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2016/11/11

  • 散文詩『さぁ歌おう,それが意味を生むならば』

    愛したかったのは 音だろうか歌だろうか愛せなかったのは 君だろうか詩だろうか抉れた喉の数だけ心をあげる届かぬ声を舞い上げて死んでいったのは私?それとも……その…

  • 散文詩『意味などない。歌など亡い』

    矛盾だらけの頭蓋の内で溢れる言刃が私を殺す毎夜見る 虚な夢よ朧な幻視 嗚呼それもまた現世引き攣る指で引き千切る頸が君が顔温度のある言葉に色がないことを知ってい…

  • 散文詩『欺瞞の園、お前のことさ』

    使い回しの言葉使い回しの叫び常勝不敗腐敗した旋律外道見せ掛けて弱腰の酔狂今日も真っ赤な顔で夢を騙れ涙の色は何色?安直に交わした盃の中の無味無臭の約束に溺れろ轟…

  • 散文詩『断罪の証明』

    言葉は宙を舞い造花の花弁の如く 落ちていった枯れることも 咲くこともなくただ傷だけを遺して君を殺した無価値であろう無意味であろう果たすことも出来ない約束で詠っ…

  • 散文詩「茫洋たる私獄,故に孤独」

    蠱毒の内よ見猿・聞か猿・言わ猿の不在/無罪為政者と無知女王のための 贄となるか従僕たる黒幕「首なら幾らでも在るが故」怨憎の蟻蜘蛛「御喋り髑髏と踊らにゃ損也」清…

  • 連載小説:片翼の羽根【第二部第1章】⑦

    車内の空気は重い。その場にいる全員が、何か言葉を言い出すのを躊躇っていた。しばらくは逃亡の必要はないと高を括っていた。クラウスの情報が間違っていたことは、これ…

  • 散文詩『救済と逃避、将又最愛の憐憫』

    地獄迴りが果て蠱毒の回廊贄・臓・黑色と吐け楽園選びの後孤独の調べ糧・計・白濁の澱とお前が夢 脳髄からパラドクス去りしかの故 変態からの解脱蜘蛛の毒 喰らい込む…

  • 散文詩「ドウケモノ,外道と悔過」

    小さな園楕円の深層やがて食い破るだろう獣小屋,化物小屋見世物小屋へようこそ痴れ者を避けて此の最果てへ純粋無垢な瞳は威風堂々,伽藍堂礼拝堂へようこそ足を踏み鳴ら…

  • NO VISUAL, NO LIFE :panta rhei 無名碑について②

    この度、【NO VISUAL, NO LIFE〜IDIOSYNCRASY〜】というオムニバス・アルバムに“panta rhei”と言うユニットで参加させて頂き…

  • NO VISUAL, NO LIFE :panta rhei 無名碑について①

    普通にブログを書くのはどれくらいぶりでしょう。こんばんは、Shionです。 この度、【NO VISUAL, NO LIFE〜IDIOSYNCRASY〜】という…

  • 散文詩『それは私/あれは貴方?』

    誰が殺したクックロビンhide&seekは終わりにしよう誰が殺したクックロビンまだここから誰もいなくならないその瞳は誰の眼?老若男女問わず語りその瞳は誰の眼?…

  • 散文詩「無意味なるmasquerade」

    吐き気催す 瘴気の泥土蠢く悪意を大きく交ぜて境目を紡ぐ 正気の程度?剥がれた仮面の下から善意が歪む指差して 一人ずつすぐにわかるお前も,お前も,お前もそちらに…

  • 散文詩『行列と葬列,実験的に』

    疑り深く 疑い知らず白面書生の箱庭で手を取り合う平和/現実主義が群れを成し あの真っ白な丘へ内なる鬼には甘かろう理想を重ねた幻覚の雨真ならば とうに溺れてる……

  • 散文詩『無名碑に刻むは穢土』

    我等は皆変わること無く強欲の海に浸り黒闇の陽光浴びて煮えついた風采の儘交われぬ愛に擬態する友と呼べそれは踏みつけた論客伴に痴れそれは喰らい合う蛇にも似た互いが…

  • 散文詩『孤独の淵,蠱毒の檻にて』

    孤独の淵蠱毒の檻喰われ尽くした深層に覆い被さる理想論泣いて、みせよう涙なら如何様にでも「素顔を見せて」と愛が“I”を殺す知らない,視えない,聴かない,痛い私は…

  • 散文詩『あまりにも、あまりな回顧録より』

    酷く無関心な生への渇望その渦が怖い,嫌い,痛い,知らない?重なる切望と相貌何処か無価値に色づく記憶に色はありますか?それはどんな色ですか?愛したあなたの声を知…

  • 散文詩『状態:零落と窄め』

    腐り切る 盲目であれ果てさえ見えない 言葉に殺されて知ってるさ,知ってるさ,知ってるさ,知ってたさ結論 何処にも居場所なんてないじゃないか知ってるさ,知ってる…

  • 散文詩『偏恋詩』

    深く願う偶像であれきっと傷つけて深く祈る慣れない空ずっと青すぎて君のいない世界色を失くして届かない声 それでも良い君のいる世界僕は亡くして映らない貌 それで良…

  • 散文詩『悪ではない だが致命的に間違っている』

    悪ではないだが致命的に間違っているそれは時として致死量の毒を撒き散らす恐らくは愛或いは哀嗚呼、如何なものか愛しているか?愛してやるか?押し並べて哀はてさて、水…

  • 散文詩『代償は終わりで在りたい』

    見ないふりいないいない、ばぁ其処に入るもの底に居るモノ行きも帰りも獄彩の景引き換えるには 重過ぎる愛と呼ぶのか知らずに生きれば正道也涙に差し出す掌で心を抉る矛…

  • 散文詩『狂い、愛し、壊れ、独り』

    逃れえぬ 欲の面醜き純情 憐れなる扇情どこまでも恥辱に塗れてそれが何を生み出すのか恐らく 善人にはなり得ない恐らく 悪人とは思われないそれで何を得るのか誰もそ…

  • 散文詩『流転正義』

    愚にもつかぬ互いの正義を喰らい合う猿扇動され陽動され受動的生の果てに辿り着くもの騙された幸福あまりにも美しい群れなす寄生蟲犠牲を規制する奇形の偽計変わらぬ顔で…

  • 散文詩『蒙昧なる讃美に依る首の代わり』

    首変え人形 マネキンの舞舞踊・揺動・慟哭・国際・災禍祭り上げて,叩き上げて,吊し上げてはい!浅瀬から深みへさて放流目玉の飛び出た 怪物深海魚吐き出した炎で丸焦…

  • 散文詩『無意味に縋る喝采に』

    最果ての地にてもうこれ以上はないと思った絶望だけが水となり花は芽吹く純真無垢な瞳の傀儡のから回る螺子を擦り切れるほど巻き上げて壊れたように繰り返す痛みと叫びで…

  • 散文詩『狂騒的です、しかし閉鎖的です』

    単純明快 明晰なる清濁寄生と犠牲 華美なる夢の理想郷わらわらと群がる 虫食いの理性に喝采見猿「王者たる者、善事を成し悪と呼ばれよ」聞か猿「不当な非難より不当な…

  • 散文詩『擬態虫』

    やがて 独り描く罪 つまりはそう喪ったわけでもなく得ようとしていない愛に擬態 君の目を知らない何故だろう?記憶の片隅 笑顔はあったけれど記憶の深意蔑んだ君を踏…

  • 散文詩『砂糖菓子の如き主義の成れの果て』

    情報だらけの 嘘吐きな時代考えたフリばかり みんなうまくなる気づいたら自己否定 頭に浮かぶオリジナルでも本当は真似の真似小さな輪の中で讃え合えばなんだか世界も…

  • 散文詩『我らが連帯/我が闘争』

    喰らい付け 甘くトロけるスローガンほら口元が隠れてる 子供騙しに嗤う言霊“救われた気分”で頭を垂れよ担ぎ上げた玉座に座る為政者は今も昔も変わらないそうやって今…

  • 散文詩『術芸』

    狂いそうさ退廃と美醜 憂鬱の芸術抽象的な想像力と具体在る世界での狂いそうな日々を蝋で描く軌跡本当はそう あなたといたい狂いそうに積み上げる時を数えてあなたの瞳…

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