職場で活かせる行動分析学④「行動の法則」
前回は「医学モデル」について説明し、その危険性に触れました。それは、ある社員の問題行動を医学モデルで解決しようとすると、循環論にはまってしまい、結局は誹謗中傷や個人攻撃という問題にぶつかってしまうというお話でした。つまり、医学モデルでは行動の原因にはたどり着かないという内容でした。今回から、「行動の真の原因って何?」というお話に入って行きますが、まずは”行動の基本原理”について押えておきましょう。行動分析学が対象とする行動は大きく二つあります。それは「レスポンデント行動」と「オペラント行動」と呼ばれる行動です。この二つの行動の違いは、行動の原因が、その行動の前にあるか後にあるかです。行動の前に原因がある「レスポンデント行動」”レスポンデント”(respondent)という用語は、「反応・応答」という意味のres...職場で活かせる行動分析学④「行動の法則」
2018/08/28 23:14