その男、不遜につき 22
一度でも触れてしまえば、もう歯止めなんか利くはずがなかった。ましてや、こんな絶好のシチュエーションにありながら、ただ指を咥えて見ているだけで終わるようなヘタレ野郎でもない。そんなもったいないことができるかと、頭の中がすっかり不埒な感情に支配されているジョンシンは腕の中にヨンファを囲い込んだまま、無防備な耳許から首筋にかけてキスを降らした。「――、っ……ん」その途端、わずかに肩を竦めて、喘ぐような吐息が...
2020/02/17 04:21
2020年2月 (1件〜100件)
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