パラレルワールド
夫の実家関係のお法事だった。遠方のため早朝から特急列車に乗り参上。夫は完全にあっちの人の顔でこっち側の私は慣れない服を着て普段と違う世界の人の中で透明人間になる。いつもと違う私。オールあっち側対応の気遣い。それは「嫁」の務めだと誰もが思っているだろう。家にいる時と違う顔の夫も含めて。これはパラレルワールドなのかもしれない。普段自分が自分だと思っている自分と完全に違う自分が存在する。でもあっち側にいる時も私の心は自由だからこんなのは違うと感じる。でもその世界ではこっち側の自分は存在しないから誰も私の気持ちになんか気づかない。亡くなった人を偲ぶ時にそんなことを考えるのは不謹慎かもしれない。普段はこっち側にいられるだけでも十分なのかもしれない。だけどパラレルワールドが消滅することはなさそうだ。あっちに行くたびに感じる...パラレルワールド
2019/01/23 22:31