国鉄労働組合史詳細解説 152

国鉄労働組合史詳細解説 152

今回も国鉄動労運動史として、国労の記事を底本として当時の国鉄の様子を見ていきたいと思います。 国労は、当局が示した労使協調宣言を従来の慣例を破った方法であり、かつその内容は受け入れられないと書かれていますが、当局側の部内紙(国有鉄道)の記事にその辺の様子が書かれていましたので、引用してみたいと思います。 国労は内容を一瞥して退出 当局側の記述によりますと、1月13日に国労・動労・鉄労・全施労の組合幹部と個別に面談したとなっています。 その席上、国労は労使協調宣言の文書を一瞥して、「提案の方法が唐突だ」として退席したとされており、他の組合が多少の相違はあるものの概ね了承したという話と大きく食い違…