抜いたり抜かれたり〜100年後の大逆転
先週は、ライバル社に仕事を落札され、少々落ち込みました。これが現実だとわかるのですが、ここ数年、私たちが引き受けていた仕事ですから、少々ショックが大きかったです。ふ〜っ、人生、抜いたり抜かれたり、、、ですね。先日、主人の父が改修の設計に携わった赤坂の迎賓館を見学に行きました。赤坂迎賓館は明治42年竣工、明治以降の建築物では初めて国宝に指定されたたった一つの建物です。義父は4年前に亡くなりましたが、いいお仕事をしたものだなぁと、改めて思いました。ところで、この建物を設計したのは長州藩出身の片山東熊という建築家で、東大建築学科の前身、工部大学校の一期生でした。同期生には東京駅や日銀を設計した辰野金吾、丸の内の三菱オフィス街を設計した曽禰達蔵がいます。明治の工部大学校の教員はすべて外国人で片山東熊たちはイギリス人建築...抜いたり抜かれたり〜100年後の大逆転
2020/06/30 13:29