手の甲
類とお義父さん、そして西門さんを見送ると、その場に残ったのは優紀とあたし。お義母さんはお義父さんの名代で、茶室へと行っている。優紀とは積もる話があるけど、どこで誰が聞いているかもわからない状況で深い話はできない。それに、いつ、あの女がこっちに向かってくるかと思うと、気を抜くこともできない。「去年のお正月とは、全然違うね。」「うん。去年は一緒に初詣行ったよね。」「そっか。あれからもう1年経ったんだね...
2019/11/24 18:00
2019年11月 (1件〜100件)
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