Shionの日々詩音

散文詩『此れは、恐らく最期で最大の罪』

覇権を握る者想定外の獣堕天と昇天『我、領域外を狙う』光を担う者想定外の長命月光と陽光『我、領域内を喰らう』織り込んだ是正混乱と平静流れ逝く命を崇めよ我ら、この…

2020/05/26 01:27

散文詩『断頭台より愛を込めて』

処刑台から見下ろす地獄『再生』のための様式美耳を奪われた私に届く彼らの叫び《我が事成れり》意志の創作 彼らは選択した意志の創作 私は選ばされた論拠なき恐怖も涙…

2020/05/21 17:30

散文詩「埒外の愛故に……」

手にした自由 彼の者は階層の外側真理の先の夢 それは埒外の正義『君』ではなく『君たち』を守ろうとするなら自ずから未来は決まってくる手にした自由 彼の者は階層の…

2020/05/15 20:55

散文詩「楽園と平和」

目を光らせた獣の群れ誰もが安住の地を探している原初の罪 誑かす蛇の姦淫巻き戻したとして また同じことだろう『それはつまるところ、時間の問題さ』喉を鳴らした獣の…

2020/05/02 15:18

散文詩「巡離」

通り過ぎゆく人たちを 見送るふとした時君に似た背中を見つけた気がした少し眠っていたようだ それは記憶の夢あんなに霞んでたものが どこまでも鮮やかに見える君に初…

2020/05/02 03:14

散文詩「遠景 呟く言の葉」

消えて逝くものを……「美しいね」って言いたいのにねなぜだか見えてしまう螺子の外れた哀しみに僕はいつも気持ちを覆われてしまうんだ涙を流すその仕組みと理由を迷った…

2020/05/01 03:26