霞ヶ浦のようなヨシ原には、オオジュリンのようなヨシ原に依存する鳥たちが見られます。...
厳冬の道東、北海道特有の哺乳類たちに会うことができました。広大な雪原となった農地では、キタキツネが見られました。思いのほか警戒心が強く、さっさと逃げていきました。キタキツネエゾシカは個体数の激増が問題化していますが、今回もあちこちで姿を見かけ、海岸線にもりっぱな雄ジカがいました。こちらは全く人を恐れません。エゾシカ海上ではゼニガタアザラシが顔を出していました。小さな漁港でものんびり浮かんでる個体が...
厳冬の道東、鳥見の最後はタンチョウで締めました。タンチョウは特別天然記念物に指定され、世界の個体の半数以上が道東を中心に生息・繁殖をしています。幼鳥は生まれた翌年の冬の終わりまで両親と一緒に過ごすので、間もなくお別れの時期がやって来ます。タンチョウ家族群(中央:幼鳥)そろそろ繁殖が始まるので、成鳥はダンスを見せたりします。タンチョウタンチョウ...
厳冬の道東、漁港にはカモ類がいろいろ見られます。最も多かったのは北国から越冬にやって来たウミアイサでした。ウミアイサ(オス)ウミアイサ(メス)ウミアイサ(メス)次いでよく見られたシノリガモは、先頭のメスを6羽のオスが追いかけていました。シノリガモは北日本の渓流でごく少数が繁殖しています。シノリガモ(前:メス)コオリガモはツンドラ地帯から少数が北日本に越冬にやって来ます。メスが海水で水浴びをしていま...
厳冬の道東、点在する漁港などでは本州ではあまり見られない大型カモメ類がよく見られます。シロカモメは冬鳥として、主に北海道にやって来ます。日本のカモメ類では最大の種で、全体的に白っぽい色をしています。北海道でも数は少なめですが、成鳥たちの集団がいました。シロカモメワシカモメも冬鳥として、主に北日本にやって来ます。ワシカモメワシカモメ北方領土(歯舞群島)をバックにしてオオセグロカモメが飛翔していました...
厳冬の道東、森の中でエゾフクロウに会うことができました。全国に棲むフクロウですが、北海道に棲むものはエゾフクロウと言われ、本州のものに比べて白い色をしています。長時間ほぼこの姿勢のまま目を閉じてお休み中で、眠そうにあくびをしていました。エゾフクロウエゾフクロウ別の森のエゾフクロウは、半分ほど目を開いてくれました。エゾフクロウ...
厳冬の道東、海辺の草原でケアシノスリに出会いました。大陸から少数が越冬のため北日本に渡来する、白い下面がきれいな猛禽類です。ケアシノスリ尾羽を大きく広げてホバリングで空中に止まり、地上を見つめてネズミなどの餌を探していました。ケアシノスリどこからともなくハヤブサがスクランブル飛行のようにやって来ました。ケアシノスリに一瞬絡んだ感じで、また飛び去って行きました。ハヤブサ...
厳冬期の北海道では、オジロワシがオオワシと同所的に見られます。オオワシより見かけるのは少ない気がしますが、オオワシより一回り小さく、道東などで繁殖するものもいます。やはり天然記念物および環境省レッドリスト絶滅危惧種に指定されています。オジロワシオジロワシオジロワシ幹線道路沿いで電柱に止まっているのを見ることがあり、そんな時はそっとドアップで撮影することができます。オジロワシ...
2月、厳冬期の北海道東部にこの時期ならではの鳥たちを求めに行きました。地域の伝統漁法、氷下待ち網漁には多くのワシたちが餌を狙ってやって来ることが知られています。ポイントに着くと、既に多くのオオワシ・オジロワシが集まっていました。オオワシ&オジロワシこんなに密になっているので、オオワシ同士で餌をめぐった争いごとが起きます。成鳥に果敢に立ち向かう若鳥もいます。オオワシはロシア東部などで繁殖し、多くが道...
2月3日、通りがかりの多摩地区の住宅地を流れる小さな川にヨシガモがいました。ヨシガモは冬鳥としてシベリアなどからやって来ますが、東京都レッドリストでもランクの高い、そう簡単には会えないカモです。それがこのような所で、しかも至近距離でちょっと驚きました。なかなか洒落た色柄で、陸地に上がって草を食べたりしていました。ヨシガモヨシガモ...
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霞ヶ浦のようなヨシ原には、オオジュリンのようなヨシ原に依存する鳥たちが見られます。...
25日、東村山八国山たいけんの里の定例観察会でMFを回って来ました。例年この時期には、人馴れしてきた渡り鳥(冬鳥)がよく見られるのですが、この冬は異常に数が少なくツグミ、シメなどの大陸系の小鳥の姿がほとんど見られません。最近行って来た都内数か所でも同じ状況なんです。いったい何が起こっているんでしょうか?一方、MFでは近年イカルが冬に安定して見られるようになりました。この日も小さな群れが来ていました。イ...
2025年1月3日に今年の鳥見初めに東村山マイフィールドに行きました。雑木林に入るとすぐ、そばに鳥がやって来ました、何かと思ったら、なんときれいな青いルリビタキのオスでした。さらに近づいて来るので、こちらがバックしないと撮影できないほどでした。 近年マイフィールドで会ってなかったので縁起が良いです。ルリビタキルリビタキそしてその後、今度はヤマガラが近くにやって来ました。この画像はノートリですが、やはりバ...
霞ヶ浦のようなヨシ原には、ここを越冬の場としているホオジロの仲間が見られます。オオジュリンは特にヨシ原に強く依存し、夏には北日本で繁殖します。オオジュリンオオジュリンホオジロもたくさん見られました。オスは顔の白いラインが目立ちます。ホオジロ♂ホオジロ♀アオジも藪の中から出てきました。アオジ...
霞ヶ浦にはハイイロチュウヒ以外にも、絶滅危惧種の猛禽類がいろいろやって来ます。すぐ頭の上を冬越しにやって来ているハイタカガ舞ってくれました。ハイタカ湖面の杭の上では、捕まえた魚を食べる魚食性のミサゴが見られました。ミサゴ夕方になるとチュウヒは比較的多くの個体を見かけましたが、広いヨシ原のため残念ながら近くを飛んでくれることはありませんでした。チュウヒ...
1月4日、大学時代の鳥友と随分久々に霞ヶ浦に鳥を見に行きました。一番のお目当ては華麗な猛禽類、ハイイロチュウヒオスの塒入りワンチャンの撮影と考えていました、日中も近辺をグルグル探し回っていましたが、なんと運の良いことにハイイロチュウヒオスが農地の上に舞い上がりました。するとどこからかハイイロチュウヒメスがやって来て、つっかかり飛行など繁殖地で見せるディスプレイ飛翔のようにしばらくの時間二羽で絡みな...
2025年1月3日、今年の鳥見初めに東村山マイフィールドに行きました。雑木林に入るとすぐ、そばに鳥がやって来ました。何だろうと思ったら、なんときれいな青いルリビタキのオスで、赤い木の実を食べていました。さらに近づいて来るので、こちらがバックしないと撮影できないほどでした。近年MFで会ってなかったので幸先良いです。ルリビタキルリビタキそしてその後、今度はヤマガラが近くにやって来ました。この画像はノートリです...
11月4日、東村山MFは暑いようでも季節が進み、虫たちの姿は減ってきているようです。八国山の林の中では、小さなキリギリスの仲間のササキリが頑張っていました。ササキリ草地にはけっこうお腹が大きくなったハラビロカマキリがいました。間もなく産卵でしょうか。ハラビロカマキリ北山公園を通って帰ろうとしていたところ、暗がりに小さめのヘビがいるのに気が付きました。一応写真を撮り、モニターを見たところ、まさかというヘ...
10月13日、東村山MFに出かけました。良いお天気ですが、虫の姿は少なめです。それでも雑木林では、東京都準絶滅危惧種のリスアカネに久々に会うことができました。林と水辺がセットになった環境に生息する赤とんぼです。リスアカネリスアカネ...
10月13日、東村山MFに出かけました。良いお天気ですが、虫の姿は少なめです。それでも雑木林では、東京都準絶滅危惧種のリスアカネに久々に会うことができました。林と水辺がセットになった環境に生息する赤とんぼです。リスアカネリスアカネ...
東村山マイフィールドに行ってないわけではないのですが、なかなか撮影できるタイミングがなくブログが書けません。5月25日はカメラを持つことができ、時間的にもゆとりがあったので久々に撮影ができました。八国山にはこの時期に出現するミズイロオナガシジミ、イチモンジチョウが見られました。ミズイロオナガシジミイチモンジチョウ林の中の歩道の脇に青く輝くものがいます。大変美しいその姿から「幸せの青い蜂」と呼ばれるこ...
5月23日、奥多摩町のある林道に行った時のことです。数頭のミスジチョウが林道で吸水等をしていました。今までミスジチョウを見るときは単独だったので、発生地が近くにあるせいなのか珍しいなと思いました。この日は昆虫撮影用に撮影機材を持ってなかったので、スマホでなんとか記録しておきました。そして、翌日も同じ場所に行き、日照・気温・風など同じような天候でした。この日は撮影機材も持って行ったのに、なぜか全く姿が...
2024年の鳥見初めは、元旦に東村山マイフィールドの北山公園・八国山で行いました。公園の池では、アオサギが定位置で佇んでいました。アオサギヨシ原では、シジュウカラが盛んに枯れた茎から小さな虫をつまみ出して食べています。シジュウカラ雑木林では、シロハラが深く積もった枯葉を一生懸命ほじくり返して餌を探していました。シロハラメジロはコナラの樹皮に潜む虫を探していました。メジロアオジは地上に落ちている草の種を...
9日、東村山MFにセキレイ3種の撮影に出かけました。来年、八国山たいけんの里では、北山公園などの生き物の写真展を行う構想があります。ところが「東村山の鳥=ハクセキレイ」の東村山市内で撮影した写真に手持ちにロクなものがなく、これはヤバイということで、なんとしてもハクセキレイを含むセキレイ3種の絵になる写真撮影というミッションを果たさなければなりません。セキレイ3種は夏を除けば北山公園で見るのは難しいこ...
12月3日、冬だと言うのに暖かく、記録的猛暑の夏から気温の高い日が続いています。東村山MFの昆虫たちも元気にしています。ブルーの小さな蝶が草地のあちこちで見られます。ヤマトシジミです。ヤマトシジミお茶の花ではウラナミシジミが吸蜜しています。名前の由来のナミ模様が翅のウラにあります。ウラナミシジミウラナミシジミベニシジミも初冬まで見られます。ベニシジミこんな時期でも南方系のツマグロヒョウモンの新鮮な個体...
奄美大島と言えば、特別天然記念物アマミノクロウサギです。原始的なウサギで、マングースやノラネコに捕殺され絶滅の危機にありましたが、ようやく回復傾向にあるようです。今回の最大の目的の1つでもあったので、なんとか会いたいと願っていました。出現するのは夜ですが、姿を見るだけであればそれ程難易度は高くなく、今回もそこそこ可愛い姿を見せてくれました。しかし、夜間に黒い体で、すぐに茂みの中に隠れてしまうので、...
奄美大島では、華麗な南方系の蝶として有名なツマベニチョウが見られます。この時期でも所々に姿があります。ツマベニチョウ概ね分布の北限が奄美のウスキシロチョウが1頭舞っていました。ウスキシロチョウクロセセリは分布を北に広げ、現在は本州にも侵入し始めています。クロセセリ翅の裏面の模様に思い当たる種がないシジミチョウが複数飛んでいました。いろいろ探ってみると、沖縄ではごく普通に見られるクロマダラソテツシジ...
奄美大島は、11月の半ばでも多くの蝶が見られました。特にタテハチョウの仲間が多く、みな関東では見られない南方系の種でした。最も目に付いたのはツマムラサキマダラで、あちこちの林縁で吸蜜していました。以前は日本では迷蝶でしたが、現在では奄美以南に定着しています。ツマムラサキマダラ♂ツマムラサキマダラ右♀/左♂リュウキュウアサギマダラもよく見られました。集団越冬することで知られていますが、これも奄美以南に分...
奄美大島には、多くの固有のカエルたちが分布しています。しかし、その生息地にはハブなど猛毒を持つヘビたちが棲んでいるので、見ることは難しいだろうと思っていました。ところが意外にもカエルたちとの楽しい出会いが待っていました。奄美には日本で最も美しいカエルと言われ、希少性が高い鹿児島県天然記念物アマミイシカワガエルが分布します。もしも会えたら超アマミイシカワガエルさらに、鹿児島県天然記念物アマミハナサキ...
奄美大島は、海に囲まれているのでシギ・チドリの生息の場にもなっています。この時期はみんな地味な冬羽になっています。いずれの種も個体数は少なく、見られる種は一般に良く見られる種ばかりのようでした。この地で越冬するのでしょうか。環境省レッドリスト該当種のシロチドリがいました。シロチドリシロチドリの冬羽とそっくりのメダイチドリもいました。メダイチドリ大型のチドリ、ムナグロもいました。ムナグロキョウジョシ...
東村山マイフィールドに行ってないわけではないのですが、なかなか撮影できるタイミングがなくブログが書けません。5月25日はカメラを持つことができ、時間的にもゆとりがあったので久々に撮影ができました。八国山にはこの時期に出現するミズイロオナガシジミ、イチモンジチョウが見られました。ミズイロオナガシジミイチモンジチョウ林の中の歩道の脇に青く輝くものがいます。大変美しいその姿から「幸せの青い蜂」と呼ばれるこ...
5月23日、奥多摩町のある林道に行った時のことです。数頭のミスジチョウが林道で吸水等をしていました。今までミスジチョウを見るときは単独だったので、発生地が近くにあるせいなのか珍しいなと思いました。この日は昆虫撮影用に撮影機材を持ってなかったので、スマホでなんとか記録しておきました。そして、翌日も同じ場所に行き、日照・気温・風など同じような天候でした。この日は撮影機材も持って行ったのに、なぜか全く姿が...
2024年の鳥見初めは、元旦に東村山マイフィールドの北山公園・八国山で行いました。公園の池では、アオサギが定位置で佇んでいました。アオサギヨシ原では、シジュウカラが盛んに枯れた茎から小さな虫をつまみ出して食べています。シジュウカラ雑木林では、シロハラが深く積もった枯葉を一生懸命ほじくり返して餌を探していました。シロハラメジロはコナラの樹皮に潜む虫を探していました。メジロアオジは地上に落ちている草の種を...