その男、不遜につき 21
カーテンを開け放った窓から差し込む日差しで、唐突にふっと覚醒する。「――………」うっすらと瞼を開いたジョンシンは、自分がどこにいるのか一瞬わからなかった。眩しい陽光に思わず目を眇めて、片手で顔を覆ったところでようやく思考がクリアになる。ぼんやりと視線を巡らせながら寝返りを打ち、すぐ隣で眠っていたはずのヨンファがいないことに気づいた途端、がばっとベッドから身を起こした。「―――っ!」夜中に一度目が覚めた時、...
2020/01/25 16:50
2020年1月 (1件〜100件)
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