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ノリの悪い日記 http://port-k.com

古今東西の映画、ポピュラー音楽、その他をいまここに交錯させながら随想します。

以下のキーワードで検索すると、このブログの記事が上位に出てくるようです。「ドロレス・デル・リオ」「突貫勘太」「猿飛勘太」「画角にまつわる話」「周セン」「わかりやすい話」「新橋喜代三」「ニューヨーク23番通りで何が起こったか」「ドリーの冒険」「ヘレン・モーガン」等。なお、「わかりやすい話」は、「わかりにくさ」を「わかりやすさ」によって顕揚しようとする馬鹿げた記事です。

ノリ
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2015/10/24

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  • 関数 (続き) の続き

    中学 年生に座標軸とはすでに正負の数のところで習った数直線を 本, 横と縦に配置したものだと説明していたら *1, なぜか望月新一先生のブログ記事を思い出してしまった. ​​「同じものを同じものと見做すか, それとも違うものと見做すか」という話は, 恐らく通常の数学用語で表現すると, ​「同型なもの (=つまり, 同一の ‘設計図’ に​基づく内部構造を有するもの) を、​同一視​するか, それとも区別するか」​ というような記述の, 一般人向けの翻訳のつもりでしょうが, 同型なものを同一視することも, 区別することも, (20 世紀​初頭に遡る) 公理的集合論によって当たり前に記述できる​考…

  • 関数 (続き)

    前回の続きだが, 中学数学からはちょっと逸脱する.集合 から 集合 への関数 があって, その要素 の順番を反転した対 の集合が集合 から 集合 への関数になる条件を調べるには, 前回の記事で取り上げた関数の定義を素直に確認すればよい. まず, 任意の について対 の が存在することである. つまり となる が存在することであるが, このことを関数 が「全射」であるというのだった. さらに, となる がただ つであることであるが, この条件は関数 が「単射」であるというのだった. 同じことだが, 任意の について, ならば であるといったり, その対偶をとっていわれることが多い.以上をまとめる…

  • 比例

    なんとなくしか覚えていないが, 数学教育の現代化がいわれていた時代だから, 中学 年の数学の教科書にある「関数」の定義は「 つの集合 , があって, のどの要素 に対しても, の要素 がただ つだけ対応するとき, その対応を から への関数という. またこのとき, 『 は の関数』である』ともいう」だったらしい. いまのテキストでも「対応する」という言葉が関数の定義には使われているが, 自分の中ではそれを「対 (pair) にする」とした方がわかりやすい. さらにその「対」のことを と記号で書くと定義すればよい. は普通「座標」と呼ばれているが, 大学になると急に「順序対」などと言い出す. な…

  • 割合

    大谷翔平の打率 を 割 厘 というのは, 打あたり安打が 打と考えるのが自然だからだろう.同じように百分率で表された割合は, 単位あたりで考える方が自然な気がする. たとえば, の食塩水は, あたり食塩が 含まれていると考えた方が自分にはとっつきやすい. こういったことはあるが, 「単位量あたりの大きさ」と「割合」の考えかたに大きな違いはない. ただ「割合」で学ぶことは同じ単位 (量) 同士に限り, 割り算すると という数の比になってしまうということである. 【問】 1. の食塩水 のうち を捨て, 残りの食塩水に水を 入れてよくかき混ぜた.2. さらにその食塩水のうち を捨てて、残りの食塩水…

  • 単位量あたりの大きさ

    文章題を読んで 1 次方程式をうまく立てられない場面にしばしば出くわすのは一体なんなんだろう. 最近仮説として思っているのは, 小学校 5 年生で習うことになっている「単位量あたりの大きさ」あたりがよく理解できていないこともひとつあるのではないかということだ.まず、足し算や引き算を違う単位同士で行うことは意味をなさないということが基本である。ところが掛け算や割り算はそうではない.「何本かの鉛筆があります. 子どもに1人5本ずつ配ると, 3本あまります. 子どもに1人6本ずつ配ると, 4本たりません. 鉛筆は何本あるでしょうか?」どちらでもよいが, 仮に子どもの数を 人としたときに, 本 人 を…

  • マイナンバー・カードと正負の数

    「ちくま」に隔月連載されている蓮實重彥の「マイナンバー・カード」についての文章を読んでいるときに, なぜか唐突に思ったのは, 英語圏では,の左辺の “-" は minus と読み, 右辺の "-" は negative と読むのが, こと数学に関しては普通だということであり, つまり, 演算子の "-" と負数の符号である "-" は区別されているということである. 慣れてしまえば, どちらもマイナスと読んでもよい気もするが, いったんきちんと区別することから始めた方が初学の人には理解が容易だと思う.負数の導入により, 演算子が "-" から "+" に変わるのは決して小さなことではない. 演…

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