ろう者集う夜の社交場 仙台国分町・手話バー「セイム」
(「河北新報」令和6年5月15日付記事引用)東北一の歓楽街、国分町(仙台市青葉区)で最も古い飲食店ビルの地下一階に、耳の不自由な人たちが集うバーがある。「仙台にろう者が気軽に飲める場をつくろう」と、手話を操るマスターやアルバイトが接客する「セイム」。店名には「みんな同じ」という意味を込め、障害者と健常者が分け隔てなく交流できる夜の社交場を提供する。(せんだい情報部・伊藤卓哉)障害者と健常者気軽に交流5月上旬の午後8時過ぎ。男女7人の客が酒やジュースを口に運んではグラスを置き、手話でコミュニケーションを楽しんでいた。「昭和レトロな感じで、すてきな所ね」。静かな店内に笑顔が咲く昨年8月下旬にオープンした。店主の加賀高陽さん(66)は、宮城県立聴覚支援学校(太白区)などで勤務した元教諭。教員時代の同僚で、教員退...ろう者集う夜の社交場仙台国分町・手話バー「セイム」
2024/05/15 05:15