれるシーンそれとクライマックスでの下水道がらみの描写。なのでやっぱり下水道映画としたい。奴も巨大なうごくウンコっぽいし。でもわら...
ハリウッド産に衝撃をあたえたjホラーだが最近はおなじかんじでjホラーに不気味な影響をあたえつつあるアジアンホラー。ホラーにおいてはオカルトな湿り気が重要だがタイや台湾の東南アジアホラーの蒸し暑さ。そこからかもしだされる思考停止感は確かに胸糞で癖になる臭み濃厚さ過剰さ。がある。冒頭...
主人公ヤマザキの見事に仮面ライダーな70年代特撮ダークヒーロー映画。その棒読みセリフまわし石井輝男版地獄の宮崎勤とおなじ。いかにも文化系オタク障がい者でまずいい。また無気力大学生がキャンパスライフのかたわらでヒーロー活動なのも元祖スパイダーマンみたいでよい。登場人物セリフづくりが...
妖星ゴラスが国連というきなくさい大組織を中心にまわる大上段にかまえたあつき科学者群像劇だとすると本作は一転まとめ役も世界会議なる仮設の正体不明のものだし科学者達もカジュアルな友人ネットワークで小津映画かよな宇宙軒などという和風バーもからみ庶民派科学者達の苦闘がなんともほほえましい...
じつは死んでいた系の成仏できない霊がみている時縛タイムループ映画。勝新の燃えつきた地図のような死んだ男が永遠に幻の女をさがすフィルムノワール。アニメ火垂るの墓の池と本作の河あと醉いどれ天使の水たまりは三大汚染映画。マーダーはタクシードライバーのトラビスビックルのような。歴史ある街...
血の涙をながすゾンビ状態で廃墟の街に潜伏する感染者を反乱分子とし狩り出してゆく戒厳令下の自衛隊。このまま日本はなくなってしまうのか。後半そんなすさまじいパニックホラー映画となる。なんという国政の無力。まったく未知のウイルスであることが判明しそれまでの努力がすべて水泡にきす。もうこ...
第三の男の翻案というだけで興味ぶかい。ウィーンの戦災廃墟感をどう翻案するのかとおもったら。霧。自然の霧もだが暗黒街ヨコハマの陰謀の黒い霧。その霧のなかを赤木があるく。このあるく姿がヨコハマににあいすぎているし誰にもマネできない。たとえ優作であってもだ。そしてわすれてはならないのが...
専用車両でのパトロール。tttユニフォーム。なにやら特撮映画の防衛隊のような重装備。そしてハードボイルドにきまったルーチン。複雑なトイレ機能の点検ルーチンがすごい。マイティ号か。轟天号か。これはブレードランナーなポストコロナディストピアが舞台のサイバーパンク映画なのか。そこはかと...
回路と同じくインターネットの世界にとりこまれる恐怖を描いたインターネットホラー。そんなジャンルがあるかどうかだが回路と本作はそうとしかいいようがない。時代が変わっているので両サブカルおたく秋葉系主人公のインターネットとのかかわり方も違っている。黎明期の大学インターネット研究者から...
せっかく新感覚のbl映画なんだからイヤミス社会派胸糞に迂回せず。ストレートに最初から少年美全開でいくべきだった。真夜中のカーボーイやフレンズがあったじゃないか。少年二人は魅力がないわけではない。出番がすくなすぎて。感情移入対象にまで観客の内面で熟さないうちにおわってしまっている。...
ゴジラの吐いたそれは建物の上に粉雪のようにそっとふりかかる。そう霧のようにゆっくり降り積もる感じだ。けれど少し間をおいてカッと燃え上がる。911フクシマ冷却水が干上がった際の燃料プールの燃料棒。その崩壊熱の凄さを実感させる。同時にあの感じは怪奇大作戦呪いの壺のリュート物質での本堂...
中盤。人間というよりもはや建物が主役。20年の薄汚れた劣化が効果を深めている。それらがしっかりと再利用されレベッカなどのようなゴシックロマンス映画それもメタにリアルなものとしてもはや立派に成立している。逆に内容こんなロマンチックな感じは前作には微塵もなく面喰らうくらい新鮮。それど...
メチャクチャ広い空間なんだけど閉じ込められるような感じは時間にまで影響しタイム無限ループな感じになる。そして退屈から徐々に見ているこちらまでもが狂っていきそう。外部ではなく内部すべてが敵に見えるように仕組まれる。このタイプの恐怖は言ってしまえば管理社会ディストピアと同質の物と言え...
フランケンシュタインの花嫁1935年ユニバーサル製作アメリカ映画
盲老人との別れからのアメリカンロードムービーな旅路。その果てでのたどりついた古代遺跡のような共同墳墓。地下埋葬施設の死体との遭遇シーンは最高にゴシックしててうつくしくよかった。その直後に登場の詐欺師のような新博士。彼がメフィストなら旧博士はファウストで。怪物にとっては確執いろいろ...
市長と男爵の関係に地方なんだけど産学一体大学学園都市として発展した村の複雑な代々人間関係や抑圧的な権力関係が反映しているようで変に今風で良い。ある意味郊外ディストピアものである。美術セットもそれに合わせてドラキュラ城が古い因襲の残る自然深いゴシックな感じの古城なのに対してこのフラ...
前半はあきらかにフィルムノワールだがなかなか後半もスタイリッ シュなフィルムノワールとしてじゅうぶんみれる。 ジョンギャヴィンとアンソニーパーキンスが対峙するシーンなどは 。 かたや田舎の若者の典型的ステレオタイプオールドスタイルキャラ で。 ひょんなであいの都会の女をカラダでト...
1961年製作の映画。ライン地帯シリーズ1950年代末和製フィルムノワールシリーズその第4弾。敵のアジトが戦前の古ビルで地下の物置からの脱出というのがいい。おもくかたいあかずの扉を解錠できたとおもったら逃走経路定番の下水道ならぬ護岸架橋工事現場で足場の組み方が迷路状態。巨大木製ジ...
沖への漂流覚悟の自殺行為そのシーンでの水平線。何時なのか何処なのかsfチック。人工ホリゾントの空と人工プールの海面それら組み合わせが醸す奇妙な異界感。沖の潮に流され遠くの海岸に泳ぎ着いてしまった為に服や車を置いた所までボロボロになって歩いて戻ったんだろう。駆け落ちに次ぐ二度目も大...
戦前ロンドン期ヒッチコックのバルカン超特急だが。ゲスなクラリネットふき。実は名探偵だったり。ただの狂言まわしかコメディリリーフかとおもったクリケットずきの凸凹コンビ。ウエスタンアクションに登場しそうなまさかの義賊ヒーロー兄弟だったり。この国境のくらく霧ふかい山中での人知れずの銃撃...
誰もいない森の大樹の倒れた音はどんな音か。それと同じで。その芸術に触れた者は皆その芸術家によって殺される。そんな禅問答のような形而上芸術。それは存在したと言えるのだろうか。レザーフェイスはそんな芸術をつくる芸術家だ。その芸術品の数々がこの映画には映り込んでいる。それこそが本作の最...
夜の駅前ぐらいしかオープン空間があらわれない。あとは地下鉄ホーム。パブ。要人宅と徹底的に閉鎖空間で進む。モンスターアジト。モンスターがレザーフェイスほどの天才美術家ではないのでそんなに芸術的ゴシック迷宮ダンジョンしてないが。そのぶんカメラ目線での観せ方がとても粘着質でゴシックなの...
宇宙ステーションに積まれたaiが暴走。通信中だった海上観測船のコンピューターにウイルスとしてプログラムが侵入。乗組員を防火装置誤作動で窒息死させそれら死体にチップを埋め込みゾンビ化するとワイファイ電波で操った。これ一種のサイボーグ。改造人間は不気味であってこそナンボ。ここにこそ仮...
ゴダールもトリフォーもsfをてがけている。パゾリーニやアントニオーニはどうだろうか。パゾリーニはほぼすべてホラーかって感じだしアントニオーニ砂丘はトンデモsfだ笑。フェリーニにはフジ隊員ばりの巨大女登場のsfがある。おなじようにオムニバスのなかのひとつとしてだが。おなじようにこれ...
猿惑後期三部作の記念すべき第一作。忘れられがちだが後期があってこそ猿惑は伝説となったのだ。いかにもなアメリカンニューシネマずたぼろテイスト真夜中のカーボーイのようなヤルセナサの本作。続く征服はゾンビ79を完全にサキドリ。続く最後は80年代のウォーリアーズ浜省な郊外地方都市ストリー...
猿惑シリーズ。頭こんがらがる円環構造。悪夢のような今の時間軸は後に書き換えられ別の少し救いのある時間軸へ。第一作のいかにも時代遅れな冷戦下旧ハリウッド活劇テイストも。本第二作の英国怪奇映画テイストもなくなり。モダンなニューシネマ風後期三部の新シリーズが次回から始まるのだ。前期二部...
宇宙人ヒーローというより善のインベーダーというかんじで。異星人としてのミステリアスさが前面にでていて。特に初期回。仮面ライダーxのように。アクションというよりスパイ的活躍。というか暗躍がメイン。笑。でダークさシュールさが今の時代肌感覚に一周半まわってさきどって。合ってしまってる。
石坂浩二を主演として観ては面白くない。あくまでも狂言回し。本作は探偵ミステリーではないのだ。あおい輝彦一人二役主演のダークファンタジー。等身大サンダ対ガイラ。元はフランケンシュタインのような正義だった者が細胞分裂。一方は顔が傷ついた事で心まで病んでしまいの復讐鬼ダークヒーロー。一...
もはやこれでもかってくらいにあがっているアマプラのせいで見放題無料群小日活ノワールファンいや中毒に堕した筆者には本作。かつてあれほど信者だった今村昌平が作家的芸術映画っぽくみれなくなっていると実感。後半のカルト宗教からのコールガール組織の特捜最前線かよな刑事ドラマっぽい件ばかりが...
不良女子学園に子供二人が迷い混んでしまったような話。 閉鎖空間感密室感が最高。 恐ろしい学園の飼育室には怪獣までいる。
本作はノストラダムスの大予言や世界大戦争と同じく。人間の滅亡を描いた宗教映画である。ジョンヒューストンの天地創造のような3本のオムニバス。前半30分は昼メロか韓国ドラマかはたまたカフカかヒッチコック作品のような巻き込まれ型不幸ジェットコースター不条理ドラマ。主人公はまるでヱヴァン...
まさに仁義なき戦いのようなsf集団抗争劇。立て籠った家はまるで都市のように広い。恐怖と謎に満ちた二階。女の独り暮らし。か。そして地下室の地下グループのその唐突な登場など続猿の惑星などは勉強すべき点が。拠点は一階か地下室かのポリティカルディスカッションも素晴らしい。クライマックスは...
東映特撮のサイケでゴシックなダークルーツ。仮面ライダーや江戸川乱歩シリーズ明智小五郎への布石。ショッカー女幹部黒蜥蜴。怪人剥製男。いや。もしかしたら影のラスボス的ショッカー大首領か。三島由紀夫。秘密基地感も最高。なにより数ある。純愛映画。の感動名作の一つ。
絵画に美人画なるジャンルあるように美人とはいいもので。芸術とくに映画においては。ひろく応用がきく。たとえば小美人。モスラにおけるインファント島の。恋人の。南くんの。人造美人は星新一だし。そして死美人。ポーの小説でおなじみだ。いかにもボードレールなどの世紀末詩人がこのみそうな題材。...
最終回エンディングテーマにかさなる嵐の雨に身をさらす姿それは。まるで雨の路上を裸足でたちあがりあるきだす女性映画の主人公。
最高度の濃度密度強度をもつポリティカルフィクション映画。前半はカフカのような変身不条理ロードムービーで無声映画メイクとノワールな表現主義技法が圧倒的。後半は真のポリティカルフィクションみるなら本作の志村喬と日本沈没の丹波哲郎はたまた仮面ライダー第二クールでショッカー支配に喘ぐ日本...
コロナや戦争とかでai化ディストピア傾向にある昨今の社会は窓口とかで複雑でヒヤヤカな対応をうけがち。昨日もケータイ窓口でそれに遭遇。軽度の瞬間湯沸かし器の自分でも血圧があがる。本作は社会派難病告発映画である。降圧剤にたよっていきるしかない瞬間湯沸かし器高血圧患者。ますますいきづら...
おちのびた吸血鬼がゆきだおれた村のはずれで質素にいきのびようとしていたのに村人に当局へうられて虐殺されてしまう。末裔の女吸血鬼が復讐のパートナーとして同胞の吸血鬼男を街でひっかけ色じかけでディストピア村に監禁。まるでカフカの城のよう。そしてベトナムやオキナワの排外差別主義をかんが...
製作国日本。上映時間93分。もしかしたら本作と野獣死すべしのエノケンヤリスギナンセンスドタバタコメディアクション演技は地続きなのかも。共に優作は探偵物語風な軽いメタコメディ演技ではないしジーパンとも違う。ライトでウケの良いテレビ向けじゃない。野獣での自嘲的かつグロテスクな教祖風人...
ラスト10分のカタルシス。これぞシン仮面ライダーv3。風のようにあらわれ巨大なサングラスを装着して変身する松田優作の姿はまさにライダーマンそのもの。うたれた石橋凌にジャンパーをかぶせるとみせかけ一瞬で改造蘇生手術をほどこす。これもv3にライダーマンがほどこした手術そっくり。奇妙な...
あかい幽霊は黒沢清やニコラスローグでおなじみだし冒頭で荒野へなげすてられるドロップ缶にはいった骨片の謎も今村昌平の復讐するは我にありの遺骨空中静止の謎とかぶる。そして全編が幽霊による回想なところはもろシックスセンスでしかもさきどりだし本作見事なまでに意味深で快調な出だしのスリラー...
長坂秀佳脚本回の怪人はホント気色わるい。怪人はただの怪人で改造人間とかの出自があきらかにされはしない。とてもあいまいに濁らされている。指令もゴッド総司令として。怪人が日常の八百屋の店先など。ちょっと街の裏通り曲がり角に出向いたかとおもうと。そこでうける。怪人の人間態も街にすっかり...
日本の各地に武器をばらまく。もしくは日本のいたるところを兵器工場にしてしまう。それで嘘の情報を流し内乱を誘発する。挑戦人が井戸に毒を投げ込んで回っているとかな作為情報である。ゴッドが直接手をくださなくても日本人が。庶民が。いかに互いの信頼を失い凶暴化しているかがよくわかる。そんな...
イルーゴ。五類。致死率は低いが感染力が高い。つまり。それは汚染。コロナも今やウイルス汚染と言える。それは人の気分を消沈させる。裏で進行する闇権力。アッシャー家の崩壊の瘴気に相当する。全世界がポーやワイルドの時代気分厭世的世紀末思想に覆われる。さすが怪談新耳袋で触れて以来注目の継田...
仮面ライダーx第二話。ずっと前から豆腐屋の笛じゃないが八百屋の笛。で団地の住民は何度も扇動され心はとっくに荒んでいたのではなかろうか。平時でも戦時下のような妬み嫉みの密告暗黒社会が出来上がっていた。だから笛の合図ごときですぐ殺し合う。少年の父も八百屋の正対を知ったので消されたか絶...
敵はあくまでも科学を悪用する科学犯罪組織という意味でも。動くラボ一人科捜研としての機能も兼ね備えているという意味でも。科捜研の女や怪奇大作戦の面白さにも通じ。という意味ではロボット刑事はマイティジャックにちかい万能エンタで。ものすごい男子ワクワク感。かつその不気味なルックスと真面...
ライダーマンけっこうザリガーナにやられっぱなしだが。あれは直前に信頼していた首領の裏切りが絶望的にメンタルにきていたため。本来の実力をはっきできなかったからだ。一応変身してはいたが。武器のアームはいっさいつかえていなかった。あれだと人間態でたちむかっているのとおなじだ。また絶望が...
最終回論争のあるv3最終回。ライダーマンはその一派と自力で基地を脱走した。v3とは一派の一人をすくう最中にであった。風のようにあらわれ風のようにきえてこそライダーマン。最期のミサイル自爆は風見のみた悪夢かもしれない。バタル弾被害のptsdかもしれないのだ。結城はいつものように風の...
地獄の劫罰とはみずからの生前人生最悪のトラウマの瞬間が永遠にリピートすることらしい。で地下にあいた穴の暗闇をのぞきこむとその人なりのもっとも嫌悪する怪物がみえるのか。幻視だけじゃなく幻聴もだったら。今回のアースガロンとの対話もやばいものになって。まさにホラー回だったかも。でも聴覚...
ある意味ミサイルを操縦する結城丈二よりもこちらの外科手術でのヒロイズム発揮のほうが結城丈二ににあっている。その風貌もどこかブラックジャックににてダークゴシックだし。障害者ヒーロー。さて本題の風見史郎にうちこまれた弾丸だが。これはマイクロチップがエア注射器でうちこまれたとかんがえた...
人の心をよむ宇宙意識が動物に憑依した怪獣。そんなクトゥルフ暗黒宇宙神話のしっかりとしたどすぐろいウラヅケ設定があるため。怪獣のプリチーさがきにならないどころかまさにキモカワさきどりにまでなっている。ゲゾラとガニメのなかのひとが足をいれているホンアシのかわいさよ。
クセのつよい折田演出がひかる傑作エピソード回。デストロン首領。まるでカルト教団教祖である。はたまた20世紀少年のトモダチか。某教団の集会さえ強烈におもわせるロケーション。誰もがしってる代々木体育館をかしきりだ。プロパガンダプロパガンダ。デーストローンデーストローン。前半の横浜高級...
やっぱり折田演出回はぶっとんでいた。ブラックサンタのあとをおう結城丈二。たどりついたのは路上のマンホール。蓋をあけ地下におりると。なんとこうこうと太陽のあたる場所。シュールな地下世界か。デストロン少年幹部候補生の実戦訓練場。まるでイナズマンfのデスパーシティだ。ライダーマンは身を...
前話の評のときもかいたけど。科捜研室内セットに。撮影用の機材をそのまま鑑定用機材にみたてて流用したりと70年代的低予算感が本話ではさらに最高度にいかされていた。ひろいバックヤード倉庫のようなセットに孤独にたたずむマリコ。子供のいないマリコ。不器用な母親のようにしかみえないマリコ。...
ガラモン操縦器の小型ガラダマはフワフワと不気味にとんでいく。たいして。チルソナイトソードの制御装置であるブレーザーのメダルはそこらじゅうにぶちあたり破壊。あげく壁をぶちぬいて暴走ぎみに爆走した。
円谷には東宝変身人間シリーズなる一連がある。本作その系譜とみると俄然おもしろくなる。男を主人公とみれば。ありふれた恐怖劇にすぎない。しかし女の事件簿な哀しき女版変身人間シリーズだとするとどうだろう。犯人の男によって女は腕人間にされてしまった。女としての根拠をことごとくうばいさら...
科捜研のセットに撮影用の機材をそのまま流用したり。70年代的低予算感もかなりでてきた。もどってきた。あと今回の話のように。犯罪というより庶民的純愛をとりあげたり。やはり70年代的な雑多なb級z級感がいとおしい。オイルショック期の特撮や刑事ドラマのように。とことん低予算低スペックで...
実は本作。前作とはかけはなれてて。日本沈没。人間革命。ノストラダムスの大予言。につらなる東宝特撮社会派路線の異形の大政治宗教映画。公開当時はどうしても伊丹映画としてしか認識できなかった。それはしかたないこと。それくらい伊丹十三は時の人だった。そしてそれは天国と地獄が黒澤ブランドつ...
市川崑まだリアルな初期で実録風とさえいえ市川雷蔵現代劇演技初でまだ地なのか素っぽくパンク。文芸映画というより。いわゆる90分枠の娯楽映画のフォーマットでえがかれたフィルムノワールスタイルの怪奇ミステリー。ピカレスクなダークヒーローとしてテロリストをみごとにえんじきっている。その火...
秋吉久美子の歌謡三部作は話題になるが忘れられた山口いずみの歌謡映画。同時にカルト映画としても忘れられている。が。かなりの完成度だしカルト度。よくある複雑奇妙な男女二人の。遺骨を伴っての抒情ロードムービーなのだが。遺骨の生前が。その日常が。その人物像が。余りにも詳細に濃密に描かれる...
同窓生ではないから震災でなくなった美少女に嫉妬したわけでもない。でも今回の真犯人。マリコをも殺害しようとしているし。美人へのなにかダークなものをかんじる。そこが今回の胸糞ポイント。怪奇大作戦がそうだったように胸糞要素をめいっぱいもりこめるからこその。偏愛の科学犯罪捜査モノ。と確信...
人間態とブレーザーとの意思疎通や境界が曖昧なのはブレーザーの精神年齢がおさないからだろう。今回もテレビの赤ん坊に反応したり親子怪獣に同情したり。たぶんウルトラマンタロウとおなじく人間態との合体の瞬間がブレーザーの精神態の誕生だったのだろう。初戦でのワイルドさはブレーザーが幼体ゆえ...
真夜中のカーボーイのリメイクとして観た。身体を売る美形とビッコの醜男。本作では妹と兄。最後の兄にかかってきた電話は再びクビの電話だと思う。不吉なラストシーンである。兄が妹を殺そうとする直前に見た足が治る夢だが。本家の砂浜を駆ける夢とオーバーラップする。今度こそ本家同様に家を追い出...
宗野賢一監督。前話と二連投だが前話は挨拶がわりで氏の職人技庶民性がでたにとどまっていた。が本作は持前の胸糞オカルトな部分が全開で。たのしい。今回の主人公エクソシストっぽい風貌の心理カウンセラー氏が被害者被疑者両方をプロファイリングするところから俄然もりあがる。といっても被害者の声...
どことなく悪魔のいけにえや溶解人間をおもわせるぬるっとしたカメラワークだ。夕陽が印象にのこるのだ。そんなかんじで鮫にのろわれた入江の部落が舞台。因襲の老人と無法の若者がせめぎあう。せめぎあうだけで人物がふかく描写されない無機的即物的な群像ホラー。水のあるところならプールからトイレ...
ヴェンダース小津の東宝作品がよかったのでゴダール溝口の東宝作品ということで期待してみてみる。撮影はゴジラ浮雲の玉井正夫だ。いわゆる白樺林をセレブが散策するジャンル映画としての高原映画。地平線のむこう東京への爆撃がゴジラチックな特撮。婦女子に配給される青酸カリ。防空壕ほってたらでて...
ヒエロニムスの下僕。ウルトラqダークファンタジー。ずばり本作筆者的に下水道映画の大傑作とさせていただく。男がハンカチを液化されたさい。手の平の一部も液化されたのか。いたそうだった。ヒエロニムスマシーンの作動音はまるで排水口がたてるあのゴボゴボいう不快音そのもので下水道映画マニアと...
ガラモンは名前ではない。ガラダマに積まれたモンスターだからガラダマモンスターその略。ガラダマの飛来は侵略ではない。原子炉そのものの不法投棄である。セミ人間は清掃局員もしくは演歌ずきなダンプの運ちゃんつまり底辺労働者。廃棄場に派遣されガラモンを誘導。エイリアンのゴミ運搬宇宙船員って...
スパイ映画と探偵映画のちがいはどんなところだろうか。事件へのとっかかり。か。探偵映画はあやしい美人の依頼人が事務所をおとずれ。スパイ映画はハイテクなツールで連絡がはいり探偵映画のようにむこうからではなくこちらから秘密基地めいた場所を訪問しこうるさい上司から詳細をきく。ところから物...
実は死んでいた系ジャンル。ディストピア奇妙な界隈の場末のネカフェには女の幽霊がいる。幽霊だから自分がいきているのかしんでいるのかわからない。こんな設定だとやりようによっては幽霊が自分の死因をさぐる幽霊探偵。クローンかサイボーグか異形の自分をうんだ組織をつきとめ復讐するSFアクショ...
正に仁義なき戦いのような集団抗争劇。立て籠った家はまるで都市のように広い。広く感じる。こういうパノラマ表現がロメロはホントうまい。恐怖と謎に満ちた二階。二界か。女の独り暮らし。だったのか。ノーマンベイツの母親か。そして地下室の地下グループのその唐突な見事な登場の仕方など続猿の惑星...
テキストマイニングならぬ音声マイニング。よくあるシリアルキラーのプロファイリング物だけど。深めたら傑作になりそうな脚本。起こる全ての通り魔事件が一人の犯行ではなくて一件毎に違う犯人がのネットを駆使しての模倣犯。そんな事態を考えてしまった。今や時代はサイコパスを超えた胸糞さで。もは...
廃墟化したビルの高層階その屋上のペントハウス。犯人と疑われた被害者の叔父。勘当されて。野鳥探偵を開業。ペントハウスはその探偵事務所か。カッコイイじゃないか。傷天してるじゃないか。廃墟ビルの高層エリアは。野鳥も集まって来るし。ワケアリ女も集まって来る。しかし。ところで。それにしても...
櫻井武晴脚本 兼﨑涼介監督。強盗闇バイト実行犯の若者二人が良い。移民スラムのような地区に住む大男は偶然の殺人犯に堕す。闇バイトを渡り歩いていたのか痩せた方の男。あんなに饒舌だったのに今じゃ別人のように負のオーラ濃く。挙げ句の果てが爆死。二人のアイダに人間的交流は皆無。真犯人は殆ど...
今シリーズ科捜研の女2022とあるように実体はリメイクだったのでは。何十年かたってが普通だが元の作品から連続してつくられたリメイクとかんがえたい。すると二台目マリコが現実的にあり得る。代を台としたのは実は都市伝説でマリコは科学捜査アンドロイドかも疑惑。それをつくったのが古久沢。...
今期2022の科捜研オフィスはパーティションでくぎっただけの別棟建屋っぽくてひろくかんじる。それを舞台演劇っぽくいかしてワンカットながまわしがさえている。いかにも低予算映画っぽいところそれがなにより個人的に気にいっている。おかげでマリコの心象風景な推理シーンにも発展し。前衛的な印...
容疑者いや目撃者は馬。馬に訊けば解るのだが。馬は喋れない。よって馬の記憶を辿る事になる。この人外の者の心理が主観となる面白さ。
ないものねだりかもしれないが舞台は開発都市にしないで中央に巨大な水たまりののこる夢の島のような埋め立て地にしてほしかった。ひとりたちのかないで掘っ立て小屋にいすわっている老婆。怪獣使いと少年のようにしてほしかった。工事入植組は昭和でおなじみのプレハブ長屋。天岩戸とかださないで町...
科捜研の女2022。第6話。ラテ欄用サブタイトル犯罪予想システム。最新犯罪予測システムvs刑事の勘。ゲスト松下由樹。aiによる犯罪予測システムによって闇落ち傾向の人間を大量に抽出し近親者や本人に将来を悲観させ。でも大丈夫。貴方には教祖様が就いておられるから。とばかりにカルトへと...
もはやレギュラー陣の方がサブである。男はつらいよもそれだからよかった。金八の収束が今一だったのは常に主人公がメインだったから。ただし一生徒が主人公だったパート2はのぞく。メインはその回毎のゲストの方で良い。前回はそのゲストが本当に主人公として主人公していた。新レギュラー準レギュラ...
科捜研の女2022第四話。地方都市の漁港のちいさな町が舞台。底辺での屈折した青春群像。スタインベックの小説のような水びたしの鬱な時代と環境。だから。主人公のサイコパスな骨マニア少年化も自然。オタク少女との恋。少女の家庭。これだけで今風の胸糞映画がとれそう。犯行手段もいかにもツイン...
科捜研の女2022第三話。もうすこし学部内の人間関係がほりさげられてれば企業ミステリーとしてみれたとおもう。ブローカーも悪徳探偵のようにからんでたし。ショッカー首領のような粛清学部長がいい。ほとんどマリコは解説者状態。でもそれでいい。毎回ゲスト主人公の犯罪科学者列伝でいい。
原爆にあったうえに苦界にきえるという永遠の幼馴染みを捜索する ミステリー。の部分に一番やられた。 そんなミステリーが100年にもせまるその土地のミステリーとし てしっかり成立するにはやはり原爆という。 エガコウニモエガキキレナイ。 ホントウニソレハアッタコトナノダロウカ。な。 ギ...
家族を不気味な謎の感染症でうしなった主人公。公共交通機関も信用ならないディストピア。もはや安全な場所はなく古い愛車にひきこもる主人公。広島。北海道。無国籍。文明と心の廃墟を訪ねる旅。二十四時間の情事。ラスト。主人公の形見の車に異国の仲間となった証の犬をのせはしる再生した女ドラ...
科捜研の女2022第二話を観た。確かに怪奇大作戦化していた。実験的な映像や時にダークな迄のクールさ。そればかりではない。犯人と言うか科学者の人間造形。今回はaiと言う視覚的にも異形のモンスターと言うか超兵器で世に復讐。とても怪奇大作戦的だ。出来れば身体が無い設定なのでシアン発生装...
ここ。サボらないで。毎日。少しづつでも充実。更新しようとは思う。が。イカに。ただいま。すこしづつラベル。カテゴリーの追加。充実をおこなっております。なにとぞ。よろしくおねがいいたします。
ヤフーボックスもアップ不可のダウンロードアーカイブになってしまったが懇意にしてた小説投稿サイトが投稿コメント不可の閲覧のみのアーカイブになって実質終了していた。
学会で登壇もするような名外科医の父親。ゆがんだ父性を反映していびつな一家だ。そんな父親がショッピングモールからひろってきたホモ相手はダミアンっぽい下世話な少年だった。長女の同級生を騙ったり医者志望と嘯いたり父親はすっかりペースにのまれ職場や郊外の屋敷にまでいりびたられる。医者と患...
中盤。人間というより建物が主役。20年の薄汚れた劣化が効果を深めている。それらがしっかりと再利用されレベッカなどのようなゴシックロマンス映画として立派に成立している。こんなロマンチックな感じは前作には微塵もなく面喰らうくらい新鮮。それどころかモーテルと母屋が繋がっているような錯...
これはsfではない。本作を観ればコロナで荒れた世界だから戦争が起きた訳じゃなかったとわかる。冷戦体制の復活マイクロ核の氾濫モラル低下など。それらが原因して。何かを予感したのか。辺境のウイルス。本作では昆虫。が本能的に反応して人間界に溢れだした。にすぎない。ある種の免疫反応。まる...
これは塚本版の生きる。雪が雨に置き換わっているが。変態でもカメラを突き詰めれば人助けが出来る事を教える。お互い引きこもりで潔癖症の仮面夫婦がいかにもな金持ちで。生きるの役人のような。官僚主義に染まりまくった卑屈人種。こんな人種がディストピアを形成する。余談だがイヤホンがロータ...
特に天知茂が印象的。ドキュメンタルな作風に全く相応しくない人生直滑降な人格破綻崩壊っぷりでdvの果ての唐突なピストル自殺。もうこうなるとホラー映画のモンスターだ。ラスボスが住む旧赤線街そのゴシック城が集積したかのような怪奇な雰囲気と住人の存在感。その相乗効果。
苛烈なブルース映画。南部から出てきて都会の川沿いのスラムで生きるシングルマザーの狂気と孤独。ビリーホリデイの歌うサマータイムの歌詞そのものの世界を今風に当地風に翻案。神の歌ゴスペルではない悪魔の歌ブルース。歌うは黒魔術の女王ブードゥークイーン。彼女には一人の人間が天使と悪魔二...
あのカトリーヌドヌーヴとデヴィッドボウイのハンガーみたいな吸血鬼映画。天草四郎の五島のように伊豆にも隠れキリシタンがらみの吸血鬼伝説があったことをにおわせるあたりたるや新東宝女吸血鬼や呪いの館血を吸う薔薇のような。大日本吸血鬼映画を誇示して好印象。
全体的にしぶめの京都をおしだしたロケ地のうつくしさが印象的。クライマックス超マニアック。一転しホラー全開。そう怪奇大作戦。保存液をあびてマリコの眼が充血。これは呪いの壺。洗脳されおびきだされふらつく廊下。これは京都買います。なんといっても怪奇大作戦な夜道と小早川家の秋ばりのワー...
沢口靖子の魂が小高恵美とビオランテに分割転生。高嶋政伸の防衛隊員とともに悪のゴジラと毎回バトル。変則的設定だがウルトラマンそのもの。vsシリーズどころかミレニアルシリーズにもつながるテイスト。どうりで人気作なわけだ。vsミレニアル。いやいや。科捜研の女にもつながる。まさにレジェンド作。
舞妓もアンドロイド化。古都はもはやディストピア。仮面ライダーゼロワンヒューマギアが暴走し悪の管理化におちてマギアとされたように何者かがデジタル舞子システムを暴走させ殺人計画をしこむ。
犯人が元アイドルで。売れなくなって引退中に引きこもりになって母親にdv。で車椅子沙汰。それを隠しての芸能界復帰の為のオーディション合宿。ドラマにしてはかなり鬱なdv回想シーンだった。胸糞な犯人像。せっかくイケメンぞろいならもっとblっぽさとか少女漫画っぽさとか欲しかった。干し芋...
ふるさと納税というデスゲームにまきこまれた三人の若者たちの悲劇。地方出身者の悲哀がえがかれている。地方への国家予算はかぎられた税金そこに人気投票型のシステムを導入することで国は枠のうばいあいとしてしまった。それはあたかも近未来ディストピア国家のよう。ミステリー解決の鍵は長スパン...
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気もちは五つ星どころか六つ星。今。自分。8ページの折本漫画のフォーマットをたのしんでて。前半のあまりにもな個人的タイムリーさにびっくり。あのレシートのような4コマ漫画用紙って手づくりなんだろうか。もしあれが量産されてて普通に文房具として束で百均でもうられている世界。4コマ漫画のほ...
怪獣映画。侵略映画。青春映画。スモールタウン映画。感染症映画。いろんなとり方ができるが。つよく印象にのこるの。やはりあのキッチンシンクの排水口にひきこまれるシーンそれとクライマックスでの下水道がらみの描写。なのでやっぱり下水道映画としたい。奴も巨大なうごくウンコっぽいし。でもわら...
ハリウッド産に衝撃をあたえたjホラーだが最近はおなじかんじでjホラーに不気味な影響をあたえつつあるアジアンホラー。ホラーにおいてはオカルトな湿り気が重要だがタイや台湾の東南アジアホラーの蒸し暑さ。そこからかもしだされる思考停止感は確かに胸糞で癖になる臭み濃厚さ過剰さ。がある。冒頭...
主人公ヤマザキの見事に仮面ライダーな70年代特撮ダークヒーロー映画。その棒読みセリフまわし石井輝男版地獄の宮崎勤とおなじ。いかにも文化系オタク障がい者でまずいい。また無気力大学生がキャンパスライフのかたわらでヒーロー活動なのも元祖スパイダーマンみたいでよい。登場人物セリフづくりが...
妖星ゴラスが国連というきなくさい大組織を中心にまわる大上段にかまえたあつき科学者群像劇だとすると本作は一転まとめ役も世界会議なる仮設の正体不明のものだし科学者達もカジュアルな友人ネットワークで小津映画かよな宇宙軒などという和風バーもからみ庶民派科学者達の苦闘がなんともほほえましい...
じつは死んでいた系の成仏できない霊がみている時縛タイムループ映画。勝新の燃えつきた地図のような死んだ男が永遠に幻の女をさがすフィルムノワール。アニメ火垂るの墓の池と本作の河あと醉いどれ天使の水たまりは三大汚染映画。マーダーはタクシードライバーのトラビスビックルのような。歴史ある街...
血の涙をながすゾンビ状態で廃墟の街に潜伏する感染者を反乱分子とし狩り出してゆく戒厳令下の自衛隊。このまま日本はなくなってしまうのか。後半そんなすさまじいパニックホラー映画となる。なんという国政の無力。まったく未知のウイルスであることが判明しそれまでの努力がすべて水泡にきす。もうこ...
第三の男の翻案というだけで興味ぶかい。ウィーンの戦災廃墟感をどう翻案するのかとおもったら。霧。自然の霧もだが暗黒街ヨコハマの陰謀の黒い霧。その霧のなかを赤木があるく。このあるく姿がヨコハマににあいすぎているし誰にもマネできない。たとえ優作であってもだ。そしてわすれてはならないのが...
専用車両でのパトロール。tttユニフォーム。なにやら特撮映画の防衛隊のような重装備。そしてハードボイルドにきまったルーチン。複雑なトイレ機能の点検ルーチンがすごい。マイティ号か。轟天号か。これはブレードランナーなポストコロナディストピアが舞台のサイバーパンク映画なのか。そこはかと...
回路と同じくインターネットの世界にとりこまれる恐怖を描いたインターネットホラー。そんなジャンルがあるかどうかだが回路と本作はそうとしかいいようがない。時代が変わっているので両サブカルおたく秋葉系主人公のインターネットとのかかわり方も違っている。黎明期の大学インターネット研究者から...
せっかく新感覚のbl映画なんだからイヤミス社会派胸糞に迂回せず。ストレートに最初から少年美全開でいくべきだった。真夜中のカーボーイやフレンズがあったじゃないか。少年二人は魅力がないわけではない。出番がすくなすぎて。感情移入対象にまで観客の内面で熟さないうちにおわってしまっている。...
ゴジラの吐いたそれは建物の上に粉雪のようにそっとふりかかる。そう霧のようにゆっくり降り積もる感じだ。けれど少し間をおいてカッと燃え上がる。911フクシマ冷却水が干上がった際の燃料プールの燃料棒。その崩壊熱の凄さを実感させる。同時にあの感じは怪奇大作戦呪いの壺のリュート物質での本堂...
中盤。人間というよりもはや建物が主役。20年の薄汚れた劣化が効果を深めている。それらがしっかりと再利用されレベッカなどのようなゴシックロマンス映画それもメタにリアルなものとしてもはや立派に成立している。逆に内容こんなロマンチックな感じは前作には微塵もなく面喰らうくらい新鮮。それど...
メチャクチャ広い空間なんだけど閉じ込められるような感じは時間にまで影響しタイム無限ループな感じになる。そして退屈から徐々に見ているこちらまでもが狂っていきそう。外部ではなく内部すべてが敵に見えるように仕組まれる。このタイプの恐怖は言ってしまえば管理社会ディストピアと同質の物と言え...
盲老人との別れからのアメリカンロードムービーな旅路。その果てでのたどりついた古代遺跡のような共同墳墓。地下埋葬施設の死体との遭遇シーンは最高にゴシックしててうつくしくよかった。その直後に登場の詐欺師のような新博士。彼がメフィストなら旧博士はファウストで。怪物にとっては確執いろいろ...
市長と男爵の関係に地方なんだけど産学一体大学学園都市として発展した村の複雑な代々人間関係や抑圧的な権力関係が反映しているようで変に今風で良い。ある意味郊外ディストピアものである。美術セットもそれに合わせてドラキュラ城が古い因襲の残る自然深いゴシックな感じの古城なのに対してこのフラ...
前半はあきらかにフィルムノワールだがなかなか後半もスタイリッ シュなフィルムノワールとしてじゅうぶんみれる。 ジョンギャヴィンとアンソニーパーキンスが対峙するシーンなどは 。 かたや田舎の若者の典型的ステレオタイプオールドスタイルキャラ で。 ひょんなであいの都会の女をカラダでト...
1961年製作の映画。ライン地帯シリーズ1950年代末和製フィルムノワールシリーズその第4弾。敵のアジトが戦前の古ビルで地下の物置からの脱出というのがいい。おもくかたいあかずの扉を解錠できたとおもったら逃走経路定番の下水道ならぬ護岸架橋工事現場で足場の組み方が迷路状態。巨大木製ジ...
沖への漂流覚悟の自殺行為そのシーンでの水平線。何時なのか何処なのかsfチック。人工ホリゾントの空と人工プールの海面それら組み合わせが醸す奇妙な異界感。沖の潮に流され遠くの海岸に泳ぎ着いてしまった為に服や車を置いた所までボロボロになって歩いて戻ったんだろう。駆け落ちに次ぐ二度目も大...
戦前ロンドン期ヒッチコックのバルカン超特急だが。ゲスなクラリネットふき。実は名探偵だったり。ただの狂言まわしかコメディリリーフかとおもったクリケットずきの凸凹コンビ。ウエスタンアクションに登場しそうなまさかの義賊ヒーロー兄弟だったり。この国境のくらく霧ふかい山中での人知れずの銃撃...
最終回エンディングテーマにかさなる嵐の雨に身をさらす姿それは。まるで雨の路上を裸足でたちあがりあるきだす女性映画の主人公。
最高度の濃度密度強度をもつポリティカルフィクション映画。前半はカフカのような変身不条理ロードムービーで無声映画メイクとノワールな表現主義技法が圧倒的。後半は真のポリティカルフィクションみるなら本作の志村喬と日本沈没の丹波哲郎はたまた仮面ライダー第二クールでショッカー支配に喘ぐ日本...
コロナや戦争とかでai化ディストピア傾向にある昨今の社会は窓口とかで複雑でヒヤヤカな対応をうけがち。昨日もケータイ窓口でそれに遭遇。軽度の瞬間湯沸かし器の自分でも血圧があがる。本作は社会派難病告発映画である。降圧剤にたよっていきるしかない瞬間湯沸かし器高血圧患者。ますますいきづら...
おちのびた吸血鬼がゆきだおれた村のはずれで質素にいきのびようとしていたのに村人に当局へうられて虐殺されてしまう。末裔の女吸血鬼が復讐のパートナーとして同胞の吸血鬼男を街でひっかけ色じかけでディストピア村に監禁。まるでカフカの城のよう。そしてベトナムやオキナワの排外差別主義をかんが...
製作国日本。上映時間93分。もしかしたら本作と野獣死すべしのエノケンヤリスギナンセンスドタバタコメディアクション演技は地続きなのかも。共に優作は探偵物語風な軽いメタコメディ演技ではないしジーパンとも違う。ライトでウケの良いテレビ向けじゃない。野獣での自嘲的かつグロテスクな教祖風人...
ラスト10分のカタルシス。これぞシン仮面ライダーv3。風のようにあらわれ巨大なサングラスを装着して変身する松田優作の姿はまさにライダーマンそのもの。うたれた石橋凌にジャンパーをかぶせるとみせかけ一瞬で改造蘇生手術をほどこす。これもv3にライダーマンがほどこした手術そっくり。奇妙な...
あかい幽霊は黒沢清やニコラスローグでおなじみだし冒頭で荒野へなげすてられるドロップ缶にはいった骨片の謎も今村昌平の復讐するは我にありの遺骨空中静止の謎とかぶる。そして全編が幽霊による回想なところはもろシックスセンスでしかもさきどりだし本作見事なまでに意味深で快調な出だしのスリラー...
長坂秀佳脚本回の怪人はホント気色わるい。怪人はただの怪人で改造人間とかの出自があきらかにされはしない。とてもあいまいに濁らされている。指令もゴッド総司令として。怪人が日常の八百屋の店先など。ちょっと街の裏通り曲がり角に出向いたかとおもうと。そこでうける。怪人の人間態も街にすっかり...
日本の各地に武器をばらまく。もしくは日本のいたるところを兵器工場にしてしまう。それで嘘の情報を流し内乱を誘発する。挑戦人が井戸に毒を投げ込んで回っているとかな作為情報である。ゴッドが直接手をくださなくても日本人が。庶民が。いかに互いの信頼を失い凶暴化しているかがよくわかる。そんな...
イルーゴ。五類。致死率は低いが感染力が高い。つまり。それは汚染。コロナも今やウイルス汚染と言える。それは人の気分を消沈させる。裏で進行する闇権力。アッシャー家の崩壊の瘴気に相当する。全世界がポーやワイルドの時代気分厭世的世紀末思想に覆われる。さすが怪談新耳袋で触れて以来注目の継田...
仮面ライダーx第二話。ずっと前から豆腐屋の笛じゃないが八百屋の笛。で団地の住民は何度も扇動され心はとっくに荒んでいたのではなかろうか。平時でも戦時下のような妬み嫉みの密告暗黒社会が出来上がっていた。だから笛の合図ごときですぐ殺し合う。少年の父も八百屋の正対を知ったので消されたか絶...
敵はあくまでも科学を悪用する科学犯罪組織という意味でも。動くラボ一人科捜研としての機能も兼ね備えているという意味でも。科捜研の女や怪奇大作戦の面白さにも通じ。という意味ではロボット刑事はマイティジャックにちかい万能エンタで。ものすごい男子ワクワク感。かつその不気味なルックスと真面...
ライダーマンけっこうザリガーナにやられっぱなしだが。あれは直前に信頼していた首領の裏切りが絶望的にメンタルにきていたため。本来の実力をはっきできなかったからだ。一応変身してはいたが。武器のアームはいっさいつかえていなかった。あれだと人間態でたちむかっているのとおなじだ。また絶望が...
最終回論争のあるv3最終回。ライダーマンはその一派と自力で基地を脱走した。v3とは一派の一人をすくう最中にであった。風のようにあらわれ風のようにきえてこそライダーマン。最期のミサイル自爆は風見のみた悪夢かもしれない。バタル弾被害のptsdかもしれないのだ。結城はいつものように風の...
地獄の劫罰とはみずからの生前人生最悪のトラウマの瞬間が永遠にリピートすることらしい。で地下にあいた穴の暗闇をのぞきこむとその人なりのもっとも嫌悪する怪物がみえるのか。幻視だけじゃなく幻聴もだったら。今回のアースガロンとの対話もやばいものになって。まさにホラー回だったかも。でも聴覚...