「優駿 ORACION」(88・日)65点
今年のダービーは武豊騎手騎乗のドウデュースで幕を閉じ日本競馬サークル念願の凱旋門賞制覇への期待が膨らんでいる。馬券やギャンブル性は否めない厳然たる事実だがサラブレッドの神秘性に夢を託す人々も多く、宮本輝の原作で競馬に興味を持った人もいることだろう。毎週JRA競馬中継をしているフジTVが開局30周年記念作品として映画化して大ヒットした。「北の国から」の杉田政道監督デビュー作で脚本は池端俊作。北海道の小さな家族経営の牧場で生まれORACION(祈り)と命名された競走馬。馬主・調教師・厩務員・騎手・生産牧場・育成牧場など競馬社会を構成する様々の想いを込め日本ダービー制覇を目指す。主に事実上の馬主である和具(仲代達矢)の家族と生産牧場トカイファームの牧場主(緒方拳)親子を中心に四年間の物語は進んで行く。わずか二時...「優駿ORACION」(88・日)65点
2022/07/31 12:02