親心? … クマタカ月報(9)

親心? … クマタカ月報(9)

この日は不思議な一日でした。11時前に定点に着くと、見上げる尾根の辺りで、主役幼鳥の特徴ある啼き声が数回、幸先の佳さを感じました。気になっている7DⅡ系のフォーカス微調整のデータを撮り終わって、13時を過ぎたころ、下流側で、凄まじい鉄砲音が連続3発。距離100メートル前後でしょうか、あまり遠くないところらしい。前に久慈河畔で、数十メートルの距離で発砲されたことが有りますが、そこは開けた地形でしたが、曲がりくねった川を挟む山塊の谷間、音の響きに心底驚きました。それと前後して、川向いの斜面を縫うように、猟犬の吠え声と、猟師の声が下流側へ走って行きます。更にもう一人の猟師が、銃を片手にこちらの岸を下流へ移動。禁猟区域ではないか、と質すと、若くもない猟師は、「禁猟区は下流のダム周辺だけだ」と自信たっぷり。しかし、...親心?…クマタカ月報(9)