先日、公式ティーザーによって今月下旬の発表が予告された Xiaomi の新型タブレット「Xiaomi Pad 7S Pro」が、新たにベンチマークサイト Geekbench に登場しました。これにより、その仕様の一部が再び明らかになりました。 今回 Geekbench 6 のデータベースに登録されたのは、「25053RP5CC」というモデル番号のデバイスで、以前の報告などからこれが「Xiaomi Pad 7S Pro」であるとみられています。 XRing O1 チップのクロックダウン版を搭載 ベンチマーク結果によると、「Xiaomi Pad 7S Pro」は、最上位モデル「Xiaomi Pad 7 Ultra」と同じく、Xiaomi 独自開発のチップセット「XRing O1」を搭載しています。 しかし、その動作クロック周波数は、他のモデルとは異なる調整がされているようで、「Pad 7S Pro」に搭載されるチップは最大 3.4GHz で動作していることが確認されました。これは「Xiaomi Pad 7 Ultra」の 3.7GHz や、スマートフォン「Xiaomi 15S Pro」の 3.9GHz と比較して低く設定されています。 このクロック周波数の違いを反映し、ベンチマークスコアはシングルコアが 2,631、マルチコアが 8,449 となっています。参考として、3.9GHz で動作する「Xiaomi 15S Pro」のスコアはシングルコアが 3,125、マルチコアが 9,671 と報告されており、性能差があることがわかります。 これは、モデルの位置付けに応じて性能を最適化し、価格のバランスを取るための戦略であると考えられます。 Geekbench のベンチマークスコア Geekbench の情報からは、このタブレットが 16GB RAM と Android 15 (Xiaomi Hyper OS 2) を搭載していることも明らかになりました。 これまでの情報と新たなリーク 先日の公式ティーザーでは、以下の仕様が明らかにされていました。 ディスプレイ: 12.5 インチ LCD チップセット: Xiaomi XRing O1 バッテリー: 10,610mAh、120W 有線充電 OS: Android 15 ベース Xiaomi HyperOS 2.0 本体サイズ: 約 5.8 mm のスリムなデザイン その他