あれから数日。東京の空は、何事もなかったかのように青く澄んでいた。 だが、裏通りに吹き溜まる空気は、まだどこか湿り気を帯びている。 喫茶「ブラックレイン」。 …
松井玲奈さんと松井珠理奈さんが大好きな じゅりれなクラスタです。主に妄想小説書いています。
投稿タイトル 「世界が泣いてるなら」 「強がり時計」 「片想いFinally」 などなど
(渡邉理佐side)日々が経過してクリスマスイブ前日。 時間は午後16時00分 私はゼミ室で隆史さんと二人きりになる。 「友梨奈は早くに帰ったんだな。」 「…
(渡邉理佐side)友梨奈と食事をして別れた後私は真っすぐマンションへ帰る。 帰宅していつも感じる寂しさが今日は感じられなかった。 そう、友梨奈と過ごした楽し…
食事が終わると私は理佐さんが乗る、地下鉄の駅まで見送りに行った。 改札前で私達は会話を交わす。 「今日は楽しかったわ。友梨奈の話し面白かったよ」 「私も楽しか…
私と理佐さんは店内で会話を始める 「友梨奈とこうして、外で食事するのって初めてだよね。」 「そうだね。」 「なんか新鮮だね!」 理佐さんは軽く微笑みかけてくれ…
(平手友梨奈side)ある日の夜、私はお風呂に入りながら理佐さんをいかに好きにさせるか考えていた。 理佐さんとはまだ、1度も外では会った事無いよね。 一回食事…
(平手友梨奈side)理佐さんと反町先生の不倫を知ってから2週間、私はあれだけ足を運んでいたゼミ室へは行かなかった。 そんなある日の昼休み 私は食後、外のベン…
(渡邉理佐side) 私は今、一人暮らしの自分の部屋のベッドの上・・・ 横には隆史さんが眠っている。 そう、私達は食事の後 私のマンションの部屋で体を重ね合わ…
(平手友梨奈side) 飲み会をきっかけに私と理佐さんの距離は急激に縮まった。 毎日、ゼミに顔をだして理佐さんに積極的に話しかけ更に私達は仲良くなったんだ。 …
(渡邉理佐SIDE)飲み会の翌日 私は朝の9時に大学に到着して反町ゼミ室のカギを開けに行く。 「おはよう、理佐さん。」 「え??」 なんと、友梨奈がもう来てい…
(平手友梨奈side)そして、ゼミ初日を迎えて 私達は反町さんのゼミ室へ。 だが、理佐さんは他の教授の助手もしているのでこの日はいなかったんだ。 がっかりしな…
(渡邉理佐SIDE)私は驚いていた・・・ その天真爛漫さに。 なんでも思ったことを口にするが全然嫌みに感じず、むしろ清々しく思える。 その子の名は平手友梨奈。…
ゼミの面接で私は心の声を口にしてしまい焦っていた ああ・・・どうしよう・・・ 何言っているんだ。 志望動機を言わないといけないのに・・・ 理佐さんも驚いてこっ…
(渡邉理佐SIDE)別れる、別れない、別れる、別れない 私は頭の中で花占いをしている。 彼が奥さんと・・・・ 別れる、別れない、別れない、別れられない!!! …
花占い好き、嫌い、好き、嫌い、好き 彼女は私のことどう思っているのだろう。 まだ、名前すら覚えてもらっていない そんな私の事を好きな筈がない・・・ でも、私は…
それから一か月後 私は寺田心君の見舞いに来ていた。 「あ~~~また、負けた!心君は強いね!」 心君とトランプで遊んでいた。 「ねえ、友梨奈お姉ちゃん、最近来な…
友梨奈のお父さんの話を聞き終えると私は急いで友梨奈のいる病院へ向った。 行き先の病院は私が乳癌で入院していた病院だった。 友梨奈のお父さんは私が入院していた維…
自宅アパートに戻った私は体を休めていた。 今週一杯休んで、週明けから仕事に復帰する予定なんだ。 明日にでも友梨奈と会いたいので私は友梨奈にラインを送った。 だ…
翌日、退院の日を向かえた。 入院当初は地獄に叩き落されたが友梨奈との出会いが私に勇気を与えてくれた 私は病室を見渡し入院中の事を思い返していた。 朝、9時にな…
友梨奈が帰った後私は矢沢心君に挨拶しておこうと考えた 今までは友梨奈としか訪れることがなかったが 今日は一人で出向いたのだ。 「心君、起きてる??」 私は病…
手術は3時間程かかったらしい・・・ 意識を取り戻すと傍には友梨奈が手を握ってくれていた。 「成功だよ!よく頑張ったね。」 友梨奈の言葉に私の目から涙が一粒流れ…
手術前日、 私は寂しくて、怖くてベッドの上で布団にくるまっていた。 友梨奈・・・ 逢いたいよ。 私は何故あんな暴言を友梨奈に吐いてしまったんだろう。 凄く後悔…
癌がリンパに転移したことを告げらて時間が経過して夕方の15時なんと友梨奈が今日2回目のお見舞いに来てくれたのだ。 「売店で、美味しそうなフルーツゼリーを見つけ…
新年明けましておめでとうございます。 本年も当ブログをよろしくお願いします。 新年早々、玲奈さんの結婚発表で少しパニックになっている管理人・竜です。
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あれから数日。東京の空は、何事もなかったかのように青く澄んでいた。 だが、裏通りに吹き溜まる空気は、まだどこか湿り気を帯びている。 喫茶「ブラックレイン」。 …
最初の標的、宮本は派手好きで、女好きだった。 その夜も、彼は西麻布の会員制ラウンジで、取り巻きを侍らせて高級シャンパンを浴びるように飲んでいた。 その中に、ひ…
筒井あやめが、震える指で闇サイトのエンターキーを押した翌日。 松井玲奈のスマートフォンが、無機質な振動音を立てた。 ディスプレイに表示されたのは、非通知の番号…
北村匠が筒井あやめから弟・隼人の相談を受けてから、 一週間も経たないうちに、その恐れていた事態は最悪の形で現実となった。 深夜、けたたましく鳴り響く電話の音…
その頃、東京の別の街角。 賑やかなカフェのテラス席で、北村匠は深刻な表情の筒井あやめと向かい合っていた。 高校時代の同級生である彼女は、明らかに憔悴しきってお…
ガラスを割れ~東京ノクターン~ 東京、その巨大な都市の片隅、 迷路のような路地裏に、その店は存在した。 ドアに刻まれた控えめな「L」のサイン。 そこは、かつて…
最後までご愛読していただきまことにありがとうございます。 この物語「遠距離恋愛の終着駅」は、そのタイトルの通り、愛し合う二人が距離によって翻弄される難しさ、…
それから、1ヶ月が過ぎた。 ある金曜日の夜、私は昴さんと、少しお洒落なバーで食事をしながらお酒を飲んでいた あれ以来、友梨奈は一度も私に接触してこなかった。 …
その日以来、友梨奈は私に気安く話しかけることはなくなった。 やがて週末を迎え、友梨奈の歓迎会が営業所全体で行われた。 営業職、事務職合わせて30名が参加する、…
そんな4月のことだった。 「ねる~~、今度の人事異動の話、聞いた??」 明るい声で私に話しかけてきたのは、同期の事務員である渡邉理佐だった。 彼女はいつも明る…
あれから2年。私は社内の給湯室で、営業部の男性社員と二人きりになった。 湯気が立ち上る中、彼の低い声が耳に届く。 「ねる…今晩、少しでも会えるかな?」 私は少…
友梨奈は、しばらくの間、テーブルの一点を見つめていたが、やがて、意を決したように顔を上げ、真っ直ぐに私の目を見て言った。 「ねる…本当に、ごめん。でも…私は…
どれくらい彷徨っただろうか。 気づけば、私は煌々と明かりの灯る、ネットカフェの個室ブースの中にいた。 もう、終電の時間はとっくに過ぎている。東京へ帰る手段も…
夜の21時過ぎ、私は友梨奈のマンションの前に立っていた。 ドキドキしながら、合鍵を使って、できるだけ静かにドアを開ける。 (友梨奈、ただいまー!って言って驚か…
しかし、次に私が大阪へ行く約束の前日、木曜日の夜のことだった。 友梨奈からLINEが入った。 「ごめん、ねる! 急なんだけど、明後日の土曜日に、どうしても外せ…
ベッドの中でうとうとしながら、友梨奈を待っていた。時計の針が午前1時10分を指していたのをぼんやりと見た記憶はあるが、その後はいつの間にか深い眠りに落ちていた…
季節は移ろい、街路樹の葉が少しずつ色づき始めた9月。 友梨奈が大阪へ転勤してから、早いもので5ヶ月が経過していた。 その間、私たちは約束通り2週間ごとに行き来…
部屋がすっかり綺麗になった頃には、外はもうすっかり暗くなっていた。 私たちは買ってきたお惣菜で簡単な夕食を済ませ、そして、一つのベッドにもぐりこんだ。 久しぶ…
友梨奈が大阪へ行ってから、最初の週末がやってきた。 正確には、金曜日の夜。私は仕事を終えると、急いでターミナル駅へ向かい、19時発の大阪行き新幹線に飛び乗った…
翌日、チェックアウト時間の午前11時ぎりぎりになって、私たちは重い体を引きずるようにホテルのロビーに降りた。 寝不足と、昨夜の激しさで体は少し怠かったけれど、…
二人で海を見に行ってからというもの、 理佐からのラインが頻繁にはいるようになった。 友梨奈にはやく会いたいよとか、今日はカレーだからねとか、今度は映画行きたい…
(平手友梨奈side)突然、私の頬に感じた温かさに、私は驚きとともに動揺を覚えた。それは理佐からのキスだった・・・ 「タイム!!いきなりすぎだよ。覚えてない!…
(渡邉理佐side)翌日、私は退院し、迎えに来た佐藤さんとタクシーに乗って帰宅した。 友梨奈は部活の合間を縫って2日に1回は自宅に遊びに来ては夕食を共にしてく…
私は歩きながら、ラインで玲奈さんに理佐が目を覚まして、少しよくなったことを伝えた。 そのメッセージを送った後、私の心は少し安堵した。 私は家で仮眠したのち、D…
私の手は、理佐の手をずっと握りしめている。 その手の温もりが私の心を満たしている。 彼女の手は、柔らかくて小さく、私の手の中で完全に包み込まれている。 理佐は…
どれだけの時間が経ったのか目を覚ますと友梨奈の顔が視界に浮かんでいた。 「友梨奈、ここはどこ?」 「病院だよ、理佐。試合中に突然倒れてしまったんだ。でも大丈夫…
暫くすると、医者(せんせい)が処置室からでてきて、佐藤さんに説明をはじめた。 「薬の副作用による、吐血と貧血ですね。数値は安定していますが、念の為一週間程入…
いよいよ、試合当日。 客席は、まばらにしかお客さんがいなかった為に、理佐の居場所がすぐに確認できた。 彼女の笑顔が私の心を落ち着かせ、自信を与えてくれた。 私…
(渡邉理佐side)私が部屋で本を読んでいるときだった。 窓から差し込む夕日が部屋を暖かく照らしていた。 その時、スマホが振動し、画面には友梨奈からのラインが…
(平手友梨奈side)食後、佐藤さんが入れてくれたコーヒーを飲み終えた後に私は発言する 「もう、こんな時間か?遅くなると両親うるさいから、わたし帰るね」 理佐…
(平手友梨奈side)私が持参したDVDを見せると、理佐の顔は一瞬で明るくなった。 彼女の目はキラキラと輝き、その笑顔はまるで太陽のように輝いていた。 しかし…
(渡邉理佐side)思いがけない友梨奈の一言が、私の心の奥底に眠っていた思い出を呼び覚したのだ。 彼女の瞳は、私の心の中に深く入り込み、私の過去を探り始めた。…
それから3日後、毎日のようにラインのやり取りをしてようやく彼女からの招待のラインが届いた。 私の心は喜びで満ち溢れ、そのことを監督の玲奈さんに伝えると、 「え…
(渡邉理佐side)私は友梨奈の強引さに驚いた。 彼女は突然私の前に現れ、私の日常を一変させた。 それはまるで台風のようなものだった。 しかし、その強風に吹き…
どれぐらい時間が経過したのだろうか。 私の頭は、柔らかな感触とハチミツのような甘い香りに包まれていた。 それは、まるで夢の中にいるかのような感覚だった。 しか…
(平手友梨奈side)私の名前は平手友梨奈、都内の某大学に通う3回生で、まだ21歳の若さだ。 今は夏休みで、私が所属するバスケットボール部の練習に大学の広々…
Pure Love夏の日差しは容赦なく地面を焼き、蝉たちはその暑さを忘れさせてくれるように一斉に鳴き始める。 その声は辺り一面に響き渡り、子供たちが河…
理佐は一人、校庭を見つめた。 彼女の心には、友梨奈との3年間の思い出が溢れかえっていた。 そして、理佐は友梨奈と過ごした教室へと足を運んだ。 理佐は、友梨奈の…
校門に戻った理佐の前に、小林由依と菅井友香が立っていた。 由依の瞳は、何かを伝えたいという強い意志で輝いていた。 「理佐、私、あなたに伝えたいことがあるの。…
(第三者side)卒業式が終わり、校庭は静寂に包まれていた。 その中で、渡邉理佐は4人で待ち合わせの場所の校庭の片隅に、真っ先に来ていた。 彼女の心には、友…