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1件〜100件

  • はてな民のために球技の意味について政治的かつ実効的に語りたい

    anond.hatelabo.jp 誰か教えてくれ。 「体育の授業に球技を入れることに何の価値があるのか」ってことを 私はけっこう運動してきた人間で、だいたいの球技は人並み以上にできたりするのだけど、なぜか体育嫌いの巣窟であるhatenaにいるのではてな民のために運動について語っていきたい。 学校の授業に球技を入れることの意味について増田は疑問を呈しているけれど、球技以外で子供がやって楽しい集団スポーツを上げるとなるとかなり難しいと思うぞ。 球を使わない集団スポーツって実はかなり少なかったりする。体育の授業で行える球技ではない集団スポーツってダンス、綱引き、騎馬戦、団体行動、縄跳びぐらいじゃな…

  • はてな民のために球技の意味について政治的かつ実効的に語りたい

    anond.hatelabo.jp 誰か教えてくれ。 「体育の授業に球技を入れることに何の価値があるのか」ってことを 私はけっこう運動してきた人間で、だいたいの球技は人並み以上にできたりするのだけど、なぜか体育嫌いの巣窟であるhatenaにいるのではてな民のために運動について語っていきたい。 学校の授業に球技を入れることの意味について増田は疑問を呈しているけれど、球技以外で子供がやって楽しい集団スポーツを上げるとなるとかなり難しいと思うぞ。 球を使わない集団スポーツって実はかなり少なかったりする。体育の授業で行える球技ではない集団スポーツってダンス、綱引き、騎馬戦、団体行動、縄跳びぐらいじゃな…

  • 努力ガチャとプロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神

    シロクマさんが徳島スタンフォード事件や努力ガチャの問題を書いていて 読んでたらプロ倫(プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神)を思い出したのでそのあたりのことについて書いていこうと思います。 『プロ倫』に書かれていたことはようするにカトリックの敬虔な信仰心が「逆説的」に資本主義の合理性を召喚し、「結果として」経済成長を促してきたということだった。 私もうろ覚えなので調べながら書いていきたいのだけど 当時のアメリカを中心としたキリスト教文化圏において支配的だったのがカルヴィニズム(プロテスタンティズム)という宗教体系で、カルヴィニズムにおいては専ら予定説(カルヴァン予定説)を採用していた。予…

  • 見せかけの青写真と陳列された被害感情

    ネット論客として有名な青識亜論氏が複垢なりすましでフェミとアンチフェミの両陣営を演じていたらしい。 b.hatena.ne.jp 2015年に青識氏は「表現規制派のアカウントも持っている」と自身で公言していたみたいなので今更暴露されても彼のポジションは変わらないのだろうが、それにしてもなんたる虚仮さであろうかと驚嘆してしまった。 フェミニズムでもアンチフェミニズムでもどちらでもかまわないが、ジェンダーにまつわるイデオロギーは性被害や女性嫌悪といった経験に基づくものであり、その点で愚かさと切っても切り離せないものがある。 女性が性被害に遭って男性嫌悪になりインターネットで差別的言動を繰り返すよう…

  • 少子高齢化社会についての思案~灯台を失った社会~

    いよいよ少子高齢化に伴う人口減少が始まろうとしている。内需は本格的に縮小しはじめ、労働人口が不足し、実質購買力の低下(スタグフレーション)とともに日本市場は衰退しようとしている。 下記ツイートは日本の総人口と生産人口の推移を示したものであるが、高齢化とはいえ横ばいだった総人口も5年後を目途に一気に減少し始めると予測されている。それに伴い生産人口も減り続け、今までのようなインフラを維持することすら困難になるかもしれない。 昨日,衝撃を受けたのですが,日本の生産年齢人口 - 総人口の過去データと2065年までの推計値 (総務省統計局の日本の統計 https://t.co/gnP7RYzQRZ の人…

  • 大人になれと言う大人がいない問題、あるいは逆算的一般論の重要さについて

    先日の記事で「人の暴言をネットに晒すのは大人のやることではない」という主旨のことを書いた。 自分の記事を自分で批判するのもどうかと思うのであるが、誰かにたいして「大人になれ」と言うのは空々しいものがある。現実でもインターネットでもほとんど言ったことがない。大人や子供という区切り自体、あまり意味がないものではあるはずだ。誰々が子供だ(大人だ)と言うことはあまり褒められたものではない、とすこし反省している。ごめんなさい。 しかしこの「大人になれ」という言葉は様々な物事を考える材料にもなる。せっかくなのでそのあたりを書いていくことで、先日の記事の供養になれば良いかなと。 前提としてあるのがここ最近、…

  • 雑文

    いやもう昔のようにかなり雑に書いていくけれどみんな本当にこれでいいと思ってるの?生娘の件に関して 声をあげた女性とか、人権感覚とか、コンプライアンスとかそれっぽいことを言ってるけどようするに世論で殴り殺しただけでしょ。いつからか声をあげることが良いことみたいになってみんなで声をあげましょうと言ってるけど、全員が全員声をあげて悪事や失言を世論で殴り続けたら地獄になるよ。私のような交友関係がそこまで広くない人間でもキャンセルしうるだろう話はいくらでもあるわけで。たとえばある芸能人が未成年の時にタバコを吸っててその写真が昔のPCに入ってたりするし、中学の時に知的障害がある同級生をいじめて不登校にした…

  • 忘れ去られた問い~男性の生きづらさを言語化してみんとす~

    男性も生きづらさを言語化しようと話題なのでさっそく言語化を試みたいのであるが、結論から言えば男性は「産めないから苦しい」のではないだろうか。 よく女性の出産に関して「産みの苦しみ」と言われたりするけれど、「産めない苦しみ」が男性にはある。 男性と女性の社会的立場や経済的状況が違うのは様々な統計から明らかになっており、それらに関しては適時修正していけば良いが、何を変えるかよりも何が変えられないかのほうが男性の生きづらさをとらえるには適当かと考えられる。 一言で言えば「問題化できるものだけが問題とは限らない」のだ。 僕達は社会的な議論をする際、何を変えるかに着目しがちである。 たとえば女性が抱える…

  • amamako氏への返信

    amamako氏から言及されていたので返信記事を書きたいと思います。 リンク先の内容は白饅頭氏の記事への批評が主なもので私への言及は少ないですが小さいながら齟齬があるのではないかと amamako.hateblo.jp 以下の指摘なのですが plagmaticjam氏は、自分や白饅頭のような人が、失われた30年を生きる厳しい状況の中で、社会適応の重要性を知った「狭間の世代」だと言います 私はむしろ社会適応にはけっこう懐疑的な立場です。白饅頭氏の記事では実社会をポジティブにとらえていますが、私の場合、社会はネガティブに肯定するしかないものだと考えています。 白饅頭氏の記事では、懇意にしている経営…

  • 白饅頭noteを一年間読んで

    一年ぶりに言及されていたので私も一年ぶり?に言及してみようかと思います。 note.com ※リンク先記事は有料です おそらくですが白饅頭氏は自分と同世代なんですよね。時代感覚として通底している部分がかなりあるように思う。どの記事だか忘れてしまったけど白饅頭氏は就活から逃げ出したことがあると書かれていた。就活そのものからなのか面接からなのかはわからないけど自分にも似た経験がある。弱く、センシティブで、何をして良いかわからない「狭間の世代」なんて呼ばれて、最も自由を「叫ばれた」世代だった。「何者かになる」なんてことが大真面目に言われ、個人でありながら共同的な存在感覚を持ちつつ、人材でもあり人間で…

  • ファスト・イデオロギッシュ・フード~乃木坂46のエイプリルフール騒動に関して~

    エイプリルフールに乃木坂46の人気メンバーが同性愛に関する写真を投稿し、一部界隈で炎上する騒動になっている。 左翼系メディアのハフィントンポストでも「同性愛をネタにすることは許されない」という主旨の記事があげられていた。 www.huffingtonpost.jp 「性的マイノリティをネタとして消費している」と書かれているけど、アイドルにそれを言うこと自体が根深い問題を孕んでいるように思う。 「レズビアンをネタとして消費するのは許せない」と社会の側に立って批判している人が、ネタとして消費されているアイドル個人の属性にたいしてまったく想像していないように見えるのだ。 「消費」という論点から言えば…

  • 戦争に勝てないということ~実力も戦争のうち?今、もう一度サンデルを考える~

    ゼレンスキー大統領の演説を見た。素晴らしかったと思うと同時に妙な違和感を覚えた。日本の国会議員がスタンディングオベーションしていたからである。日本は自由主義陣営としてウクライナと共にあると表明することは正しいと思う一方、奇妙な対比を感じずにはいられなかった。 ゼレンスキー大統領といえばウクライナ侵攻が始まる前まではポピュリズム政治家として知られていた。新露派にも反露派にも嫌気がさした国民が第三の選択肢として選んだのが旧来の政治的イデオロギーとは無関係な役者出身のゼレンスキーであった。だからどうだという話ではないのであるが、役者出身の政治家が見事なスピーチを披露する様を日本の政治家が総出で讃える…

  • ホロライブと非モテと正しさと愛するということ

    おひさしぶりです。というか最近はいつもひさしぶりな気がしますが(笑)時間がないというわけではないのですけどね。戦争が始まってからここに書いたことはなんだったのかと、悶々としていたりします。あとVtuberをすこし見ていたのでそのへんの感想でもと思い、書いていきます。 今インターネットで最も大きな影響力を持っているのはYoutuberだと言われてるけどこれまであまり追ってはこなかったのですよね。何年か前に主要なYoutuberを軒並み見たことはあるのだけど好きな人は見当たらなかった。みんなキャラが強すぎるせいか食あたりに近い感覚を覚えてしまったのだ。面白いのは面白いんですけどね。みんな動画を見せ…

  • 差別論争の思い出、あるいは禁煙ファシズムについて

    最近の差別論争を見ているとミイラ取りがミイラになってる感を強く持ってしまう。 anond.hatelabo.jp 男と女、世代論ばかりで社会問題を語りすぎなのはその通りだけど、それ以外の異物を排除していった論法がそのまま返ってきているだけなのでは、と思えてならない。誰かにたいしてやったことがそのまま自分達に返ってきて自縄自縛になっている。相対化と言っても良いけれど、なんにせよ僕達の社会は差別を肯定してきたという側面がある。 代表的なのがタバコであるが、公共空間や街中からタバコを排除していっていまやタバコを吸うのは喫煙所だけとなった。あるいはニュータウンなどをつくり「民度」をゾーニングして快適な…

  • タコピーの原罪の原罪~中庸の罠について~

    最近話題のタコピーの原罪を13話まで読んだ。正直、途中から読んでいられなかった。自殺、いじめ、毒親・・・の中に放り込まれた善意の空回り 描写が生々しいのもあるし、僕自身学生時代にいじめというかいじられというかそんな経験があるので「いじめ物」は正直あまり好きになれない。なので「聲の形」もあまり好きではない。世界が優しくないなんて今更言われたところでなんだっていうのか、と考えてしまうのである。もちろん作品自体は大変に面白く示唆に富んだものであることは間違いない。けれど読んだ時に思わざるを得なかった個人的な感情をあえて書いていきたいと思う。 善悪を描写する時によく引き合いに出されるいじめではあるけど…

  • 「長年の悲願」ほど厄介なものはない

    ロシア・ウクライナ間で起きた戦争について様々な考察や記事などを見ているのだけどこれといった回答はないみたいだ。 どの媒体でも「ロシアに正義はない」という論調だ。私もそのように思う。現象としてはプーチンが狂ったとしか言いようがないものの、なぜ狂ったのかについては一考の余地がある。そのあたりについて愚考していきたい。 プーチンの経歴を見るに2000年に大統領に就任して以来、「ロシア世界」の復興を政策目標に掲げてきたことがわかる。 振り返るにクリミア併呑、オレンジ革命の発端となった不正選挙、そして今回のウクライナ侵攻はいずれもロシアとウクライナの歴史観がすれちがっていることから生じている。 ロシア側…

  • 日本には政治と経営があっても経済がない

    もう「経済」が消えてしまったのかもしれない。 自分は経済学部出身ながら長年の労働によりそのほとんどを忘れてしまったわけであるが記憶の片隅から引っ張り出して書いていこうと思う。日本には政治と経営があっても経済がない。それが多くの問題に通底しているように思うからだ。 ※かなりの長文(8000文字以上)のため、めずらしく目次をつけました。 はじめに ナョナリズムが消えグローバリズムが生活になった サブプライムローンを捉え返す 総量規制という緊縮 経済は美しさで回らない 市場を犠牲にするという方法論 経済学が閉じている 波頭さんが介護士の給料を月額で一律10万円引き上げるように提言されていた。正しい提…

  • 宿命としての非実在サイゼリヤ論争

    なにか人生がのっぺりしてきていよいよネットになにか書く熱量が失われてきたのだけどちょうど良いのっぺり具合の話題を見つけたので言及してみようと思います。 『サイゼリヤで喜ぶ彼女』というイラストがツイッターでシェアされ話題を呼んでいる。 サイゼで喜ぶ彼女 pic.twitter.com/i4JaJF2JNI — クレハ@新刊メロン委託中 (@KU_RE_HA) 2022年2月8日 関連してはてなブログのたにしさんが非実在サイゼリヤという観点から批判を書かれていた。 ta-nishi.hatenablog.com 非実在や仮想的という言葉を見るとすぐにボードリヤールのことを思い出してしまう。 ジャン…

  • 本音としてのオープンレター、最終手段のキャンセルカルチャー

    現在、リベラル派と呼ばれる人々の主張はようするに「本音を言えば社会は変わる」に集約される。本音を言えない社会では女性をはじめとした弱者が声をあげるのは難しいので本音を言える社会をつくろうとしている。そのために開発されたのがトーンポリシングだったり、マンスプレイニングなどの横文字であるが...そもそも「本音を言える社会」は前提からして間違っているのではないだろうか。 普通に考えて本音をぶつけあい始めたら社会は壊れる。 みんなそれぞれ考えてることは違うし、大切に思っている事も、何にたいして怒るか、嫉妬するかもそれぞれ違う。どんな人生を送ってきたかわからない他者にたいし、本音で議論すること自体が相当…

  • だから僕達は失恋をやめた

    失敗は失敗として捉えるのではなく成長ネタとして捉えたほうが良いという記事を読んだ。 blog.tinect.jp 職務効率的な意味で言えば完全に同意するのだけど、疑問がないわけではないんですよね。 失敗を失敗として捉えるのではなく成長ネタとしてストア(貯蔵)するというとストア哲学を思い出すのだけど、こういう言説にはどこか違和感を覚えてしまう。ストア哲学は随分昔に齧った程度なので概要しか覚えていないけれど、ようするに外部世界におけるどうしようもないこと(環境要因)と自らができること(処理可能なこと)を峻別することが基本的な理念となっている。上記記事の例で言えば過去の失敗を変えることはできないため…

  • 一般意志から考えるブルージャパン騒動~欲望を忘れた世界で~

    ブルージャパンが立憲民主党の広報機関であることが判明し、炎上している。立憲民主党がブルージャパンを経由し、活動資金を払っていたCLP(Choose Life Project)は公平なメディアを謳っていたけれどその実、立憲のプロパガンダ機関であったと。 このニュースに言及する形でひろゆきが「そもそも公平なメディアなど存在しえない」と言っていた。 「公平中立な報道はありえるのか」という問いはかなり深い問題を孕んでいるように思う。 公平とはつまり客観と言い換えても良いけれど、日本人は客観的なことが正しいという思考の癖があるように見える。コロナ禍で頻繁に取り上げられているエビデンスという言葉しかり、客…

  • 梨泰院クラスの感想

    あけましておめでとうございます。年末年始にすこしいろいろありすぎてブログを書くMPが残っていませんでした。知人が逮捕されたと聞いたり、父がネトウヨみたいなことを言いだしたり。ひさしぶりに会うとみんないろいろあるなと・・・ 以前下書きしてた記事ですがよければどうぞ すこし前に梨泰院クラスを見ました。海外ドラマはよく見るほうなのですが韓国ドラマはあまり追っていなくて梨泰院クラスも最近になってようやく見たのですが、面白いのはもちろんかなり多彩な論点があるドラマだったので、そのへんのことをすこし書いていきます 以下ネタバレありです。 失われた男性性 梨泰院クラスの主人公パクセロイは信念を大事にする人と…

  • 純粋多様性批判〜極彩色に振り切れた世界で〜

    佐々木俊尚さんが「多様性とは挿入である」といったことを書かれていた。 社会を新たな価値観に染め上げるのではなく、新しい価値観を挿入するのだという。Aという価値観、Bという価値観があればそこにCという価値観を挿入するのが多様性のあるべき姿であると。理想論としてはその通りだと思う一方、疑問がある。ダウトだ。つまりCを挿入した結果AとBの距離が開くこと、その距離・格差こそが多様性の本当の問題であるように思う。 note.com 多様性に反論すると言えば弱者をないがしろにするのかという批判がくるため、即座に封殺されることになる。社会的立場がある人であればそのようなことを言うことすらできないだろう。なの…

  • 本の魔力と「みたいなもん」騒動

    某書評家が某tiktokerを批判して某tiktokerが活動停止してしまった件から某書評家がネットのおもちゃみたいになっているけれど、どうにも釈然としないものがある。 書評家という職業柄、本を解説紹介することには一定の矜持があるのだろうけどそれが悪い形で出てしまったのが今回なのかなと。 僕も多少は本を読む人間だけれど本が特別だとはあまり思っていなくて単に過去の人にリーチできるのが条件的に本だけだと、意識してそう捉えている。昔は映像や音声を残すことができなかったため、本が表現する媒体だった。けれど今やそうではなくYoutubeやinstagramにtiktok「みたいなもん」でも表現が可能で、…

  • インターネットから離れて見たインターネット

    デジタル・デトックスというわけでもないけれど、すこしインターネットから離れてました。 ブログも書かずツイッターもはてブもスマートニュースもニュースピックスも見ていませんでした。コロナが落ち着いたこともあり良い機会かなと3週間ほどネットを見ない生活をしていたのですが、戻ってきて感じたことをすこし書いてみます。 インターネットを見ていても見ていなくても生活は何も変わらないのだけど、いざネットから離れてみるとネットに書かれていることが「なんのことかよくわからなくなる」という感覚を覚えた。 インターネットに書いている人も所詮人間で、人間である限りコミュニケーションを取る時には文脈を前提に言葉を発してい…

  • とある若者へ

    先日、とあるブログに私がコメントを残したところ、ブログが削除されてしまうということがありました。 具体的な内容までは書きませんが概要だけかいつまんで書くと、私がどういった人物であるかという推論がなされており、それにたいして私が「失礼なのでは?」とコメントを残したところ返信がなくブログごと消えていたという流れです。その方はこのブログの読者さんでもあるみたいなので、彼がこの記事を読んでいただければわかるかと思います。 いきなり不躾なコメントを残してしまったかと思い返信等でやりとりしようかと考えていたのですがブログが削除されているためできず、自分のブログに書いていこうかなと思い、記事を書いています。…

  • 無敵の人などいない。はっきりとそう言うべきだと思う。

    無敵の人などいない。はっきりとそう言うべきだと思う。 最近、京王線の事件を皮切りにテロ行為に近い事件が起きている。また、無敵の人と関連して社会のサスティナビリティーが話題でもある。たにしさんとシロクマさんが書いていた記事を読み、事件を見て、すこし無敵の人とやらについて考えてみたい。 結論から言えば先に書いたように無敵の人などいない。そう考えている。 一般に無敵の人と呼ばれる人が行う犯罪といわゆるテロリズムは違うことをまず確認しておきたい。同時多発テロやISISといったイスラム原理主義者が行うテロは宗教性が強い。アメリカ同時多発テロで飛行機をジャックした人間もグローバル・ジハードの御旗のもとに救…

  • かつて自由だったインターネットからの応答

    かつてインターネットに居場所を求めていた人はどこに向かうのかみたいなことを最近考えている。 インターネットの原風景といえば各人で違い、パソコン通信・2ちゃんねる・mixi・ブログ・SNSなど時代によって異なるけれどブログ以前の世代に関して言えばインターネットは現実のオルタナティブだったということなんですよね。そんなことはもう各所で言われてきたことで、今更ここで書くまでもないけれど、最近はネットがどういった場所であるかがあまり語られなくなってきた。誹謗中傷の問題にしてもようするにネットと現実は直列に繋がっており境目がないため、現実の礼儀作法をネットでも適切に使いましょうと言われている。インターネ…

  • スフレパンケーキ選挙~衆議院選挙2021感想~

    スフレパンケーキの作り方を知っているだろうか?まず卵を割り卵黄と卵白を分離する。卵白を混ぜメレンゲにし、別の器で卵黄・ホットケーキミックス・バター・塩を混ぜる。次に両者をさっくり混ぜ合わせ、できた生地を鉄板で焼く・・・そんな選挙だった。 自民党は卵白をメレンゲにするように政策論争を回避しゆるふわ政権のイメージ戦略をとっていた。立憲民主党という卵黄は共産党というホットケーキミックスと混ぜられ、れいわ新選組という美味しいけどカロリーが高いバターが加えられた。そこに追加されたのが社民党という塩である。 それをインターネットという鉄板もとい炎上装置のうえに乗せ焼いていく。ゆるふわスイーツの作り方と酷似…

  • なぜキャンセルカルチャーは「日本で」やばいのか

    キャンセルカルチャーというとリベラルを批判する言葉として使われがちだけれどそう単純な話ではないのではないか、と思っている。もちろんリベラルが特定の属性以外を排除する多様性を標榜し、語義矛盾に陥っていることは少なからずあるにせよキャンセルされているのはなにもハラスメントを起こした男性だけではない。 最近もセックススキャンダルを報じられた某声優が休養を余儀なくされることがあった。広く言えばあれもキャンセルカルチャーとも言える。けれどキャンセルしたのはリベラルではなく声優ファンやメディアなどである。もっと広範に言えば芸能人だったりアスリートに大学の理事などもリベラルとは別の論理でもってキャンセルの対…

  • 僕達はなぜ不安なのかについて考える

    僕達はなぜ不安なのだろうか?という決定的な問いがある。経済的なデフレ、老後、就職、病気などすべてに通底しているのが不安であり、不安だけが唯一重要な社会問題と言っても過言ではない。現状、不安は「発見され治療される」のが良いことだと考えられている。個人が不安になれば個別に対応し、社会保障費などを使いこの社会のスピードに対応できるように治療を施すことになる。それ自体は良いことである一方、この不安を永久に温存したまま社会は続いていき、治療され適応していったものもまたこの社会のスピードを加速させる構成員となっていのが今の社会であるように見える。それは資本主義として自明のものである一方、この自明性が精神の…

  • 「政治に逃げる」ということ

    東浩紀さんの『ゲンロン0~観光客の哲学~』に「僕達の世界は上半身と下半身に分断されている」ということが書いてあった。グローバルになった世界において下半身の欲望、つまり資本主義で人々はシームレスに繋がっているけれど上半身である政治はバラバラになっていると。すごく印象的な話だったのでよく覚えている。 衆議院選挙が始まり政治に関する議論がメディアでも連日報道されているけれどどうにもコミットできない感じがしているのは僕達の「下半身」は政治でどうこうなるものではないのだろうな、という諦観があるのだ。それは東さんが書いていた問題に近いけれど、コロナや生活困窮者といった問題に目を向けて見ても「金を配ればどう…

  • リベラルに支持される自民党、当為を語れなくなった時代の無為の政治

    衆議院選挙が始まる。4年前とおなじく自民党が勝つことが目に見えている選挙ではある。 この4年間で変わったことと言えば安部長期政権が終わったことくらいであろうか。事前予測から見える政局の分布に関してはほとんど何も変わっていない。野党が選挙区で候補者を一本化した影響がどこまで出るかにかかっているものの政権交代は現実的に起きないだろう。 政治はずいぶんのっぺりとしてきた。はっきり言えば画一性を増し、自民党もリベラル政党になってきている感が否めない。岸田新総裁の所信表明演説でも保育士や看護師といった労働者の給与をあげる政策を打ち出している。新しい資本主義というのもようするにグリーンニューディールのこと…

  • 誹謗中傷を友敵理論、ポリティカルフィクションで考える

    神崎さんの記事を読んで「実践」としては同意できるものの「政治性」という意味では疑念が残ったのでそれを書いていきます。補足みたいな感じですね。 note.com 人間観の違いなのだろうけど、僕は誹謗中傷している人の気持ちがわからないでもないんですよね。ネットの向こう側で誰かが右往左往していることは「面白い」ことなのでしょう。実際に誹謗中傷を書くことはない(気を付けている)ものの躊躇ひとつ壊れてしまえば誰かに罵声を浴びせることはそれほど理解できない行動ではない。 とりわけ石川さんに関して言えば言動の不一致や論理的整合性の欠如が各所で指摘されており、それを指摘すれば石川さんから反論が返ってくるという…

  • 文章を読むことについて

    「きちんと文章を読む」と言葉にするのは簡単だけど実践するとなると相当難しいと思う。www.tyoshiki.com 書評の書き方が話題でtyoshikiさんの記事を読んだのだけどきちんと文章を読むこと、書くことが自分にできているかと言えば嘘になる。 自分自身自分が読みたいようにしか読んでいない側面は否定できないし自分が書きたいようにしか書いていない自覚もある。 文章を読むことに関して言えば文脈や言外を同時に補完しながら読み進めなければ理解できないものも溢れていて当該文章単体で成立するものはほとんどなかったりするのではなかろうか。誰かの言葉の受け売りであったり引用を言外に構成しながら言葉だけはオ…

  • 純粋方法論批判①(②があるかはわからない)~僕達は考えないようにデザインされている~

    正義というとずいぶん陳腐な言葉になった。正義なんて口に出すのも憚れる。僕達は正義を持っていない。いまや正義は委託するだけである。 以前、日本で起きているのは「信頼の不況化」ではないかという記事を書いたことがある。 plagmaticjam.hatenablog.com 資本主義が高度化し、労働者としてサービスに従事するようになれば人格がかたどられていき、人間をべき論として判断する圧力が強まるといった論旨である。 お客様相手に間違った対応をしないことをコミュニケーションサービスの根幹に据えた結果、無謬性が敷衍していった。間違いや齟齬が起きないように人格の粗を削ぎ落して理性的に生きることと言い換え…

  • 恋なんていわばエゴとソサエティーのシーソーゲーム

    前回書いた恋愛論が読まれてるみたいでで昔書いてボツにした恋愛の記事をすこし修正してあげてみます。 以下記事は弱者男性論について書かれた記事です。 すごく丁寧な文章。 note.com 選ばれる側の性と求める側の性に焦点をあて、その差別性を指摘している点でとても理知的であり、同時に文体からは情熱を感じる。この文章を読むと「男性の弱者性」にたいして思いを馳せるようになれると思うけれど、自分は全然違うことを考えていた。 というのもこういった理知的な文章でしか恋愛を語れないことが問題なのではないだろうか。 冒頭記事の文章は自分なんかから見れば傑物のそれであり、ここまで理知的な文章は自分には書けないと思…

  • 男性性と理性について

    恋愛とか男性性みたいなものってなんなんだろうね。 「セックスを求める男性は女性に引かれる、まず男性は女性にセックスを求めるのをやめろ」というけれどそんなプラトニックな関係を築ける人は稀なわけで、恋愛する動機としてセックスがあることは間違いない。よく考えてみれば付き合うという関係性はセックスの同意以上のものではないわけで、人として関係するだけならわざわざそんな儀式めいたことを言う必要はない。直接的に言うと角がたつので回りくどく外堀を埋めてから告白するのが正しいとされているものの、結局のところ恋愛とセックスは切り離せない以上男性が女性にセックスを求めるのは卵が先かニワトリが先かみたいな話でしかない…

  • 親ガチャと事実主義、あるいは日本社会の静寂さについて

    親ガチャという言葉を見た時に思い出したのがキリスト教におけるキエティスム(Queitism、静寂主義)であった。 親ガチャは人生の苦悩と連動している言葉であるが、歴史的には人生の苦悩を取り扱ってきたのが宗教であることは間違いなく、そこから受け取るべき考え方もあるだろう。そのひとつにキリスト教の静寂主義がある。 静寂主義とはようするにキリスト教の救済論に関するものであり、祈りを通じて救済を得るという考えとは異なり、誰が救済されるかは生まれた時にすでに決まっているとする立場である。無私、自律、徹底した受動性と静けさを体現することで自我を消滅させることで苦悩を超克する態度であるが、こうした態度はキリ…

  • ラーメン評論家は表層に過ぎない。ラーメン評論家対ラーメン屋店主などというどうでもいい個人間の問題を「価値判断的に判断」する形式的な機構そのものが問題なのである

    ラーメンが獣臭いわけであるが・・・ hants.livedoor.biz 久しぶりにこういう文章読んだな。お酒飲んで記憶にない状態で相手に不快な思いをさせたのであればまず謝ったほうが良いと思うのだが、しかしまあそんなことは自分には関係ないので放っておこう。 かなりティピカルな騒動だというのが率直な感想だった。男性的な企業社会において女性が活躍するのは難しいと長らく言われてきた日本社会であるけれども、それもすこしずつ改善し、最近はこういうホモソーシャル文章を見ることもなくなりつつあった。しかし残っているところには残っている。昭和の残滓はいまだにあるところにはあるんだなと。 ラーメン業界は言うまで…

  • 機会平等的自己責任論~若者への外出自粛要請は間違っていた~

    結果の平等と機会の平等、という概念がある。平等は一概的に言えたものではない。それがほとんど考慮されてこなかったのがコロナ禍である。 機会の平等は教育機会の平等などがそれにあたる。コロナ禍における一律の自粛要請も同じように機会の平等だと言える。外出やレジャーなどの機会を全国民が平等に負担し、一律の自粛をすることでコロナを抑え込もうとしてきたのがここ二年余りの日本社会であった。 あらゆるところで平等と言われてきたがそのほとんどが機会の平等に基づくものだった。「平等な自粛」「平等な給付金」「平等な医療」などなど様々あるが、こうした機会平等的スローガンによって結果の平等が蔑ろにされてきたのではないだろ…

  • 戸定梨香さんの件から考える~インターネットの教室性とフェミニズムの奇異性~

    戸定梨香さんの件だけどフェミニズムが失墜しようがしまいが「同じ事」になる気がしている。 全国フェミニスト議員連盟がVtuberである戸定梨香さんを起用した松戸警察署に抗議し、逆に炎上している。いまやフェミニズムへの疑義のほうが支配的だけれどフェミ対アンチフェミとして見るのはもう終わりにしたほうがいいのでは、と思っている。 性的搾取かどうかという論点及び公にふさわしいかどうかという論点はこれまでもさんざん議論されてきて、そのラインは表現物に依存するというのが結論で、今回の件はそのラインを勘違いしたフェミ議連が逆に炎上する騒ぎとなっている。へそが出ていたり男に媚びている等の批判は抽象的すぎて具体的…

  • 親ガチャを抽象的に考える~偶然性の終わり、リベラルユートピアの失敗~

    ガチャガチャガチャガチャインターネットがいろめき立っている。親ガチャ、性別ガチャ、時代ガチャ、国ガチャなどいろいろあるけれど、これはようするにリチャード・ローティが言っていた「偶然性」の議論なのではなかろうか? ローティは『偶然性・アイロニー・連帯』の中で「私が自由を信じているのはアメリカに生まれそのような教育を受けたという偶然にしか理由を求めることができない」という趣旨のことを書いている。リベラルという思想も欧州を中心とした共同体がベースにあり、その中で偶然出てきた思想に過ぎない。すべては偶然でしかない。偶然でしかないゆえにアイロニズムからは逃れようがない。そしてアイロニーを肯定してこそ連帯…

  • 人間としての古谷経衡氏、記号論としてのインターネット

    ゲンロンカフェに古谷経衡さんが登壇していたのでシラスにて拝見しました。 古谷経衡×辻田真佐憲×東浩紀「ネトウヨとJリベラルに抗って——夏のゲンロン大放談企画第3弾」 @aniotahosyu @reichsneet @hazuma #ゲンロン210907 ゲンロン完全中継チャンネル | シラス 古谷さんと言えばネトウヨだった過去を持ち、チャンネル桜など保守論壇の若手論客として活動していた印象が強い。僕も西部邁さんや中野剛志さんに先崎彰容さんなどの影響を受けているので、古谷さんのことも見かけていたのですが、正直言えばそれほど熱心には追っていなかった。「面白い人」だとは思っていたけれど・・・ いや…

  • 野党のジレンマ~コミュニケーションと議論の乖離~

    野党の支持率が軒並み1桁という報道を見た。 news.yahoo.co.jp 野党の存在感が薄れて久しいけれど、なぜここまで野党が支持されないかは議論されるべきではないかと思っていて、その理由を愚考したので書いていきます。 報道されているように野党の支持率が低いため、自民党がどのような振る舞いをしても問題にならない。選挙ではどうせ勝つという目算があるためだろう。それは事実としてそうであり、菅総理の支持率がいくら低迷しようともきたる選挙で自民党が勝つのは目に見えている。 自民党の一党支配の現政局において、野党がだらしないからだと批判するのは簡単であるが、はたしてそうなのだろうか。もちろん野党の立…

  • 資本主義リアリズムと矛盾社会序説

    おひさしぶりです。『三体』を読みふけってます。合間に『資本主義リアリズム』を読んだので書評というか感想を書いてみようかと思います。 『資本主義リアリズム』に書かれていたことはようするに「盾」を貫くための「矛」をいくら開発しようとも資本の論理に絡めとられてしまうという絶望であった。社会には様々な問題が次々にあらわれてくる。政治、文化、外交の諸問題。あるいは私生活における雑事。我々はあらゆる問題を発見し、それを貫ぬける矛を開発し、同時に矛に貫かれないための盾を開発していく。家父長制を打倒するためにフェミニズムという女性を守る盾を開発し、そしてフェミニズムを批判する弱者男性論という矛が開発されるとい…

  • 虚無主義者から見える世界

    自分のような人間をなんと呼ぶのだろうか。随分前からそんなことを考えていた。いわゆるリベラルでもなければナショナリストでもない。あるいは保守主義というわけでもない。もしくはリアリストというわけでもなさそうだ。ここまで抽象的に文章を書いておいてリアリストであると自称するわけにもいかない。では自分は何者なのか?というとベタに言えば生活保守であり、思想的には実存主義や虚無主義が最も近いのだと思う。 はてなID名にしているplagmatic(正しくはpragmatic)は実存という意味で、プラグマティズムの有名な言葉に「実存は本質に先立つ」という言葉がある。ものすごく大雑把に言えば「そこに人間がいてそこ…

  • 憂国のフジロック~オーバーポリティクスと政治的個人主義~

    切り込み隊長がフジロックに関する記事を書いていた。 bunshun.jp フジロックに限らずここ一年でコロナの感染リスクは「比較」され続けてきた。夜の街、パチンコ店、飲み屋、職場、福祉施設、満員電車、五輪などなど。そして自粛要請に沿ってコロナを抑えてきたこれまでとは違い、緊急事態宣言は事実上ほとんど機能しなくなってきている。 そんな状態でことさらフジロックだけを槍玉にあげることにどれほどの意味があるのだろうか。例年であれば自分もフジロックやサマーソニックに足を運ぶ人間で、どういう場所かわかっているけれど、感染リスクだけで言えば飲み屋や職場のほうがそのリスクは高い。 例年のような歌って踊って騒い…

  • なぜいま脱成長論が売れているのかの考察

    男女の非対称性が資本主義をブーストしてるみたいなことを最近考えている。 女性が男性にたいして経済力を求めることはあまりにも有名であるが、一方で男性自身はそんなに経済力を求めているのだろうか。資本主義に全力でコミットしている人と話をしても根っこにある動機が「女性にモテたい」が多く、男性自身が望んで経済力を求めているのかというと疑問が残る。あるいはワーキングプアと呼ばれている人も生活のためである。そもそも多くの人は働きたくないのではないか・・・ 脱成長論、マルクス主義が最近話題だけれど男性の経済観念を解体すると資本主義を肯定している人は、驚くほど少ない。 日本はかつて「最も成功した社会主義国家」と…

  • 知の不可侵条約、相互補完的批判関係、ウィシュマさん

    またなんかすごい記事を読んでしまった。 jbpress.ismedia.jp Daigo氏は批判されてしかるべきではあるものの、ここで書かれてるような知的マウントみたいな話にも同意できない。中退したから科学の徒ではないと言うのは単なるマウンティングに過ぎないだろう。 上記記事はようするに「Daigo氏は科学を何も知らず、科学風にふるまっているだけのペテン師」と書かれている。しかし大学院中退やコロナの知識を論拠にして無知だと断定するのは根拠が弱すぎる。差別は差別としてとらえれば良い話であり、無知を指摘する必要はまったくない。というか今回の件に限って言えば科学は関係ないであろう。 むしろ上記記事で…

  • 追憶としてのホームレス

    Daigo氏の件についてツイッターで噴きあがってしまったのだけどインターネットを見て怒りを覚えたのは久しぶりだった。当該ツイートは削除している。数の一員にならないことが重要とか偉そうなことを書いておきながら、実際に感情を抑えることができないのだから人間は、いや自分は愚かなものである。誰にとってもそうであるが、人には冷静になれる部分とそうでない部分がある。それが自然であるとはいえ実際にインターネットに踊らされるとなんとも言えない気持ちになってしまう。 ここでDaigo氏に言及するとめちゃくちゃに書いてしまいそうなので自重するとして、なぜ自分がここまでホームレスの方を貶める発言にたいして発火するの…

  • 無党派層叩きで儲けたい

    かの事件は特異な個人の暴走として処理したほうが良いと思うけれど、事件とは無関係に男女の対立論が社会不安を引き起こしかねないレベルまできているように思う。トイアンナさんが以下記事で「嫌韓はその流行が終わり、女叩きがビジネスとして勃興してきている」と書いていた。 note.com 記事の総論としては賛同しかねる部分があるけれど、ジェンダー論がビジネスになっているのは事実としてそうなのだと思う。あるいは政治そのものがビジネスとなっている。 フェミニズム騎士団しかり、自らの糧を得るためにハリボテの思想を掲げ、それによって社会が右往左往するのはこの上なく不毛なわけであるが、しかしそういう不毛さが現実に社…

  • 戦争に負けた。それがすべてだったのではないか~加速主義、儀礼性、敗北主義~

    宮台真司さんが加速主義を提言している。加速度的に社会が駄目になれば人々は真の意味で連帯するようになるというものだ。社会が駄目になれば人が輝くと言う。簡単に同意できる話ではないけれど価値観の変遷という意味で言えば加速主義しかもうないのだろうな、という諦観が僕にもある。リベラルのポジティブに見えて何も考えていない連帯、自民党の欺瞞的な政権維持戦略、個人主義によってバラバラになった我々、資本主義を内面化した恋愛、格差社会による人々の断絶。これらをもう一度社会の地平に晒すことで「現実」を取り戻すと加速主義は言う。加速主義というスクラップ&ビルドは理論的には正しいのだろう。しかし、当然ながら加速主義には…

  • コロナは自由に傷をつけるか

    一日あたりの感染者数が過去最多を更新している。 デルタ株の感染力が強いこと、緊急事態宣言の効果が薄れていること、国民の恐怖感がなくなっていること、五輪開催との不平等感、これまで自粛してきた飲食店の限界などなど。感染者が増加しうる要素をあげればキリがない。 一方で唯一感染を抑える要素がワクチンだったけれど、それも五輪までには間に合わず、国民の限界もとうに超えてしまっている。 もうよく頑張ってきたよ。自分の狭い観測範囲でも閉店した飲食店があるし、闇営業に踏み切った店もある。会社が潰れて無職になり、Ubereatsを始めた知人もいる。外出自粛もみんなで頑張ってきたし、もういろいろ限界にきているのはよ…

  • 高速化するコミュニケーション、ファストジャーナリズム、キャンセルカルチャー

    以前、「コミュニケーションが高速化している」という記事を書いた。ずいぶん前に書いた記事で、思ったことをそのまま書いただけの雑文ではあるのだが、最近のインターネットを見ていると案外的を外していなかったように思える。 高速道路化するコミュニケーション - メロンダウト SNSに関しては特に顕著だ。「ある話題」に関して即応的に書くことで耳目を集める「ファストジャーナリズム」とでも呼ぶべき態度が瞬時に社会を塗り替えていく。小山田圭吾氏が辞任したかと思えば次の日にはのぶみ氏が辞任し、オリンピックが始まれば開催前の騒ぎが嘘であるかのように盛り上がっている。すべてが高速で流れていく。そういった即時反射的な態…

  • 吉本隆明と小山田圭吾に見る時代性への私見

    吉本隆明『貧困と思想』を読んでいてこんな一節を見つけた (戦中の心理を振り返る段にて)国家のために死ねるかという問いにたいして、国家のためというのは僕には軽すぎて、命と取り換えるところまではいかないのですよ。それなら国家のためというのを自分の家族の安全を守るためと言い換えても、それで命と取り換えられるかというと、どうにも軽い。そこは考え詰めたのです。というのもどうせ死ぬと思っていましたからね。徴兵検査が済んだら兵隊へ行って死ぬのは決まっているのだと。先輩達がそうでしたからね。だからそこのところを解いていないと、どうにも自分が定まらないのですよ。自分は徴兵検査して、兵隊に入ったら死ぬのだ、という…

  • 自由の代価、漂白される社会、マッチングアプリ~保守すべき自由とはなんだったのか~

    排除アートに類するものはもう何年も前から問題になっていた。開沼博さんが『漂白される社会』を書いたのは2013年。もう何年も前に読んだっきりなので細部までは覚えていないが、著書の中では売春島、ネットカフェ難民、貧困ビジネスなどについて書かれていた。この社会が「漂白」され周縁に押しやられた人々が持つリアリティーに光をあてた本だった。排除アートも同様の構造を持っている。喫煙なども近年になり社会から漂白されたものの代表と言えるであろう。開沼さんだけでなく最近だと朝井リョウさんの『正欲』も同様の問題意識を持つ作品だと言える。 オウム真理教の地下鉄サリン事件を原因として街中からゴミ箱が撤去され、公園で飲酒…

  • 殴り書き

    はてな民らしくないことを言えば、オリンピックには特に反対ではなかったのであるが、五輪を取り巻く政治の混乱を見ていると反対したくなるのもよくわかるようになってきた。五輪に反対するのは正常な判断とすら言えるだろう。自分は保守的な側面があり、自民党の言うところの国威発揚もわからなくはないし、スポーツの力みたいなものも信じているので、ある意味ではゆがんでいる。そうした理解でいたので最近は五輪に言及することはなかった。 しかしながらもうそんな段階を超えてきている。自民党を筆頭に政治が空転しつづけている昨今の状況は国民として憂うべき状況にある。自民党は国家の主体性を失い、IOCの言うがまま五輪を開催する運…

  • 91年生まれ反省会について

    91年生まれ大反省会というツイートが炎上している。91年生まれは何も考えてこなかった(社会運動は危険、フェミニズムはヒステリー)から反省して毒を出していこうといった旨の発言。主語がでかいというのもあるし、社会運動やフェミニズムを見直すことでリベラルに合流しようとも読める点で批判されている。 91年生まれ大反省会をしたい。わたしは91年生まれで今年30になる。若者と括られてきたけど、明らかに今の世代と全く育ってきた景色が違うことを感じる。政治家と言えば小泉首相、まだ日本は経済的にすごいと習ったし、嫌韓本が本屋に並び、ネットは2chにニコニコ、メディアは「オネエ」を笑っていた。 — 永井玲衣 (@…

  • 「本当の意味で批判的な態度」について考える

    東さんのツイートがはてブにあがっていた だからいまは本当の意味で批判的なのはどういう態度なのか、原理から考えねばならない。リベラルが「意識の高い」主張をしても人々に届かないのは、それこそが体制順応的だとみな見抜いているから。一言でいえば、反アベといえばちやほやされる世界で、それが批判になるわけがないということです。 — 東浩紀 Hiroki Azuma (@hazuma) 2021年7月4日 右左という枠組みが変質しており、リベラルや保守が語義そのままの意味ではもはや捉えられなくなっているのだと思う。リベラルという言葉が賞味期限切れなんだろうなという印象を強く持つ。東さんが言うところの「リベラ…

  • 便所から眺めるフェミニズム

    トイアンナさんのnoteを読んでの散文です note.com ラディカルフェミニストについて女性性と連動させて感情優先主義者みたいに語る言説を見ることもあるけれど、先鋭化して狂ってしまうのはフェミニストに限った話ではない。男性だって狂うし、女性だって狂う。右も、左も、中道と呼ばれる人だって例外ではない。心理的なセキュリティの穴をつかれれば誰もが何かに狂う可能性はある。オウム真理教だってKKKだってQアノンだってISISだってその意味では同じもので、人間はいとも簡単に狂うからこそ「律する」ことが必要になってくる。なにかに依存した時にそれはいけないと言ってくれる他者であったり、あるいは自分の記憶だ…

  • 反インターネット論者としてのひろゆき

    2ちゃんねる創設者のひろゆき(敬称略)がインフルエンサー2位になり、政府に助言したと話題になっている。賠償金云々の問題は脇に置いておくとして、なぜ彼があそこまでウケているのだろうか。 個人的に、ひろゆきは反インターネット論者だと思っている。ひろゆきほどに日本のインターネットを代表する人間はあまりいなく、彼をネット論客として見る向きもあるけれど、むしろ逆なのではないだろうか。 近年、ネット上ではエコーチェンバー(先鋭化)現象が事を欠かず、政治的な議論においては党派性に埋没したものを多く見かけるようになった。ツイッターをはじめとしたネット空間でのそれは多くの人から見ると「近づきたくないもの」に成り…

  • 反出生資本主義批判~平等、人材、あるいはコンドームについて~

    反出生主義の論点は多岐に渡っており、下手なことを書くと猛烈な批判が飛んできそうではあるものの、現代を象徴するキーワードとして反出生主義は飛びぬけて重要なものだと考えている。 古来からの実存、経済的格差、アーバナイゼイション、能力主義、もっと言えば世界の手詰まり感など、その論点は多岐に渡る。 最も大きな視座で言えば世界の手詰まり感みたいなものが各所で噴き出てきているのが大きい要素なのであろう。グレタ・トゥーンベリが問題視する地球温暖化も喫緊の課題であるにも関わらず、SDGsなどの痛み止めに走るしかない現況下、グリーンニューディールなるエコと経済成長を同時達成しようという政策も批判されており、資本…

  • メディアギャップを利用するネトウヨYoutuber

    ネトウヨ化した母について書かれた記事(記事後半にリンク有)を読んだのけど、高齢者と現役世代とではメディアにたいする態度が全然違うのだろうね。僕たちはインターネットに書かれてることをそのまま鵜呑みにしてはいけないと教わった世代だけど、高齢者にとってはメディアといえば新聞やテレビなど、マスメディアが主なものだった。そこが決定的に違うのでしょう。 マスメディアの問題はいろいろあるにせよ、既存の大手メディアのほうがインターネットよりも情報の確度ははるかに高い。テレビや新聞のようなある程度のファクトチェックが機能しているものをメディアだと思っている高齢者がテレビを見るようにYoutubeを見れば重大な錯…

  • 正義のありか、主体の消滅、第三者的方法論、あちら側とこちら側

    いかにして人は救済されるべきか いかにして加害者は罰せられるべきか いかにして被害者は守られるべきか あらゆる議論に通底しているのがこのような「裁断」となっている。犯罪の被害者になった方、ハラスメントに遭われた方、弱者男性女性、貧困、被災者 悲劇に遭われた方々に供給されるのは救済及び加害者への「応報」であるというのがこの社会における因果律となっている。因果には相応の応報が伴って然るべきであり、それは加害者にも被害者にも同様に与えられる。 そういった因果応報の増幅装置として動いているのがネット世論にもとづくメディアなのであろう。しかしながら、因果応報の原理は必ずしも歓迎するべきものではない。それ…

  • なぜ僕達は人殺しの顔ができないのか~神の不在と道徳の恣意性及び加工アプリについて~

    もう10年前なのか、この記事・・・ goldhead.hatenablog.com 自分が読んだのは3年程前なのでそんなに時間が経っている感じはしないけれど、関連する記事を黄金頭さん本人が書いていた。 「人殺しの顔をしていない、人殺し」が、怖くてならない。 | Books&Apps 「人殺しの顔をしろ」はものすごくクリティカルな表現だと思う。アーレントの凡庸な悪として読まれがちなところがあるけれど、もっと広範な領域に刺さる言葉なんじゃないかな。僕達は10年前も今もたいして変わっていやしない。相変わらず人を殺すこと(もちろん抽象的な意味です)に鈍感であるし、ややもすると10年前よりもその自覚が無…

  • メリトクラシーという果実、コストクラシーという物語

    日本における価値基準とはなんなのだろうか。サンデルの本を読んで以降ずっとそんなことを頭の片隅で考えている。 アメリカではメリトクラシーが支配的な価値基準となっていて、オバマの時代にそれが醸成され、カウンターとしてトランプが出てきて、バイデンによって修正されかけている。アメリカの現状はよくわかった。well-deservedという価値基準によって人々が分断されているのだと。資本主義を放任した結果、政治的に捻じれた現象がアメリカでは起きていて、その根本にメリトクラシーがあり、それを解決しない限りアメリカの分断が癒されることはない。サンデルの主張はまったくもって正しいのであろう。資本主義がいきすぎた…

  • 弁当と数と幽霊とインターネットと津田大介氏

    キッチンDIVEにて酔っぱらっいが暴れた事件でネット上を中心にソーシャルジャスティスが絶賛発動中だけどいつからかこういう小競り合いにたいして発言すること自体を躊躇うようになった。 緊急事態宣言中の深夜に泥酔しマスクもせず来店、スタッフに因縁をつけ暴言を吐く。スタッフの退勤時間を聞き出そうとし、更には殺ってやるからな!と脅迫。終いにはスタッフに現金を投げつける暴行を働いた2名の人物を絶対に許しません。既に警察署に被害届を提出しました。 pic.twitter.com/whGcmmrSaD — キッチンDIVE 24時間営業中 御徒町店準備中 (@divemamuru) 2021年6月1日 事件の…

  • シラス「ニッポンの展望#8」を視聴したので西田亮介さんについての感想

    見た 宮台真司×西田亮介×東浩紀「2021年初夏の陣」【ニッポンの展望 #8】 @miyadai @Ryosuke_Nishida @hazuma #ゲンロン210523 ゲンロン完全中継チャンネル | シラス 個人的に西田さんが言いよどんでいるシーンが印象的だった。ああいう感覚はすごくよくわかる。見ていない人に向けて書いても意味不明だと思うので当該シーンの概要を書いておくと 宮台さんは「日本社会は劣化している」と言う。タスクフォースの内でしか仕事ができない過度なコンプライアンス意識によって誰も責任を取らない社会になっていると。五輪のスポンサーとなっているマスメディアが開催について質問された時…

  • 「この指とめよう」批判撲滅キャンペーンとリベラルの独善性

    一般社団法人 「この指とめよう」 指一本で、 人は人を追い込むことができる。 だから、指一本で、 人を救うこともできるはずだ。 いやまあ普通に考えて指一本で人を救うことができるわけないのだけど、こういうのがウケることがリベラルのなんたるかをよく表しているなと思う。実態をすっ飛ばしてコピーライティングによって動員をかけ連帯する集団憐憫の極致みたいなものに成り下がってしまったんだろうな。本当に残念だと思う。リベラルは本来こういうものじゃなかったはずなんだけどそんなこと言っても今やむなしく響くだけである。 「誹謗中傷が駄目」は普通に考えて正しいのだけどもはや正しい正しくないの議論ではなくなっている。…

  • 「俺たちが無料で書く営みのなかには、もともと、かけがえのない何かが含まれていたのだと思う」ことができるのがすこし羨ましい

    タイトルはシロクマさんの記事文中より引用させていただきました p-shirokuma.hatenadiary.com シロクマさんやphaさんがネット社会一番街の住人だとすれば私など末席も良いところではあるけれどブログ歴はそこそこ長いので「書くことがなくなった」にはすこし思うところがあります。このブログは一応5年ぐらい続いてはいるものの歴が長いわりに読者数も少ないし、ブロガーとしての実力がないのは痛いほど自覚しつつ、でもまあそういう評価とは離れた場所としてブログがあるのでそれもどうでもいいかなと思ったりします。そうしてのっぺりと続いてきたのがこのブログなのですが・・・ 過去記事で書いたことがあ…

  • 無力な個人による散文~啓蒙主義にたいする所感~

    以前、反啓蒙主義みたいなことを書いたけれど、啓蒙されたいと考えてる人の気持ちもわからなくはないんですよね。世界には無限に頭が良い人がいて、その中で自分がどの程度のポジションにいるのかがある程度わかる情報化社会で生きている限り、自らの無力感に苛まれないわけにもいかない。どんな分野でもそれを生業にしてるスペシャリストがいるしその方々の教えに啓蒙されるのは現実問題としてある程度正しかったりする。もちろんリベラル的な啓蒙がそれとは別の次元で批判されるべきというのはあるにせよ、普遍的な啓蒙主義を見た時に当事者の僕はそれに抗えるほど強い存在ではないんですよね。コロナ禍において科学者の意見に従うように、大な…

  • LGBTの政治的配置と弱者男性論の関係、自由の原罪、恋愛の外部性

    トイアンナさんの記事を読んだ。さすがにうまく整理されている。個人的に結論には同意できないけど概要としてはかなりわかりやすい。 gendai.ismedia.jp この記事を読んで、現在話題になっているLGBT理解増進法に関して思い出していた。かなり関係が深いニュースであるように思う。 lgbtrikai.net LGBT理解増進法に関しては自民党保守派の人々だけではなくLGBT当事者にも反対する人が少なくない。千葉雅也さんをはじめLGBTにたいして政治的な位置づけをおこなうこと自体に反対している人々がいる。ほっといてくれと。種の保存やら生産性やらいろいろ言われることがあるLGBTの方達だけれど…

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