杜子春から学ぶ
(最終更新日:2016.02.13.) ちょっとまだ清原氏の件で悶々とする時がある。 そんな時に脳裏を過ぎる物語がある。 中学時代に出会った作品で芥川龍之介「杜子春」である。 芥川は何となく重く、ダークな感じの作品が多い。しかし、今回紹介する作品は読んだ後に心があたたかくなる(と思う)...…はず。 芥川からの繊細なバトン 財力と権力のある時、そんな時は人は集まってくるが、ひとたびそれを失うと手のひらを返したように人は去っていく。その人間の有様に嫌気がさした杜子春が修行で学んだもの。 図書カード:杜子春(青空文庫で無料で読めます) 中学時代にこの作品を読んで、私は涙を流した。 最後に杜子春が仙…
2016/02/13 20:45