国鉄労働組合史詳細解説 154 労働組合の分裂と再編:国鉄内の激動
長らく更新が出来ませんでしたが、久々に更新させていただきます。 今回は、国労の分裂という視点から書かせていただきました。国労は合理化で組合員の減少があったとは言え、1984年時点では20万人強を擁する国鉄最大の労働組合であり、力で押し切れると思っていたものの、その包囲網は狭められることとなり、国労内でも雇用に対する不安から分裂が生じることとなりました。 特に、国労内の革マル派閥は「真国労」という名称で動労と同じく、協調路線を取ることで雇用の安定をめざすとして分裂する事となりました。 その後も主流派を占めていた民同左派は、社会党の協力を得ながら着地の方向を辿りますが、徐々に狭められていったのは既…
2024/09/18 00:11