1022.ほのかな恋心、鎮火。

わたしがコーヒーを飲み終わる頃、 矢野さんのタバコは2本消されて灰皿に落ちた。

1021.夏の終わりの非常階段。

夏が終わる頃、月曜の朝、 コンビニで買ったコーヒーを下げて、 上りのエレベーターを待っていた。

1020.ほのかな恋心。

矢野さんとは乗る電車も違った。

1019.ビアガーデンの帰り道。

「あー！矢野来たの！遅いよ！」

1018.ビアガーデン。

「おつかれさーん」 高畠さんの景気のよい乾杯の掛け声で、ジョッキがぶつかる。 ビアガーデンに来たのは初めてだった。

1017.社内メールの返信。

…何だろう。この感じ。 くすぐったいような感じ。

1016.お届けもの。

矢野さん…席にいるかな。 以前、休憩フロアで会ったきり 全然顔を合わせていなかった。

1015.災い転じて。

みなさんは2次会に行かれたが、 わたしは帰るつもりでいた。

1014.初めての歓迎会。

鏡を見ると、思ったよりメイクが崩れていた。

1013.初めてまともに会話。

矢野さんは「暑い」とジャケットを脱ぎ、 隣のイスに掛けた。

1012.初めて見るスーツ姿。

矢野さんって、彼女とかいるのかなぁ。

1011.1年目の6月頃。

怒涛の月末月初も体験し、 ますます自信をなくす日々。

1010.お世話になった人。

須賀さんは、フロアを見回したあと、 矢野さんに尋ねた。

1009.GW明けのはじめまして。

そしてGWに突入。