【侵略を経験し歴史的に外圧を体感する〜北部九州】
上の写真は昨日も紹介した博多と博多湾を一望できる上空写真と、今回はじめて参観できた「元寇史料館」で確認できた元軍船舶の「侵略」状況ジオラマ。この状況は元寇の1回目、1274年の「文永の役」のときのものです。13世紀において日本社会はこういう惨禍を実体験した。わたしたち北海道もその開拓殖民に当たっては、「北門の鎖鑰〜さやく」(鎖鑰というのは「戸締まり・用心」のような意味)という国家意志・目的が大きな要素として行われてきた歴史経緯。北方からのロシアの侵略脅威に対して、日本社会が立ち上がって国土開発努力が傾けられてきた。しかし明治以前の江戸時代という一国平和体制が国民意識に深く沈殿してなのか、日本人は対外的な外交とか、国家戦略的な自らの立ち位置という論議には「熱しやすく冷めやすい」側面が大きいのではないか。とく...【侵略を経験し歴史的に外圧を体感する〜北部九州】
2025/04/30 06:03