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なかなか・・・
こんばんは。Happyendingです。お話またまた止まっていてごめんなさい(>_...
2019/07/24 23:31
ブラックバカラ 12
「ずいぶんと騒がしいことね。」四人のテーブルに凛とした女性の声響いた。司はすぐに表情を引き締め、あきらと総二郎も同時に姿勢を正す。つくしはナイフとフォークを持ったまま左斜め上を見上げた。朝からきっちりセットされたアップスタイルの髪、彫が深く日本人離れした綺麗な顔。シルクの幾何学模様のカシュクールドレスをサラリと着こなし、胸元には総ダイヤのネックレスが光る。無駄なものは映さないだろう、研ぎ澄まされた...
2019/07/20 21:41
ブラックバカラ 11
「おっ、牧野、可愛いじゃん!」「お嬢に見えるぜ?」全員が急いでシャワーを浴び、リビングに集合した。つくしは、司が用意したウエスト切り替えのベージュのワンピースを着ていた。ほっそりとしたウエストからふわりと広がるスカートはひざ下の絶妙な丈感で、たっぷりととられた襞が高級感を感じさせる。ウエストには黒のリボンでマークされ、スカートの裾には繊細な黒薔薇の刺繍が施されていた。昨夜、司が一目惚れしたインポー...
2019/07/18 05:00
ブラックバカラ 10.5
本当は10話の最後に入れたかった部分です。長くなったので一旦削除したのですが、やっぱり書いておきたくて...10.5話、お付き合いください(*^^*)***「はー、ヒヤヒヤさせるな、あいつら。」「しかし、高校の時と全く反応が変わらねぇってどうよ。」「あの喜び様な。恋愛偏差値低すぎだからな、司は。」「それを言ったら牧野もだろ?」退散したと見せかけて、リビングの様子を伺っていたあきらと総二郎。司が狸寝入りしているこ...
2019/07/16 05:00
ブラックバカラ 10
「おいおい、これはどういうことだぁ?」「朝っぱらからラブシーンかよ。」翌日の朝、ほぼ同時に起きて来たあきらと総二郎は、リビングの様子を見て目を見張った。目の前には3人掛けの高級ソファー。そこに寝転んでいる大男は、パジャマ姿の華奢な女を抱きかかえて眠っている。男は普段こんな無防備な姿を晒すような奴ではないし、女の方もこんな状況を簡単に許す女ではないというのに。「ん.......」「おっ、起きたか?牧野。」「...
2019/07/15 05:00
ブラックバカラ 9.5
すっげぇ良く寝た・・・6年前の事件後から、ずっと不眠が続いていた。ただ、NYに渡った彼の前にはやるべきことが山積みで、それはそれで都合が良かった。彼は若く体力があったし、限界まで疲弊した時には薬を飲めば2-3時間は眠れる。そんな生活を繰り返してきたのだ。なのに、今夜のこの爽快感は何だ?「............んっ?」自分が何かを抱きしめている。司は小さい頃、枕を抱きしめて眠る癖があった。だが、それも最近ではしてい...
2019/07/13 22:00
ブラックバカラ 9
「どうだった?」司がインペリアルスイートに戻ると、パジャマ姿のつくしがリビングスペースからパタパタと走り出てきた。自分を出迎えるその様子が可愛くて、司は自然と笑みを浮かべた。「ああ。幸せそうだったぜ。」「そっか。良かった。あんたも案外いい所あるのね。」「案外は余計だ。」「あの二人、幸せになれるといいね。」「......そうだな。」案外いいところがある........だと?司はおかしくて仕方が無かった。つくしは、...
2019/07/11 22:00
すみません・・・
こんばんは、Happyendingです。いつもたくさんの応援を頂き、ありがとうございます(*^^*)蒸し暑いですね~。体調崩されていませんか?最近は2日に1話を目標に頑張っていたのですが、昨日・今日はどうにも時間が無くて、更新できなくてすみません。早い時間にお知らせを出せば良かったのですが、出先だったりでバタバタしておりまして・・(;^_^A半分ぐらい書いたので、近いうちに更新できたらいいなと思っています。今後も書けたら...
2019/07/10 00:46
ブラックバカラ 8
*御注意****この先には、ややブラックな司が登場します。また、つかつく以外のR表記があります。受け取られる方によっては不快に感じられるシーンかも知れません。怖いな・・と思われる方は、8話はスルーをお願いします。********__ピンポーン麗華が待つスイートルームのベルが鳴った。慎重にスコープを覗き、相手を確認した麗華は満足気な笑みを浮かべた。「お帰りなさい。待っていたわ。それで.....予定通りかし...
2019/07/07 23:00
ブラックバカラ 7
自分の体にヌルリとした感触。気持ち悪い・・・気持ち悪いよ・・・つくしの両手首は男に掴まれ、身動きが取れない。誰か・・・「__助けてっ!!!」唯一動かせる口を使って大声をあげたものの、「誰も来ませんよ。コトが終わった後に観客をお呼びしましょう。さぞかし見ものでしょう。」強姦されたつくしの姿を司に発見させる。それが麗華のシナリオ。「あなたが悪いのではないのかも知れない。悪いのはあの男だ。」「だからって...
2019/07/05 23:00
ブラックバカラ 6
佐々木会長との短い会話の中にも手ごたえを感じ、司がほっと一息ついたところで、パーティーは予定時間を30分程オーバーして終了となった。帰途に就く来場者に挨拶をしながらも、司の頭の中はつくしのことでいっぱいだった。すぐにもスイートに駆け付けたかったが、なかなか身動きが取れない自分が悔しい。ちゃんと大人しく寝てるんだろーな。くそっ、類になんか任せるんじゃなかった。良く考えたら、あいつら俺のスイートで二人き...
2019/07/03 23:00
ブラックバカラ 5
つくしを支えた腕の感触。「牧野」と呼んだその声。病院でも感じたこの香り。何故か懐かしくて、ほっとして、ずっとこうしていたくなる。それはどうして?「牧野!?」隣にいた類も、慌てて司の腕に支えられたつくしの顔を覗き込んだ。「だ...大丈夫。何だろう?急に頭痛がして...。」「少し休もう。慣れない場所で疲れたのかも。」「うん。ごめんね、類。」つくしは司の顔が見られなかった。何だか、恥ずかしくて...。そっと司の...
2019/07/01 23:00
2019年7月 (1件〜100件)
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