蒼き運命 -アオキサダメ- 97
「へえ、丸々ひとつか……。これはまた、タイムリーな差し入れだな」経緯を説明しながらヨンファが冷蔵庫からホールケーキを取り出すと、脱いだ上着をダイニングチェアの背凭れにかけていたジョンヒョンは意外そうに目を瞠った。「そうなんだ。こっちは当たり前のことをしているだけなのに、その気持ちがとても有難いなって思うよ。ひとりでは到底食べきれない量だから、ヒョニが来てくれてよかった」仕立てのいいロングコートを身に...
2020/05/24 15:26
2020年5月 (1件〜100件)
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