閉鎖病棟の中の様子と、穏やかな入院生活

閉鎖病棟の中の様子と、穏やかな入院生活

今回は、実際に閉鎖病棟に入院して、病棟内はどんな様子だったか、私がどんな生活をしていたかを紹介したいと思います。 病院によって違うところがあると思いますが、私は楽しい入院生活を送っていました。 * 閉鎖病棟の中の様子 ** 病棟の外へは出られないけど、思っていたより普通の病院 一般の病棟から離れた場所のエレベーターを上がると、閉鎖病棟のナースステーションの中に出ました。 その中で荷物チェック、手洗いうがいをしてから病棟へ入ります。 これは入院患者さんだけではなく、お見舞いに来てくれた方も毎回行います。 荷物については、お見舞いの方には口頭での確認程度だったと思います。 ナースステーションと病棟の間のドアには鍵がかかっているので、ナースステーション側から鍵を開けてもらわなければ病棟の外に出ることはできません。 病棟へ入るとまず広いロビーがあり、椅子やテーブルが多く設置されていました。 そこでは患者さんたちがお喋りしたり、置いてあるテレビや新聞を見たりして過ごしていました。 ロビーの隅に配膳スペースがあるので、そこで食事を受け取り、ロビーで食事をとる人が大多数でした。 ロビーには中庭が見える大きな窓もありました。 ロビーの窓だけでなく、病棟内の全ての窓には鉄格子がかかっていましたが、圧迫感はあまり感じませんでした。 お部屋はナースステーションとロビーを中心に左右に分かれて配置されていました。 私が入った部屋は四人部屋でした。 一人部屋も何部屋かあったようです。 入院前に閉鎖病棟について調べたとき、人に危害を与える恐れがある患者さん等を隔離しておくための部屋があるというのを目にしました。 ですが私はあまり病棟内をあちこち歩くことはしなかったので、そのような部屋がどこにあるのかは知りませんでしたし、誰かがそういう部屋に入れられたとの話も聞きませんでした。 どこかにあったのかもしれませんが…。 ** 患者さんたちは、ほとんどが穏やかな普通の人 一緒に入院していた患者さんたちは一見すれば普通の人たちばかりでした。 10代の若い方から年配の方まで、男女様々な年代の方がいました。 一日中ベッドから出てこない人もいれば、ロビーでずっとお喋りを楽しんでいる人もいました。 穏やかで優しい人が多かったなと思います。 たまにちょっと言動が危ない患者さんもいましたし、患者さん同士のトラブルもありました。 でもナースステーションがすぐ近くにあ