「歴史を知ること」は難しい。
少し前に「済州島四・三事件」に興味を持った。 この事件は韓国でも長く触れられることのない件だったが、2000年代に入ってようやく公に解明しようという機運になった。 日本だと金石範の「火山島」が有名なので読んでみた。 火山島 1 作者:金 石範 文藝春秋 Amazon ハードカバーで全7巻という凄まじい分量の小説だ。 当時、島全体がどんな様子で、島内から見るとどんな経緯で物事が起こったかがわかるところは良かったが、創作としては冗長すぎる*1。 「火山島」は実際の事件を背景にしているとはいえあくまでフィクションなので、事件に関して書かれた本を読みたいと思い探したところ「島の反乱、1984年四月三日…
2024/07/24 10:01